恐竜世界に転移した俺に懐いたちっちゃ可愛いドラゴンたちが最強だった

盛平

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特訓2

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『なぁ、エイジ。おいらも遊びたいよ。おいらも遊んで?』

 それまでケロンとジュエルの特訓を見ていたトップが俺の足にまとわりついてくる。俺はトップを抱き上げた。

「ようし、トップ。じゃあ鬼ごっこだ!」
『おお、オニゴッコってなんだ?』
「鬼ごっこっていうのはな、逃げるやつと追うやつがいて、追うやつの事をオニっていうんだ。だからトップがオニになって、ケロンとジュエルを追いかけるんだ。捕まえる時は、トップの土魔法でツタを作って、ケロンとジュエルにちょこんと触れたらトップの勝ち。ケロンとジュエルはトップに捕まらないように、トップの足元に攻撃魔法を放ってくれ。だけどくれぐれもトップに当てちゃだめだぞ?そしてトップはケロンとジュエルが攻撃魔法を放つ瞬間に防御魔法を張るんだ。どうだ、できるか?」
『面白そう!おいらやりたい!』
『ボクもやりたい!』
『アタシもやってあげてもいいわよ』

 トップとケロンとジュエルはやる気になってくれたようだ。俺はトップたちから距離を取ってから大声で叫んだ。

「じゃあ、行くぞぉ!五分経ったら終わりだからな。オニゴッコ始め!」

 トップたちはキャアと叫び声をあげながら走り出した。トップは走りながら、足元からツタ魔法を出現させ、器用に操っている。

 ケロンとジュエルは空を飛びながら、ツタをよけつつ攻撃魔法を放つ。だがトップに当たる事を心配してかなり遠い距離の地面に当てている。

 だがトップはしっかりと防御魔法を発動させている。

 いい傾向だ。トップは攻撃ばかりが先行して防御がおろそかになりがちだった。だが鬼ごっこを通して、攻撃魔法を発動する瞬間に、防御魔法を張るクセをつけてほしかった。

 ケロンとジュエルにも、攻撃魔法が正確に打てるようになってほしい。

 俺が遊んでいる彼らを見守っていると、スカーが話しかけてきた。

『ガキどもをのせるのがうまいな』
「俺たちは王都のダイナソーバトルに出るんだ。トップたちに絶対にケガはさせたくないし、戦う以上勝って欲しいんだ」
『・・・。俺はこんな馬鹿げた事やらねぇぞ?』
「もちろんだ、スカー。スカーは戦い慣れているから訓練なんて必要ない。だけど、俺は、スカーにもケガしてほしくない。スカーにはスカーの戦い方があるって理解している。でも、もしスカーの攻撃が間に合わなかった時は、ちゃんと防御魔法を使って身を守ってほしい、」
『・・・。エイジ、お前は本当にのせるのがうまいな』
「?」

 スカーの言った事の意味がわからず、俺は黙ってしまった。
 

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