37 / 51
第3章 噂の真相
2
しおりを挟む
瑞稀からの相談を受けたその日の夜。
満月タヌキがサイドテーブルの上に座り、試験勉強を教えくれていた。
けっこう解りやすくて良いんだけど、豆狸に勉強教えてもらうってのも、なんだかねぇ?
休憩中に、今度は満月タヌキから相談を持ち掛けられた。
「えっ?ペンションのお客さんに見張られてる?」
「あのお客、ワシと徳がバイトしてるのを、ジーーと見とるんじゃ……
まさかワシらが豆狸じゃとバレたんじゃろうか?」
たぶん違うと思うけどなぁ。
「えっと…確か何か物書きをしてるって言ってたし、ネタでも探してるんじゃない?それに満月も徳さんも、無駄にイケメンだから!」
「そうかのぅ?そう言えば今日、アヤメが来て何やら意気投合しちょったな。
【オニレン】がどうとか言うとったぞ。」
「【オニレン】ファンなんじゃないの?それよりこの問題が解らないんだけど?」
「ああ…ここは、この公式を当てはめて…… 」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌日、珍しく彼女…【大谷愛子】さんが、モーニングを食べに降りて来ていた。
もちろんこの時間帯は、徳さんも満月もお店に来ていない。
私も急いでモーニングを食べて、学校へ行こうとしたら、彼女から『少しだけでいいから話しを聞きたい。』と呼び止められた。
「ごめんなさい。これから学校なんで、帰ってからでいいですか?」
「あ、そうよね……
こっちこそ、ごめんねー。じゃあ帰ってからって事で!
いってらっしゃい♪」
「いってきます。」
いったい何の話なのか気をなったけど、遅刻する訳にもいかないので、急いで登校する事にした。
今日は珍しく、私より先に坂野君が登校している。
教室に着いて暫くすると薫ちゃんとがやって来て、何時も通りに町の噂を教えてくれた。
「おはよう2人共!ねぇねぇ、理子ちゃん家の近くの溜池に、ずぶ濡れの幽霊が出たってホント!?」
うわぁ…あの噂、薫ちゃんの所にまで届いてたんだ……
「おはよう薫ちゃん。残念ながらそれ幽霊じゃなくて、溜池に落ちたウチのお客さんだよ。」
「えぇーそうなの?な~んだ残念……
試験明けに、調べに行こうと思ってたのになぁ。
でも、その人よっぽどドジなんだね。」
「どゆこと???」
「えっ?だってほぼ毎日、目撃例があるのよ?」
「ウチのお客さんが、溜池に落ちたのって、4日前の夕方だけよ?」
「えっ???」
「つまり山根のとこのお客が原因の噂と、勝屋が聞いて来た噂は、別の話って事だろ?」
「「なるほど!!」」
坂野君の発言のおかげで、スッキリした。
「じゃあやっぱり、試験明けに調査しに行かないとね!」
とここまで話たところでチャイムが鳴り、続きは昼休憩に話す事になった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(昼休憩)
3人で昼食をとりながら、朝の続きを話した。
「『ずぶ濡れの幽霊』の話、聞かせてくれよ!」
そう坂野君に急かされて、薫ちゃんが教えてくれた噂は実は2種類あったのだ。
1つはウチのお客さん、【大谷】さんが落ちた水源地の手前にある溜池の【音池】の噂。(解決済)
2つ目はウチから確かに近いけど、【音池】とは逆方向にある【猿池】と言われている溜池。
こっちの方が圧倒的に『ずぶ濡れの幽霊』の目撃例が多いそうだ。
「まぁどっちみち試験明けじゃないと、動けないかな。」
「そうだな。中学の範囲も出るんだろ?俺、頑張らないと、ヤバいんだよなぁ。何しろ受験の時は、付け焼き刃だったから…… 」
「皆んなそんなもんじゃない?」
「そうだ!良かったら、2人共今日ウチに寄って行かない?徳さんと満月が作ってくれた問題集があるから、コピーして持って帰ったらどうかな?」
私の提案に2人は大喜び!
「「いいの(か)?」」
「じゃあ、帰りに寄らしてもらうね!」
「俺、国語苦手だから助かる!」
そんな話をしていたが、坂野君が別の噂話を振って来た。
「そう言えば、佐藤(先生)の話聞いたか?」
「あぁ『来学期から担任外されるかも知れない。』って話でしょ?」
「それで最近元気ないのね?」
「ベテラン教師だからって、アレは無いわ~。もう少し、生徒を信用して欲しかったわよね?」
「最初から俺の事、疑ってたもんなぁ。」
その所為であれ以来1年生は、私達地元組と他の地域から来てる子達との間で、微妙な溝ができてるのよね。
学校としても大問題だろうなぁ……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※1
【地獄戦隊オニレンジャー】
閻魔大王の命を受けた側近、小野篁を司令官に、その子孫の5人の若者(全員男性)が日本の平和を守る為、襲い来る西洋妖怪怪人にオニレンジャーに変身して立ち向かう特撮ヒーロー番組。
☆この番組はフィクションです。
実際には放映されていません。
満月タヌキがサイドテーブルの上に座り、試験勉強を教えくれていた。
けっこう解りやすくて良いんだけど、豆狸に勉強教えてもらうってのも、なんだかねぇ?
