敗北するスーパー戦隊

アサノっち

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5人の最期

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「偽ゴーカイジャーの5人は、死刑が決まった。」
宇宙刑事は、遂に5人の死刑に向けて、動き始めた。

偽ゴーカイジャーの5人は、敗北しつつ、ジェットマン、チェンジマンの大いなる力を手に入れた。しかし、変身するためのスーツは、ギンガピンクのレンジャーキー以外、すべて破壊されたので、最期の闘いには、無傷のレンジャーキーをいかに利用するかにかかっていた。

5人のうち、最初に回復したのは、桃野郎だった。桃野郎は、残ったギンガピンクのレンジャーキーを手にして、女性戦士の特性を研究した。そして、破壊されているが、グループ戦法に使えるチェンジマーメイド、チェンジフェニックス、ホワイトスワン、ブルースワローのレンジャーキーを集めた。

その頃、アジト内の治療室では、残った4人のうめき声が、絶え間なく聞こえた。そこは、まるで地獄を見るかのような光景だった。
その中で、2番目に回復したのは、リーダーの赤野郎だった。しかし、傷口はかなり深く、立ち上がっても強い気力で耐える他なかった。
「ハァ、ハァ、う・・・」
桃野郎は、
「もう少し休んだ方がいい。あとの3人の回復も待たねえといけないし。」
と、赤野郎に促した。すると、
「桃野郎、ニュースを聞かなかったのか?俺たちは、死刑が確定したらしい。待っている余裕は、無いんだ!あー!いててっ。」
赤野郎は、先ほどラジオで聞いた情報を、桃野郎に教えた。
「それならそれで、俺たちの闘いを大切にしないと。」
桃野郎は、そう言って、赤野郎に作戦を伝えた。その後、気力で回復した緑野郎、青野郎、黄野郎も、アジトの司令室に集まった。

そして、5人は、宇宙刑事の前に、最期の闘いを挑みに現れた。
「よし、頼んだぞ。」
「分かった。ゴーカイチェンジ!」
黄野郎と赤野郎が、最初に変身した。
「チェンジマーメイド!」「チェンジフェニックス!」
2人のスーツは、既に破壊していた。しかし、2人は、チェンジソードを手にした。
「ダブルハリケーンソード!」
そして、気力だけで立つ2人は、合体技で闘った。しかし、宇宙刑事に交わされ、反撃を食らった。2人は、黄野郎、赤野郎の姿に戻った。
「イエロー、レッド。死刑を命ずる。」
「う・・・。」
ぐったりした2人は、生死を彷徨った。

「お、おのれ。ゴーカイチェンジ!」
闘いは、絶え間なく続けた。緑野郎と青野郎が、変身した。
「ホワイトスワン!」「ブルースワロー!」
2人は、息の合った連続回転で、宇宙刑事を翻弄した。しかし、傷口が開いたブルースワローが倒れた。
「おい、青野郎!」
「空きあり!」
宇宙刑事は、透かさず反撃した。変身した2人は、緑野郎、青野郎の姿に戻った。
「グリーン、ブルー。死刑を命ずる。」
黄野郎、赤野郎と同じように、2人も生死を彷徨った。

最期に残された桃野郎は、最期の変身をした。
「ゴーカイチェンジ!ギンガピンク!」
そして、最期の無傷のスーツを身に纏った。
「花一心!」
そして、星獣剣で、宇宙刑事に立ち向かった。しかし、宇宙刑事は容赦なく反撃した。ギンガピンクは、スーツを破壊され続け、倒れ込んだ。
「ピンク。死刑を命ずる。」
桃野郎は、死を覚悟した。

 その頃、5人の闘いに味方しようとする者が、敗北の墓場へ足を運んだ。すると、人間の姿に戻り、傷ついた身体に耐えながら、生死を彷徨う5人の姿を見た。
「みんな、大丈夫。僕が、助けてやるよ。」
そして、5人の味方は、5人を病院へ運べるように、救急車を手配した。
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