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シングルマザー王女

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ロロット王国の国王は1800年2月14日に亡くなり、1年が過ぎた。

国王が亡くなり、シングルマザーとなった妻、ユリ王女

ユリ王女は30代前半とまだまだ若く、しかも亡くなった国王との間には15歳の娘がいます。

ユリ王女は、夫を亡くし国王としての業務も行っている。王女と結婚すれば、ロロット王国の時期国王となることができるので、ユリ王女との婚約のお誘いが毎日のように来るようになった。

田舎貴族や、公爵家、などの位の高い人達からの婚約のお誘いや、隣国の国王が第2の嫁として迎えるなど何を言っているか分からない人からのお誘いもある。

「王女様、また結婚のお誘いのお手紙です。」
「またですか...申し訳ないですが、お断りの入れおいてください。」

執事が両手で抱えて、持ってきた結婚のお誘いが書いてある手紙を持ってきた。執事には申し訳なさそうに、全ての結婚のお誘いをしてくれた一人一人にお断りの手紙を出してもらった。結婚のお誘いの手紙を無視してもいいですが、貴族などのお偉いさん達の分もあり、返事などを間違えたりすると一大事なのことになりかねないので、相手が不快に思わないようにお断りの手紙を執事に書いて、出してもらっている。

ユリ王女お誘いの手紙には、目もくれずにユリ王女は夫が残したこの王国をもっと良くするために、結婚のお誘いを全て断りシングルマザーとして一生を過ごすことを決意している。

しかし、執事のセバスチャンはユリ王女の再婚を望んでいる。相手に不快感を与えずに手紙を書くの面倒くささのあるが、長年使えていた、旦那様の願いでもある。国王は亡くなる前に、セバスチャンにこう伝えた。

「私が死んだ時、多分だがユリは結婚のお誘いが大量に来るだろう...だけど、ユリは結婚の申し出は全て断るかもしれない。だから、相手が不快を残さない文書で断って欲しい」

「ですが、旦那様。後継者が居ない今、時期国王はどうすればいいですか?奥様が結婚して貰わねば、国王が居ない国になってしまい、隣国から舐められてしまい戦争ってことになるかねないかもしれないんですよ。」

「そうだろうな。私が死ねばそうなるかもしれない。だけど、あいつは俺との結婚は許嫁として決まっていた。あいつが、好きになった相手と結婚して欲しい。だから、あいつが好きと思える人をみ見つけてあげて欲しい」

奥様が好きになるご相手を探すため執事は旦那様が亡くなられてすぐに、色んな人を奥様に進めました。

奥様は、私に気お使い少しの間だけ、お付き合いなどをしてくださいますが、進展はなく終わってしまう。

これは、執事の私が相手を探すのではなく、奥様が自然と好きになるのが1番だと思い最近は、お付き合いなどを進めずに、国王の業務などを手伝いお城から出て色んな人と触れってもらい、いいご相手を見つけて欲しいと思っています。

ですが、旦那様の遺言どうり、そして執事の私も早く身を固めて欲しいと思っている。
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