白犬物語〜しくじりヒロインと愉快な仲間たち【ユイナーダ王国シリーズ外伝】

砂月ちゃん

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シナリオと現実 編

7 リク殿下ルートに入りました

暫く前からタイガ様達が私の様子をコソコソ見てる事には気がついていたわ。
だから態とつまずいて、花の入ったバケツをひっくり返したり倒したりして店を水浸しにし花を台無しにして、店主に凄く叱られたの。


ゲームじゃここまで派手にやらかしてないけど、目立つ為には仕方ないわよね♪


こうすれば、ドジっ子を印象づける事もできるし店主に虐められてる感があって、攻略対象達の同情も買いやすい。


私が怒られて泣いてたら(嘘泣き)シナリオ通りにタイガ様がやって来て、助けてくれたわ♪


チョロいわね♪


「態とやった訳ではないのに、何故そんなに酷い叱り方をするのだ!?

お前の様な者の店に神殿の花を頼んでいたのは間違いだった様だな!!

父上に話して取り引きを中止させてもらう!!!

それにこんな所にこの娘を置いておく訳にはいかない!
この娘は神殿で預からせてもらうぞ!!」


タイガ様が真っ赤な顔で怒っている。
あっ!ちょとやり過ぎちゃったかも。
困っていた私を雇ってくれた店長には悪いけど、ヒロインの私が幸せになる為だし、仕方ないわよ♪


ゲームのにちゃんと出てたからこのくらい大丈夫よね?


「そ…そんな!酷すぎます!!
どうか、どうかお慈悲を!!
神殿の仕事を急に下されたら私達はやっていけません!
既に【聖女降臨祭】で神殿に飾る【アヌイーの花】も仕入れているのです!!
今、キャンセルされると困ります!!」


真っ青な顔の店長の必死の願いも虚しく、タイガ様の怒りはとけなかった。


タイガ様に庇われる私を、店長が凄い目で睨んで来た。


「怖いです~。」


いいじゃないのゲームの最後の方じゃ、【聖女様の勤めていた花屋】として私の結婚式に神殿を飾る花を持って来る凄く名誉な仕事があるんだから。


神殿の仕事から外される事なんてないわよ♪


私はそのまま少ない荷物を持ってタイガ様について行った。












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