15 / 73
15、入学
しおりを挟む
時が流れるのは早い
俺はこの世界でもう10歳になっていた。
相変わらず剣技はアランに魔法はラフィーネ先生に教えてもらっている。
アランとラフィーネはそもそもが冒険者だから時々家を離れたりすることもある。
そんな時、ママンはラフィーネ先生に内緒で時々回復魔法を教えてくれる。
10歳になったその日俺は実践と称して結構大きなダンジョン脚を踏み入れた。
パーティーメンバーは俺とアランとラフィーネ先生それにどうしてもついてくると駄々を捏ねたママンだ
正直このメンバーに囲まれれば本来なら俺は何もすることはない。
「来るぞ」
俺の耳元でラフィーネ先生が囁く
ウネウネと動く巨大な芋虫が放射状に糸を吐く
アランとママンはいざと言うときの為に控えてはいるが手を出さない。
「フィラリーネ!!」
俺は指先から薔薇の花びらの様な炎を撒き散らしてその糸を空中で焼いた。
手にした剣を腰に提げた鞘から抜くとアラン流の活性術でその剣の先まで意識を集中する。
集中すると言ってもここまではもう無意識で一瞬にして実行可能だ。
横に剣を一閃すると巨大な芋虫は声も無く絶命する。
ママンがそんな俺を見て目を輝かせてる。
「ロイちゃん!!凄いわ!!」
アランも頷いている。
「次、来るよ」
ラフィーネ先生がそういった瞬間奥から巨大な影が3体物凄いスピードで俺に向かってくる。
巨大な吸血蝙蝠だ
詠唱している時間はない
俺は一瞬にして頭の中で構成したあるものを自分の魔力で指先に構築した。
「アイスニードル!!」
3本の氷の槍が巨大な蝙蝠の身体を貫いて壁に突き刺す。
俺のオリジナルの魔術だ
ママンが頬を染めて俺を見つめている。
「なんて凛々しいのロイちゃん!!」
ママンは俺を良く分かっている、褒められたほうが伸びるタイプなんだ俺は。
ラフィーネ先生が俺を見て笑った。
「中々やるじゃないか。それにしてもその目……あたしが一緒に組んだ連中の中でも、ブラッドバッドの身体をこれだけ正確に貫くことが出来た奴なんて数えるほどしかいない」
そう言うとラフィーネ先生は、ご褒美だといわんばかりに俺にキスをしようとする。
10歳になった俺の事を見てちょっと頬を染めるところが可愛い先生だ。
「ラフィーネ!!」
ママンの雷が先生に落ちると小さな冒険はそこでお開きになった。
さて10歳になったということはある問題が生まれる。
学校への入学の問題だ。
この世界では10歳から13歳までの3年間の間、望めばそれ以降のコースもあるが国王が作った学校に通わなければならない。
そもそも俺が今いる世界、そこには5つの大きな国がある。
俺がいるのは中央から西に広がる比較的肥沃な大地にあるビクトルード聖王国。
聖王と呼ばれたビクトルードが創ったこの国は5つの国の中でも2番目に大きい国だ。
一番大きく強いのがグライン帝国大陸の中央から東にかけて広がるこの国は皇帝と呼ばれる指導者の下、数々の小国を統合して来た。
ビクトルードとは大きな衝突は無いが政治的にも軍事的にも牽制し合っている状態のようだ。
残りの3大国はこの2強の動きを常に見守りながら自らの勢力の拡大のタイミングを計っているそんな状況らしい。
こんな緊張状態の中、現在の国王であるビクトルード8世は有能な人材の発掘の為、10歳から13歳までの子供達を国立の学校に通わせることを義務付けている。
目的は単純だ、才能がある人間をいち早く国が抱え込むこと。
つまり子供の頃からつばつけちゃおう作戦だな。
学校の名前は聖ビクトルード仕官養成学校。
名前からしてその目的が透けて見えるというか丸見えである。
まあこの学校で優秀な成績を修めれば一生食べるには困らないだろう。
安定の公務員生活が待っている。
だが、国の中枢を担うような人材を育てるような、いや選別する学校だ
貴族や金持ちの子供達はこの学校に入る前に勉強や剣術や魔法の鍛錬を終えている生徒が殆どだそうだ。
つまり、この3年間は勉強をするためのものじゃない、その成果を見せびらかして俺、優秀なんですけどどうすかタイムらしい。
ちなみにこれはアリシア情報だな。
俺をダッコしながらほんと嫌味な奴が多くて嫌なのよね~なんてこの学校の愚痴を言っていた。
そんなことは知らないママンとアランは羨ましそうに俺に言った。
「はぁ~ママも一度は学校に行ってみたかったわ。同じ年頃のお友達とお洋服を好感したり。ふふっロイみたいに可愛い男の子とデートしたり」
「エルディ……デートって! お、俺が居るだろ?」
半泣きになるアランにママンは冗談よって微笑んだ。
どんだけママンが好きなんだよこの超絶イケメン君はよ。
この学校が出来たのは17年前だと聞いたから、ママンは残念でしょうがないのだろう。
アランはふと思い出したように言った。
「そういやあ最近、仕官養成学校に凄い魔法使いが特別教師として雇われたらしいぞ」
ママンが目を輝かせる。
「良かったじゃない、ロイちゃん! きっと色々教えてもらえるわ!!」
ママン相変わらず無邪気な可愛い人だな、その笑顔に俺はうっとりとしてしまう。
でもどうかな……
百年以上生きているラフィーネ先生以上に凄い人がそうゴロゴロいるとは思えない。
ラフィーネ先生は珍しく大人しく黙っている。
気を悪くしたのかな、自分の教え子に他の先生が教えるって話を聞いて。
「あ、あの……誰に教えてもらうことになっても、僕の一番大切な先生はラフィーネ先生だけですから!」
10歳になって少し大人びてきた顔で俺は精一杯の笑顔を作る。
なんだかんだいっても俺はラフィーネ先生が大好きだからな。
これからも家に帰れば魔法を教えてもらうわけだし。
俺の笑顔に先生は少し赤い顔をしてブツブツと言っている。
聞こえてますよ、相変わらず大きいですから先生の独り言は。
「お、怒るだろうか、ロイは。い、いや……これは愛するロイ、いや……愛する愛弟子を守る為にしたことだよ。ロイも分かってくれるさ」
俺はその言葉を聞いて少し脳裏に不安がよぎった。
この人……その凄い魔法使いの先生に何かしたんじゃないのか?
いやいや、まさかそこまでは。
ふと気が付くと先生の顔が俺の目の前にある。
美しい顔からふっと力が抜けると本当に綺麗だ。
そしてその唇が……俺に迫ってくる
「とにかく、悪い虫が付かないように。まじないをかけてやる」
ママンに唯一対抗出来る美貌が俺に迫ってくると相変わらず俺はドキドキしてしまう、その唇からは甘くかぐわしい香りがただよっている。
「ラフィーネ!!またチャームをかけようとして!!」
ママンが口惜しそうに俺を見つめるラフィーネの顔を俺から引き離す。
「エルディ。あたしはね、ロイに悪い女がちょっかい出さないように守ってあげようとして!!」
うん……先生は相変わらず駄目な人だな。
可愛くて、そして駄目な人だ。
2週間後俺は聖ビクトルード仕官養成学校の門の前にいた。
今日から始まる新たな生活に不安と期待を感じながら。
俺はこの世界でもう10歳になっていた。
相変わらず剣技はアランに魔法はラフィーネ先生に教えてもらっている。
アランとラフィーネはそもそもが冒険者だから時々家を離れたりすることもある。
そんな時、ママンはラフィーネ先生に内緒で時々回復魔法を教えてくれる。
10歳になったその日俺は実践と称して結構大きなダンジョン脚を踏み入れた。
パーティーメンバーは俺とアランとラフィーネ先生それにどうしてもついてくると駄々を捏ねたママンだ
正直このメンバーに囲まれれば本来なら俺は何もすることはない。
「来るぞ」
俺の耳元でラフィーネ先生が囁く
ウネウネと動く巨大な芋虫が放射状に糸を吐く
アランとママンはいざと言うときの為に控えてはいるが手を出さない。
「フィラリーネ!!」
俺は指先から薔薇の花びらの様な炎を撒き散らしてその糸を空中で焼いた。
手にした剣を腰に提げた鞘から抜くとアラン流の活性術でその剣の先まで意識を集中する。
集中すると言ってもここまではもう無意識で一瞬にして実行可能だ。
横に剣を一閃すると巨大な芋虫は声も無く絶命する。
ママンがそんな俺を見て目を輝かせてる。
「ロイちゃん!!凄いわ!!」
アランも頷いている。
「次、来るよ」
ラフィーネ先生がそういった瞬間奥から巨大な影が3体物凄いスピードで俺に向かってくる。
巨大な吸血蝙蝠だ
詠唱している時間はない
俺は一瞬にして頭の中で構成したあるものを自分の魔力で指先に構築した。
「アイスニードル!!」
3本の氷の槍が巨大な蝙蝠の身体を貫いて壁に突き刺す。
俺のオリジナルの魔術だ
ママンが頬を染めて俺を見つめている。
「なんて凛々しいのロイちゃん!!」
ママンは俺を良く分かっている、褒められたほうが伸びるタイプなんだ俺は。
ラフィーネ先生が俺を見て笑った。
「中々やるじゃないか。それにしてもその目……あたしが一緒に組んだ連中の中でも、ブラッドバッドの身体をこれだけ正確に貫くことが出来た奴なんて数えるほどしかいない」
そう言うとラフィーネ先生は、ご褒美だといわんばかりに俺にキスをしようとする。
10歳になった俺の事を見てちょっと頬を染めるところが可愛い先生だ。
「ラフィーネ!!」
ママンの雷が先生に落ちると小さな冒険はそこでお開きになった。
さて10歳になったということはある問題が生まれる。
学校への入学の問題だ。
この世界では10歳から13歳までの3年間の間、望めばそれ以降のコースもあるが国王が作った学校に通わなければならない。
そもそも俺が今いる世界、そこには5つの大きな国がある。
俺がいるのは中央から西に広がる比較的肥沃な大地にあるビクトルード聖王国。
聖王と呼ばれたビクトルードが創ったこの国は5つの国の中でも2番目に大きい国だ。
一番大きく強いのがグライン帝国大陸の中央から東にかけて広がるこの国は皇帝と呼ばれる指導者の下、数々の小国を統合して来た。
ビクトルードとは大きな衝突は無いが政治的にも軍事的にも牽制し合っている状態のようだ。
残りの3大国はこの2強の動きを常に見守りながら自らの勢力の拡大のタイミングを計っているそんな状況らしい。
こんな緊張状態の中、現在の国王であるビクトルード8世は有能な人材の発掘の為、10歳から13歳までの子供達を国立の学校に通わせることを義務付けている。
目的は単純だ、才能がある人間をいち早く国が抱え込むこと。
つまり子供の頃からつばつけちゃおう作戦だな。
学校の名前は聖ビクトルード仕官養成学校。
名前からしてその目的が透けて見えるというか丸見えである。
まあこの学校で優秀な成績を修めれば一生食べるには困らないだろう。
安定の公務員生活が待っている。
だが、国の中枢を担うような人材を育てるような、いや選別する学校だ
貴族や金持ちの子供達はこの学校に入る前に勉強や剣術や魔法の鍛錬を終えている生徒が殆どだそうだ。
つまり、この3年間は勉強をするためのものじゃない、その成果を見せびらかして俺、優秀なんですけどどうすかタイムらしい。
ちなみにこれはアリシア情報だな。
俺をダッコしながらほんと嫌味な奴が多くて嫌なのよね~なんてこの学校の愚痴を言っていた。
そんなことは知らないママンとアランは羨ましそうに俺に言った。
「はぁ~ママも一度は学校に行ってみたかったわ。同じ年頃のお友達とお洋服を好感したり。ふふっロイみたいに可愛い男の子とデートしたり」
「エルディ……デートって! お、俺が居るだろ?」
半泣きになるアランにママンは冗談よって微笑んだ。
どんだけママンが好きなんだよこの超絶イケメン君はよ。
この学校が出来たのは17年前だと聞いたから、ママンは残念でしょうがないのだろう。
アランはふと思い出したように言った。
「そういやあ最近、仕官養成学校に凄い魔法使いが特別教師として雇われたらしいぞ」
ママンが目を輝かせる。
「良かったじゃない、ロイちゃん! きっと色々教えてもらえるわ!!」
ママン相変わらず無邪気な可愛い人だな、その笑顔に俺はうっとりとしてしまう。
でもどうかな……
百年以上生きているラフィーネ先生以上に凄い人がそうゴロゴロいるとは思えない。
ラフィーネ先生は珍しく大人しく黙っている。
気を悪くしたのかな、自分の教え子に他の先生が教えるって話を聞いて。
「あ、あの……誰に教えてもらうことになっても、僕の一番大切な先生はラフィーネ先生だけですから!」
10歳になって少し大人びてきた顔で俺は精一杯の笑顔を作る。
なんだかんだいっても俺はラフィーネ先生が大好きだからな。
これからも家に帰れば魔法を教えてもらうわけだし。
俺の笑顔に先生は少し赤い顔をしてブツブツと言っている。
聞こえてますよ、相変わらず大きいですから先生の独り言は。
「お、怒るだろうか、ロイは。い、いや……これは愛するロイ、いや……愛する愛弟子を守る為にしたことだよ。ロイも分かってくれるさ」
俺はその言葉を聞いて少し脳裏に不安がよぎった。
この人……その凄い魔法使いの先生に何かしたんじゃないのか?
いやいや、まさかそこまでは。
ふと気が付くと先生の顔が俺の目の前にある。
美しい顔からふっと力が抜けると本当に綺麗だ。
そしてその唇が……俺に迫ってくる
「とにかく、悪い虫が付かないように。まじないをかけてやる」
ママンに唯一対抗出来る美貌が俺に迫ってくると相変わらず俺はドキドキしてしまう、その唇からは甘くかぐわしい香りがただよっている。
「ラフィーネ!!またチャームをかけようとして!!」
ママンが口惜しそうに俺を見つめるラフィーネの顔を俺から引き離す。
「エルディ。あたしはね、ロイに悪い女がちょっかい出さないように守ってあげようとして!!」
うん……先生は相変わらず駄目な人だな。
可愛くて、そして駄目な人だ。
2週間後俺は聖ビクトルード仕官養成学校の門の前にいた。
今日から始まる新たな生活に不安と期待を感じながら。
15
あなたにおすすめの小説
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
放逐された転生貴族は、自由にやらせてもらいます
長尾 隆生
ファンタジー
旧題:放逐された転生貴族は冒険者として生きることにしました
★第2回次世代ファンタジーカップ『痛快大逆転賞』受賞★
★現在4巻まで絶賛発売中!★
「穀潰しをこのまま養う気は無い。お前には家名も名乗らせるつもりはない。とっとと出て行け!」
苦労の末、突然死の果てに異世界の貴族家に転生した山崎翔亜は、そこでも危険な辺境へ幼くして送られてしまう。それから十年。久しぶりに会った兄に貴族家を放逐されたトーアだったが、十年間の命をかけた修行によって誰にも負けない最強の力を手に入れていた。
トーアは貴族家に自分から三行半を突きつけると憧れの冒険者になるためギルドへ向かう。しかしそこで待ち受けていたのはギルドに潜む暗殺者たちだった。かるく暗殺者を一蹴したトーアは、その裏事情を知り更に貴族社会への失望を覚えることになる。そんな彼の前に冒険者ギルド会員試験の前に出会った少女ニッカが現れ、成り行きで彼女の親友を助けに新しく発見されたというダンジョンに向かうことになったのだが――
俺に暗殺者なんて送っても意味ないよ?
※22/02/21 ファンタジーランキング1位 HOTランキング1位 ありがとうございます!
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
社畜の異世界再出発
U65
ファンタジー
社畜、気づけば異世界の赤ちゃんでした――!?
ブラック企業に心身を削られ、人生リタイアした社畜が目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界。
前世では死ぬほど働いた。今度は、笑って生きたい。
けれどこの世界、穏やかに生きるには……ちょっと強くなる必要があるらしい。
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる