23 / 82
本編
セントラル-4
しおりを挟む
しかしその声に反応したのは、望んだ人ではなかった。
「そこの君、待ちなさい!」
奏澄の心臓が大きく跳ねる。図書館の警備員が二人、追いかけてくる。
勿論止まるはずもなくそのまま駆けるが、あっという間に追いつかれ、腕を掴まれてしまう。
「放して!!」
「図書館から不審者の連絡を受けている。やましいことがないなら……がッ!?」
言葉の途中で警備員が手を放し、膝をついた。奏澄を掴んでいた腕と、さらに足からも血が流れている。
「き、貴様、ぐあッ!!」
奏澄が目を白黒させている間に、もう一人が銃を構えようとしたが間に合わず膝をついた。どうやら足を撃ち抜かれたようだった。
唖然とそれを眺めていると、聞き慣れた声がかかった。
「カスミ! 無事か!?」
「メイズ!」
警備員を撃ったのはメイズだったようだ。ひどく焦った様子で、両手に一丁ずつリボルバーを持っている。
メイズは奏澄の姿を見ると、顔を顰めた。奏澄は自分の状態に思い当たり気まずくなるが、そんなことを気にしている場合ではない。
「ごめん、あとで話すけど、今すぐここを出なきゃ」
「わかった。船へ向かうぞ。走れるか」
「うん!」
足は痛むが、泣き言を言っている場合ではない。メイズが後ろを警戒する形で駆け出す。
「大通りで人に紛れるぞ。奴らは市民を傷つけない。人通りのある場所なら、まず発砲は」
「止まれ!!」
横から出てきた兵たちが、武器を持つメイズに向けて発砲してきた。すぐさま応戦する形で、メイズも発砲する。
「撃ってこないんじゃなかったの!?」
「普通ならな。よっぽどなりふり構っていられないらしい」
「さっきの人と、制服も、違う」
「今のはセントラル軍だ。こんなにすぐ軍が動くなんて……何やったんだ」
「あ、あと、で……っ」
奏澄の方は既に息も絶え絶えだが、メイズは全く息を切らせていない。日頃の運動不足が悔やまれる。今後は体力作りを日課にしよう、と奏澄は心に決めた。
「カスミ! メイズさん!」
「ライアー!」
こっちこっち、と手招きをするライアーに従い、メイズが後ろを威嚇射撃しながら、横道へ入る。
「マリーたちはもう出航の準備をしてる。オレが道案内するから、ついてきて」
「わかるの?」
「オレを誰だと思ってんの? 地理の把握なら大得意だっての!」
自信満々なライアーに、頼もしさを感じる。彼が仲間で良かった、と奏澄は心底感謝した。
そのままライアーに案内され、裏道や、時には建物を抜けたりして、できるだけ追手を撒くように移動する。軍が市民がいても発砲するとわかった以上、無関係の人を巻き込みたくなかった奏澄は、人が少ない場所を移動できるのがありがたかった。それでも運悪く追手に見つかった場合は、メイズが牽制する。
決まって足や腕を撃ち抜くメイズに、ライアーは何故か感心したような目を向けていた。射撃の精度に驚いているのかもしれない。奏澄も、銃のことはよくわからないが、両手に構えてよく狙いをつけられるものだと思った。二丁持つと言っても、二丁使うのは乱射する時で、精度が必要な場合は一丁しか使わないのではと思っていたのだ。
しかしライアーは『二丁拳銃のメイズ』を知っていたのではなかったか。一瞬首を傾げたものの、噂を聞くのと実際に見るのでは違うものだろう、とすぐに納得した。
「もうすぐ着くぜ! この先の崖から飛び乗る!」
「と、え!? なんて!?」
全力マラソンに一生懸命だった奏澄は、突然の難題に珍しく声を荒らげた。それは失敗したら海に落ちるやつなのではなかろうか。
どうしようと思う間もなく船が見え、見えるということはそれほど高くも離れてもいないのでは? と安堵しかけたその時、後ろから突然腰のあたりを抱えられた。
「え」
抗議する間もなく、奏澄を抱えたままのメイズとライアーが跳ぶ。
「~~~~!!」
色々な感情が篭った声にならない声を上げて、奏澄は無事に乗船した。
「全員乗ったね! 全速力で白の海域を出るよ!」
『了解!』
統制の取れた乗組員たちのおかげで、船はぐんぐんと陸から離れていく。
岬からそれを見送る人影に、セントラルの兵が敬礼をして声をかけた。
「総督! 申し訳ありません、すぐに軍艦で追尾します」
「いいえ、もういいわ。放っておきなさい」
「は? しかし」
「彼女がもしそうなら、どうせここに戻ってくるもの」
「は、はぁ……?」
首を傾げる兵をおきざりに、総督と呼ばれた女性は金の瞳をついと細めて、遠ざかる船を見つめていた。
