47 / 82
本編
ヴェネリーア島-4
しおりを挟む
奏澄とアントーニオは、話を聞きやすいよう、器具を並べたのとは別のテーブル席に着いた。メイズはすぐに動けるようにしたいのか、奏澄の側に立っている。
店主は表に準備中の札をかけ、一度奥に姿を消した。ややあって、一つの木箱を手に戻ってくると、それをテーブルに置き、奏澄たちの対面に着座した。
「俺の名はレオナルド。父はダビデ、母はサクラという」
さくら。故郷では耳慣れた名前に、奏澄が僅かに反応した。
「珍しい名前だろう?」
「そう、ですね。この辺りでは」
「あんたには、聞き覚えがある?」
「……はい。私の故郷では、一般的な名前です」
「その故郷ってさ、もしかして『ニホン』って所じゃない?」
「!」
レオナルドの言葉に、奏澄はひどく驚いた。この世界の誰にも、その国名は通じなかったのに。
「どうして……」
「母さんが、その国の出身だって言ってた。俺のこの髪と目は、母さん譲りなんだ。ニホンじゃ、この色も一般的なんだろ」
この世界にも黒髪黒目がいないわけではないが、アジア系の色艶や髪質とは微妙に異なる。奏澄がレオナルドを見た時の親近感は、勘違いではなかったのだ。
「あの簪は、母さんの形見を真似た物なんだ」
そう言ってテーブルに置いた木箱の蓋を開けると、中に古びたとんぼ玉の簪が入っていた。名を模したのか、とんぼ玉には桜模様が入っている。
「この島に、簪という髪飾りはなかった。とんぼ玉も、ガラス玉自体はあったけど、とんぼ玉って呼び方をしていたのは、母さん以外に聞いたことがない」
その言葉に、奏澄は合点がいった。だから簪に目を留めた時驚いていたのか。店の隅に飾られていた簪は、それが何かを知る人がいないから、隅に置かれていたのだろう。
「母さんがあれを髪に挿していたのを覚えていたから、客には髪飾りだと説明していた。けど、母さんがどうやって挿していたかは覚えていなかった。だから、物好きにもあれを買った客は、だいたい櫛と同じようにまとめた髪に差し込むんだ」
それも間違いではない。簪一本でまとめるのは楽だが、固定度合いが弱いので、激しく動くと落ちてしまう。きちんと固定するやり方では、ゴムやピンでしっかりまとめてから挿す方法が多い。
「でもあんたは、あの簪一本で髪をまとめた。あれは、多分母さんと同じやり方だ。後ろ姿が……記憶の母さんと、よく、似ていて。それで、思わず。――悪かった」
頭を下げたレオナルドに、奏澄は慌てて手を振った。
「いえ! こちらこそ、手荒な真似をして、すみませんでした」
奏澄も、レオナルドに向けて頭を下げる。やらかしたのはメイズだが、あれは奏澄を思っての行動だ。あの場で強く諫めてしまったこともあり、これ以上は責められない。
謝罪した上で、奏澄たちも改めて名乗った。
しかし、思ってもみない所で収穫があった。同じ国から来た人が過去にいたということは、奇跡に近い。奏澄は、心臓が早鐘を打つのを感じていた。
意識して、深呼吸をする。慎重に、話をしなければならない。レオナルドは形見だと言った。つまり、彼の母親は、既に亡くなっている。
「レオナルドさん。私は、元の世界に帰るため……日本に帰るための方法を探して、旅をしているんです」
「元の、世界?」
「日本という国は、この世界にはありません。お母様から聞いているかはわかりませんが、こことは違う世界にある島国なんです」
レオナルドは、ニホンという国の話は聞いていても、それが別の世界であるということは知らなかったようだ。急な話に動揺しているが、心当たりはあったようで、疑う様子は見せなかった。
「お母様の話が、何かの手掛かりになるかもしれません。もし、お辛くなければ、詳しく聞かせてもらえませんか」
「……違う、世界か。そうか、だから母さんは……」
レオナルドは母親を思い出すように目を伏せた。
「母さんも、帰りたがってた。結局、帰ることはできなかったけど。母さんの話が同郷のあんたの役に立つなら、少しは慰めになるかな」
そう言って、レオナルドは寂しそうに笑った。
「ただ、母さんは俺がまだガキの頃に死んだんだ。記憶が曖昧な部分もある。あんま細かいことまでは期待しないで」
「充分です。ありがとうございます」
心からの感謝を述べた奏澄に、レオナルドは過去の話を始めた。
サクラがヴェネリーアに現れたのは、今より三十年ほど前。
島に流れ着いたサクラをダビデが発見し、そのまま行くあてがなかった彼女はダビデの世話になることとなった。
ダビデはヴェネリーアで硝子職人として生計を立てていた。
二人はダビデの持つ工房『ルーナブルー』で共に暮らし、次第に互いを愛するようになり、数年後にレオナルドを授かった。
サクラはそそっかしい性格なのか、よく物を壊しては落ち込んでいた。手先の器用なダビデは、彼女が気に病まなくていいように、あらゆるものを直してみせた。
それを見たサクラは、ダビデのあまりの器用さに、もしかしたらと無茶な頼みをした。彼女の故郷である日本の品々を作ってほしい、という依頼だ。
