僕とギャングスターの大冒険

アサノっち

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ヨーロッパでの任務

ギャングスター開発の秘密

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ギャングロボに似たロボは、敵のロボとの戦闘を続けた。優勢なのは、ギャングロボに似た方だった。そして、敵のロボが爆破し、犯人が引き摺り出てくると、
「捕獲準備!」
ギャングスターと同じ戦闘スーツに身を包んだ戦士が現れ、捕獲用のバズーカをセットした。そして犯人は、戦士の手によって宇宙警察の元へ葬られた。
「任務完了。」
その戦士が変身を解くと、正体は宮腰だった。

「おめえ、一体?」
野々宮も、変身を解くと、宮腰に歩み寄った。すると、
「どうだ。休憩も兼ねて、サシで付き合わないか?」
宮腰の方から、野々宮を飲みに誘った。

野々宮と宮腰は、ブリュッセルのバーで、酒を交わしていた。
「さっきの任務、流石、見据えてただけのことはあった。おかげで、犯人逮捕まで事が進められた。」
「おめえのさっきの格好。それに、あのロボ。俺たちの装備と、関係があるのか?」
野々宮は、率直に尋ねた。
「ギャングスターの出で立ちは知らないが、俺が使った装備は、俺が開発したものだ。」
「親父は、俺がヤクザなのを知って、おめえと同じ装備を俺に託した。だから、親父の目的は、組の強化だと…。」
宮腰の答えに、野々宮は、父の意思が分からなくなった。しかし、
「昔は、君の父と俺も、暴力団の一員だった。でも、気付いたんだ。」
宮腰は、父と同時に、気持ちは非道に走ることが夢でなかったことを話した。お互いに、人間らしく生きていたいという想い。その想いが、装備の開発に繋がったことを明かした。

野々宮は、難しい顔をしながら、僕と一緒に過ごすホテルの部屋へ戻ってきた。
「野々宮さん、大丈夫ですか?」
僕が、野々宮を心配すると、
「…俺、親父のこと、何も分かってなかった。ずっとヤクザの姿しか見たことなかったから。それに、俺も親父の道を、そのまま進んでた気がして。」
と、野々宮が、幼い頃から抱いていた胸の痛みを、僕に打ち明けた。僕は、
「野々宮さんは、真っ当に生きてると思いますよ。青山さんも、黄島さんも。僕は、そんな野々宮さんが好きです。」
と、野々宮への想いを素直に話した。
「肩書きは、ヤクザだぞ?」
野々宮が、念を押すように答えたので、
「ヤクザでも、真っ当に生きていれば、英雄ですよ。」
と、僕は答えた。
「…剛史、お前のこと、ムチャムチャにしていいか?」
僕が傾げる顔する暇もなく、野々宮が抱きしめてきた。そして、前にされた何十倍も熱い接吻をせがまれた。

数日後、任務を終えた野々宮は、宮腰に最後の言葉を受けた。
「宇宙警察の欧州での任務は、引き続き俺が受け持つ。また、必要になる時には、力を貸してくれ。」
「分かった。短かったけど、任務に当たれてよかった。宮腰指揮官も、お元気で。」
野々宮は、宮腰に対して、初めて畏まった様子を見せた。

それから、フランクフルトの空港に移動した僕と野々宮は、ヨーロッパ最後のひとときを過ごしていた。
野々宮の後ろ姿を見ていた僕は、ふと心が傷んだ。野々宮の熱い気持ちを受け止めて、尚好きになったのは確かだ。でも、青山や黄島のことも、同じように好きでいる。そんな気持ちに揺れていた時、
「俺、今回の任務で、剛史のことがもっと好きになって。でも、俺、欲張ってる気がして…」
と、野々宮が突拍子もないことを言い出した。
「俺には、青山と黄島もいるから。それって、やっぱり一人にしないと駄目か?」
僕は、大笑いしながら、
「野々宮さん、僕も、全く同じことを思いました。でも、僕は分かりました。僕たちは、四人で一つなんだって。」
と、強い意志を持って答えた。野々宮も、
「そっか。良いな、四人で一つって!」
と、今までに見たこともない明るい顔で笑った。
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