恐竜世界に転移した俺に懐いたちっちゃ可愛いドラゴンたちが最強だった

盛平

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これからの行き先

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 俺はベッドに腰かけながら、必死に睡魔と戦っている。このままベッドに倒れ込んだらどんなに気持ちいいだろうか。

 だが眠るわけにはいかない。俺たちはトップの兄を探すため、どう行動しなければならないか、話し合わなければいけないのだ。

 スカーはヒト族に捕まっていたので、俺よりもこの世界の事に詳しかった。俺たちがいるこの街はモランの街といって、大きな港町なのだそうだ。

 スカーは巨大な船に乗って、興行のためにモランの街まで来たのだという。

『トップの兄、そのジュウキャクリュウは本当にこの街にいるのか?』

 スカーがトップに質問する。トップは不安そうに首をかしげながら答える。

『よく、わからない。兄ちゃんは、ヒト族に興味があって、このマチの周りを何度も偵察に行っていた。兄ちゃんがいなくなる前、おいら兄ちゃんに、いつ帰ってくるの?って聞いたんだ。兄ちゃんは困った顔になって、いつになるかわからないけど、必ず帰ってくるからって言ったんだ。だから、おいら、このマチに来れば兄ちゃんに会えると思って、』

 トップはそこまで話すと視線を落としてうなだれた。トップの兄が森を出て、すでに三回冬が来たという。つまり三年も帰って来ないのだ。

 スカーはトップをおもんばかる表情を浮かべながら、ためらいがちに言った。

『それなら、この街にいるかもしれねぇな。だがな、トップ。お前も見たと思うが、ヒト族の世界で俺たちリュウ族は働かなければいけない。それに、ヒト族のご主人がいなければいけないんだ』

 スカーの言葉に、俺の胸がギュッと苦しくなる。スカーの前の主人は、スカーに暴力を振るようなクズだった。

 トップの兄がこのままここで暮らしているならば、ヒト族に所有されているはずなのだ。

 ここでスカーは有力な情報を教えてくれた。

『ヒト族はリュウ族を財産として保有しているんだ。盗まれたり、殺されたりしたら損失になるからな。だから、ヒト族はリュウ族を保有したら必ず届出が必要なんだ』
「じゃあ!届出を出す場所に行けばトップの兄さんの居場所がわかるかもしれないんだな?」
『まあな、とっかかりとしてはそこから調べるのがいいだろう』

 スカーの提案に、トップは笑顔になった。俺たちは明日のために眠る事にした。

 俺一人がベッドに寝るのは申し訳なくて、トップとスカーに一緒にベッドで寝ようと提案したが、彼らはベッドよりも床がいいといって、床にゴロリと転がってしまった。

 
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