アサノっち的戦隊シリーズ・東京支配組織ギャングスター

アサノっち

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野々宮の死

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野々宮の力で傷を負った青山は、野々宮の行動に苛立ちを隠せなかった。
「あの野郎。俺たちを仲間に招き入れた癖に、俺たちに刃を向けやがって。」
青山は、野々宮に殺意を覚えた。
「俺は、野々宮は、何か考えがあって東京戦隊に味方してるんじゃないかと思うんだ。」
黄島は、青山に野々宮への想いを説明した。
「どちらにせよ、俺たちの策は一つ。東京戦隊の抹殺だ!」
青山は、東京戦隊に味方する野々宮もろとも、抹殺することを誓った。

一方、野々宮は、強化メダルのシステムディスクを作るのに成功していた。
「よし。こいつで…。」
そして、野々宮は、しばらく封印していたギャングスターのブレスレットを使い、黄島と連絡をとった。
黄島は、野々宮の抹殺に野心を抱く青山の目を見計らって、青山に見つからぬように、野々宮の連絡を受けた。
「何?渡したいもの?分かった。新宿の裏通りだな?」
そして、黄島は、新宿の裏通りへ、野々宮の指示を受けて向かった。

新宿の裏通り。先に来ていたのは、野々宮の方だった。
「黄島、こいつを、青山に渡してくれ。」
野々宮は、そう言って、一枚のディスクを手渡した。
「野々宮、どうするつもりなんだ?このままでは、青山に誤解されたまま、殺されるかもしれねえんだぞ?」
黄島は、野々宮の身を心配した。すると、野々宮は、
「黄島、おかしなことを言うな?青山が、俺の何を誤解してるんだ?青山が俺を恨むのは、当然のことだ。」
と、青山の気持ちを察した。
「東京を征服する野望は、どうするんだ?」
黄島が、再び聞き返すと、
「青山が、野望を叶えてくれる。俺は、そう信じてる。」
と、青山への信頼を熱く答えた。

黄島は、野々宮と青山、それぞれの想いに困惑しながら、青山の元へ戻った。
「黄島、どこへ行ってた?」
「…散歩だ。それより、こんな物を手に入れたんだ。」
黄島は、そう言って、青山にディスクを渡した。
「新たなプログラムか?」
青山は、早速パソコンにディスクをインストールした。
「これは、俺が狙ってる、チューブロボの強化メダルのシステムプログラムじゃねえか?どこで、手に入れたんだ?」
青山は、強化メダルの奪還を思いついたが、ディスクを手に入れた経緯を気にした。
「…東京戦隊の隊員を襲って、奪ったのさ。」
黄島は、野々宮の名を伏せて答えた。
「これで、東京戦隊を倒せるかもしれねえ。早速、作戦を立てよう!」
青山は、黄島と一緒に東京戦隊を倒す作戦を練った。

青山と黄島は、東京戦隊を誘き寄せるために、ギャングロボで、再び街を破壊した。
「待て!俺たちが相手だ!」
誘き出されたチューブマンは、チューブロボ・ハンゾウボーイに乗り込み、ギャングロボの前に現れた。
「丸ノ内、ここは、俺がやる!」
ハンゾウボーイに乗り込む野々宮が、ギャングロボの相手を買って出た。
「野々宮!その強化メダル、頂くぜ!」
青山は、そう言って、ギャングロボにインストールされた、強化メダルのプログラムを作動させた。すると、ハンゾウボーイに装着されていた強化メダルが外れ、ギャングロボの胸に装着された。
「まずい。野々宮、引くんだ!」
チューブマンのリーダー・丸ノ内が、野々宮に指示した。しかし、
「行くぜ!」
ギャングロボは、ハンゾウボーイに体当たり攻撃を食らわせた。
「うわーっ!」
野々宮は、ハンゾウボーイから投げ出され、爆発の影響で、チューブバイオレットの戦闘スーツがボロボロになった。

ギャングロボを降りた青山は、ブルーギャングの姿のまま、野々宮に近づいた。
「正義の格好して、無様だな。死ね!」
青山は、剣を手にして、野々宮の腹を突き刺した。野々宮は、無言のまま、床に倒れ込んだ。
「野々宮!」
様子を見ていた黄島が、野々宮を抱え上げた。
「あ、青山、上手くいったな?」
野々宮は、青山に言葉を交わした。
「上手くいった?どういうことだ!?」
青山は、野々宮に聞き返した。
「お、俺は、最初から、あの強化メダルを狙っていた。と、東京征服の野望を、あ、青山に、託すために…。」
「野々宮、もう、何も言うな!」
野々宮の力がなくなるのを感じた黄島が、言葉を遮た。しかし、野々宮は、最期の力で、青山との握手を要求した。青山が、野々宮の手を握り、握手を交わすと、野々宮は、悪の笑顔を青山に見せ、静かに息を引き取った。
「野々宮、嘘だろ?野々宮!」
野々宮の本当の目的を知った青山は、戦友の死を深く悲しみ、今までにない感情を表に出して号泣した。
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