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1巻
1-1
しおりを挟むプロローグ
東京の夏は暑い。
特に俺のような営業マンにとっては殺人的である。
正午を少し回ったばかりの強い日差しの中を、辟易しながら歩く人々の姿が窓の外に見える。つい先ほどまで俺もあの人波の中にいたのだが、幸いなことに今はエアコンがよく効いた喫茶店の中でネクタイを緩めていた。
最近馴染みのこの店は、それほど広いわけではないもののくつろげる。二十代の俺から見ると少しレトロな雰囲気で、まあ悪くはない。
第一、珈琲の味と香りが最高だ。挽きたての豆を今どき珍しいサイフォンで淹れた珈琲は店主のこだわりが感じられて、俺の足を自然にこの店へと運ばせる。
そして、もう一つ俺をこの店に向かわせる理由があった。その理由を巡って俺とマスターは今ちょっとした賭けの真っ最中なのだ。
「……むぅ……。なかなかやるじゃないか、ハルちゃん」
マスターは、若干焦り気味に頭を掻いた。俺はそれを横目で見ながらにやりと笑う。
「約束だぜマスター。俺がこいつで新記録を出したら裕未ちゃんとデートさせてもらうからな」
この店のテーブルは、昔のシューティングゲームの筐体を兼ねている。レトロゲームが好きなここのマスターの趣味だそうだ。昔はゲーセンでかなり腕を鳴らしたらしい。
細かい敵の弾が無数に飛び交っているゲームの画面に、ゆっくりと戦艦型の巨大なボスが現れる。
マスターの片方の眉がひくんと動いて、髭の生えた口元が緩んだ。
「へへへ、残念だねぇハルちゃん。あんたがこんなにゲームが上手とは思わなかったけど、そいつは無理だ。俺だって倒したことがないんだからさ」
最高得点はマスターが叩き出した九十九万点。
俺は今九十八万点だ。きっとこいつを倒せば、俺の勝ちだろう。
「もう!! お父さんも春宮さんも、勝手に私を賭けないでよね!!」
先ほど帰って来たばかりの制服姿で少し頬を膨らませているのは、この店の看板娘の葵裕未である。まだ十八の高校生なのに、素晴らしい胸を持つ美少女だ。
空になったカップに、お替り自由の珈琲を注いでくれる。気が利く美少女というのは、まさに天使以外の何者でもない。
「まったく、人のことを何だと思ってるのよ」
少し気が強そうな美貌は失礼ながらマスターの娘とは思えない。白い夏服を飾る赤いリボンがよく似合っている。
いい香りが俺の鼻腔を満たす。
俺のカップに珈琲を注ぎながら、裕未ちゃんはツンとした顔で俺を睨んだ。
「べ、別にハルさんとだったら、こんなことしなくてもデートしてあげるのに」
(な……んだと?)
俺は制服の美少女の顔と胸を見比べた。
やはり大きいことはいいことである。
「お! おい!! 裕未、お父さんは許さんぞ!! こんな不良サラリーマンは!!!」
外回りの営業の仕事中に一服するぐらいでそんな言われ方は心外だ。そもそも、俺みたいなのがいなければこの店も商売あがったりだろう。俺は筐体のレバーを放すと、その素晴らしい胸をしたJKの肩に手を乗せた。
「それじゃあ行こうか、裕未ちゃん」
「えっ! えええっ!! 今からぁ……いいけど。ハルさん仕事は?」
人生には仕事よりも優先させるべきことがあるのだ。まあ、今月のノルマはとうに終わっているから、誰も文句は言わないだろうが。
テーブルの上に珈琲代を載せると、俺は颯爽と店を出ようとした。
「ちょっと待ちなよハルちゃん! 約束は約束だぞ、新記録は出せないなら、娘とのデートはまたにしてもらうぜ」
どうやらマスターは愛娘と俺の様子が気になって、画面から目を離していたようである。
俺は黙ってテーブルを指差した。
それを見てマスターの顔が引きつる。
「なっ!! 九十九万九千九百九十九点!?」
先ほどの巨大戦艦はとっくに撃沈させた。裕未ちゃんの巨大な胸に見とれてゲームオーバーにはなっているが、新記録は達成済みである。
俺は肩をすくめて言った。
「裕未ちゃんがあんまり可愛いからつい本気でな、これで文句ないだろう、マスター?」
俺の言葉に悔しそうにマスターが涙ぐむ。いい大人がみっともない。
「嘘だろ! 俺だってクリアしたことがないのに!!」
「ちょっとお父さん! 悔しがるところそっちなの!?」
的確に突っ込みをいれて、裕未ちゃんはクルリと踵を返した。
「ハルさん! 先に車に乗ってて、私着替えてくるね!!」
若々しくしなやかな体が、軽やかにこの店の二階にある住居スペースに駆け上がっていく。
うむ、天使は存在するな。
今、俺が発見したから間違いない。
俺はガックリと肩を落とすマスターを横目に店の出口の扉を開けた……。
確かに開けたはずなんだが……。
(ん? なんだ?)
目の前には見知らぬ金髪の女が立っていた。
喫茶店の駐車場には場違いな美人だ。
俺はもう一度肺に溜まった空気を吐き出したが、口から出た息はえらく新鮮でもう一度吸い込んでも惜しくないようなものに感じられた。
俺はゆっくりと、辺りを見渡す。
(どこだ? ……ここは?)
まるで中世の舞踏会場のように広いホールの中で、沢山の人々がこちらを見ている。目を凝らすとホールを支える巨大な柱の一つ一つが、まるで世界一の芸術家の手で彫られたような彫像の姿をしていた。
どうやら俺が知らないうちに、この店は増築工事を終えたらしい……。
(いや、そんな訳はないか)
貧乏臭いあの親父が、そんな金を貯め込んでいたはずもない。そもそもがあの小さな喫茶店の敷地内に、こんな広大な空間がある訳はないだろう。
(なるほどな……。どうも今日は上手く行き過ぎると思ったんだ)
あんな巨乳美少女JKが、ああもあっさり俺とのデートにOKするなんてな。どうやら全て夢だったことに俺は気がついた。今頃、俺は相変わらずろくに掃除もしていない部屋のベッドで、呑気に寝ているのだろう。
俺は目の前に立つ女をあらためて見つめた。
(夢とはいえ、いい女だな)
どこかの画廊で見た、東欧の女神の絵を思い起こさせるような透明感のある美貌。スタイルの良さ。
だが服装が少し変わっていた。
女は、精巧な細工を施された甲冑に身を包んでいる。無粋でゴツイものではなく、繊細に作られたそれは、女の美しさを損なわなず、身分が高いことを証明しているようにも見えた。白い布製の腰当からわずかに覗く白い足が、何とも言えずセクシーだ。
(裕未ちゃんもけしからんが、この女はそれよりなおけしからんな)
目が覚める様子はまだない。ホールの中にいる人々は皆、俺の様子を窺っていた。まるで、俺に何かを期待しているかのような雰囲気が漂っている。
俺は溜め息を吐いた。
(いかにも、ありがちだな)
どうやら俺は、ネットゲームか何かの夢を見ているらしい。
王国を守るために異世界から召喚された勇者。
その世界で、とある国の姫様と共に戦いに挑む!
俺は自分のステレオタイプな想像力に少し呆れた。まるで、どこかで見たネトゲのオープニングそのものだ。
ホールの奥には玉座があった。
白いドレスを着た女と、そして国王らしい威厳のある男がいる。どうやら、あれは国王と王妃なのだろう。国王の側にいる少女が俺に向かって会釈をした。
「よ、よく来てくれました! 異世界の勇者よ!!」
少し緊張気味な少女は真っ赤な顔で俺を見て、嬉しそうに瞳を輝かせていた。
うむ! ロリ属性の男ならイチコロだな。
柔らかそうな銀色の髪に青い瞳、清楚だがちょっと生意気そうな美貌が、まさに王女様といった雰囲気だ。普通のゲームならヒロイン役と言えるだろう。
萌え系アニオタなら歓喜するところだが、残念ながら俺はロリ属性ではない。俺が眺めているのは、俺の目の前にいる見るからに誇り高そうな横顔の女の方だ。
流れるようなブロンドの美しさ。冷たく見えるほど整った顔立ち。そしてそのピンクローズの唇の美しさに、俺は自分の傍まで来た王女を無視してその女の手を握った。
「?」
美しい女騎士は、不思議そうな顔をした。
まあ当たり前か。
ゲームのオープニングで主人公が勝手に行動していいはずもない。決められたルーティンワークをこなすのが彼女の仕事なのだろう。
だが待て、これはゲームの世界じゃない!!
この俺の夢なんだ!!
主導権はあくまでも俺にある!!
俺は不敵に微笑んだ。
挨拶を無視された王女は可憐な笑顔を引きつらせたが、俺は気にせず女騎士を見つめた。幸いなことに、まだ夢から醒める気配はない。
誰しも経験があるだろう。自分が理想とする女が夢に出て来て、よからぬことを考えた瞬間に目が覚める。起きた時の虚脱感と後悔は、ハンパない。
どうせこれは夢なんだ! ならば!
巨乳JKとのデートをふいにされた男の鬱憤を知れ!!
俺は美しい女騎士の腰を抱き寄せると、その唇に思い切りキスをした。
「なっ!! んむぅう!!」
驚いて言葉を発した女の唇から漏れた何とも言えない甘い吐息が、俺の口腔を満たす。
夢とは思えないリアルな唇の感覚。
女の美しい瞳が極限まで見開かれている。これは、あくせく働く男への神の贈り物に違いない。
国王や王妃、もちろんヒロインであるはずの可憐な王女、さらにはこの城の大広間に集まった全ての者達が時が止まったかのように固まっている。
――その間約二秒。
俺はたっぷりと夢が与えてくれた贈り物を堪能した。だが次の瞬間、俺は自分の頬に強い衝撃を受けて昏倒した。
第一話 地下牢にて
(そうだ、俺は悪くない……。これは夢なんだ、覚める前にするべきことをしただけじゃないか)
俺は鉄格子のある薄暗い場所に入れられて、頬をさすっていた。おそらくそこには、美しい形の手のひらの跡がくっきりと残されているだろう。
(それにしても、いい感触だったな!!)
ついつい思い出し笑いをする俺の様子を、牢の見張り番の男が呆れた顔で眺めている。
俺は、あの女騎士の細く鍛え上げられたしなやかな腰に手を回すと、思いっきりキスをした。女の唇の隙間から流れ込む微かな息の香りは、まるで白薔薇のようだったな。
その直後、氷の女神のように凛とした女騎士の瞳が大きく開かれ、俺は頬に激しい衝撃を受けて床に叩きつけられていた。
(普通、あそこで目が覚めるだろ、まったく)
俺は頬をさすりながら、牢番に声をかけた。
「おい、そろそろ目を覚ましたいんだよ、俺は。悪いけどその槍で軽く小突いてくれないか?」
ベッドの脇の目覚まし時計が職場放棄をしているのだろう。このまま寝続けたら、仕事に遅刻しかねない。
俺の言葉に牢番の男は、親の仇を見るような目で俺を睨みつける。
「小突くだと!! よくもルビア様にあんな真似を! いっそ刺し殺してやろうか!!」
なるほど、あの美しい女騎士はルビアという名前なのか。悪くない名前だな。
そもそもが俺の夢なのだから、俺好みの名前なのも頷ける。
男はそう言って、手に持った槍を振りかざした。
(まあいいか、その方が目が覚めるってもんだよな)
俺はぐいっと男の方へ向かって胸を突き出す。
「面倒だ! ひと思いにやってくれよ!!」
男は俺の態度を見て溜め息を吐いた。
「アンタ自分の立場が分かってるのかよ? 俺達の国の勇者がコレなんて、俺は信じたくねえよ。ほんとにもう終わりかねぇ、この国も」
夢の中の住人に、コレ呼ばわりされる覚えはないんだが……。
どうやら俺はあの女騎士にキスをした後、思い切り殴られて失神したということらしい。しかしそもそもコレは夢だ、失神も何もないだろうに。
とはいえ異世界から来た勇者が、いきなりヒロインを無視してあんなことをすれば牢ぐらいは入れられてもおかしくはないな。
少なくとも俺が国王なら、そんな狂犬は牢にぶち込んでおくだろう。重厚な鉄格子で閉じられた部屋も、目が覚めるまでの辛抱だと思えば別に苦にはならない。
俺は軽く欠伸をすると、牢の中の冷たい床に横になった。
どうせ、次に目が覚めるのは見慣れたベッドになるのだから。
数時間も寝ただろうか。
頑丈な壁に付けられた狭く小さな窓から差し込む光が、俺の頬を照らしていく。優しい暖かさだが、それは覚醒をせかしているようで鬱陶しくもある。
俺はその光から逃れるように布団の中に潜っていく。だが、布団をたぐり寄せたはずの手は虚しく空を切った。
寝ぼけまなこに映っているのは、鉄格子とその先で俺を睨む男達だった。その男達は何やら、夢の中に出て来た牢番と揉めている。つまり、ここはまだ先ほどの夢の中なのだろう。
(おいおい、俺はいつまで寝てるんだ)
半ば自分に呆れながらも、俺はゆっくり体を起こし男達の会話に耳を傾けた。
「そこをどけ! このような男、殺しても誰も文句は言うまい!!」
物騒なことを言っているのは、見事な甲冑に身を包んだ騎士だ。
「困ります、アーヴァン様、一応この男は我が国を救う勇者……。ですよ」
一応とはなんだ。
しかも、言葉の端々に勇者(仮)的な疑いが滲んでいるぞ。
俺は自分のしたことを棚に上げて、そう心の中で悪態を吐くと軽く伸びをした。
「勇者だと!! このような無礼な者が、勇者であるはずがない! 尊き公爵家のご令嬢であり、我らがアルドリア聖騎士団の団長であるルビア様にあのような無礼!! そもそも、異世界の者の手など借りなくとも、この国は我らが守ってみせる!!」
アーヴァンと呼ばれた男は牢番から鍵を奪い、引き連れて来た仲間の騎士達と牢の中に入って来る。
おそらく、この世界の貴族の生まれなのだろう。キザな仕草と人を見下すような視線は、れっきとした中流家庭、いわゆる平民生まれの俺をイラっとさせた。俺の知り合いにも、こんな金持ちのキザ野郎が何人かいるからな。
アーヴァンが腰に差した剣を抜くと、後ろに付き従う腰ぎんちゃくどもも一斉にその動きにならった。
「どうした勇者、命が惜しければ這いつくばって命乞いをしてみろ!! そうすれば命だけは助けてやろう」
アーヴァンは、そう言って笑うと剣を振った。
俺の首筋に突き付けられた剣が鈍い光を放つ。逆らえば、こいつの取り巻きどもが一斉に襲い掛かってくるはずだ。
俺は大きく欠伸をしながら言った。
「なあ、あんた。あの女騎士が好きなんじゃないのか? まあもっとも、あんたみたいのは相手にもされてないんだろうがな」
何しろこちらは随分な歓迎を受けているのだ。少しぐらい悪態を吐いてもバチはあたらないと思う。だが俺のセリフを聞いて、牢番は真っ青になっている。アーヴァンの顔に青筋が立っているのが分かったからに違いない。
「きっ!! 貴様ぁあああ!!!」
図星をつかれ、若い騎士はぶち切れ状態になった。容赦なく剣を一閃する。
ジャリ!!
砂を磨り潰すような音が牢の中に響き、アーヴァンは得意げな顔で胸を張った。
「ア、アーヴァン様……」
取り巻き連中はその姿を見て動揺し、一様に固まっている。
「が……ぐぅ」
本人は気がついていないようだ。もしかしすると、俺の首を落とした夢でも見ているのかもしれない。満足げな顔でヨロヨロと二、三歩歩き、糸の切れた人形のようにその場にへたり込む。
「悪いな。俺は一応勇者なんだろ? そんなに簡単にやられてたら勇者はつとまらないぜ」
俺は確信していた。何と言ってもこれは俺の夢だ、俺が負けるはずがない。それにもう一つ、俺の自信を支えていることがある。
俺はガキの頃から、ゲームでは負け知らずだということだ。
格闘系、シミュレーション、ボードゲーム、俺はゲームという名のついたもので負けた経験がない。自分で言うのもなんだが、ゲーマーの中では、ハルヒコという俺のハンドルネームは超有名だった。
(まあ本名の春宮俊彦の、最初と最後をとっただけなんだが)
これがまぎれもなく俺の夢で、なおかつ見ているのがテンプレなネットゲームの世界であれば、俺に負ける要素はない。無論、リアルで剣を振り回すようなイカレタ奴と戦ったことはないが。
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