3 / 4
約束
しおりを挟む[.......優斗?。レン?]
月海の目線の先には、
倒れている2人が見えた。
[うぅ....]
[月海。
やめとけ。]
優斗の方は唸り声をあげていたが、
意識のあったレンが震えた声で放った。
[あぁ?
まだいんのかよ~
早く倒して飲みに行くか!]
町中でトップクラスの剣の使い手のジョニーがシワを寄せて怖い顔で睨みつけてきた。
[おりゃ!]
シャキーン
[やめて!]
[。。。えっ?]
目を開けると、
そこには大きな黒色のライオンがジョニーの前に現れていた。
[ロ.....コ なのか?]
レンのペットの、
ロコ だった。
[ギャー]
ロコの姿を見て勝てないと確信したジョニーは、
急いで町に戻っていった。
[ありがとう。ロコ! ]
[全然良いよ!
だけど、
間に合わなくてごめん。]
[大丈夫!
だけどーなんでここにいるの?]
[俺にも良くわからない。
レンの家で寝てたらここにいたんだよ。
それでレン達を見つけて、
ここにいるって訳かな?]
ロコにもよくわからなかったが、強制的にレン達のいる世界へと飛ばされたみたいだ。
[ロコが助けてくれたのは良いけど、
優斗が.....]
[レン!私に任せて!]
[お、おう]
ピカー
[よしっ!あともう少し!]
手を優斗に向けて当てると、
緑色に輝いた。
[多分これでもう良いと思うけど。
優斗ー!]
[あぁ、月海。レン。
あれっ?
体の傷が全部治ってる!
なんで?]
[実は、
パスポートを作るときに魔法使いにしたんだけど、
少しでもできるようにと思って魔術師の人にコツを教えてもらってたの!]
[だから傷が治ったんだ!
ありがとう!月海!]
[ま、まぁね!こんなの余裕だよ!笑っ]
[これからは、
魔法係は一応私に頼って!
なんでもできるって訳じゃないけど、
大抵のものはできるから!
任せて!]
[わかった!]
2人は安心したように答えると、
自分のパスポートを取り出した。
[俺は~。
剣士!]
[私は魔法使い!]
[俺は、
剣とかポーションとかを買い取りに行って、
それを売る担当の受付をする人だな!]
[他にもあったでしょ笑]
[被りたくなかったからさ~!]
それぞれ自分の役割があり、
改めて見直す。
[よしっ!
それじゃあ全員パスポートも作れたし、
役割も決まったから町に行ってみよう!]
[ねぇ。。。
月海さん。]
[んっ?]
誰かが私に話しかける。
[こっちに来てもらって良いですか?
]
[うわ~!ちょちょちょ!
ちょっと待って!]
[月海!
うちも行くにゃ~!]
行きなり手を引っ張られ、
反応ができずにつれていかれてしまった。
心配してべるもそのあとをついてきた。
[なに!?
何が起こったの?]
[あのさ、
猫被らないでもらって良い?]
[どうゆう....こと?]
[まず、
最初からおかしいって思ってたんですよ。
私の方が下なのに敬語使うし、
私より先輩の方が優斗と仲良くするし。
本当に。
どうしたんですか?.....]
[少し、落ち着いてよ!]
咲が急に言葉にしたことの意味がわからなかった。
[先輩がこんなことしといて落ち着けるわけがないですよ!
私の気持ちも少しは考えてくださいよ。]
[。。。さk]
[先輩?
もしかして、
私たちの約束。
わすれたとか言わないでくださいね?]
喋ろうとした時に、
言葉をさえぎられてなにも言えなかった。
[月海?
お前!月海になんてことを言うにゃ!]
黙って聞いていたべるも耐えきれずに言い返した。
[黙ってくれる?
なんにも役に立てないような。
雑魚猫ちゃん?]
[うっ.......]
[べる!]
咲が言った瞬間に光る何かが飛ばされて、
べるは、意識を失ってしまった。
[ほらっ?
早くしてあげたらどうですか?
べる?
何てどうでも良いけど。
先輩の猫、
苦しんじゃってますよ~?笑っ]
咲は笑いながら私を煽ってきた。
[咲さん?
。。。約束って、
何ですか?]
[はぁ~。。。
正直に言ってくれれば良かったのに、
この事は倍で返さしていただきますね?笑
あ~あ!
残念でしたね~!]
咲は、
何かをたくらむような顔でさっきの町へと戻っていった。
[約束って、
なんのこと?]
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
続・冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
の続編です。
アンドリューもそこそこ頑張るけど、続編で苦労するのはその息子かな?
辺境から結局建国することになったので、事務処理ハンパねぇー‼ってのを息子に押しつける俺です。楽隠居を決め込むつもりだったのになぁ。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる