吸血鬼君とロマンスは成り立つのか……

24咲

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私が好きなんじゃなくて向こうが好きなんだから.......

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凪の爆弾.......

に!

それをさらりとかわす?碓氷君.......

「凪くん!お姉ちゃんが僕を好きなんじゃなくて僕がお姉ちゃんを好きなんだよ~」

「そうなのー?」

見上げてくる純粋なまでに澄んだ目と横に並ぶ獲物を狙うような紅く光るその目

「凪~お姉ちゃんは凪が一番だよ!」

と誤魔化すように頭を撫でた

結局、年齢制限があり凪の年齢ではお化け屋敷は入れずそのまま遊園地をぶらぶら歩いて色んな動物や花、お土産を見て疲れた凪は今、碓氷君の背中にいる

「碓氷君、ごめんね~凪寝ちゃって、重いでしょ?」

「全然~いっぱい遊んで疲れたんだろうね」

「うん、ほんとに今日はありがとう!なんかお礼しなくちゃね!」

陽も傾いてきた頃

碓氷君へのお礼にジュースでも奢ろうかなんて考えていた

「それなら.......手、繋ぎたいかな~」

「はっ!?」



「そんなに驚かなくても.......」



「ダメかな?」

「別に、いいけど.......」

手を差し出されてその手にそっと触れた

思ってたより温かい手にホッとした自分がいた

「どうかした?」

「う、ううん、こういうの初めてだから.......」

そう、男の子と手を繋ぐなんて少し前の自分には考えられない事だった

「キスまでしたのに?」

嗚呼.......嫌なことを思い出した

「あんなのカウントしません!」

そうそう好きでもないんだしカウントしなきゃいい.......よね?

「えー!?俺は凄く気持ちよかったのに」

「ちょ、やめてよ!!」

顔が赤くなるのがわかる

手を離そうとしても簡単には離してくれなくて仕方なく大人しくしていた

「おね、ちゃん」

「凪!.......起きた?」

「うん、」眠そうな目をパチパチとさせたと思ったらニコニコ笑う凪

「仲良しだね!」

おぶさった上から手を繋いだ先へと目線を向けていた

「あ、これ、は、」

あははは~と笑うしかなくそんな私に碓氷君は満面の笑みを浮かべていた

「お兄ちゃん、ありがとう!」

「ん?今日は疲れたでしょ?まだ乗ってていいよ」

お父さんか!と突っ込みなくなる光景

でも、喜ぶ弟に不思議と心が温かくて来てよかったと思えた

電車の心地良さに少し眠った私の頭をポンポンと撫でる手の温もり

碓氷君の膝に乗る凪

幸せと思った私

私が好きなんじゃなくて碓氷君が私を好きだからだよね.......

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