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女神の追加事項
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俺の脳裏に直接語りかけてきたのは、俺をこの世界に送った張本人である女神だった。
「女神さま!どうして声が聞こえるんだですか?!」
俺が突然大声をあげたので、トップたちはびっくりしていた。
《エイジさん。私との会話は心で念じればできますよ?エイジさんは治癒魔法が使えるようになりたいと考えているんですね?エイジさんは転移してきた人間なので、この世界の人間よりはるかに魔力が強いんです》
《そうなんですか、それは良かった。じゃあどうすれば治癒魔法が使えるようになりますか?》
《はい!特訓あるのみです!》
《・・・。特訓とはどうすればいいんですか?》
《ツノリュウの方々は土魔法を使います。ですが治癒魔法も使えますので彼らに習ってください》
《・・・。はい、》
どうやら運命の女神さまはトリケラトプス一家に丸投げするようだ。女神さまは最初から説明不足感がする。
女神さまは俺の脳裏に語りかける。
《エイジさん。質問は以上で大丈夫ですか?私、これからネイルサロンの予約がありますのでこれで失礼いたします》
《まさか、女神さま。俺をこの世界によこした時も、》
《はい。ヘアサロンの予約時間が迫っていたので、説明不足でこの世界にエイジさんを送ってしまいました。肉食のリュウ族に出会わないで、草食のリュウ族と仲良くなれていて良かったです。それでは》
それきり女神さまの声は聞こえなくなった。遅れて俺は背筋がゾォッと寒くなった。
もし俺が最初に出会ったリュウ族がトップではなく、肉食恐竜だった場合、俺は友人になるどころか食料になっていたのだ。
俺がしばらく無言で固まっていたので、トップたちは心配そうに俺を見ていた。俺は長老に向き直った。
「あ、すいません。考え事をしていたもので。長老、お願いがあります。俺に治癒魔法を教えてもらえませんか。そして、俺が治癒魔法が使えるようになったら、トップとヒト族のいるところに行っていいでしょうか?」
『・・・。それなら、いいだろう』
ついに長老が折れた。トップは嬉しそうに笑った。
翌日から、俺の魔法の訓練が始まった。先生は長老。生徒は俺とトップ。トップは魔法の特訓に反抗的だ。
『何でおいらまで魔法の特訓なのさ。おいら魔法上手に使えるのに!』
『たわけ!攻撃魔法と防御魔法、それに果物を作る植物魔法しかできないくせに。まぁ、トップはエイジよりも魔法ができる。一つエイジの教師になってくれぬか?』
長老は孫にそう言ってから、チラリと俺を見てウィンクをした。長老はトップに魔法を練習する気になってほしいのだ。
俺はクスリと笑ってからトップに向き直って言った。
「タップ。俺は魔法の事は何も知らないんだ。教えてくれるかな?」
『しかたねぇなぁ。おいらに任せな!』
トップは嬉しそうにうなずいた。
「女神さま!どうして声が聞こえるんだですか?!」
俺が突然大声をあげたので、トップたちはびっくりしていた。
《エイジさん。私との会話は心で念じればできますよ?エイジさんは治癒魔法が使えるようになりたいと考えているんですね?エイジさんは転移してきた人間なので、この世界の人間よりはるかに魔力が強いんです》
《そうなんですか、それは良かった。じゃあどうすれば治癒魔法が使えるようになりますか?》
《はい!特訓あるのみです!》
《・・・。特訓とはどうすればいいんですか?》
《ツノリュウの方々は土魔法を使います。ですが治癒魔法も使えますので彼らに習ってください》
《・・・。はい、》
どうやら運命の女神さまはトリケラトプス一家に丸投げするようだ。女神さまは最初から説明不足感がする。
女神さまは俺の脳裏に語りかける。
《エイジさん。質問は以上で大丈夫ですか?私、これからネイルサロンの予約がありますのでこれで失礼いたします》
《まさか、女神さま。俺をこの世界によこした時も、》
《はい。ヘアサロンの予約時間が迫っていたので、説明不足でこの世界にエイジさんを送ってしまいました。肉食のリュウ族に出会わないで、草食のリュウ族と仲良くなれていて良かったです。それでは》
それきり女神さまの声は聞こえなくなった。遅れて俺は背筋がゾォッと寒くなった。
もし俺が最初に出会ったリュウ族がトップではなく、肉食恐竜だった場合、俺は友人になるどころか食料になっていたのだ。
俺がしばらく無言で固まっていたので、トップたちは心配そうに俺を見ていた。俺は長老に向き直った。
「あ、すいません。考え事をしていたもので。長老、お願いがあります。俺に治癒魔法を教えてもらえませんか。そして、俺が治癒魔法が使えるようになったら、トップとヒト族のいるところに行っていいでしょうか?」
『・・・。それなら、いいだろう』
ついに長老が折れた。トップは嬉しそうに笑った。
翌日から、俺の魔法の訓練が始まった。先生は長老。生徒は俺とトップ。トップは魔法の特訓に反抗的だ。
『何でおいらまで魔法の特訓なのさ。おいら魔法上手に使えるのに!』
『たわけ!攻撃魔法と防御魔法、それに果物を作る植物魔法しかできないくせに。まぁ、トップはエイジよりも魔法ができる。一つエイジの教師になってくれぬか?』
長老は孫にそう言ってから、チラリと俺を見てウィンクをした。長老はトップに魔法を練習する気になってほしいのだ。
俺はクスリと笑ってからトップに向き直って言った。
「タップ。俺は魔法の事は何も知らないんだ。教えてくれるかな?」
『しかたねぇなぁ。おいらに任せな!』
トップは嬉しそうにうなずいた。
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