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番外編SS
いつかのメリークリスマス
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今日のクリスマスは結人にとってちょっぴり残念なことが二つあった。
一つ目は、毎年クリスマスは仕事である結人の楽屋に飾られている小さなクリスマスツリーが今年は飾られて無かったこと。
誰がやってくれるのか分からないが、数年前からクリスマスの日になると結人の楽屋に小さなクリスマスツリーが飾られていたのだ。クリスマスなんてどうでもいいと思っていた結人だったが、そのツリーを見ると子供の頃サンタクロースが届けてくれたプレゼントを受け取ったときのように嬉しい気持ちになっていた。いつも回りにいるスタッフがやってくれていたんだろうが、今日はそれがなくて何だかがっかりしてしまった。
二つ目はクリスマスなのに恋人と会えないこと。 恋人である征弥はクリスマスを二人で過ごすことを大事にするタイプであった。そのことは以前に付き合っていたときに知っていた。だから、再び恋人同士になって初めてのクリスマスは会いに来てくれるんだろうなと漠然と思っていたが、ここのところ忙しそうで帰ってくる気配は無かった。況してやクリスマスはどうするのか?なんて結人の性格上聞ける訳もなく。
だから仕事の打ち上げでクリスマスだからと振る舞われた美味しいシャンパンを何杯も飲んでしまったのは、仕方のないことであったのだ。
「もー、結ちゃん弱いくせにシャンパンなんて飲むから……」
尚は文句を言いながらも一人で歩けないほどフラフラの結人に肩を貸して部屋まで送ってやる。
「寂しいクリスマスなんだからシャンパン飲むくらいいーだろぉ」
「…… 征弥は年末年始だけど帰って来ないの? あっちの大学はクリスマス休暇なんでしょ?」
アルコールで火照った結人の躯は熱いくらいと言っていいほどだ。
「んー、忙しいんだってぇ」
酔いのせいか、結人の語尾が甘い響きを帯びる。
「じゃ、 征弥は帰って来ないんだ」
ふぅーん。珍しいこともある。
と尚はちいさく呟いた。
永い永い時を経て再び結ばれた二人だが、始まったと同時に太平洋を隔てる遠距離恋愛。恋人関係でない間も二人で艱難辛苦を乗り越えてきた征弥と結人の間には固い絆がずっとあって、少々会えないくらいじゃ揺らぎようがない関係であったが、少しでも時間が取れると太平洋を超えてきてしまうほど結人に夢中な征弥がクリスマス休暇に戻って来ないのは尚にとって意外に思えたのだ。
「それで、こんなに飲んじゃったのかぁ。結ちゃんにもそういう可愛いとこ、あんだね」
そういうとこ、征弥にも見せたげればいいのに。いや、見せちゃったら結人を拐って行きかねないな、と思い当たり尚は苦笑する。
酒に弱い自身のことをよく知っている結人が、 こんな風に外で酔い潰れて介抱されるなんて、尚が知る限りはない。クリスマスに征弥に会えない寂しさでシャンパンを飲み過ぎてしまったなんて、普段の凛とした結人のイメージとギャップがあって可愛いとしか言い様がなかったが、結人の寂しい胸の裡を思うと尚の胸もつきり、と痛んだ。
マンションのエントランスで待つマネージャーの高俊から借りてきたカードキーで結人の部屋の扉を解錠する。
ふらふらの結人はマンションの廊下を歩くうちに更に酔いが回ったのか半分寝ていて眼も開いてない。
「結ちゃーん?もうちょっと頑張ってよー」
声を掛けるものの、結人のくちびるからは意味を成さない音が零れるだけ。
部屋に入り、廊下とリビングを隔てる扉を開け灯りを点けようとした尚。
「結ちゃん、クリスマスツリー飾ってんの…… えぇ?!」
言いかけた尚が何かに驚いたような声を漏らす。それは結人にかろうじて聞こえた、朦朧として火照る思考は纏まらない。
眠くて、眠くて、膝がかくり、としたところで力強い腕に抱き留められた。
尚の細身の腕とは違う感触に疑問を感じるのもゆったりとした速度になってしまう。
「なんだよ、もう。びっくりして僕が涙出ちゃったじゃんか……」
何処か近いような遠いような、そんなところで尚の声がする。
それから、
「お家に着いたよ。よかったね、結ちゃん。楽しいクリスマスを」
いつも綺麗な歌声の尚が殊更優しく囁いたのが、まるでクリスマスの天使みたいだ、と思ったところで、 部屋から誰かが立ち去る音が聞こえた。
同時に腕の感触が尚のものではなく、よく知ったものであることに気付いた。
「……ゆめ……?」
思わず呟くと
「夢じゃねぇよ」
返してきた声に鼓膜が甘く震えた。
「じゃ、マボロシ……」
「幻でもねぇよ。なぁ結人、目ぇ開けてくれよ」
あぁ、くそ。声まで格好いいんだよな、お前は。
長年この甘い声に抗い続けてこれたなんて結人自身でさえも信じられない。
乞われるままに、そっと瞳を開けると会いたくて、 会いたくてたまらなかった男が其処にいた。部屋の灯りは点いておらず、代わりにクリスマスツリーのライトが煌めいていた。
今結人の部屋のテーブルの上に置かれているそれは、去年まで毎年結人の楽屋に飾られていた小さなクリスマスツリー。
その事実に結人はちいさく固まって。それから
「なんだ、征弥だったのか……」
と、とろけるような声で呟くと酔いも手伝ってか笑いが零れてしまった。
「笑いすぎだろ……この酔っぱらい」
苦笑いしながら征弥は結人のおでこを優しく突く。
「いやだって、この可愛いツリー、お前毎年どんな顔して……あはは……」
クールな美貌と持て囃される征弥が、こっそりとクリスマスツリーを結人の楽屋に持ち込み飾り付ける姿を想像するとおかしくて、おかしくて、嬉しくて一頻り笑ってから、顔を上げると 結人を見つめる瞳と視線が交じり合う。
時間が止まったみたいだった。
征弥がぎゅっときつく抱き締めると
「……っ会いたかった、征弥っ」
いつもより素直な結人に、 征弥の瞳が驚いたように見開かれて。
「俺も会いたかったに決まってんだろ……っ」
そう言うとくちびるが重なった。
会えなかったときを埋めるように甘やかに交わされるキス。
それから。
「メリークリスマス……愛してる……」
ずっと心の中だけで互いに気付かれないように交わしていた言葉を、今宵は。
一つ目は、毎年クリスマスは仕事である結人の楽屋に飾られている小さなクリスマスツリーが今年は飾られて無かったこと。
誰がやってくれるのか分からないが、数年前からクリスマスの日になると結人の楽屋に小さなクリスマスツリーが飾られていたのだ。クリスマスなんてどうでもいいと思っていた結人だったが、そのツリーを見ると子供の頃サンタクロースが届けてくれたプレゼントを受け取ったときのように嬉しい気持ちになっていた。いつも回りにいるスタッフがやってくれていたんだろうが、今日はそれがなくて何だかがっかりしてしまった。
二つ目はクリスマスなのに恋人と会えないこと。 恋人である征弥はクリスマスを二人で過ごすことを大事にするタイプであった。そのことは以前に付き合っていたときに知っていた。だから、再び恋人同士になって初めてのクリスマスは会いに来てくれるんだろうなと漠然と思っていたが、ここのところ忙しそうで帰ってくる気配は無かった。況してやクリスマスはどうするのか?なんて結人の性格上聞ける訳もなく。
だから仕事の打ち上げでクリスマスだからと振る舞われた美味しいシャンパンを何杯も飲んでしまったのは、仕方のないことであったのだ。
「もー、結ちゃん弱いくせにシャンパンなんて飲むから……」
尚は文句を言いながらも一人で歩けないほどフラフラの結人に肩を貸して部屋まで送ってやる。
「寂しいクリスマスなんだからシャンパン飲むくらいいーだろぉ」
「…… 征弥は年末年始だけど帰って来ないの? あっちの大学はクリスマス休暇なんでしょ?」
アルコールで火照った結人の躯は熱いくらいと言っていいほどだ。
「んー、忙しいんだってぇ」
酔いのせいか、結人の語尾が甘い響きを帯びる。
「じゃ、 征弥は帰って来ないんだ」
ふぅーん。珍しいこともある。
と尚はちいさく呟いた。
永い永い時を経て再び結ばれた二人だが、始まったと同時に太平洋を隔てる遠距離恋愛。恋人関係でない間も二人で艱難辛苦を乗り越えてきた征弥と結人の間には固い絆がずっとあって、少々会えないくらいじゃ揺らぎようがない関係であったが、少しでも時間が取れると太平洋を超えてきてしまうほど結人に夢中な征弥がクリスマス休暇に戻って来ないのは尚にとって意外に思えたのだ。
「それで、こんなに飲んじゃったのかぁ。結ちゃんにもそういう可愛いとこ、あんだね」
そういうとこ、征弥にも見せたげればいいのに。いや、見せちゃったら結人を拐って行きかねないな、と思い当たり尚は苦笑する。
酒に弱い自身のことをよく知っている結人が、 こんな風に外で酔い潰れて介抱されるなんて、尚が知る限りはない。クリスマスに征弥に会えない寂しさでシャンパンを飲み過ぎてしまったなんて、普段の凛とした結人のイメージとギャップがあって可愛いとしか言い様がなかったが、結人の寂しい胸の裡を思うと尚の胸もつきり、と痛んだ。
マンションのエントランスで待つマネージャーの高俊から借りてきたカードキーで結人の部屋の扉を解錠する。
ふらふらの結人はマンションの廊下を歩くうちに更に酔いが回ったのか半分寝ていて眼も開いてない。
「結ちゃーん?もうちょっと頑張ってよー」
声を掛けるものの、結人のくちびるからは意味を成さない音が零れるだけ。
部屋に入り、廊下とリビングを隔てる扉を開け灯りを点けようとした尚。
「結ちゃん、クリスマスツリー飾ってんの…… えぇ?!」
言いかけた尚が何かに驚いたような声を漏らす。それは結人にかろうじて聞こえた、朦朧として火照る思考は纏まらない。
眠くて、眠くて、膝がかくり、としたところで力強い腕に抱き留められた。
尚の細身の腕とは違う感触に疑問を感じるのもゆったりとした速度になってしまう。
「なんだよ、もう。びっくりして僕が涙出ちゃったじゃんか……」
何処か近いような遠いような、そんなところで尚の声がする。
それから、
「お家に着いたよ。よかったね、結ちゃん。楽しいクリスマスを」
いつも綺麗な歌声の尚が殊更優しく囁いたのが、まるでクリスマスの天使みたいだ、と思ったところで、 部屋から誰かが立ち去る音が聞こえた。
同時に腕の感触が尚のものではなく、よく知ったものであることに気付いた。
「……ゆめ……?」
思わず呟くと
「夢じゃねぇよ」
返してきた声に鼓膜が甘く震えた。
「じゃ、マボロシ……」
「幻でもねぇよ。なぁ結人、目ぇ開けてくれよ」
あぁ、くそ。声まで格好いいんだよな、お前は。
長年この甘い声に抗い続けてこれたなんて結人自身でさえも信じられない。
乞われるままに、そっと瞳を開けると会いたくて、 会いたくてたまらなかった男が其処にいた。部屋の灯りは点いておらず、代わりにクリスマスツリーのライトが煌めいていた。
今結人の部屋のテーブルの上に置かれているそれは、去年まで毎年結人の楽屋に飾られていた小さなクリスマスツリー。
その事実に結人はちいさく固まって。それから
「なんだ、征弥だったのか……」
と、とろけるような声で呟くと酔いも手伝ってか笑いが零れてしまった。
「笑いすぎだろ……この酔っぱらい」
苦笑いしながら征弥は結人のおでこを優しく突く。
「いやだって、この可愛いツリー、お前毎年どんな顔して……あはは……」
クールな美貌と持て囃される征弥が、こっそりとクリスマスツリーを結人の楽屋に持ち込み飾り付ける姿を想像するとおかしくて、おかしくて、嬉しくて一頻り笑ってから、顔を上げると 結人を見つめる瞳と視線が交じり合う。
時間が止まったみたいだった。
征弥がぎゅっときつく抱き締めると
「……っ会いたかった、征弥っ」
いつもより素直な結人に、 征弥の瞳が驚いたように見開かれて。
「俺も会いたかったに決まってんだろ……っ」
そう言うとくちびるが重なった。
会えなかったときを埋めるように甘やかに交わされるキス。
それから。
「メリークリスマス……愛してる……」
ずっと心の中だけで互いに気付かれないように交わしていた言葉を、今宵は。
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