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戦闘開始
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アスランは再びフローラとフードの魔物のいる平地にいた。フローラはやはりうずくまっていて、体調が悪そうだった。フローラの側にはフードの魔物がいた。アスランはゴクリとツバを飲みこんだ。フードの魔物の魔力はすさまじくアスランは勝てるかどうかわからなかった。アスランのとなりには親友である白馬のアポロンがいた。アポロンがアスランに言った。
『安心しろアスラン、私が守ってやる』
アスランはアポロンに微笑んで答えた。
「ありがとうアポロン。よろしく頼む」
アスランはフードの魔物の前に立つと声高らかに宣言した。
「魔物よ!速やかにフローラの心臓を返せ!」
「ふはは、おろかな人間よ。返さなければどうするのだ?」
「貴様を倒すまでだ!」
アスランは背中に背負った剣を抜き構えた。フードの魔物はアスランめがけて強力な攻撃魔法を放った。アスランに当たるはずだった攻撃魔法は、アポロンの風防御魔法で防がれた。アスランはアポロンに礼を言ってから、自身に風魔法をまとい空中を駆け上がった。フードの魔物もアスランにならい空中にふわりと浮かび上がる。アスランは空中を蹴ってフードの魔物に斬りかかった。フードの魔物を斬りつけようとした時、アスランの剣は鉱物防御魔法にはばまれた。フローラの土魔法だ。
アスランはメリッサが立てたこの作戦が心配でならなかった。フードの魔物の意識をアスランたちにくぎ付けにして、背後からメリッサたちが小箱を奪う計画だが、一番危険な役回りはメリッサだ。メリッサはいくら強力な魔力を持つ沢山の霊獣と契約していても、彼女自身は普通の少女なのだ。もしフードの魔物に攻撃されたらひとたまりもないだろう。だからフードの魔物はアスランが倒さなければいけないのだ。
アスランはフードの魔物から距離を取った。そして大声で霊獣たちを呼んだ。
「レオ!フローラ!エルク!ルプス!」
アスランの声にライオンのレオ、ヒョウのフローラ、ヘラジカのエルク、狼のルプスが現れた。メリッサの契約霊獣たちは一斉にフードの魔物に攻撃魔法を開始した。ドラゴンのフローラは防御範囲を拡大してフードの魔物を守った。メリッサの言った通り、フローラは防御魔法を使う分には問題がないようだ。だがこのままではらちがあかない。アスランは霊獣たちに言った。
「皆!僕はフードの魔物と直接対決したい!攻撃魔法を集中させてフローラの防御魔法に穴を開けてくれないか?」
『アスラン!皆が了解した。三秒後に集中魔法攻撃をするぞ』
白馬のアポロンが通訳をかってでてくれた。アスランは心の中で三秒数えた。
三秒後、強力な攻撃魔法が一箇所に集中して放たれた。いくらドラゴンのフローラの防御魔法壁が強固でも、この集中攻撃魔法には耐えられなかった。フローラの鉱物防御魔法に穴が空いたのだ。
アスランはすかさずアポロンに乗って、フローラの防御壁の中に入った。そこには空中に浮いているフードの魔物がいた。アスランは剣を振り上げてフードの魔物の間合いに入った。斬れる。アスランは直感的にそれを悟り、フードの魔物をけさがけに斬ろうとした。すると突然アポロンが叫んだ。
『アスラン!フローラの心臓が入った小箱を傷つけるな!』
アポロンの言葉にアスランはハッとして剣のほこ先を変えた。アスランの剣はフードの魔物の右腕を斬り落とした。フードの魔物はニヤリと笑って言った。
「白馬の霊獣の言う通りだ。わしを斬り殺した時にフローラの心臓が入った小箱も同時に斬ればフローラは死ぬ」
フードの魔物はそう言って瞬時に右腕を再生した。アスランは無意識のうちに舌打ちをしていた。これではメリッサの計画通りになってしまう。アスランがフードの魔物の意識を引きつけている間に、メリッサたちがフードの魔物の隙をついて小箱を奪う。はたしてうまく行くのだろうか。アスランは不安な気持ちでいっぱいだった。
メリッサはアスランの唯一の理解者だ。アスランの父親と姉は、大いなる力を持つものは覚悟と責任を負わなければいけないと常に言っていた。アスランもその通りだと考えていた。だがアスランは自身の力を使う事を恐れためらった。それはアスランの弱さからくるものだと思い、アスランはいつも自分を責め続けていた。
だがメリッサは違った。メリッサはいつものアスランでいいと言ってくれたのだ。弱虫で泣き虫のアスランで。大いなる力を振るう時に悩み苦しむのは普通の人間だからだと言ってくれたのだ。そしてメリッサは、アスランが人を殺めた重責に苦しむのなら、その責を共に背負ってくれるとまで言ってくれたのだ。アスランはメリッサに救われた。だからアスランはメリッサのために行動しなくてはいけない。アスランはニヤつくフードの魔物に言い放った。