安堵の空気が広がる船の上では、荷物のように抱えられたままだった奏澄が、力なく声を発した。
「メイズ……ありがとう……でも下ろして欲しい」
「ああ、悪い」
まるで忘れていたかのような気軽さで返し、メイズは奏澄をそっと立たせた。
「私も、自分で跳べたのに」
「いやぁ、カスミはギリギリ無理だったんじゃない?」
多分、きっと、という願望込みで口にしたが、ライアーに否定されてショックを受ける。それをフォローするように、メイズが口を開いた。
「普段ならわからないが、お前怪我してるだろう」
「あ……えっと」
気づいていたのか、それはそうか、と思いながら、何故か言い訳を探していた。すると、メイズの手が、奏澄の頬のあたりを撫ぜた。
「え、な、なに」
「……早いとこ手当てしろ。跡が残る」
ああ、そういえば銃弾が掠めたのだっけ、と撃たれた時のことを思い出し、身震いする。問答無用で発砲されるというのは、なかなかに恐怖体験だった。
その様子を見たメイズは、ますます険しい顔をした。
「メイズさんメイズさん、ストップ。相手殺しそうな顔してるから」
ライアーが待ったをかけ、メイズがばつの悪そうな顔をする。
「ほら、早く手当てしてあげましょうよ」
「いや、俺は」
「あ、だ、大丈夫。自分でできるから」
「何遠慮してんのさ。今更気にする仲でもないでしょ」
「気にするけど!」
傷は肌が露出している部分だけではない。いくらメイズに甘えきっている奏澄とはいえ、さすがに躊躇なく肌を晒せるかと言えば、そこは羞恥が勝る。
だがライアーは驚いたように声を上げた。
「うっそ!?」
「嘘つく理由ないでしょ。なんでよ」
「じゃぁアレなんなの!? たまに一緒の部屋で寝てるじゃん!?」
見られていた、と奏澄が赤くなる。一人で眠れないなんて、子どものようで恥ずかしいから黙っていたのに。
奏澄は言い訳を探し、メイズは黙ってライアーを殴った。
「痛った!?」
「妙な勘繰りをするな。そういうんじゃない」
「え? 何それ。逆に不健全じゃない?」
コントのようなやり取りに、くすくすと可愛らしい笑い声が混ざった。
「あ、すみません。マリーさんから、船長の手当てを頼まれまして」
「ローズ」
そこに立っていたのは、マリーの部下の一人、ローズだった。
ミルクティー色のストレートボブをさらりと揺らして、優し気な目元を細めて微笑んでいる。
体型は小柄だが、背筋がすっと伸びて姿勢が良く、実際の身長よりも高く見える。
「マリーさんはまだ手が離せないんです。私で良ければ、お手伝いします」
「わ、助かります。お願いしてもいいですか?」
「勿論」
ありがたい申し出を受け、奏澄は船室でローズの手当てを受けることにした。
「わ~、打ったとこ腫れちゃってますね。これ暫く痛いですよ」
「うぅ……なるべく触らないようにします」
「その方がいいですよ。船の仕事も、暫くお休みしたらどうですか」
「や、それはちゃんとやります。そんな大怪我したわけじゃないし、手は使えるし」
むしろこの程度で休ませてもらうなど申し訳ない、と奏澄が手を振って答えると、ローズはおかしそうに笑った。
「そこはうまいことサボっちゃえばいいのに。船長って真面目ですよね」
「あー……よく言われます」
あまり良い意味ではない方で、とは口に出さなかった。生真面目とか、融通がきかないとか、頭が固いとか。やりにくい、と思われがちだ。実際は小心者なだけで、自分の中にある基準に反してしまうと、気になって気になって仕方ないのだ。
「でもそんな船長が、あの大国を敵に回すほどのことをしでかすなんて、思いもしませんでした」
「そ、それは」
「成果はあったんですか?」
謝らなければと焦った奏澄に、ローズはすぱっと問いかけた。
その言葉に、彼女もやはり商人なのだ、と感じた。
「はい」
「なら良かった。行った甲斐がありましたね」
怒っては、いないのか。そう聞こうとした言葉を、飲み込んだ。それは無粋だ。
代わりに、奏澄はいたずらっ子のような顔で笑って見せた。
「成果、見ますか?」
「とっても気になりますけど、私はマリーさんの後で。先に見たって知ったら、拗ねちゃうから」
「ふふ、マリーも可愛いところがあるんですね」
「私が言ったって内緒ですよ?」
「勿論」
くすくすと笑いあって、それから二人で少しの間、たわいもない話をした。
「そこの君、待ちなさい!」
