転生するのは3回目です。

ひま

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声の正体

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[月海!起きるにゃ!]


[んっ~?えーーー!?]

行きなり現れた正体は、 
空中を浮かぶことができる、
小さな猫だった。

[小さな猫とはなんじゃ!
ちゃんとした天使だにゃ!]

[猫の語尾ついてるし笑
って、えっ?待って待って?
私は私に戻ってるし、
何で語り手の声が聞こえるの?
しかも初めて会ったのに反射的につっこんじゃったけど、
なにこの猫?]

[転生のしすぎだにゃ!]

[転生のしすぎ?]

[うむ。
この世界では、転生しすぎると、語り手の声が聞こえるにゃ!
だけど、語り手に関する言葉は、語り手には届かないにゃ!]

[なにそれ?
というか何で私は自分の体に戻れたの?]

[うーん、
それはただの奇跡だにゃ!
普通に戻れることはかなり難しいのに、
よく戻れたにゃ!]


[神じゃん!
私って神様に好かれてるの?]

[それはないにゃ]

[べっ、別に冗談だし?]

話せるはずのない2人はなぜか会話が成立している。

[もとに戻れたのはいいけどさ、
なんであなたがいるの?]

[うち達が見えるのはこの世界の全員で、
それぞれいろんなペットが付いてくるにゃ! 
戻れたとしてもこの設定の世界だから変えられないにゃ!]

[へー!。
いやっ、
まず名前も聞いてなかった!
軽く自己紹介お願い!]

[うちの名はベルだにゃ!
性別はメス。
そして見ての通り天使だにゃ!]

[天使なの?
悪魔にも見える気がするけど?]

紫色の尻尾に、
黒色の耳。
そして小さな可愛い刃。
その見た目は半信半疑の姿だった。

[どこが悪魔じゃい!
どう見ても可愛い可愛い 
テ! ン! シ! にゃ!]

[まあとりあえずそういうことにしとくね~
私は、
幸野 月海  (こうの つきみ)
15才!
よろしく~!]

ニコニコしながらそういうと、
玄関の方を見た。

[ペットって、
どんなのがいるの?
外に出てみようよ!]

[めんどくさいにゃ~。]

カチッ

[にゃにゃ!?
それは!]

[そう。
猫缶!
どう?行かないならあげないけど?
どうする?]

[し、仕方ないにゃ~!]

[もう~素直じゃないんだから~]

外がどうなっているのか気になった私は、
ベルと2人で様子を見に行くことにした。

ガチャ

[へー外は変わらないんだね!
あっ!
確か優斗って人だったよね?
優斗さ~ん!]

思いきってよぶと、トコトコとこっちに歩いてきた。

[おー!月海!
お前もこの世界につれられたんだな!
って!う~わ、
なんでペットの種類被ってんだよ~!
色が違うだけじゃねーか!]

優斗のペットは、
体が黒くて耳と尻尾が白かった。

[知らないですよ~そんなの~
ペットを決めるのは私達じゃないんですから!
私に訴えられても困りますよ!]

[そうだけどさー!
ってか敬語使わなくてよくね?
ため口の方が仲が良い感じになるでしょ?]

[別に良いですよ~!
そんなの気にしなくても良いじゃないですか~!]

[いいからいいから!
これからは俺に敬語使ったら罰ゲームな?]

[わかったよ~!
ため口ね!]

[......はい!]

[はい!]

返事をしてから
小指を絡ませあった。そして。

[ゆびきりげんばん
嘘ついたら針千本飲ーます!
指きった!]

こうして私は、
優斗と約束してしまった。
優斗にはため口で話すという約束を。

[おい、そこのお主!]

[私のこと?]

[うむ。]

[何?]

[おれの名は、
ろこ だ!
性別はオス!
そして。
悪魔だぞ!]

[ベルと全く一緒のこと言ってるし]

[まあ、
簡単に言うとこいつは悪魔のふりをしてる小悪魔だな!]

[なんじゃと~?]

[まあまあ落ち着いて笑]

喧嘩する2人を笑いながら止めていると。

ヒュー

タッ

[人が浮いてるー!]

[よっ!優斗!]

[おー!レン!お前もか!]

一直線に向かってきたのは、
優斗の友達の 
笹元(さかもと)レンだった。

[ねぇねぇ!
優斗!
レンさっき浮いてたよね!?]

[なんでそんなにびっくりしてんの?]

優斗は首をかしげながら私のことを不思議に思った。

[お前、この世界で魔術とか剣とか使えるの知らねぇの?]

[えっ?
だってまず飛ぶこともできないじゃん!]

私はレンに言い返した。

[あー
おまえまだ自分のパスポート作ってないんだな。] 

[パスポート?
だけどここの近くには無いよ?]

[ほら!自分の手を見てみろ!]

[何これ?]

レンが手をかざしたとき、
月海の手のひらには、
星のマークができた。

[それは異世界に飛ぶことができるスターボタンだな!
今回は俺が出してやったけど、
次は自分でも出せるようにするために、
パスポートを作りに行くんだ!]

[ついてこい!]

[ちょっと待ってよ~!]

レンと優斗がスターボタンを押した瞬間にどこかへ消えてしまった。
焦った私もそのあとを追いかけようと、スターボタンを押した。

[うっ!まぶしい!]

月海が目を開けたときには、
さっきの所と全然違う野原に来てしまった。

[すごーい!
テンション上がるね!]

私は見慣れない光景にワクワクしていた。

[月海~!こっちこっち!]

[今行くから待って!]

急いで優斗達がいる方へ走った。

[賑やかな町だね~!]

月海の目に写ったのは、
大きな町のなかで子供達が遊んでいるところや、
仕事をしている人などが見えた。

[俺と優斗は気づいたらこの町にいて、
ここの住民の人達に軽く案内してもらったり説明してもらったりしたんだ!]

[ってことで、
早くパスポート作ってから色々と探索してみるか!]

[うん!]

ピゅーん

[早ーい!もう着いたの?]

[おう!
ここがパスポートを作れる場所だぞ!
他にも、薬とか、強い剣とか売ってるからあとで見てみようぜ!]

[そうだな!]

優斗とレンで月海を浮かせて素早くお店に持っていった。
そして3人で受付の人のところへ行くと。

[嘘でしょ!?
めっちゃ並んでるじゃん!]

受付の前には、
大勢の人々が並び、
行列ができていた。

[まぁでも仕方ないよね~
並ばないとパスポート作れないし!
というかさ、今思ったけど
レンのペットっていなくない?]

[家で待っててもらってるんだ!]

[それなら大丈夫だね!
じゃあ2人で先に見に行ってて良いよ!]

[了解!]

私はきが遠くなりながらも、
一人で並んでしぶしぶと待つことにした。

[レン!ワクワクすんな!
どんなのがあるのかな?
早く見に行こうぜ!]



[すっげー!
かっこよ!]

[あの~!
良かったらこの剣持ってみますか?]

[ええっ?良いんですか?]

[はい! 
皆さんにもっと強くなってもらいたいという思いで、
自分にあう剣を探してもらうために、 
お試しで使うことができますよ!
どうしますか?]

店員の人は、
優斗達に試してもらいたそうだった。

[なら、
せっかくなんで使ってみます!]

[ありがとうございます!
その剣があうと良いですね!]

店員は嬉しそうにしながら仕事の続きに戻っていった。

[よし!
いっかい外に出て試してみるか!]

ピュー

[優斗、お前から振ってみて!]

[おう!]

バキッ

[優斗!お前なかなかやるな~!]

大きな岩に向かって振り下ろすと、
きれいにまっぷたつになった。

[俺昔父さんに剣道教えてもらってたから、
多少は大丈夫かな!
それにしても切れ味良いなこの剣!]

優斗は店員に進められた剣を気に入ったみたいだ。

[おい!
そこにいる若者!
俺に当たったぞ!
どうしてくれんだよ!]

岩で隠れて見えなかった人に、たまたま剣の攻撃が当たり怒鳴り始める。

[あっ。ご、ごめんなさい!]

[なぁどうすんだよ優斗!
この人強そうだし俺たちじゃかなわないよ!]

[戦うしかないじゃん!
逃げてもまためんどくさいことになるし。]

優斗は戦うことを決意した。

[倒せるもんならやってみろよ!]

[あぁ。。。やってやるよ!]

シャキーン

―その頃月海は―

[はぁ~
やっとパスポートできたよ~
疲れたー!
だけど早く優斗達と合流しないとね!]

月海がさっきの野原に戻ると、
そこには.......









[。。。優斗?。レン?]









































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