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番外編
彼はマグロが嫌いなのか?(番外編・1)
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◎この作品は2013年1月~3月に著者のサイトで公開していたものの転載となります。
◎登場人物
・吉岡奈津子(よしおか なつこ)……ヒロイン。料理が苦手。
・津野雅臣(つの まさおみ)……奈津子の上司で恋人。山が好き。
・桃子(ももこ)……奈津子の母。地元で身障者のためのボランティア活動をしている。
片岡社長の食事会(*1)……ふたりが恋人宣言をするきっかけとなった宴会
***************************************************************
「仕上げにオリーブオイルを回しかける」
「ふぅーん。オリーブオイルを」
「そう。たっぷりね」
奈津子の言葉に相槌を打つと、雅臣は皿に盛り付けた白身魚のソテーの上に、たっぷりとオリーブオイルを回しかけた。
秋の初めの吉岡家のキッチン。いつもは桃子の手料理を三人で囲むのだが、今夜は雅臣が腕をふるって、奈津子と桃子にごちそうしてくれることになっている。
「ずいぶん豪快に、オリーブオイルをかけるのね」
横から料理を覗きこみながら、奈津子はたずねた。すでにバジルソースのかかったカプレーゼと、マッシュルームのごろごろ入ったアヒージョが出来上がっている。
登山が好きで、ヨーロッパの名峰を渡り歩いたことのある雅臣が、現地で覚えた料理だとのことだが、どちらもたっぷりとオリーブオイルが使われている。
それなのにまだ、オイルをかける必要があるのだろうか――。
ひょっとして今テレビで人気の、料理上手のイケメン俳優の真似?
なんとかキッチン……っていう料理コーナーが話題だったわよね――
見かけによらずミーハーなのではと、奈津子はつい彼に、疑いの目を向けてしまう。けれど当の雅臣は、皿の端についたソースをきれいに拭うと、いつもの彼らしく、エラそうな口調でうんちくを語り始めた。
「オリーブオイルはオレイン酸を豊富に含み、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らしてくれる。さらに良質なビタミンも多く含むことから、総じて健康や美容への効能が高いとされている。ミスユニバースの栄養コンサルタントも、オリーブオイルを積極的に食事に取り入れろとお勧めしてるくらいだ」
「……そうみたいね。聞いたことあるわ」
「だったら」
皿を置いた雅臣は、人差し指で奈津子の頬をつんとつついた。
「君の美肌と桃子さんのアンチエイジングのために、たっぷりと料理に使っている。そう考えてくれ」
「ほんとに?」
「本当だ。信用しないのか」
まじめくさってうんちくを述べていた彼だが、その目にはなにかを含んだよう妖しい色が浮かんでいた。奈津子は、胃のあたりがむずむずするのを感じた。
「単にあなたが、オリーブオイルを好きなだけでしょう?」
「まあ、それもあるな」
白い歯を見せて笑うと、雅臣は奈津子の後頭部に手を伸ばし、そっとたぐり寄せて唇を重ねてきた。
甘やかなキスに目を閉じると、ほのかにガーリックとハーブの香りが鼻をくすぐる。外からは時折り、北風がざわざわと木々を揺らす音が聞こえて来た。
抱き合うわけでもなく、ただそっと唇をふれ合うだけのキスを繰り返すうち、食欲とは違った、別の欲求が目覚めそうになる。
「向こうに母がいるって、お忘れじゃない?」
「まだ電話中だよ」
居間からは、桃子の話し声が断片的に届いた。ついさっき、ボランティア仲間から電話がかかって来たのだ。奈津子の予想ではあと十分は、通話中だと思われる。
それをいい事に雅臣は、奈津子をキッチンのカウンターに追い詰め、弄ぶように彼女の唇を奪い続ける。
「キスはちょっとしたアペリティフだな」
ようやく顔を離した雅臣は、奈津子の背に手を滑らせ、両手で彼女のウェストを抱き寄せた。奈津子は彼の瞳の中に、自分が感じているのと同じ欲求を見出していた。
「ちょっと、お伺いしたいことがあるんですけど……」
本格的なコトに及んでしまいそうな気配を察して、奈津子は雅臣の胸に手をあてそっと押し返した。
そして、以前から気になっていたある質問を口にした。
「もしかしてあなた、ナマモノが苦手だったりしない?」
「ナマモノ? 刺身とかイカソーメンとか、桃子さんが良く作ってくれるアジのたたきとかのこと?」
「うん。以前、片岡社長の食事会(*1)でアワビやマグロのお刺身を食べなかったでしょ? あれからずっと気にはなっていたんだけど……」
「そんなことないよ。気のせいだろう」
素早く否定した雅臣だが、その顔はどこか動揺の色を浮かべていた。
「ほんとに苦手じゃないの? うちの母に遠慮して、無理して食べたりしてない?」
「急になんだよ。どうしてそんな話題になる」
「だって、前から気になってたんだもの。ねえ、答えて。ほんとは嫌いなんじゃない?」
出来上がったばかりの白身魚のソテーに、ちらりと目をやる。彼は料理が得意だが、記憶にある限り生の魚を食卓には出したことはない。
「無理はしてない。してないが……」
「してないが?」
探るような目で追求すると、落ち着き払っていた彼が、ふいに渋い顔になった。
「……食べきるために多大な努力はしてる。少なからず」
「多大な努力――。人はそれを、やせ我慢というのよ」
「うまい例えだな」
「相変わらず負けず嫌いな人ね……。我慢してないで、もっと早く教えてくれれば良かったのに」
恥ずかしそうな顔をした雅臣をなぐさめるように、奈津子は彼の腕に手を置いた。
初めて雅臣を食事に招いて以来、桃子は彼に手料理をふるまうことが楽しくて仕方無い。そんな母をがっかりさせまいと、雅臣は食欲旺盛で好き嫌いのない男を演じ続けてくれたのだ。
「なにも、食べられないってわけじゃない。ナマが食えないと、接待やら宴会やらで困るしな。だから止むをえない時は、我慢して飲み込むようにしてる。単に自分ひとりの時には、進んで口にしないというだけだ」
「マグロの握りもウニの軍艦も苦手なのね。美味しいのに」
「俺にとってはどっちも強敵だね。大トロは脂ぎった食感が耐えられないし、ウニに至っては“なんも言えねえー”状態だ」
「よーくわかったわ。結婚したら生のマグロは出さない。。美味しい黒豚やイベリコ豚を使ってご馳走を作ってあげる」
料理が苦手の奈津子ではあるが、近頃は母に教わったり、オーベルジュのキッチンを覗いたりしながら、料理の腕を上げることに励んでいるのだ。
そんな彼女に雅臣は、穏やかに笑って腕の中に彼女を抱いた。
「楽しみにしてるよ。まずは美味い卵焼きを食わせてくれ。高級食材は要らないから。それと味噌汁があれば、ご飯が茶碗に二杯は食える」
「了解しました、旦那さま。またこれでひとつ――」
「ひとつ――?」
「あなたの秘密を知ったわ」
「抜け目がないな、うちの奥さんは。結婚式までにせいぜい埃を叩き落として、身を清めておかないとな」
どんな埃――? 言いかけた奈津子だが、再び雅臣に唇を奪われた。その時。
「なっちゃん、お待たせー。お料理はできたのー?」
突然聞こえた桃子の声に、ふたりはびっくりして互いの体を離した。
「も、もうできてるわ。すぐに運ぶから……」
「じゃ、続きは食後ということで」
慌てて返事をした奈津子の耳元にささやくと、雅臣は皿を手に居間へと向かう。
その後ろ姿を目で追いながら、玉子焼き、玉子焼き……と頭の中で繰り返した奈津子は、残りの料理を手に、彼のあとを追って居間へと向かった。
-終わり-
◎登場人物
・吉岡奈津子(よしおか なつこ)……ヒロイン。料理が苦手。
・津野雅臣(つの まさおみ)……奈津子の上司で恋人。山が好き。
・桃子(ももこ)……奈津子の母。地元で身障者のためのボランティア活動をしている。
片岡社長の食事会(*1)……ふたりが恋人宣言をするきっかけとなった宴会
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「仕上げにオリーブオイルを回しかける」
「ふぅーん。オリーブオイルを」
「そう。たっぷりね」
奈津子の言葉に相槌を打つと、雅臣は皿に盛り付けた白身魚のソテーの上に、たっぷりとオリーブオイルを回しかけた。
秋の初めの吉岡家のキッチン。いつもは桃子の手料理を三人で囲むのだが、今夜は雅臣が腕をふるって、奈津子と桃子にごちそうしてくれることになっている。
「ずいぶん豪快に、オリーブオイルをかけるのね」
横から料理を覗きこみながら、奈津子はたずねた。すでにバジルソースのかかったカプレーゼと、マッシュルームのごろごろ入ったアヒージョが出来上がっている。
登山が好きで、ヨーロッパの名峰を渡り歩いたことのある雅臣が、現地で覚えた料理だとのことだが、どちらもたっぷりとオリーブオイルが使われている。
それなのにまだ、オイルをかける必要があるのだろうか――。
ひょっとして今テレビで人気の、料理上手のイケメン俳優の真似?
なんとかキッチン……っていう料理コーナーが話題だったわよね――
見かけによらずミーハーなのではと、奈津子はつい彼に、疑いの目を向けてしまう。けれど当の雅臣は、皿の端についたソースをきれいに拭うと、いつもの彼らしく、エラそうな口調でうんちくを語り始めた。
「オリーブオイルはオレイン酸を豊富に含み、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らしてくれる。さらに良質なビタミンも多く含むことから、総じて健康や美容への効能が高いとされている。ミスユニバースの栄養コンサルタントも、オリーブオイルを積極的に食事に取り入れろとお勧めしてるくらいだ」
「……そうみたいね。聞いたことあるわ」
「だったら」
皿を置いた雅臣は、人差し指で奈津子の頬をつんとつついた。
「君の美肌と桃子さんのアンチエイジングのために、たっぷりと料理に使っている。そう考えてくれ」
「ほんとに?」
「本当だ。信用しないのか」
まじめくさってうんちくを述べていた彼だが、その目にはなにかを含んだよう妖しい色が浮かんでいた。奈津子は、胃のあたりがむずむずするのを感じた。
「単にあなたが、オリーブオイルを好きなだけでしょう?」
「まあ、それもあるな」
白い歯を見せて笑うと、雅臣は奈津子の後頭部に手を伸ばし、そっとたぐり寄せて唇を重ねてきた。
甘やかなキスに目を閉じると、ほのかにガーリックとハーブの香りが鼻をくすぐる。外からは時折り、北風がざわざわと木々を揺らす音が聞こえて来た。
抱き合うわけでもなく、ただそっと唇をふれ合うだけのキスを繰り返すうち、食欲とは違った、別の欲求が目覚めそうになる。
「向こうに母がいるって、お忘れじゃない?」
「まだ電話中だよ」
居間からは、桃子の話し声が断片的に届いた。ついさっき、ボランティア仲間から電話がかかって来たのだ。奈津子の予想ではあと十分は、通話中だと思われる。
それをいい事に雅臣は、奈津子をキッチンのカウンターに追い詰め、弄ぶように彼女の唇を奪い続ける。
「キスはちょっとしたアペリティフだな」
ようやく顔を離した雅臣は、奈津子の背に手を滑らせ、両手で彼女のウェストを抱き寄せた。奈津子は彼の瞳の中に、自分が感じているのと同じ欲求を見出していた。
「ちょっと、お伺いしたいことがあるんですけど……」
本格的なコトに及んでしまいそうな気配を察して、奈津子は雅臣の胸に手をあてそっと押し返した。
そして、以前から気になっていたある質問を口にした。
「もしかしてあなた、ナマモノが苦手だったりしない?」
「ナマモノ? 刺身とかイカソーメンとか、桃子さんが良く作ってくれるアジのたたきとかのこと?」
「うん。以前、片岡社長の食事会(*1)でアワビやマグロのお刺身を食べなかったでしょ? あれからずっと気にはなっていたんだけど……」
「そんなことないよ。気のせいだろう」
素早く否定した雅臣だが、その顔はどこか動揺の色を浮かべていた。
「ほんとに苦手じゃないの? うちの母に遠慮して、無理して食べたりしてない?」
「急になんだよ。どうしてそんな話題になる」
「だって、前から気になってたんだもの。ねえ、答えて。ほんとは嫌いなんじゃない?」
出来上がったばかりの白身魚のソテーに、ちらりと目をやる。彼は料理が得意だが、記憶にある限り生の魚を食卓には出したことはない。
「無理はしてない。してないが……」
「してないが?」
探るような目で追求すると、落ち着き払っていた彼が、ふいに渋い顔になった。
「……食べきるために多大な努力はしてる。少なからず」
「多大な努力――。人はそれを、やせ我慢というのよ」
「うまい例えだな」
「相変わらず負けず嫌いな人ね……。我慢してないで、もっと早く教えてくれれば良かったのに」
恥ずかしそうな顔をした雅臣をなぐさめるように、奈津子は彼の腕に手を置いた。
初めて雅臣を食事に招いて以来、桃子は彼に手料理をふるまうことが楽しくて仕方無い。そんな母をがっかりさせまいと、雅臣は食欲旺盛で好き嫌いのない男を演じ続けてくれたのだ。
「なにも、食べられないってわけじゃない。ナマが食えないと、接待やら宴会やらで困るしな。だから止むをえない時は、我慢して飲み込むようにしてる。単に自分ひとりの時には、進んで口にしないというだけだ」
「マグロの握りもウニの軍艦も苦手なのね。美味しいのに」
「俺にとってはどっちも強敵だね。大トロは脂ぎった食感が耐えられないし、ウニに至っては“なんも言えねえー”状態だ」
「よーくわかったわ。結婚したら生のマグロは出さない。。美味しい黒豚やイベリコ豚を使ってご馳走を作ってあげる」
料理が苦手の奈津子ではあるが、近頃は母に教わったり、オーベルジュのキッチンを覗いたりしながら、料理の腕を上げることに励んでいるのだ。
そんな彼女に雅臣は、穏やかに笑って腕の中に彼女を抱いた。
「楽しみにしてるよ。まずは美味い卵焼きを食わせてくれ。高級食材は要らないから。それと味噌汁があれば、ご飯が茶碗に二杯は食える」
「了解しました、旦那さま。またこれでひとつ――」
「ひとつ――?」
「あなたの秘密を知ったわ」
「抜け目がないな、うちの奥さんは。結婚式までにせいぜい埃を叩き落として、身を清めておかないとな」
どんな埃――? 言いかけた奈津子だが、再び雅臣に唇を奪われた。その時。
「なっちゃん、お待たせー。お料理はできたのー?」
突然聞こえた桃子の声に、ふたりはびっくりして互いの体を離した。
「も、もうできてるわ。すぐに運ぶから……」
「じゃ、続きは食後ということで」
慌てて返事をした奈津子の耳元にささやくと、雅臣は皿を手に居間へと向かう。
その後ろ姿を目で追いながら、玉子焼き、玉子焼き……と頭の中で繰り返した奈津子は、残りの料理を手に、彼のあとを追って居間へと向かった。
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