吸血鬼君とロマンスは成り立つのか……

24咲

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碓氷中也と私の秘密のやり取り

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さて、昼休み……

まぁ、定番だが屋上へやってきた

私はお弁当を広げ碓氷君はトマトジュースとパンを噛じる

「あ、あのさ、やっぱりトマトジュースって血の代わりだったり、するの?」

「そうだね、まぁ、成分とかじゃなくて色が落ち着くというか……」

「色?、赤いから?」

「うん、俺、ハーフだがら……」

ハーフとはたぶん日本人と別の国のハーフとかじゃなくて吸血鬼と人間のハーフって事だよね

「碓氷君、その、先輩は知ってるの?」

「あーうぅん、たぶん、知らない……というか、俺のことも知らないよ」

フェンスに手をかけ私を見下ろしながら悲しそうに笑う碓氷君

「知らないって、小説とかでよくある記憶操作とか出来るってこと?」

「そう」

一言だけの短い返事

て事は……

待て待て!

私も記憶操作されてまうって事では!

お弁当箱を素早く片付けると私は立ち上がった

「う、碓氷君!」

「何?」

「私の記憶もけ、消したりする、のかな~?なんて」

カシャンとフェンスから離れる音

「ひゃっ!」

これまた変な声がでる

「処女の子は吸わない」

耳元で小さくそう言った

「……」

「……」

何でわかんのよ!

てか、そうだけど返事しにくいわ!!

「じゃ、じゃあ、私がバラしたらどうする?」

「しないよ、高梨さんはバラしたりしない!」

なによ、その私の事知ったふうに!

「そ、そんなのわかんないよ!私だって!」

「だって、俺、わざとだもん、バラしたの、」

「なん、で?」

ガリ勉眼鏡君が眼鏡を外した

私は眼鏡を取られた

「うん、高梨さんて、やっぱり美人だね!」

「ちょ、ちょっと返して!全然見えないんだけど!!」

背伸びをして取り返そうと碓氷君に手を伸ばした

「返してあげてもいいけど内緒にしてくれる?」

「言うわけないじゃん!」

「やっぱり」

碓氷君に眼鏡をかけられ視界が鮮明になると目の前には眼鏡を外した碓氷君

目が赤い

「眼鏡って自分を隠せて便利だよね~」

「な、何が言いたいの?」

「高梨さんて、お人好しで面倒みがよくて、損するタイプ?」

「そんな事、ないよ!」

「だよね?内心は別人格っていうのかな~なんか、裏は黒いとこあるよね!」

なんて、不敵に笑うからゾクッとした

「眼鏡をかけちゃうと黒くなるんだね?」

「カラコンでもいいけど、地味に真面目に生きなきゃならないからね~」

ん、安易に自分はイケてるとでも?
まぁ、思っていたより……いや、色気もあって吸い込まれそうな赤い目

「い、いやいや、教室であんな事したら地味とか真面目とかの問題じゃないよ!」

「欲しくなるとさ、知らないうちに誘って、吸ってるんだよね~」

衝動的?

ヤバイ!こんなの野放しにしたらみんな襲われちゃう!?

「何か、その、衝動を抑える方法はないの?」

「どうだろね?」

私を見る目が獲物を捉えたかのように鋭く光ったように感じた

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