「ならば手足を斬り落として動けなくなった所で小箱を奪うまでだ」
アスランは自身の身体全身に風魔法をまとうと、アポロンの背から飛び降りものすごい速さでフードの魔物に斬りかかった。
『安心しろアスラン、私が守ってやる』
アスランはアポロンに微笑んで答えた。
「ありがとうアポロン。よろしく頼む」
アスランはフードの魔物の前に立つと声高らかに宣言した。
「魔物よ!速やかにフローラの心臓を返せ!」
「ふはは、おろかな人間よ。返さなければどうするのだ?」
「貴様を倒すまでだ!」
アスランは背中に背負った剣を抜き構えた。フードの魔物はアスランめがけて強力な攻撃魔法を放った。アスランに当たるはずだった攻撃魔法は、アポロンの風防御魔法で防がれた。アスランはアポロンに礼を言ってから、自身に風魔法をまとい空中を駆け上がった。フードの魔物もアスランにならい空中にふわりと浮かび上がる。アスランは空中を蹴ってフードの魔物に斬りかかった。フードの魔物を斬りつけようとした時、アスランの剣は鉱物防御魔法にはばまれた。フローラの土魔法だ。
アスランはメリッサが立てたこの作戦が心配でならなかった。フードの魔物の意識をアスランたちにくぎ付けにして、背後からメリッサたちが小箱を奪う計画だが、一番危険な役回りはメリッサだ。メリッサはいくら強力な魔力を持つ沢山の霊獣と契約していても、彼女自身は普通の少女なのだ。もしフードの魔物に攻撃されたらひとたまりもないだろう。だからフードの魔物はアスランが倒さなければいけないのだ。
アスランはフードの魔物から距離を取った。そして大声で霊獣たちを呼んだ。
「レオ!フローラ!エルク!ルプス!」
アスランの声にライオンのレオ、ヒョウのフローラ、ヘラジカのエルク、狼のルプスが現れた。メリッサの契約霊獣たちは一斉にフードの魔物に攻撃魔法を開始した。ドラゴンのフローラは防御範囲を拡大してフードの魔物を守った。メリッサの言った通り、フローラは防御魔法を使う分には問題がないようだ。だがこのままではらちがあかない。アスランは霊獣たちに言った。
「皆!僕はフードの魔物と直接対決したい!攻撃魔法を集中させてフローラの防御魔法に穴を開けてくれないか?」
『アスラン!皆が了解した。三秒後に集中魔法攻撃をするぞ』
白馬のアポロンが通訳をかってでてくれた。アスランは心の中で三秒数えた。
三秒後、強力な攻撃魔法が一箇所に集中して放たれた。いくらドラゴンのフローラの防御魔法壁が強固でも、この集中攻撃魔法には耐えられなかった。フローラの鉱物防御魔法に穴が空いたのだ。
アスランはすかさずアポロンに乗って、フローラの防御壁の中に入った。そこには空中に浮いているフードの魔物がいた。アスランは剣を振り上げてフードの魔物の間合いに入った。斬れる。アスランは直感的にそれを悟り、フードの魔物をけさがけに斬ろうとした。すると突然アポロンが叫んだ。
『アスラン!フローラの心臓が入った小箱を傷つけるな!』
アポロンの言葉にアスランはハッとして剣のほこ先を変えた。アスランの剣はフードの魔物の右腕を斬り落とした。フードの魔物はニヤリと笑って言った。
「白馬の霊獣の言う通りだ。わしを斬り殺した時にフローラの心臓が入った小箱も同時に斬ればフローラは死ぬ」
フードの魔物はそう言って瞬時に右腕を再生した。アスランは無意識のうちに舌打ちをしていた。これではメリッサの計画通りになってしまう。アスランがフードの魔物の意識を引きつけている間に、メリッサたちがフードの魔物の隙をついて小箱を奪う。はたしてうまく行くのだろうか。アスランは不安な気持ちでいっぱいだった。
メリッサはアスランの唯一の理解者だ。アスランの父親と姉は、大いなる力を持つものは覚悟と責任を負わなければいけないと常に言っていた。アスランもその通りだと考えていた。だがアスランは自身の力を使う事を恐れためらった。それはアスランの弱さからくるものだと思い、アスランはいつも自分を責め続けていた。
だがメリッサは違った。メリッサはいつものアスランでいいと言ってくれたのだ。弱虫で泣き虫のアスランで。大いなる力を振るう時に悩み苦しむのは普通の人間だからだと言ってくれたのだ。そしてメリッサは、アスランが人を殺めた重責に苦しむのなら、その責を共に背負ってくれるとまで言ってくれたのだ。アスランはメリッサに救われた。だからアスランはメリッサのために行動しなくてはいけない。アスランはニヤつくフードの魔物に言い放った。
「ならば手足を斬り落として動けなくなった所で小箱を奪うまでだ」
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