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女医
女医-ツインベッド
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少しだけ予想していたとはいえ、ここまでストレートに言われると焦る。しかも展開が早すぎる。
「それともこんなおばさんじゃ嫌かしら」
「そんなことはないです。とても魅力的です」
実際に僕は翔子さんからとてもゾクゾクとした色気を感じていた。
「面倒な事は言わないから。ただ抱いてくれるだけでいい」
「それは、体だけの関係って事ですか?」
「そういうこと」
僕は正直言ってそういう関係は望まなかった。セックスをするだけの関係には未来を感じない。たとえ破局するにしても、お互いを知ろうとして、愛し合おうとして、ダメだったならまだいいが、最初から割り切った関係なんてつまらなかった。
僕は翔子さんの事に興味を持っていたし、関係を持つならその中身をもっと知りたかった。最初から心の触れ合いを築くのを断絶されてからスタートするのは悲しすぎる。僕はどうしたものか困っていた。
「実を言うと私、しゅうくんのあれを見て発情しちゃったの」
「あれって」
「触診した時に勃起してたでしょ」
僕は勃起がバレていた事に恥ずかしくなって顔が熱くなった。
「実はね、私、今年中に田舎に帰って結婚しないといけないの。相手は親が決めた婚約者。地元の有力者の息子。つまんない相手よ。話はつまんないし、セックスも下手。だけど悪い人じゃないし、結婚相手としては悪くないかなと思ってる」
そう言って、翔子さんはウイスキーをグイッと一口飲んだ。
「勘違いしないで欲しいのは、私は誰にでもこんな事を言う女ではないということ。しゅうくんの事が相当気に入っている。だから、とっても勇気を振り絞って言ってるの。今だって心臓がこんなにバクバクしている」
そう言ってブラウスの上から胸に手を当てた。
「私じゃだめ?」そう言って潤んだ瞳で見つめられた。唇が少しめくれるようにぷっくりしていて発情しているのがわかった。年上の女性からこんな風に言われるのは初めてで戸惑った。
「そんな事ないです。翔子さんの事はとても魅力的に感じていて、好きです。だけど、だからこそ、体だけの関係は嫌です」
「嬉しい。そんなこと言ってくれるのしゅうくんだけだよ。じゃあさ、一緒に駆け落ちでもする?」
僕はなんて言っていいか分からなくて黙っていた。翔子さんはどこまで本気で言っているのだろう。きっと駆け落ちなんてする気は無いはずだ。
しばらく考えながら飲んでいると、翔子さんの隣に外国人が座って声をかけてきた。何を喋っているかよく聞き取れなかったけれども、外国人は翔子さんに陽気な感じで話しかけていた。
多分ナンパだろう。隣に男がいてもナンパしてくる外国人の貪欲さに驚いた。ただ、それを誘引してしまうだけの色気を翔子さんが放っているのは僕にでもわかった。
「面倒だから出ましょうか」
翔子さんがそう言って僕達は外に出た。
「飲んでいるから、今日は泊まって明日帰りましょう。無理に同じ部屋に泊まらなくてもいいから心配しないで」そう言ってシティホテルに入った。
「ツインとシングルどっちにする?」
「ツインでお願いします」
僕は別々に寝るのがツインだと思ってそう答えてしまった。
「それともこんなおばさんじゃ嫌かしら」
「そんなことはないです。とても魅力的です」
実際に僕は翔子さんからとてもゾクゾクとした色気を感じていた。
「面倒な事は言わないから。ただ抱いてくれるだけでいい」
「それは、体だけの関係って事ですか?」
「そういうこと」
僕は正直言ってそういう関係は望まなかった。セックスをするだけの関係には未来を感じない。たとえ破局するにしても、お互いを知ろうとして、愛し合おうとして、ダメだったならまだいいが、最初から割り切った関係なんてつまらなかった。
僕は翔子さんの事に興味を持っていたし、関係を持つならその中身をもっと知りたかった。最初から心の触れ合いを築くのを断絶されてからスタートするのは悲しすぎる。僕はどうしたものか困っていた。
「実を言うと私、しゅうくんのあれを見て発情しちゃったの」
「あれって」
「触診した時に勃起してたでしょ」
僕は勃起がバレていた事に恥ずかしくなって顔が熱くなった。
「実はね、私、今年中に田舎に帰って結婚しないといけないの。相手は親が決めた婚約者。地元の有力者の息子。つまんない相手よ。話はつまんないし、セックスも下手。だけど悪い人じゃないし、結婚相手としては悪くないかなと思ってる」
そう言って、翔子さんはウイスキーをグイッと一口飲んだ。
「勘違いしないで欲しいのは、私は誰にでもこんな事を言う女ではないということ。しゅうくんの事が相当気に入っている。だから、とっても勇気を振り絞って言ってるの。今だって心臓がこんなにバクバクしている」
そう言ってブラウスの上から胸に手を当てた。
「私じゃだめ?」そう言って潤んだ瞳で見つめられた。唇が少しめくれるようにぷっくりしていて発情しているのがわかった。年上の女性からこんな風に言われるのは初めてで戸惑った。
「そんな事ないです。翔子さんの事はとても魅力的に感じていて、好きです。だけど、だからこそ、体だけの関係は嫌です」
「嬉しい。そんなこと言ってくれるのしゅうくんだけだよ。じゃあさ、一緒に駆け落ちでもする?」
僕はなんて言っていいか分からなくて黙っていた。翔子さんはどこまで本気で言っているのだろう。きっと駆け落ちなんてする気は無いはずだ。
しばらく考えながら飲んでいると、翔子さんの隣に外国人が座って声をかけてきた。何を喋っているかよく聞き取れなかったけれども、外国人は翔子さんに陽気な感じで話しかけていた。
多分ナンパだろう。隣に男がいてもナンパしてくる外国人の貪欲さに驚いた。ただ、それを誘引してしまうだけの色気を翔子さんが放っているのは僕にでもわかった。
「面倒だから出ましょうか」
翔子さんがそう言って僕達は外に出た。
「飲んでいるから、今日は泊まって明日帰りましょう。無理に同じ部屋に泊まらなくてもいいから心配しないで」そう言ってシティホテルに入った。
「ツインとシングルどっちにする?」
「ツインでお願いします」
僕は別々に寝るのがツインだと思ってそう答えてしまった。
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