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第2章 コンビニの訪問者
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☆4に火祭りの捕捉説明を加筆しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
コンビニを出た私達は、薫ちゃん家で今視て来た事について話し合った。
「『コンビニ店《メープル》に現れる睨む幽霊』の正体が、どうやら【スクモ塚】の《スクモ様》の可能性が高くなったわね。」
「もうほぼ決定じゃないの?アレは寛現寺の管轄外だわ。」
「あの女、霊感皆無。」
「このままだと、《スクモ様》の方が危ない気がする。あんなにボロボロになられてて…… 」
この辺りは昔から米どころと呼ばれ、【酒造り】で有名な地域。
当然、豊穣神の【スクモ神様】は『この辺りで一番崇められている土地神様』なのだと西森さんも言っていた。
その割には皆んな知らなかったけどね。
「とにかく三波さんに《スクモ様》に謝罪させて、お怒りを解いてもらうしかないよ。」
「どうやって?あの霊感の無さだと、《スクモ様》の事説明しても、理解してもらえないんじゃないかな?」
本当にどうしたらいいんだろう?ちらっと満月の方を見てみると、なんか悪そうな顔をしている。
きっとなんかやるつもりだ。
帰りは薫ちゃんのお母さんが、家まで車で送ってくれる事になったけど、満月は『寄る所があるから。』と言って、何処かに行ってしまった。
ウチに帰って暫くして、坂野君からメールが届いている事に気が付いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(チャット)
薫
{もうビックリしたわよ!本当に《スクモ様》らしき霊がいるんだもの!}
坂野
{マジか!?ヤバいだろそれ!
そうだ!ダチに聞き込みしたら、三波マサエと連んでいた奴の名前と居場所が解ったぜ。
名前は【三盛夕子】。素行不良で県内の学校に入れなくて、隣県の全寮制の女子校W学園にいるそうだ。}
ネットで調べたら『W学園は素行不良の生徒を専門に預かり、教育する学校で校則もかなり厳しい。』と書いてあった。
確か三盛さんって松中に2年生の時に他県から転校して来た派手な人よね?
三波さんあの人と連んでたんだ。
薫
{小学校の時、三波さんとは何度か同じクラスになった事があるわ。当時からあまり素行がいい方じゃなかったわよ。}
坂野
{俺も何度かあるけど、アイツ理科の実験の時、全然参加しないで『怖くて出来な~い。』とか言って皆んなからヒンシュク買ってたぜ!俺は嫌いだ!}
理子
{坂野君、理科系大好きだもんね。私は何故か同じクラスになった事無いなぁ。}
薫
{《スクモ様》は『鏡を返せ!』って言ってたから、どっちかが【鏡】を持っているって事よね?}
坂野
{両方って事もあるぜ。}
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌日、学校に行く時に満月の巣穴を覗いたけど、何時もなら挨拶くらいしてくれるのに、珍しく出て来なかった。
学校に着くと、ちょっとした騒ぎになっていた。
「あ!山根さんおはよー!」
「おはよー西森さん。どうしたの?騒がしいけど?」
「2組の三波さんが昨日の夜10時過ぎに、呑み屋通りで補導されたんだって!それで校長室に親も呼ばれてるって、今大変な騒ぎなの!」
「なんでそんな所に?」
「本人は『バイトから家に帰る途中だった!』って言ってるらしいけど、あり得ないわよねー。三波さんが住んでる団地ってバイト先の直ぐ近くでしょ?それなのにどうしたら、呑み屋通りの方に居たのか説明が付かないわよね? 」
「そ…そうね。」
たぶんそれ、ウチのタヌキの所為よね。
それで今朝出て来なかったのか……
たぶん化かされて、あちこち歩かされたんだろうなぁ……
《スクモ様》大丈夫だったかな?
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コンビニを出た私達は、薫ちゃん家で今視て来た事について話し合った。
「『コンビニ店《メープル》に現れる睨む幽霊』の正体が、どうやら【スクモ塚】の《スクモ様》の可能性が高くなったわね。」
「もうほぼ決定じゃないの?アレは寛現寺の管轄外だわ。」
「あの女、霊感皆無。」
「このままだと、《スクモ様》の方が危ない気がする。あんなにボロボロになられてて…… 」
この辺りは昔から米どころと呼ばれ、【酒造り】で有名な地域。
当然、豊穣神の【スクモ神様】は『この辺りで一番崇められている土地神様』なのだと西森さんも言っていた。
その割には皆んな知らなかったけどね。
「とにかく三波さんに《スクモ様》に謝罪させて、お怒りを解いてもらうしかないよ。」
「どうやって?あの霊感の無さだと、《スクモ様》の事説明しても、理解してもらえないんじゃないかな?」
本当にどうしたらいいんだろう?ちらっと満月の方を見てみると、なんか悪そうな顔をしている。
きっとなんかやるつもりだ。
帰りは薫ちゃんのお母さんが、家まで車で送ってくれる事になったけど、満月は『寄る所があるから。』と言って、何処かに行ってしまった。
ウチに帰って暫くして、坂野君からメールが届いている事に気が付いた。
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(チャット)
薫
{もうビックリしたわよ!本当に《スクモ様》らしき霊がいるんだもの!}
坂野
{マジか!?ヤバいだろそれ!
そうだ!ダチに聞き込みしたら、三波マサエと連んでいた奴の名前と居場所が解ったぜ。
名前は【三盛夕子】。素行不良で県内の学校に入れなくて、隣県の全寮制の女子校W学園にいるそうだ。}
ネットで調べたら『W学園は素行不良の生徒を専門に預かり、教育する学校で校則もかなり厳しい。』と書いてあった。
確か三盛さんって松中に2年生の時に他県から転校して来た派手な人よね?
三波さんあの人と連んでたんだ。
薫
{小学校の時、三波さんとは何度か同じクラスになった事があるわ。当時からあまり素行がいい方じゃなかったわよ。}
坂野
{俺も何度かあるけど、アイツ理科の実験の時、全然参加しないで『怖くて出来な~い。』とか言って皆んなからヒンシュク買ってたぜ!俺は嫌いだ!}
理子
{坂野君、理科系大好きだもんね。私は何故か同じクラスになった事無いなぁ。}
薫
{《スクモ様》は『鏡を返せ!』って言ってたから、どっちかが【鏡】を持っているって事よね?}
坂野
{両方って事もあるぜ。}
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翌日、学校に行く時に満月の巣穴を覗いたけど、何時もなら挨拶くらいしてくれるのに、珍しく出て来なかった。
学校に着くと、ちょっとした騒ぎになっていた。
「あ!山根さんおはよー!」
「おはよー西森さん。どうしたの?騒がしいけど?」
「2組の三波さんが昨日の夜10時過ぎに、呑み屋通りで補導されたんだって!それで校長室に親も呼ばれてるって、今大変な騒ぎなの!」
「なんでそんな所に?」
「本人は『バイトから家に帰る途中だった!』って言ってるらしいけど、あり得ないわよねー。三波さんが住んでる団地ってバイト先の直ぐ近くでしょ?それなのにどうしたら、呑み屋通りの方に居たのか説明が付かないわよね? 」
「そ…そうね。」
たぶんそれ、ウチのタヌキの所為よね。
それで今朝出て来なかったのか……
たぶん化かされて、あちこち歩かされたんだろうなぁ……
《スクモ様》大丈夫だったかな?
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