休憩中に、今度は満月タヌキから相談を持ち掛けられた。
「えっ?ペンションのお客さんに見張られてる?」
「あのお客、ワシと徳がバイトしてるのを、ジーーと見とるんじゃ……
まさかワシらが豆狸じゃとバレたんじゃろうか?」
たぶん違うと思うけどなぁ。
「えっと…確か何か物書きをしてるって言ってたし、ネタでも探してるんじゃない?それに満月も徳さんも、無駄にイケメンだから!」
「そうかのぅ?そう言えば今日、アヤメが来て何やら意気投合しちょったな。
【オニレン】がどうとか言うとったぞ。」
「【オニレン】ファンなんじゃないの?それよりこの問題が解らないんだけど?」
「ああ…ここは、この公式を当てはめて…… 」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌日、珍しく彼女…【大谷愛子】さんが、モーニングを食べに降りて来ていた。
もちろんこの時間帯は、徳さんも満月もお店に来ていない。
私も急いでモーニングを食べて、学校へ行こうとしたら、彼女から『少しだけでいいから話しを聞きたい。』と呼び止められた。
「ごめんなさい。これから学校なんで、帰ってからでいいですか?」
「あ、そうよね……
こっちこそ、ごめんねー。じゃあ帰ってからって事で!
いってらっしゃい♪」
「いってきます。」
いったい何の話なのか気をなったけど、遅刻する訳にもいかないので、急いで登校する事にした。
今日は珍しく、私より先に坂野君が登校している。
教室に着いて暫くすると薫ちゃんとがやって来て、何時も通りに町の噂を教えてくれた。
「おはよう2人共!ねぇねぇ、理子ちゃん家の近くの溜池に、ずぶ濡れの幽霊が出たってホント!?」
うわぁ…あの噂、薫ちゃんの所にまで届いてたんだ……
「おはよう薫ちゃん。残念ながらそれ幽霊じゃなくて、溜池に落ちたウチのお客さんだよ。」
「えぇーそうなの?な~んだ残念……
試験明けに、調べに行こうと思ってたのになぁ。
でも、その人よっぽどドジなんだね。」
「どゆこと???」
「えっ?だってほぼ毎日、目撃例があるのよ?」
「ウチのお客さんが、溜池に落ちたのって、4日前の夕方だけよ?」
「えっ???」
「つまり山根のとこのお客が原因の噂と、勝屋が聞いて来た噂は、別の話って事だろ?」
「「なるほど!!」」
坂野君の発言のおかげで、スッキリした。
「じゃあやっぱり、試験明けに調査しに行かないとね!」
とここまで話たところでチャイムが鳴り、続きは昼休憩に話す事になった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(昼休憩)
3人で昼食をとりながら、朝の続きを話した。
「『ずぶ濡れの幽霊』の話、聞かせてくれよ!」
そう坂野君に急かされて、薫ちゃんが教えてくれた噂は実は2種類あったのだ。
1つはウチのお客さん、【大谷】さんが落ちた水源地の手前にある溜池の【音池】の噂。(解決済)
2つ目はウチから確かに近いけど、【音池】とは逆方向にある【猿池】と言われている溜池。
こっちの方が圧倒的に『ずぶ濡れの幽霊』の目撃例が多いそうだ。
「まぁどっちみち試験明けじゃないと、動けないかな。」
「そうだな。中学の範囲も出るんだろ?俺、頑張らないと、ヤバいんだよなぁ。何しろ受験の時は、付け焼き刃だったから…… 」
「皆んなそんなもんじゃない?」
「そうだ!良かったら、2人共今日ウチに寄って行かない?徳さんと満月が作ってくれた問題集があるから、コピーして持って帰ったらどうかな?」
私の提案に2人は大喜び!
「「いいの(か)?」」
「じゃあ、帰りに寄らしてもらうね!」
「俺、国語苦手だから助かる!」
そんな話をしていたが、坂野君が別の噂話を振って来た。
「そう言えば、佐藤(先生)の話聞いたか?」
「あぁ『来学期から担任外されるかも知れない。』って話でしょ?」
「それで最近元気ないのね?」
「ベテラン教師だからって、アレは無いわ~。もう少し、生徒を信用して欲しかったわよね?」
「最初から俺の事、疑ってたもんなぁ。」
その所為であれ以来1年生は、私達地元組と他の地域から来てる子達との間で、微妙な溝ができてるのよね。
学校としても大問題だろうなぁ……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※1
【地獄戦隊オニレンジャー】
閻魔大王の命を受けた側近、小野篁を司令官に、その子孫の5人の若者(全員男性)が日本の平和を守る為、襲い来る西洋妖怪怪人にオニレンジャーに変身して立ち向かう特撮ヒーロー番組。
☆この番組はフィクションです。
実際には放映されていません。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる