7 / 40
シナリオと現実 編
6 攻略対象のルートを選びました
しおりを挟む
下町の花屋で住み込みの仕事を始めて1週間……
朝早く起きなきゃいけないし、花の入ったバケツは当然水が入っているから重い。
そのバケツに井戸から水を汲んでくるのも私の仕事。
蛇口を捻れば水が出て来る、前世の世界と違ってしんどいし面倒くさい。
水仕事だから手も荒れて来た。
見た目は良いけど花屋ってけっこう大変だったのね。
でも我慢よ!
この選択肢を選べば確実にリク殿下ルートに入る。
上手くいけば逆ハーも♡
他にも図書館の司書の補佐だと宰相の息子のソラ様ルート。
でも私、読書とか好きじゃないからソラの質問に答えられないしパス!
食堂のウェイトレスだと騎士団長の息子のアラシ様ルート。
忙しいし昼間は良いけど、夜酔っ払いのおじさんの相手するのか嫌だからパス!
神殿の付属孤児院の見習いシスターだと神官長の息子のタイガ様ルート。
私、実は子供嫌いなのよね~。
だって貴族の子供ならともかく、平民の孤児よ!
そんな汚い貧乏人の面倒なんて、みたくないわ!
商会の店員だと外務大臣の息子コウ様のルート。
外務大臣家の経営する商会は高級店で、マナーや接客態度に凄く煩いのよね。
ドジっ子設定のヒロインの私に、そんなの無理に決まってるわ。
で…残ったのはリク殿下ルートの花屋だったんだけど、思ったより疲れた。
殿下達がヒロインを見つけるのが学園が始まる前の冬としか書いてなかったからこんな寒空の下、井戸で水汲みしなきゃいけない。
いつまでこんな事しなきゃいけないのよ~。
そう思ってたら今日、お店に突然タイガ様が来たの!
神官長の息子のタイガ様は、【聖女のモフモフパラダイス】通称《モフパラ》のシナリオ通り、城下を巡回しながらアヌイーの血を引く娘を探していたわ。
私はそこで確信したの♪
やっぱりここは《モフパラ》の世界だったのね♡
朝早く起きなきゃいけないし、花の入ったバケツは当然水が入っているから重い。
そのバケツに井戸から水を汲んでくるのも私の仕事。
蛇口を捻れば水が出て来る、前世の世界と違ってしんどいし面倒くさい。
水仕事だから手も荒れて来た。
見た目は良いけど花屋ってけっこう大変だったのね。
でも我慢よ!
この選択肢を選べば確実にリク殿下ルートに入る。
上手くいけば逆ハーも♡
他にも図書館の司書の補佐だと宰相の息子のソラ様ルート。
でも私、読書とか好きじゃないからソラの質問に答えられないしパス!
食堂のウェイトレスだと騎士団長の息子のアラシ様ルート。
忙しいし昼間は良いけど、夜酔っ払いのおじさんの相手するのか嫌だからパス!
神殿の付属孤児院の見習いシスターだと神官長の息子のタイガ様ルート。
私、実は子供嫌いなのよね~。
だって貴族の子供ならともかく、平民の孤児よ!
そんな汚い貧乏人の面倒なんて、みたくないわ!
商会の店員だと外務大臣の息子コウ様のルート。
外務大臣家の経営する商会は高級店で、マナーや接客態度に凄く煩いのよね。
ドジっ子設定のヒロインの私に、そんなの無理に決まってるわ。
で…残ったのはリク殿下ルートの花屋だったんだけど、思ったより疲れた。
殿下達がヒロインを見つけるのが学園が始まる前の冬としか書いてなかったからこんな寒空の下、井戸で水汲みしなきゃいけない。
いつまでこんな事しなきゃいけないのよ~。
そう思ってたら今日、お店に突然タイガ様が来たの!
神官長の息子のタイガ様は、【聖女のモフモフパラダイス】通称《モフパラ》のシナリオ通り、城下を巡回しながらアヌイーの血を引く娘を探していたわ。
私はそこで確信したの♪
やっぱりここは《モフパラ》の世界だったのね♡
0
あなたにおすすめの小説
これは一周目です。二周目はありません。
基本二度寝
恋愛
壇上から王太子と側近子息達、伯爵令嬢がこちらを見下した。
もう必要ないのにイベントは達成したいようだった。
そこまでストーリーに沿わなくてももう結果は出ているのに。
婚約破棄の、その後は
冬野月子
恋愛
ここが前世で遊んだ乙女ゲームの世界だと思い出したのは、婚約破棄された時だった。
身体も心も傷ついたルーチェは国を出て行くが…
全九話。
「小説家になろう」にも掲載しています。
その断罪、三ヶ月後じゃダメですか?
荒瀬ヤヒロ
恋愛
ダメですか。
突然覚えのない罪をなすりつけられたアレクサンドルは兄と弟ともに深い溜め息を吐く。
「あと、三ヶ月だったのに…」
*「小説家になろう」にも掲載しています。
魅了アイテムを使ったヒロインの末路
クラッベ
恋愛
乙女ゲームの世界に主人公として転生したのはいいものの、何故か問題を起こさない悪役令嬢にヤキモキする日々を送っているヒロイン。
何をやっても振り向いてくれない攻略対象達に、ついにヒロインは課金アイテムである「魅惑のコロン」に手を出して…
あなたを忘れる魔法があれば
美緒
恋愛
乙女ゲームの攻略対象の婚約者として転生した私、ディアナ・クリストハルト。
ただ、ゲームの舞台は他国の為、ゲームには婚約者がいるという事でしか登場しない名前のないモブ。
私は、ゲームの強制力により、好きになった方を奪われるしかないのでしょうか――?
これは、「あなたを忘れる魔法があれば」をテーマに書いてみたものです――が、何か違うような??
R15、残酷描写ありは保険。乙女ゲーム要素も空気に近いです。
※小説家になろう、カクヨムにも掲載してます
愚か者の話をしよう
鈴宮(すずみや)
恋愛
シェイマスは、婚約者であるエーファを心から愛している。けれど、控えめな性格のエーファは、聖女ミランダがシェイマスにちょっかいを掛けても、穏やかに微笑むばかり。
そんな彼女の反応に物足りなさを感じつつも、シェイマスはエーファとの幸せな未来を夢見ていた。
けれどある日、シェイマスは父親である国王から「エーファとの婚約は破棄する」と告げられて――――?
所(世界)変われば品(常識)変わる
章槻雅希
恋愛
前世の記憶を持って転生したのは乙女ゲームの悪役令嬢。王太子の婚約者であり、ヒロインが彼のルートでハッピーエンドを迎えれば身の破滅が待っている。修道院送りという名の道中での襲撃暗殺END。
それを避けるために周囲の環境を整え家族と婚約者とその家族という理解者も得ていよいよゲームスタート。
予想通り、ヒロインも転生者だった。しかもお花畑乙女ゲーム脳。でも地頭は悪くなさそう?
ならば、ヒロインに現実を突きつけましょう。思い込みを矯正すれば多分有能な女官になれそうですし。
完結まで予約投稿済み。
全21話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる