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2話 図書館に行ってみよう!
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四年後【王都侯爵邸】
憂鬱だわ。
もうすぐユイナーダ学園初等部の入学式。
婚約者が王都に来る。
そう思っていたのに、まさかの報告が我が家にもたらされた。
えっ⁈あの人、学園初等部に来ないの⁇
「はい……『病弱でとても学園初等部への入学は、無理なので中等部からの入学にする』とのお話しで……。」
へぇ~病弱ね~。
弱いのは身体じゃなくて、頭なんじゃないの~。
「そ、それは、残念ね……。
『お会い出来るのを楽しみにしていましたのに、お大事に』とお伝えくださいませ。」
私の心にも無い言葉を、冷や汗を流しながら聞いている公爵家の使いを温かいお茶で労いつつ、最近の婚約者の事を聞いてみると、案の定サボってばかりで、勉強はしていないようです。
やはりバカは、バカなんですね。
四年経っても変わらないようです。
家のクリスは、今年から飛び級で中等部に通う事になっているのに大違いですわね。
******************
飛び級して中等部に入学した、クリスは早くも宰相家に婿入りが決まっている、第四王子殿下と友誼を結んだそうです。
やはり見る目がある方は、違いますね。
私も彼の横に立てるように、頑張らないといけないわ。
まずは来るべき時の為に、勉強しなきゃ。
彼の隣に立つ為に、いろんな知識を頭に入れて立派な妻になるのよ!
その為には我が家の書庫にある本では、もう足りない。
だいぶ偏ってるし。
魔術師の家なので、魔法関係の本がほとんどなのよね。
そうだ!王立図書館に行こう。
あそこならたくさん本があるわ。
******************
【ユイナーダ王国国立図書館】
大きくて立派な建物の中にたくさんの本棚。
流石は、国立図書館ね。
いろんな本がある。
あ、あの本面白そうね!
そう思って本を取ろうとしたら、何と同時に本を取ろうとした子がいたのよ。
「あっ!」
「あら?」
それが私とエミール殿下の出会いだった。
普通ならここでロマンスが始まったりするのだろうけど、そんなことは全くなかったわ。
私とエミール殿下は当初競うように片っ端から、本を読み漁っていたけど、その内ジャンルが分かれてきたの。
おかげで読む本が被る事も無くなっていったわ。
******************
一年後【国立ユイナーダ学園初等部入学】
私は学園初等部に入学し、着々と人脈を広げていった。
ここで知り合ったのが、伯爵令嬢のサーラちゃん。
サーラちゃんは跡取り娘で、学園でお婿さんを探しているのだそうです。
王都育ちの私ですが、流石にサーラちゃんと釣り合う貴族令息の知り合いは……
あ、いたわね1人。
あの人なら年齢も同じだし。
サーラちゃんとあの人をさりげなく会わせる為に、国立図書館で一緒に勉強する事にしたの。
中に入るとあの人が本を選んでいたので、サーラちゃんをわざと同じ棚の前に案内する。
すると何という偶然か、2人は同じ本に手を出したの、指先と指先がふれあい2人は、やがて……
スパコーン
「いった~‼︎」
「何をねつ造しているんですの?」
いつの間にかサーラちゃんが『来客用』と書いてある緑色のスリッパを握り締めて、後ろに立っていました。
どうやらこのスリッパで頭を叩かれたようです。
「この時は私エミール様が王子様とは知らずに、本の取り合いになって、護衛騎士の方に止められましたよね?
そのせいで私お父様とお母様に、物凄く怒られましたのよ!
まさかお忘れでは、ありませんよね?」
そう、本当はこの後2人大げんかして、図書館を追い出されたのよ。
何故か私も一緒に……
******************
次回から1日置きに投稿します。
憂鬱だわ。
もうすぐユイナーダ学園初等部の入学式。
婚約者が王都に来る。
そう思っていたのに、まさかの報告が我が家にもたらされた。
えっ⁈あの人、学園初等部に来ないの⁇
「はい……『病弱でとても学園初等部への入学は、無理なので中等部からの入学にする』とのお話しで……。」
へぇ~病弱ね~。
弱いのは身体じゃなくて、頭なんじゃないの~。
「そ、それは、残念ね……。
『お会い出来るのを楽しみにしていましたのに、お大事に』とお伝えくださいませ。」
私の心にも無い言葉を、冷や汗を流しながら聞いている公爵家の使いを温かいお茶で労いつつ、最近の婚約者の事を聞いてみると、案の定サボってばかりで、勉強はしていないようです。
やはりバカは、バカなんですね。
四年経っても変わらないようです。
家のクリスは、今年から飛び級で中等部に通う事になっているのに大違いですわね。
******************
飛び級して中等部に入学した、クリスは早くも宰相家に婿入りが決まっている、第四王子殿下と友誼を結んだそうです。
やはり見る目がある方は、違いますね。
私も彼の横に立てるように、頑張らないといけないわ。
まずは来るべき時の為に、勉強しなきゃ。
彼の隣に立つ為に、いろんな知識を頭に入れて立派な妻になるのよ!
その為には我が家の書庫にある本では、もう足りない。
だいぶ偏ってるし。
魔術師の家なので、魔法関係の本がほとんどなのよね。
そうだ!王立図書館に行こう。
あそこならたくさん本があるわ。
******************
【ユイナーダ王国国立図書館】
大きくて立派な建物の中にたくさんの本棚。
流石は、国立図書館ね。
いろんな本がある。
あ、あの本面白そうね!
そう思って本を取ろうとしたら、何と同時に本を取ろうとした子がいたのよ。
「あっ!」
「あら?」
それが私とエミール殿下の出会いだった。
普通ならここでロマンスが始まったりするのだろうけど、そんなことは全くなかったわ。
私とエミール殿下は当初競うように片っ端から、本を読み漁っていたけど、その内ジャンルが分かれてきたの。
おかげで読む本が被る事も無くなっていったわ。
******************
一年後【国立ユイナーダ学園初等部入学】
私は学園初等部に入学し、着々と人脈を広げていった。
ここで知り合ったのが、伯爵令嬢のサーラちゃん。
サーラちゃんは跡取り娘で、学園でお婿さんを探しているのだそうです。
王都育ちの私ですが、流石にサーラちゃんと釣り合う貴族令息の知り合いは……
あ、いたわね1人。
あの人なら年齢も同じだし。
サーラちゃんとあの人をさりげなく会わせる為に、国立図書館で一緒に勉強する事にしたの。
中に入るとあの人が本を選んでいたので、サーラちゃんをわざと同じ棚の前に案内する。
すると何という偶然か、2人は同じ本に手を出したの、指先と指先がふれあい2人は、やがて……
スパコーン
「いった~‼︎」
「何をねつ造しているんですの?」
いつの間にかサーラちゃんが『来客用』と書いてある緑色のスリッパを握り締めて、後ろに立っていました。
どうやらこのスリッパで頭を叩かれたようです。
「この時は私エミール様が王子様とは知らずに、本の取り合いになって、護衛騎士の方に止められましたよね?
そのせいで私お父様とお母様に、物凄く怒られましたのよ!
まさかお忘れでは、ありませんよね?」
そう、本当はこの後2人大げんかして、図書館を追い出されたのよ。
何故か私も一緒に……
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次回から1日置きに投稿します。
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