小姓残酷物語 〜 冷酷な主君の『おもちゃ』として、もてあそばれた小姓の悲劇 〜【完結】

丸井マロ

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元和四年(1618年) 13歳

3.初めての輪姦(1)

八月五日

虎長の寝所は、蒸し暑さのためか、障子や襖は開け放されていた。

次の間との境にある襖の向こうに控える、宿直番の小姓の袖が見える。

主君の前でひざまずく実千代は、寝衣も下着も脱ぎ捨て、白い裸体をさらしていた。

藤田重政、山本敏成を含む四人の馬廻が、その周囲を取り囲み、ある者は嘲笑うような、ある者はねばつく目線を実千代に注いでいる。

獲物を前にした暗い熱気の中で、藤田は実千代を冷ややかに見つめていた。

馬廻として主君に仕える彼にとって、虎長の意は絶対であり、その冷酷な遊びに加わることは、主君の信頼を勝ち得た証であり、抵抗はなかった。

むしろ、主君が少年を苛む姿を見るたび、胸の奥で暗い愉悦を覚えた。

ここでは、実千代が抵抗したり拒否するような言葉を口にすることは禁じられており、もし破れば鞭打ちの罰が待っている。
それは虎長の定めた掟だった。

「我が挿れやすいよう、自分で後門を拡げろ」
虎長が低い声で命じた。

主君にいちばん近いところにいた藤田が、無言で拡張棒を手に取り、実千代の前に差し出した。

実千代の手が震え、受け取るのをためらうと、虎長が「早くしろ!」と声を荒らげる。

藤田は実千代の手に拡張棒を握らせ、「殿がお命じだ、実千代殿、早うしなされ」と促した。

実千代は観念したように、床に拡張棒を立てるように持ち、その上に跨る姿勢になった。

少年がゆっくり腰を下ろす。

藤田の目は、実千代の目尻から涙がこぼれるのをみとめた。
鋭い痛みに顔を歪ませ、息を詰まらせるのがわかった。

閉じたまぶたから涙がはふり落ちて、畳にぽたりと落ち、藤田は内心でその弱々しさを嘲笑した。

「腰を上下させろ」
虎長が冷酷に命じた。

実千代がぎこちなく腰を動かす姿を、藤田は見つめた。

拡張棒が体内を抉るたび、全身が震える。

実千代が腰を上下させる中、馬廻たちの嘲笑が部屋に響いた。

虎長が薄い笑みを浮かべ、「我々の玩具らしく、従順になってきたな」と呟く。

藤田はその言葉に同意して、次の展開を待った。

「片足を吊りなさい」
虎長が新たな命令を下した。

べつの馬廻、山本敏成が、実千代を立たせて左膝を縄で縛り、天井の梁に引っ掛けた。

「ご開帳でございます」
おどけた声で言いながら、縄を引き上げる。

実千代の左足が宙に浮き、右足だけで不安定に立つ姿を、藤田は薄笑いを浮かべて眺めた。

虎長が立ち上がった。

実千代の背後にまわり、両手で腰をわしづかみにして後門に逸物を挿入する。  

はじめは焦らすように、次第に動きを早くしながら、虎長は「この穴も、だいぶ使いやすくなった」と呟いた。

実千代は時おり鋭い声をあげながら呻いている。

虎長は、しばらく一定の深さで前後していたが、不意に、腰の動きを早めた。

実千代の唇から「いやっ!」と、苦しげな声が漏れた途端、藤田の目が光り、ほかの二人の馬廻は目を見合わせる。

虎長が「禁を破ったな」と冷たく告げ、藤田に鞭打ちを命じた。

藤田は「はっ」と応えて、革鞭を手にすると、片足吊りの実千代に近づいた。
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