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エラルドたちの初仕事3
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パティはエラルドとロレーナと共に、アンチ魔法を使う敵と戦う依頼を受ける事になった。
「だけどエラルド。そんな依頼どこにあるの?依頼書だけを見てもわからないんじゃない?」
パティの質問にエラルドはニヤリと笑った。
「じゃの道はヘビだ」
エラルドは依頼書がおさめられているファイルの棚に歩み寄り、レベル50の棚に立った。ファイルを取り出してしばらくペラペラとめくると、一枚の依頼書を取り出した。
エラルドはマイラに依頼書を手渡した。受け取ったマイラは険しい顔をしたが、受付スペースに入り事務処理をした。
「冒険者パティのパーティ。ザイラム盗賊団の捕縛依頼を受理しました」
「ザイラム盗賊団?」
パティが不安そうにマイラを見ると、マイラは厳しい顔を崩さず答えた。
「ザイラム盗賊団はとても残忍な盗賊団よ。王都から離れたはるか東の方にアジトがあるといわれているけれど、ザイラム盗賊団を捕縛しようとした冒険者たちはたくさんいたけど、どの冒険者もできなかった」
パティは不安な顔でエラルドに向きなおった。
「エラルドはザイラム盗賊団と何か関わりがあるの?」
「俺は貴族相手の用心棒をやっていた時、よくザイラム盗賊団が屋敷に襲撃してきたんだ。皆手だれの者ばかりだったが、俺の敵ではなかった。俺の依頼内容は貴族の屋敷を守る事だから、ザイラム盗賊団の者たちは騎士団に放り込んでやった。その中にアンチ魔法を使う者もいた。きっとザイラム盗賊団には何人ものアンチ魔法の使い手がいるのだろう。まぁ、俺は魔法を制御されても強いからな!」
パティはエラルドの自慢混じりの話しを聞きながら不安な気持ちになった。
パティがアンチ魔法の敵と出会った時は、エリオたちがあっという間に倒してしまった。
もしパティがアンチ魔法を使う敵と出会ったら、マックスたちは戦わせられない。パティ一人で戦わなければならないのだ。これはパティにとっても試練だ。
パティの不安な気持ちを悟ったのだろう。マックスとチャーミーがパティの足元にすりつき、肩に乗ったピンキーがパティの頬にすり寄った。ショルダーバックからはアクアが顔を出してつぶらな瞳でパティを見上げていた。
ふとパティの手が温かくなった。ロレーナがパティの手をギュッと握ってくれていた。
パティは一人ではないのだ。パティは深くうなずいた。
「だけどエラルド。そんな依頼どこにあるの?依頼書だけを見てもわからないんじゃない?」
パティの質問にエラルドはニヤリと笑った。
「じゃの道はヘビだ」
エラルドは依頼書がおさめられているファイルの棚に歩み寄り、レベル50の棚に立った。ファイルを取り出してしばらくペラペラとめくると、一枚の依頼書を取り出した。
エラルドはマイラに依頼書を手渡した。受け取ったマイラは険しい顔をしたが、受付スペースに入り事務処理をした。
「冒険者パティのパーティ。ザイラム盗賊団の捕縛依頼を受理しました」
「ザイラム盗賊団?」
パティが不安そうにマイラを見ると、マイラは厳しい顔を崩さず答えた。
「ザイラム盗賊団はとても残忍な盗賊団よ。王都から離れたはるか東の方にアジトがあるといわれているけれど、ザイラム盗賊団を捕縛しようとした冒険者たちはたくさんいたけど、どの冒険者もできなかった」
パティは不安な顔でエラルドに向きなおった。
「エラルドはザイラム盗賊団と何か関わりがあるの?」
「俺は貴族相手の用心棒をやっていた時、よくザイラム盗賊団が屋敷に襲撃してきたんだ。皆手だれの者ばかりだったが、俺の敵ではなかった。俺の依頼内容は貴族の屋敷を守る事だから、ザイラム盗賊団の者たちは騎士団に放り込んでやった。その中にアンチ魔法を使う者もいた。きっとザイラム盗賊団には何人ものアンチ魔法の使い手がいるのだろう。まぁ、俺は魔法を制御されても強いからな!」
パティはエラルドの自慢混じりの話しを聞きながら不安な気持ちになった。
パティがアンチ魔法の敵と出会った時は、エリオたちがあっという間に倒してしまった。
もしパティがアンチ魔法を使う敵と出会ったら、マックスたちは戦わせられない。パティ一人で戦わなければならないのだ。これはパティにとっても試練だ。
パティの不安な気持ちを悟ったのだろう。マックスとチャーミーがパティの足元にすりつき、肩に乗ったピンキーがパティの頬にすり寄った。ショルダーバックからはアクアが顔を出してつぶらな瞳でパティを見上げていた。
ふとパティの手が温かくなった。ロレーナがパティの手をギュッと握ってくれていた。
パティは一人ではないのだ。パティは深くうなずいた。
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