奏澄の心臓が大きく跳ねる。図書館の警備員が二人、追いかけてくる。
勿論止まるはずもなくそのまま駆けるが、あっという間に追いつかれ、腕を掴まれてしまう。
「放して!!」
「図書館から不審者の連絡を受けている。やましいことがないなら……がッ!?」
言葉の途中で警備員が手を放し、膝をついた。奏澄を掴んでいた腕と、さらに足からも血が流れている。
「き、貴様、ぐあッ!!」
奏澄が目を白黒させている間に、もう一人が銃を構えようとしたが間に合わず膝をついた。どうやら足を撃ち抜かれたようだった。
唖然とそれを眺めていると、聞き慣れた声がかかった。
「カスミ! 無事か!?」
「メイズ!」
警備員を撃ったのはメイズだったようだ。ひどく焦った様子で、両手に一丁ずつリボルバーを持っている。
メイズは奏澄の姿を見ると、顔を顰めた。奏澄は自分の状態に思い当たり気まずくなるが、そんなことを気にしている場合ではない。
「ごめん、あとで話すけど、今すぐここを出なきゃ」
「わかった。船へ向かうぞ。走れるか」
「うん!」
足は痛むが、泣き言を言っている場合ではない。メイズが後ろを警戒する形で駆け出す。
「大通りで人に紛れるぞ。奴らは市民を傷つけない。人通りのある場所なら、まず発砲は」
「止まれ!!」
横から出てきた兵たちが、武器を持つメイズに向けて発砲してきた。すぐさま応戦する形で、メイズも発砲する。
「撃ってこないんじゃなかったの!?」
「普通ならな。よっぽどなりふり構っていられないらしい」
「さっきの人と、制服も、違う」
「今のはセントラル軍だ。こんなにすぐ軍が動くなんて……何やったんだ」
「あ、あと、で……っ」
奏澄の方は既に息も絶え絶えだが、メイズは全く息を切らせていない。日頃の運動不足が悔やまれる。今後は体力作りを日課にしよう、と奏澄は心に決めた。
「カスミ! メイズさん!」
「ライアー!」
こっちこっち、と手招きをするライアーに従い、メイズが後ろを威嚇射撃しながら、横道へ入る。
「マリーたちはもう出航の準備をしてる。オレが道案内するから、ついてきて」
「わかるの?」
「オレを誰だと思ってんの? 地理の把握なら大得意だっての!」
自信満々なライアーに、頼もしさを感じる。彼が仲間で良かった、と奏澄は心底感謝した。
そのままライアーに案内され、裏道や、時には建物を抜けたりして、できるだけ追手を撒くように移動する。軍が市民がいても発砲するとわかった以上、無関係の人を巻き込みたくなかった奏澄は、人が少ない場所を移動できるのがありがたかった。それでも運悪く追手に見つかった場合は、メイズが牽制する。
決まって足や腕を撃ち抜くメイズに、ライアーは何故か感心したような目を向けていた。射撃の精度に驚いているのかもしれない。奏澄も、銃のことはよくわからないが、両手に構えてよく狙いをつけられるものだと思った。二丁持つと言っても、二丁使うのは乱射する時で、精度が必要な場合は一丁しか使わないのではと思っていたのだ。
しかしライアーは『二丁拳銃のメイズ』を知っていたのではなかったか。一瞬首を傾げたものの、噂を聞くのと実際に見るのでは違うものだろう、とすぐに納得した。
「もうすぐ着くぜ! この先の崖から飛び乗る!」
「と、え!? なんて!?」
全力マラソンに一生懸命だった奏澄は、突然の難題に珍しく声を荒らげた。それは失敗したら海に落ちるやつなのではなかろうか。
どうしようと思う間もなく船が見え、見えるということはそれほど高くも離れてもいないのでは? と安堵しかけたその時、後ろから突然腰のあたりを抱えられた。
「え」
抗議する間もなく、奏澄を抱えたままのメイズとライアーが跳ぶ。
「~~~~!!」
色々な感情が篭った声にならない声を上げて、奏澄は無事に乗船した。
「全員乗ったね! 全速力で白の海域を出るよ!」
『了解!』
統制の取れた乗組員たちのおかげで、船はぐんぐんと陸から離れていく。
岬からそれを見送る人影に、セントラルの兵が敬礼をして声をかけた。
「総督! 申し訳ありません、すぐに軍艦で追尾します」
「いいえ、もういいわ。放っておきなさい」
「は? しかし」
「彼女がもしそうなら、どうせここに戻ってくるもの」
「は、はぁ……?」
首を傾げる兵をおきざりに、総督と呼ばれた女性は金の瞳をついと細めて、遠ざかる船を見つめていた。
安堵の空気が広がる船の上では、荷物のように抱えられたままだった奏澄が、力なく声を発した。
「メイズ……ありがとう……でも下ろして欲しい」
「ああ、悪い」
まるで忘れていたかのような気軽さで返し、メイズは奏澄をそっと立たせた。
「私も、自分で跳べたのに」
「いやぁ、カスミはギリギリ無理だったんじゃない?」
多分、きっと、という願望込みで口にしたが、ライアーに否定されてショックを受ける。それをフォローするように、メイズが口を開いた。
「普段ならわからないが、お前怪我してるだろう」
「あ……えっと」
気づいていたのか、それはそうか、と思いながら、何故か言い訳を探していた。すると、メイズの手が、奏澄の頬のあたりを撫ぜた。
「え、な、なに」
「……早いとこ手当てしろ。跡が残る」
ああ、そういえば銃弾が掠めたのだっけ、と撃たれた時のことを思い出し、身震いする。問答無用で発砲されるというのは、なかなかに恐怖体験だった。
その様子を見たメイズは、ますます険しい顔をした。
「メイズさんメイズさん、ストップ。相手殺しそうな顔してるから」
ライアーが待ったをかけ、メイズがばつの悪そうな顔をする。
「ほら、早く手当てしてあげましょうよ」
「いや、俺は」
「あ、だ、大丈夫。自分でできるから」
「何遠慮してんのさ。今更気にする仲でもないでしょ」
「気にするけど!」
傷は肌が露出している部分だけではない。いくらメイズに甘えきっている奏澄とはいえ、さすがに躊躇なく肌を晒せるかと言えば、そこは羞恥が勝る。
だがライアーは驚いたように声を上げた。
「うっそ!?」
「嘘つく理由ないでしょ。なんでよ」
「じゃぁアレなんなの!? たまに一緒の部屋で寝てるじゃん!?」
見られていた、と奏澄が赤くなる。一人で眠れないなんて、子どものようで恥ずかしいから黙っていたのに。
奏澄は言い訳を探し、メイズは黙ってライアーを殴った。
「痛った!?」
「妙な勘繰りをするな。そういうんじゃない」
「え? 何それ。逆に不健全じゃない?」
コントのようなやり取りに、くすくすと可愛らしい笑い声が混ざった。
「あ、すみません。マリーさんから、船長の手当てを頼まれまして」
「ローズ」
そこに立っていたのは、マリーの部下の一人、ローズだった。
ミルクティー色のストレートボブをさらりと揺らして、優し気な目元を細めて微笑んでいる。
体型は小柄だが、背筋がすっと伸びて姿勢が良く、実際の身長よりも高く見える。
「マリーさんはまだ手が離せないんです。私で良ければ、お手伝いします」
「わ、助かります。お願いしてもいいですか?」
「勿論」
ありがたい申し出を受け、奏澄は船室でローズの手当てを受けることにした。
「わ~、打ったとこ腫れちゃってますね。これ暫く痛いですよ」
「うぅ……なるべく触らないようにします」
「その方がいいですよ。船の仕事も、暫くお休みしたらどうですか」
「や、それはちゃんとやります。そんな大怪我したわけじゃないし、手は使えるし」
むしろこの程度で休ませてもらうなど申し訳ない、と奏澄が手を振って答えると、ローズはおかしそうに笑った。
「そこはうまいことサボっちゃえばいいのに。船長って真面目ですよね」
「あー……よく言われます」
あまり良い意味ではない方で、とは口に出さなかった。生真面目とか、融通がきかないとか、頭が固いとか。やりにくい、と思われがちだ。実際は小心者なだけで、自分の中にある基準に反してしまうと、気になって気になって仕方ないのだ。
「でもそんな船長が、あの大国を敵に回すほどのことをしでかすなんて、思いもしませんでした」
「そ、それは」
「成果はあったんですか?」
謝らなければと焦った奏澄に、ローズはすぱっと問いかけた。
その言葉に、彼女もやはり商人なのだ、と感じた。
「はい」
「なら良かった。行った甲斐がありましたね」
怒っては、いないのか。そう聞こうとした言葉を、飲み込んだ。それは無粋だ。
代わりに、奏澄はいたずらっ子のような顔で笑って見せた。
「成果、見ますか?」
「とっても気になりますけど、私はマリーさんの後で。先に見たって知ったら、拗ねちゃうから」
「ふふ、マリーも可愛いところがあるんですね」
「私が言ったって内緒ですよ?」
「勿論」
くすくすと笑いあって、それから二人で少しの間、たわいもない話をした。
0
あなたにおすすめの小説
異世界もふもふ死にかけライフ☆異世界転移して毛玉な呪いにかけられたら、凶相騎士団長様に拾われました。
和島逆
恋愛
社会人一年目、休日の山登り中に事故に遭った私は、気づけばひとり見知らぬ森の中にいた。そしてなぜか、姿がもふもふな小動物に変わっていて……?
しかも早速モンスターっぽい何かに襲われて死にかけてるし!
危ういところを助けてくれたのは、大剣をたずさえた無愛想な大男。
彼の緋色の瞳は、どうやらこの世界では凶相と言われるらしい。でもでも、地位は高い騎士団長様。
頼む騎士様、どうか私を保護してください!
あれ、でもこの人なんか怖くない?
心臓がバクバクして止まらないし、なんなら息も苦しいし……?
どうやら私は恐怖耐性のなさすぎる聖獣に変身してしまったらしい。いや恐怖だけで死ぬってどんだけよ!
人間に戻るためには騎士団長の助けを借りるしかない。でも騎士団長の側にいると死にかける!
……うん、詰んだ。
★「小説家になろう」先行投稿中です★
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
お飾りの妃をやめたら、文官様の溺愛が始まりました 【完結】
日下奈緒
恋愛
後宮に入り、妃となって二年。
それなのに一度も皇帝に抱かれぬまま、沈翠蘭は“お飾りの妃”としてひっそりと日々を過ごしていた。
ある日、文部大臣の周景文が現れ、こう告げる。
「このままでは、あなたは後宮から追い出される」
実家に帰れば、出世を望む幼い弟たちに顔向けできない――。
迷いの中で手を差し伸べた彼にすがるように身を預けた翠蘭。
けれど、彼には誰も知らない秘密があった。
冷たい後宮から始まる、甘くて熱い溺愛の物語。
「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」
透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。
そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。
最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。
仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕!
---
【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています
空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。
『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。
「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」
「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」
そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。
◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)
【完結】異世界召喚 (聖女)じゃない方でしたがなぜか溺愛されてます
七夜かなた
恋愛
仕事中に突然異世界に転移された、向先唯奈 29歳
どうやら聖女召喚に巻き込まれたらしい。
一緒に召喚されたのはお金持ち女子校の美少女、財前麗。当然誰もが彼女を聖女と認定する。
聖女じゃない方だと認定されたが、国として責任は取ると言われ、取り敢えず王族の家に居候して面倒見てもらうことになった。
居候先はアドルファス・レインズフォードの邸宅。
左顔面に大きな傷跡を持ち、片脚を少し引きずっている。
かつて優秀な騎士だった彼は魔獣討伐の折にその傷を負ったということだった。
今は現役を退き王立学園の教授を勤めているという。
彼の元で帰れる日が来ることを願い日々を過ごすことになった。
怪我のせいで今は女性から嫌厭されているが、元は女性との付き合いも派手な伊達男だったらしいアドルファスから恋人にならないかと迫られて
ムーライトノベルでも先行掲載しています。
前半はあまりイチャイチャはありません。
イラストは青ちょびれさんに依頼しました
118話完結です。
ムーライトノベル、ベリーズカフェでも掲載しています。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる