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本編
新入団員試験-2
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向かっては投げられ、向かっては投げられを何度も繰り返し、全く歯が立たないディーノは、息を切らせて甲板に大の字で転がった。
「っだはー! 疲れたー!」
「おら見習い! てめーもちっとキバりやがれ!」
「もー無理っすよ! つか、なんでこんな戦闘訓練キツイんすか!? どうせこの船あんま戦わねぇでしょうよ!」
「だからうちにしたのか?」
言われて、ぎくりとした。ディーノの顔には、明らかにしまった、と書かれていた。
「お前、船長のことなめてたもんな」
「な、なめてないっすよ。ただ、女だし……実物も、あんなんだったし……海賊にしちゃゆる系っていうか、荒事とかしなさそうっつか」
ぐちぐちと零すディーノの頭に、ラコットの拳骨が落ちた。
「って!」
「アホかお前。海賊旗を掲げている以上、戦闘が無いわけねぇだろ。それに、俺たちは誰よりも強くなけりゃならん。何故だかわかるか?」
「へ? えぇと……船長が弱いから?」
「違う!」
再び落ちた拳骨に、ディーノは頭を押さえた。
「いってぇ!」
「よし、じゃぁイメージしてみろ。この船と敵船が戦闘になる。当然船長は船室に避難だ。俺たちは甲板で戦闘。そして健闘の末、俺たちの船が勝利する。敵船は逃げていって、さぁもう安心だと船長が出てくる。戦い疲れた俺たちを、『お疲れさま』と笑顔で労う船長。と、そこで船長は気づいてしまう。お前の顔が切られて、血が流れていることに」
やけに具体的なラコットのイメージに、その通りの光景を思い描いて、ディーノは首を傾げた。
「で? 戦闘すりゃ怪我くらいフツーにするっしょ」
「たわけ」
ごつん、と拳骨。
「っだ! だから、さっきから殴りすぎだって……ッ」
「お前の怪我に気づいて、船長はどうすると思う?」
「は? あーまぁ、あの船長なら心配くらいするでしょーけど……。あ、まさか怒るんすか?」
「んなわけあるか! 船長はなぁ……」
重要なことのように溜めるラコットに、ディーノもごくりと唾を吞む。
「泣くんだ」
「え」
「泣くんだよ、仲間が怪我すると」
言われた内容が予想外すぎて、ディーノはうろたえた。
「な、んで、そんなん」
「当たり前だと思うだろ。怪我が怖くて海賊がやれるかってな。でも、船長は泣くんだ。誰が怪我をしても」
ならなんで海賊なんかやっているのか。馬鹿なんじゃないのか。あの緩いとしか思えない女船長の顔を思い浮かべて、ディーノは色々な言葉を飲み込んだ。
「俺たちは、普通の海賊とは目的がちょっと違う。この船の仲間は皆、船長のために戦ってるんだ。船長が笑顔でいられるように。だから、その俺たちが船長を泣かすなんてこたぁ、あっちゃならねぇ。万が一にも誰かが死ぬようなことがあったら、船長に一生の傷を残すことになる。そんなのはもっての他だ。そのためにも、俺たちは誰よりも強くならなきゃならん。どれだけの戦闘をこなしても、怪我の一つもなく帰ってこられるように」
ラコットの真剣さに、ディーノはぐっと唇を噛んだ。
少し離れた場所から、手合わせの音が聞こえる。この船の乗組員は、強い。それはディーノにもわかる。この強さは、彼女のためだ。誰も、彼女の涙など見たくはないから。
あのぼんやりとした女性は、ディーノを馬鹿にしなかった。おそらく子供じみた動機だと気づいていて、それでもすぐに追い返すことをしなかった。人として、向かい合おうとしたのだ。ディーノは、彼女を見くびったのに。
初対面の子どもだ。無礼な真似をした生意気なガキだ。そんな相手にも優しくしようとするのだから、仲間のためにはどれほど心を砕いていることか。
この船の一員になるということは、その輪の中に加わるということ。
「ラコットさん」
「ん?」
「もう一度、稽古つけてください」
その目は、もう迷いなど無かった。強い意志を持った瞳の光を見て、ラコットは満足げに笑った。
「今度はもうちょっと踏ん張れよ、ディーノ」
*~*~*
「大丈夫かなぁ、あの子」
「ラコットが任せろって言ったんだろ」
「そうだけど、心配は心配なんだよ。ラコットさん荒っぽいから」
約束の三日が過ぎて、出航のために奏澄はメイズとコバルト号に戻った。様子を見に行きたい気持ちはあったが、ラコットを信頼していないと思われても困るので、三日の間奏澄は船に寄らなかった。
「おうカスミ! 戻ったか」
「ラコットさん。ディーノは?」
「出航準備手伝ってもらってたところだ。ディーノ!」
ラコットが呼べば、こちらへ駆けてくる姿があった。
「ども、三日ぶりっすね。カスミ……さん」
ディーノの様子を見て、奏澄は三日前と雰囲気が違うと感じていた。男子三日会わざれば、とはよく言ったものだ。たった三日の間に、いったい何があったのか。
「どうも。船の仕事、ありがとうね。ラコットさんにいじめられなかった?」
「いや、ラコットさんには、良くしてもらいましたよ。ところで、その」
ディーノの視線がメイズに移ったのを見て、奏澄はメイズを紹介した。
「こちらメイズ。この船の副船長をしてもらってます」
「! やっぱ、メイズさんっすよね。うわ、本物……じゃなくて、ディーノです。お会いできて光栄です」
「……ああ」
ディーノのそわそわとした様子に対して、メイズは居心地悪そうに返事をしただけだった。もう少し愛想良くしてあげたらいいのに、と奏澄は思ったが、それはそれでメイズらしくないので口には出さなかった。
「あの、もし良ければ、メイズさんに聞きたいことがあって」
メイズは嫌そうに顔を歪めたが、奏澄が肘で小突いた。純情な少年の質問にくらい答えてあげてほしい。それが、少年の将来を左右するかもしれないのだから。
「なんだ」
「メイズさんも、カスミさんのためにこの船に乗ってるんですか?」
「そうだ」
「誰かを守るのって、大変ですか?」
その質問に、メイズはディーノの顔を見た。冗談を言っている様子は無く、真っすぐな目をしたディーノに、メイズも視線を合わせて返した。
「大変だ。奪う方が、ずっと楽だ」
その言葉に、奏澄は思わずメイズの服を握りしめた。拒絶されたわけではないとわかってはいるが、それでも気持ちがざわつく。
メイズの手が、奏澄の手を服から離した。それを一瞬寂しく思うと、そのまま手を繋がれた。安心させようとしているのだろう、ほっとしてその手を握り返した。
「でもあなたは、奪うより守る方を選んだ」
「奪われたくないものが、できたからだ。守らなければ、奪われる。奪われないためには、奪おうとするものより強くないといけない」
「……もし、奪われたら?」
その問いかけに、周囲の温度が下がった。その場の全員が、恐ろしいものに睨まれたかのように身動きが取れなかった。
「そうなったら、俺は、気が狂う」
ぞっとした。繋いだ手の温度が消えてしまいそうで、奏澄はぎゅっと手を握り直した。メイズの意識を引き戻すように、強く、強く。
それにはっとしたようにメイズは息を呑み、ばつが悪そうな顔をした。
「悪い。何の参考にもならなかったな」
「いえ、オレなんか全然力不足だってわかりました。気持ちも、実力も」
「ディーノ」
メイズの話は極端すぎる。フォローしようと奏澄が声をかけたが、ディーノは首を振った。
「オレ、もっと強くなります。ちゃんと鍛えて、いつか、オレにも守りたいものができたら、それを守れるように。それはオレの夢かもしれないし、他の誰かかもしれないけど。見つかるまでは、海に出るのは止めときます」
「そっか。本当に、それでいいのね?」
「はい。お世話になりました」
深く下げられたディーノの頭を、ラコットがくしゃりと撫でた。
そうしてディーノを島に残し、たんぽぽ海賊団は出航した。
上甲板で海風に吹かれている奏澄は、先ほどの出来事を考えていた。
奏澄が元の世界に戻った後、メイズはどうするのか。それは、以前から気にかかっていたことだ。
何か、生きる目的が見つかればと思っていた。この船が、そのままメイズのものになってもいい。マリーたちと商売をしてもいい。ラコットたちと道場破りをしてもいい。ただ、一人にはならないでほしい。きっと、一人では生きられない人だから。
「どうした」
「メイズ」
落ち込んでいるように見えたのか、メイズが奏澄に声をかけた。素直にメイズのことを考えていた、と言っても良いものか悩んで、結局疑問を口にした。
「メイズは、私が元の世界に帰った後、何かやりたいことってある?」
メイズは虚をつかれたような顔をして、少し黙った。
「特に、考えてはいない。まだ暫くは先の話だしな」
「そう、だよね。先の話だけど。でもほら、可能性の話として、いきなりこっちに来たわけだから。いきなり向こうに帰っちゃうってことも、なくは……ない……」
言葉の途中で、奏澄はメイズの頭に手を伸ばし、無理やり屈ませて抱え込んだ。
「っおい、なんだ、いきなり」
慌てるメイズに答えずに、奏澄は抱え込んだ頭をぎゅっと抱き締めた。
ずっと、メイズに頼りきりなのは、甘えているのは、依存しているのは、奏澄の方だと思っていた。
メイズがいなければ生きられないのは、自分だけだと思っていた。
でもまさか。こんな、迷子の子どもみたいな顔をする人だなんて。
もしかしたら何か、とんでもない思い違いをしているのかもしれない。
その奇妙な光景は、針路の相談に来たライアーが奇声を上げるまで続いた。
「っだはー! 疲れたー!」
「おら見習い! てめーもちっとキバりやがれ!」
「もー無理っすよ! つか、なんでこんな戦闘訓練キツイんすか!? どうせこの船あんま戦わねぇでしょうよ!」
「だからうちにしたのか?」
言われて、ぎくりとした。ディーノの顔には、明らかにしまった、と書かれていた。
「お前、船長のことなめてたもんな」
「な、なめてないっすよ。ただ、女だし……実物も、あんなんだったし……海賊にしちゃゆる系っていうか、荒事とかしなさそうっつか」
ぐちぐちと零すディーノの頭に、ラコットの拳骨が落ちた。
「って!」
「アホかお前。海賊旗を掲げている以上、戦闘が無いわけねぇだろ。それに、俺たちは誰よりも強くなけりゃならん。何故だかわかるか?」
「へ? えぇと……船長が弱いから?」
「違う!」
再び落ちた拳骨に、ディーノは頭を押さえた。
「いってぇ!」
「よし、じゃぁイメージしてみろ。この船と敵船が戦闘になる。当然船長は船室に避難だ。俺たちは甲板で戦闘。そして健闘の末、俺たちの船が勝利する。敵船は逃げていって、さぁもう安心だと船長が出てくる。戦い疲れた俺たちを、『お疲れさま』と笑顔で労う船長。と、そこで船長は気づいてしまう。お前の顔が切られて、血が流れていることに」
やけに具体的なラコットのイメージに、その通りの光景を思い描いて、ディーノは首を傾げた。
「で? 戦闘すりゃ怪我くらいフツーにするっしょ」
「たわけ」
ごつん、と拳骨。
「っだ! だから、さっきから殴りすぎだって……ッ」
「お前の怪我に気づいて、船長はどうすると思う?」
「は? あーまぁ、あの船長なら心配くらいするでしょーけど……。あ、まさか怒るんすか?」
「んなわけあるか! 船長はなぁ……」
重要なことのように溜めるラコットに、ディーノもごくりと唾を吞む。
「泣くんだ」
「え」
「泣くんだよ、仲間が怪我すると」
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「当たり前だと思うだろ。怪我が怖くて海賊がやれるかってな。でも、船長は泣くんだ。誰が怪我をしても」
ならなんで海賊なんかやっているのか。馬鹿なんじゃないのか。あの緩いとしか思えない女船長の顔を思い浮かべて、ディーノは色々な言葉を飲み込んだ。
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ラコットの真剣さに、ディーノはぐっと唇を噛んだ。
少し離れた場所から、手合わせの音が聞こえる。この船の乗組員は、強い。それはディーノにもわかる。この強さは、彼女のためだ。誰も、彼女の涙など見たくはないから。
あのぼんやりとした女性は、ディーノを馬鹿にしなかった。おそらく子供じみた動機だと気づいていて、それでもすぐに追い返すことをしなかった。人として、向かい合おうとしたのだ。ディーノは、彼女を見くびったのに。
初対面の子どもだ。無礼な真似をした生意気なガキだ。そんな相手にも優しくしようとするのだから、仲間のためにはどれほど心を砕いていることか。
この船の一員になるということは、その輪の中に加わるということ。
「ラコットさん」
「ん?」
「もう一度、稽古つけてください」
その目は、もう迷いなど無かった。強い意志を持った瞳の光を見て、ラコットは満足げに笑った。
「今度はもうちょっと踏ん張れよ、ディーノ」
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「ラコットが任せろって言ったんだろ」
「そうだけど、心配は心配なんだよ。ラコットさん荒っぽいから」
約束の三日が過ぎて、出航のために奏澄はメイズとコバルト号に戻った。様子を見に行きたい気持ちはあったが、ラコットを信頼していないと思われても困るので、三日の間奏澄は船に寄らなかった。
「おうカスミ! 戻ったか」
「ラコットさん。ディーノは?」
「出航準備手伝ってもらってたところだ。ディーノ!」
ラコットが呼べば、こちらへ駆けてくる姿があった。
「ども、三日ぶりっすね。カスミ……さん」
ディーノの様子を見て、奏澄は三日前と雰囲気が違うと感じていた。男子三日会わざれば、とはよく言ったものだ。たった三日の間に、いったい何があったのか。
「どうも。船の仕事、ありがとうね。ラコットさんにいじめられなかった?」
「いや、ラコットさんには、良くしてもらいましたよ。ところで、その」
ディーノの視線がメイズに移ったのを見て、奏澄はメイズを紹介した。
「こちらメイズ。この船の副船長をしてもらってます」
「! やっぱ、メイズさんっすよね。うわ、本物……じゃなくて、ディーノです。お会いできて光栄です」
「……ああ」
ディーノのそわそわとした様子に対して、メイズは居心地悪そうに返事をしただけだった。もう少し愛想良くしてあげたらいいのに、と奏澄は思ったが、それはそれでメイズらしくないので口には出さなかった。
「あの、もし良ければ、メイズさんに聞きたいことがあって」
メイズは嫌そうに顔を歪めたが、奏澄が肘で小突いた。純情な少年の質問にくらい答えてあげてほしい。それが、少年の将来を左右するかもしれないのだから。
「なんだ」
「メイズさんも、カスミさんのためにこの船に乗ってるんですか?」
「そうだ」
「誰かを守るのって、大変ですか?」
その質問に、メイズはディーノの顔を見た。冗談を言っている様子は無く、真っすぐな目をしたディーノに、メイズも視線を合わせて返した。
「大変だ。奪う方が、ずっと楽だ」
その言葉に、奏澄は思わずメイズの服を握りしめた。拒絶されたわけではないとわかってはいるが、それでも気持ちがざわつく。
メイズの手が、奏澄の手を服から離した。それを一瞬寂しく思うと、そのまま手を繋がれた。安心させようとしているのだろう、ほっとしてその手を握り返した。
「でもあなたは、奪うより守る方を選んだ」
「奪われたくないものが、できたからだ。守らなければ、奪われる。奪われないためには、奪おうとするものより強くないといけない」
「……もし、奪われたら?」
その問いかけに、周囲の温度が下がった。その場の全員が、恐ろしいものに睨まれたかのように身動きが取れなかった。
「そうなったら、俺は、気が狂う」
ぞっとした。繋いだ手の温度が消えてしまいそうで、奏澄はぎゅっと手を握り直した。メイズの意識を引き戻すように、強く、強く。
それにはっとしたようにメイズは息を呑み、ばつが悪そうな顔をした。
「悪い。何の参考にもならなかったな」
「いえ、オレなんか全然力不足だってわかりました。気持ちも、実力も」
「ディーノ」
メイズの話は極端すぎる。フォローしようと奏澄が声をかけたが、ディーノは首を振った。
「オレ、もっと強くなります。ちゃんと鍛えて、いつか、オレにも守りたいものができたら、それを守れるように。それはオレの夢かもしれないし、他の誰かかもしれないけど。見つかるまでは、海に出るのは止めときます」
「そっか。本当に、それでいいのね?」
「はい。お世話になりました」
深く下げられたディーノの頭を、ラコットがくしゃりと撫でた。
そうしてディーノを島に残し、たんぽぽ海賊団は出航した。
上甲板で海風に吹かれている奏澄は、先ほどの出来事を考えていた。
奏澄が元の世界に戻った後、メイズはどうするのか。それは、以前から気にかかっていたことだ。
何か、生きる目的が見つかればと思っていた。この船が、そのままメイズのものになってもいい。マリーたちと商売をしてもいい。ラコットたちと道場破りをしてもいい。ただ、一人にはならないでほしい。きっと、一人では生きられない人だから。
「どうした」
「メイズ」
落ち込んでいるように見えたのか、メイズが奏澄に声をかけた。素直にメイズのことを考えていた、と言っても良いものか悩んで、結局疑問を口にした。
「メイズは、私が元の世界に帰った後、何かやりたいことってある?」
メイズは虚をつかれたような顔をして、少し黙った。
「特に、考えてはいない。まだ暫くは先の話だしな」
「そう、だよね。先の話だけど。でもほら、可能性の話として、いきなりこっちに来たわけだから。いきなり向こうに帰っちゃうってことも、なくは……ない……」
言葉の途中で、奏澄はメイズの頭に手を伸ばし、無理やり屈ませて抱え込んだ。
「っおい、なんだ、いきなり」
慌てるメイズに答えずに、奏澄は抱え込んだ頭をぎゅっと抱き締めた。
ずっと、メイズに頼りきりなのは、甘えているのは、依存しているのは、奏澄の方だと思っていた。
メイズがいなければ生きられないのは、自分だけだと思っていた。
でもまさか。こんな、迷子の子どもみたいな顔をする人だなんて。
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