実物を知るのはサクラだけ。ダビデはそれを再現できたりできなかったりしたが、サクラはダビデが自分の願いを叶えてくれるだけで嬉しかった。
サクラの頼みを聞く内に、工房には硝子以外の作業道具がどんどん増え、ルーナブルーは硝子工房から何でも屋へと変化していった。
幼い頃からダビデの仕事を見て育ったレオナルドは、ダビデと同じくらい、あるいはそれ以上に器用だったため、大概の物なら作れるようになっていた。
サクラ、ダビデ、レオナルド。家族三人で、何不自由なく暮らしていた。
サクラは時折、レオナルドに故郷の話を語って聞かせた。故郷には、自分の名前と同じ『桜』という花の木があって、暖かい季節になると一面ピンク色に染まるのだと。それはとても綺麗で、幻想的なのだと。
幼いレオナルドは目を輝かせ、いつか見せてほしいと駄々をこねた。サクラは「そのうちね」と答えて笑った。
転機はレオナルドが十二の時。サクラが流行り病にかかった。症状は重かったが、ダビデもレオナルドも、治ると信じていた。
当時ヴェネリーアにはちょうど腕の良い医者が来ていて、他にも同じ病にかかった者たちが多くいたが、皆回復していったからだった。しかし。
サクラは、死んだ。
皆の治療に使われていた薬が、サクラにだけ、効果がなかった。
医者いわく、薬に対する耐性や免疫があるのでは、ということだったが、結局詳しいことはわからなかった。確かなことは、他の患者は全員治ったにも関わらず、サクラだけが助からなかったということだ。
サクラは最期に、もう一度故郷に帰りたかったと。レオナルドに、桜を見せてやりたかったと、願った。
レオナルドは、何故一度も帰してやらなかったのかとダビデを責めた。母の願いなら何でも聞いてきた父が、何故、それだけは叶えてやらなかったのかと。
知らなかったのだ。帰せないのだということを。父ですら、その場所を知らないのだということを。
幼いレオナルドに、その理由を説明しても納得できるとは思えなかったのだろう。ダビデもまた、辛さを抱えながらも、真実を伝えることはしなかった。
サクラ亡き後、ダビデは一層仕事に打ち込んだ。何も考える暇も無いくらい、昼も夜もなく働き、そのせいで過労で倒れた。
自身が動けなくなってからは、レオナルドが生きるのに困らないように、持てる限りの技術を叩きこんだ。母を失って、父親として息子にしてやれることは、それしかなかったのだろう。
けれど無理が祟ったのか、ダビデはレオナルドが十六を迎える前に亡くなった。
「俺は工房を引き継いで、今はここで一人で暮らしてる。親父の頃からの客がいるから、生活にも困ってない。気楽なもんだよ」
過去を話し終え、軽く笑って見せたレオナルドだったが、それが強がりであることは、この場の誰もが理解していた。
かつて三人で暮らしていたこの工房で、今はたった一人きり。至る所に思い出があるだろうこの場所で、その寂しさはいかほどか。
店主は表に準備中の札をかけ、一度奥に姿を消した。ややあって、一つの木箱を手に戻ってくると、それをテーブルに置き、奏澄たちの対面に着座した。
「俺の名はレオナルド。父はダビデ、母はサクラという」
さくら。故郷では耳慣れた名前に、奏澄が僅かに反応した。
「珍しい名前だろう?」
「そう、ですね。この辺りでは」
「あんたには、聞き覚えがある?」
「……はい。私の故郷では、一般的な名前です」
「その故郷ってさ、もしかして『ニホン』って所じゃない?」
「!」
レオナルドの言葉に、奏澄はひどく驚いた。この世界の誰にも、その国名は通じなかったのに。
「どうして……」
「母さんが、その国の出身だって言ってた。俺のこの髪と目は、母さん譲りなんだ。ニホンじゃ、この色も一般的なんだろ」
この世界にも黒髪黒目がいないわけではないが、アジア系の色艶や髪質とは微妙に異なる。奏澄がレオナルドを見た時の親近感は、勘違いではなかったのだ。
「あの簪は、母さんの形見を真似た物なんだ」
そう言ってテーブルに置いた木箱の蓋を開けると、中に古びたとんぼ玉の簪が入っていた。名を模したのか、とんぼ玉には桜模様が入っている。
「この島に、簪という髪飾りはなかった。とんぼ玉も、ガラス玉自体はあったけど、とんぼ玉って呼び方をしていたのは、母さん以外に聞いたことがない」
その言葉に、奏澄は合点がいった。だから簪に目を留めた時驚いていたのか。店の隅に飾られていた簪は、それが何かを知る人がいないから、隅に置かれていたのだろう。
「母さんがあれを髪に挿していたのを覚えていたから、客には髪飾りだと説明していた。けど、母さんがどうやって挿していたかは覚えていなかった。だから、物好きにもあれを買った客は、だいたい櫛と同じようにまとめた髪に差し込むんだ」
それも間違いではない。簪一本でまとめるのは楽だが、固定度合いが弱いので、激しく動くと落ちてしまう。きちんと固定するやり方では、ゴムやピンでしっかりまとめてから挿す方法が多い。
「でもあんたは、あの簪一本で髪をまとめた。あれは、多分母さんと同じやり方だ。後ろ姿が……記憶の母さんと、よく、似ていて。それで、思わず。――悪かった」
頭を下げたレオナルドに、奏澄は慌てて手を振った。
「いえ! こちらこそ、手荒な真似をして、すみませんでした」
奏澄も、レオナルドに向けて頭を下げる。やらかしたのはメイズだが、あれは奏澄を思っての行動だ。あの場で強く諫めてしまったこともあり、これ以上は責められない。
謝罪した上で、奏澄たちも改めて名乗った。
しかし、思ってもみない所で収穫があった。同じ国から来た人が過去にいたということは、奇跡に近い。奏澄は、心臓が早鐘を打つのを感じていた。
意識して、深呼吸をする。慎重に、話をしなければならない。レオナルドは形見だと言った。つまり、彼の母親は、既に亡くなっている。
「レオナルドさん。私は、元の世界に帰るため……日本に帰るための方法を探して、旅をしているんです」
「元の、世界?」
「日本という国は、この世界にはありません。お母様から聞いているかはわかりませんが、こことは違う世界にある島国なんです」
レオナルドは、ニホンという国の話は聞いていても、それが別の世界であるということは知らなかったようだ。急な話に動揺しているが、心当たりはあったようで、疑う様子は見せなかった。
「お母様の話が、何かの手掛かりになるかもしれません。もし、お辛くなければ、詳しく聞かせてもらえませんか」
「……違う、世界か。そうか、だから母さんは……」
レオナルドは母親を思い出すように目を伏せた。
「母さんも、帰りたがってた。結局、帰ることはできなかったけど。母さんの話が同郷のあんたの役に立つなら、少しは慰めになるかな」
そう言って、レオナルドは寂しそうに笑った。
「ただ、母さんは俺がまだガキの頃に死んだんだ。記憶が曖昧な部分もある。あんま細かいことまでは期待しないで」
「充分です。ありがとうございます」
心からの感謝を述べた奏澄に、レオナルドは過去の話を始めた。
サクラがヴェネリーアに現れたのは、今より三十年ほど前。
島に流れ着いたサクラをダビデが発見し、そのまま行くあてがなかった彼女はダビデの世話になることとなった。
ダビデはヴェネリーアで硝子職人として生計を立てていた。
二人はダビデの持つ工房『ルーナブルー』で共に暮らし、次第に互いを愛するようになり、数年後にレオナルドを授かった。
サクラはそそっかしい性格なのか、よく物を壊しては落ち込んでいた。手先の器用なダビデは、彼女が気に病まなくていいように、あらゆるものを直してみせた。
それを見たサクラは、ダビデのあまりの器用さに、もしかしたらと無茶な頼みをした。彼女の故郷である日本の品々を作ってほしい、という依頼だ。
実物を知るのはサクラだけ。ダビデはそれを再現できたりできなかったりしたが、サクラはダビデが自分の願いを叶えてくれるだけで嬉しかった。
サクラの頼みを聞く内に、工房には硝子以外の作業道具がどんどん増え、ルーナブルーは硝子工房から何でも屋へと変化していった。
幼い頃からダビデの仕事を見て育ったレオナルドは、ダビデと同じくらい、あるいはそれ以上に器用だったため、大概の物なら作れるようになっていた。
サクラ、ダビデ、レオナルド。家族三人で、何不自由なく暮らしていた。
サクラは時折、レオナルドに故郷の話を語って聞かせた。故郷には、自分の名前と同じ『桜』という花の木があって、暖かい季節になると一面ピンク色に染まるのだと。それはとても綺麗で、幻想的なのだと。
幼いレオナルドは目を輝かせ、いつか見せてほしいと駄々をこねた。サクラは「そのうちね」と答えて笑った。
転機はレオナルドが十二の時。サクラが流行り病にかかった。症状は重かったが、ダビデもレオナルドも、治ると信じていた。
当時ヴェネリーアにはちょうど腕の良い医者が来ていて、他にも同じ病にかかった者たちが多くいたが、皆回復していったからだった。しかし。
サクラは、死んだ。
皆の治療に使われていた薬が、サクラにだけ、効果がなかった。
医者いわく、薬に対する耐性や免疫があるのでは、ということだったが、結局詳しいことはわからなかった。確かなことは、他の患者は全員治ったにも関わらず、サクラだけが助からなかったということだ。
サクラは最期に、もう一度故郷に帰りたかったと。レオナルドに、桜を見せてやりたかったと、願った。
レオナルドは、何故一度も帰してやらなかったのかとダビデを責めた。母の願いなら何でも聞いてきた父が、何故、それだけは叶えてやらなかったのかと。
知らなかったのだ。帰せないのだということを。父ですら、その場所を知らないのだということを。
幼いレオナルドに、その理由を説明しても納得できるとは思えなかったのだろう。ダビデもまた、辛さを抱えながらも、真実を伝えることはしなかった。
サクラ亡き後、ダビデは一層仕事に打ち込んだ。何も考える暇も無いくらい、昼も夜もなく働き、そのせいで過労で倒れた。
自身が動けなくなってからは、レオナルドが生きるのに困らないように、持てる限りの技術を叩きこんだ。母を失って、父親として息子にしてやれることは、それしかなかったのだろう。
けれど無理が祟ったのか、ダビデはレオナルドが十六を迎える前に亡くなった。
「俺は工房を引き継いで、今はここで一人で暮らしてる。親父の頃からの客がいるから、生活にも困ってない。気楽なもんだよ」
過去を話し終え、軽く笑って見せたレオナルドだったが、それが強がりであることは、この場の誰もが理解していた。
かつて三人で暮らしていたこの工房で、今はたった一人きり。至る所に思い出があるだろうこの場所で、その寂しさはいかほどか。
0
あなたにおすすめの小説
異世界もふもふ死にかけライフ☆異世界転移して毛玉な呪いにかけられたら、凶相騎士団長様に拾われました。
和島逆
恋愛
社会人一年目、休日の山登り中に事故に遭った私は、気づけばひとり見知らぬ森の中にいた。そしてなぜか、姿がもふもふな小動物に変わっていて……?
しかも早速モンスターっぽい何かに襲われて死にかけてるし!
危ういところを助けてくれたのは、大剣をたずさえた無愛想な大男。
彼の緋色の瞳は、どうやらこの世界では凶相と言われるらしい。でもでも、地位は高い騎士団長様。
頼む騎士様、どうか私を保護してください!
あれ、でもこの人なんか怖くない?
心臓がバクバクして止まらないし、なんなら息も苦しいし……?
どうやら私は恐怖耐性のなさすぎる聖獣に変身してしまったらしい。いや恐怖だけで死ぬってどんだけよ!
人間に戻るためには騎士団長の助けを借りるしかない。でも騎士団長の側にいると死にかける!
……うん、詰んだ。
★「小説家になろう」先行投稿中です★
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」
透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。
そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。
最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。
仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕!
---
【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています
空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。
『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。
「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」
「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」
そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。
◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)
面倒くさがりやの異世界人〜微妙な美醜逆転世界で〜
蝋梅
恋愛
仕事帰り電車で寝ていた雅は、目が覚めたら満天の夜空が広がる場所にいた。目の前には、やたら美形な青年が騒いでいる。どうしたもんか。面倒くさいが口癖の主人公の異世界生活。
短編ではありませんが短めです。
別視点あり
【完結】異世界召喚 (聖女)じゃない方でしたがなぜか溺愛されてます
七夜かなた
恋愛
仕事中に突然異世界に転移された、向先唯奈 29歳
どうやら聖女召喚に巻き込まれたらしい。
一緒に召喚されたのはお金持ち女子校の美少女、財前麗。当然誰もが彼女を聖女と認定する。
聖女じゃない方だと認定されたが、国として責任は取ると言われ、取り敢えず王族の家に居候して面倒見てもらうことになった。
居候先はアドルファス・レインズフォードの邸宅。
左顔面に大きな傷跡を持ち、片脚を少し引きずっている。
かつて優秀な騎士だった彼は魔獣討伐の折にその傷を負ったということだった。
今は現役を退き王立学園の教授を勤めているという。
彼の元で帰れる日が来ることを願い日々を過ごすことになった。
怪我のせいで今は女性から嫌厭されているが、元は女性との付き合いも派手な伊達男だったらしいアドルファスから恋人にならないかと迫られて
ムーライトノベルでも先行掲載しています。
前半はあまりイチャイチャはありません。
イラストは青ちょびれさんに依頼しました
118話完結です。
ムーライトノベル、ベリーズカフェでも掲載しています。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる