13 / 51
第2章 コンビニの訪問者
3
しおりを挟む
その日の夜、私はとりあえずネットでこの辺りで、また祠が壊されたりしていないか調べてみたけど、手掛かりは無し……
豆狸達の方も、今回は知らないそう。
ただ気になる事があるので、調べてみると言っていた。
こういうのの情報はやっぱり、薫ちゃんの方が早いかもしれない。
今日はもう遅いし、明日相談してみよう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌日教室で昨日、倉本先輩達に聞いた話を薫ちゃんに相談してみた。
すると薫ちゃんはさっそく、スマホで祠や塚が壊された事件がないか調べてくれた。
どうやらそういうの専門のサイトがあるらしい。
「幽霊なら対処出来るけど、もし神様とかだったら寛現寺じゃあちょっと難しいかもね……
で最近っていつ頃の事?」
「たぶん3月の上旬かな?」
「3月で上がってるのは、【車輪塚】って言うのがあるだけよ。いつの間にか直してあったみたいだけど…… 」
【車輪塚】っていうのは、【輪入道】と【片輪車】を封印している場所の事だから違う。
というか、アレ【祠】じゃなくて【塚】だったんだね。
「それじゃないと思う。」
「う~ん。じゃあ、壊されたのはその頃で見つかったのは最近とか?壊されたのに、まだ気付かれてない可能性はない?」
「それはあり得るかも。」
けっこう忘れられてる祠や塚も多いっていうし……
「坂野君は、何か知らないかな?」
「坂野君なら職員室よ。何か呼び出しされてたわ。」
「呼び出し?最近はずっと大人しくしてるのに…… 」
「松中の時は、悪で有名だったからじゃない?と、帰って来たわよ。」
入り口を見ると、坂野君はかなり不機嫌そうな表情で私達の方に来た……
「どうしたのよ?呼び出しって何だった訳?」
「それがよ~。何か直ぐ近くで【スクモ塚】って昔の斎場の跡が荒らされたんだと!それが俺の所為じゃないかって疑われてさ!ひでぇだろ?」
ん?【スクモ塚】???
「「それよ(だわ)!」」
「へ?」
キーンコーン カーンコーン
坂野君に詳しい話を聞こうとしたら、予鈴が鳴ってしまい、仕方なく話は次の休憩時間に持ち越しになってしまった。
「この近くで【スクモ塚】という昔の斎場跡が荒らされ、中にあった銅鏡等が壊されるという事がありました。心当たりのある者は名乗り出るように。」
そういいながら、担任の佐藤先生が坂野君の方をチラチラ見ている。
アレって絶対、坂野君を疑ってるよね?
元不良だったからって酷くない?
Sホームルームの後、坂野君からその【スクモ塚】の件について、いろいろ教えてもらった。
「【スクモ塚】っていうのは、学校の敷地の端にある大昔の神様を祀っていたって云われてる遺跡だそうだ。そんな所にそんなもんがあるのも知らないのに、なんで俺が疑わられなきゃいけないんだよ!?」
「そうよね~。酷いわよ。」
「中学の時、荒れてたから仕方ないけど、決めつける事ないじゃないか!」
「大人ってそういうとこあるから…… 」
そんな事を話してる間にまた休憩時間が終わってしまい、話し合いはまた次の休憩時間に持ち越されてしまった。
そして、次の休憩時間……
私達は肝心な事を知らない事に気づいた。
「ところで【スクモ塚】の《スクモ》って何?」
「なんだろ?」
「私も知らないわよ?」
《スクモ》ってなんか変わった名前よね?
私達がそんな話をしていたら、隣りの席に居た西森さんがあっさり答えを教えてくれた。
「【スクモ塚】のスクモって糘の事じゃない?」
「「「だからその《スクモ》って何なの(なんだ)?」」」
私達の勢いにちょっと引き気味になりながら、西森さんが《スクモ》について説明してくれた。
「《スクモ》って言うのはこういう字を書くのよ。」
西森さんがスマホで見せてくれた漢字は、《米》に《家》と書いて《糘》。
「コレで《糘》って読むのよ。わかりやすく言うと《籾殻》の事。皆んな農家の人じゃないから知らなかったみたいね。」
西森さんのおかげで、謎が一つ解けたわ!
「なるほど、そういう意味だったんだ。」
「知らなかったな…… 」
「勉強になるわぁ。西森さんありがとう!霊現象で困った事があったら、寛現寺に来てね!マケとくから!」
「え、遠慮しときま~す…… 」
西森さんは薫ちゃんの勢いに再びドン引きして、自分の席に戻って行った。
その後、直ぐに予鈴が鳴ったので、話合いはまた中断する事になった。
豆狸達の方も、今回は知らないそう。
ただ気になる事があるので、調べてみると言っていた。
こういうのの情報はやっぱり、薫ちゃんの方が早いかもしれない。
今日はもう遅いし、明日相談してみよう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌日教室で昨日、倉本先輩達に聞いた話を薫ちゃんに相談してみた。
すると薫ちゃんはさっそく、スマホで祠や塚が壊された事件がないか調べてくれた。
どうやらそういうの専門のサイトがあるらしい。
「幽霊なら対処出来るけど、もし神様とかだったら寛現寺じゃあちょっと難しいかもね……
で最近っていつ頃の事?」
「たぶん3月の上旬かな?」
「3月で上がってるのは、【車輪塚】って言うのがあるだけよ。いつの間にか直してあったみたいだけど…… 」
【車輪塚】っていうのは、【輪入道】と【片輪車】を封印している場所の事だから違う。
というか、アレ【祠】じゃなくて【塚】だったんだね。
「それじゃないと思う。」
「う~ん。じゃあ、壊されたのはその頃で見つかったのは最近とか?壊されたのに、まだ気付かれてない可能性はない?」
「それはあり得るかも。」
けっこう忘れられてる祠や塚も多いっていうし……
「坂野君は、何か知らないかな?」
「坂野君なら職員室よ。何か呼び出しされてたわ。」
「呼び出し?最近はずっと大人しくしてるのに…… 」
「松中の時は、悪で有名だったからじゃない?と、帰って来たわよ。」
入り口を見ると、坂野君はかなり不機嫌そうな表情で私達の方に来た……
「どうしたのよ?呼び出しって何だった訳?」
「それがよ~。何か直ぐ近くで【スクモ塚】って昔の斎場の跡が荒らされたんだと!それが俺の所為じゃないかって疑われてさ!ひでぇだろ?」
ん?【スクモ塚】???
「「それよ(だわ)!」」
「へ?」
キーンコーン カーンコーン
坂野君に詳しい話を聞こうとしたら、予鈴が鳴ってしまい、仕方なく話は次の休憩時間に持ち越しになってしまった。
「この近くで【スクモ塚】という昔の斎場跡が荒らされ、中にあった銅鏡等が壊されるという事がありました。心当たりのある者は名乗り出るように。」
そういいながら、担任の佐藤先生が坂野君の方をチラチラ見ている。
アレって絶対、坂野君を疑ってるよね?
元不良だったからって酷くない?
Sホームルームの後、坂野君からその【スクモ塚】の件について、いろいろ教えてもらった。
「【スクモ塚】っていうのは、学校の敷地の端にある大昔の神様を祀っていたって云われてる遺跡だそうだ。そんな所にそんなもんがあるのも知らないのに、なんで俺が疑わられなきゃいけないんだよ!?」
「そうよね~。酷いわよ。」
「中学の時、荒れてたから仕方ないけど、決めつける事ないじゃないか!」
「大人ってそういうとこあるから…… 」
そんな事を話してる間にまた休憩時間が終わってしまい、話し合いはまた次の休憩時間に持ち越されてしまった。
そして、次の休憩時間……
私達は肝心な事を知らない事に気づいた。
「ところで【スクモ塚】の《スクモ》って何?」
「なんだろ?」
「私も知らないわよ?」
《スクモ》ってなんか変わった名前よね?
私達がそんな話をしていたら、隣りの席に居た西森さんがあっさり答えを教えてくれた。
「【スクモ塚】のスクモって糘の事じゃない?」
「「「だからその《スクモ》って何なの(なんだ)?」」」
私達の勢いにちょっと引き気味になりながら、西森さんが《スクモ》について説明してくれた。
「《スクモ》って言うのはこういう字を書くのよ。」
西森さんがスマホで見せてくれた漢字は、《米》に《家》と書いて《糘》。
「コレで《糘》って読むのよ。わかりやすく言うと《籾殻》の事。皆んな農家の人じゃないから知らなかったみたいね。」
西森さんのおかげで、謎が一つ解けたわ!
「なるほど、そういう意味だったんだ。」
「知らなかったな…… 」
「勉強になるわぁ。西森さんありがとう!霊現象で困った事があったら、寛現寺に来てね!マケとくから!」
「え、遠慮しときま~す…… 」
西森さんは薫ちゃんの勢いに再びドン引きして、自分の席に戻って行った。
その後、直ぐに予鈴が鳴ったので、話合いはまた中断する事になった。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる