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本編
玄武、襲来-1
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海も穏やか。空も穏やか。昼寝でもしたくなるような、そんな昼下がり。
見張り台からの焦った声に、柔らかな空気は一変した。
「げ、玄武の旗だ!!」
一斉にざわつく上甲板。全員に緊張が走る。
「船は!?」
「多分……ブルー・ノーツ号……!」
「本船か!?」
「お、おち、落ちつけよ。あんな大物がうちなんか相手にするわけないだろ」
「偶然通りかかったんだろ。大人しくしてれば素通りするって……きっと……」
「でもあれ、こっち向かってきてねぇか……!?」
動揺が広がる乗組員たちを、ラコットが一喝する。
「騒ぐんじゃねぇお前ら! 玄武がなんだ! 喧嘩売られたら買うのが海賊の流儀だろ!」
「あんたこそ頭冷やしなラコット。いくらなんでもうちじゃ勝てないよ。規模が違いすぎる」
マリーに後ろから叩かれて、ラコットが口を噤む。静かになったタイミングで、レオナルドが口を開いた。
「玄武の船長って、キッドだろ? 昔会った印象じゃ、気のいい兄ちゃんって感じだったけど」
「レオ、あんたキッドと面識あんの?」
驚いたように尋ねるマリーに、レオナルドは頷いた。
「十年以上前だけどな。まだ親父が現役だった頃、工房に出入りしてたことがある」
実際に会ったというレオナルドの証言で、乗組員たちに僅かに安堵の色が浮かぶ。
「あたしも、享楽主義ではあるけど人道的な方だって聞いてる。喧嘩しに来るわけじゃないんじゃないかい? 撃ってくる様子もないんだろ?」
「た、確かに、大砲を用意してる風には見えないが……」
ブルー・ノーツ号の様子を窺いながら、見張りが答える。しかしそれだけでは、戦闘が無いとは言い切れない。四大海賊の一角が、新参の小さな海賊団に、いったい何の用があるというのか。
「とりあえず、こっちに交戦意志がないことは示しておきましょう。海賊旗下ろして、白旗上げて」
「は、はいっ!」
船長である奏澄の指示に、乗組員がばたばたと動く。
白い旗は降伏の証、というのは、この世界でも同じルールだった。白旗を揚げたからと言って必ずしも攻撃されないわけではないが、話の通じる相手であれば意志表示にはなる。
奏澄は争い事を嫌っているが、白旗を使うのは初めてだ。戦う前から降伏するというのは、海賊にとって屈辱でしかない。そもそも威嚇のために海賊旗を掲げているのに、弱いと嘗められたら意味が無い。
しかし今回に限っては、相手方の意図も読めなければ、戦闘になった場合想定される被害も大きすぎる。まずは目的をはっきりさせたい。
「いいよね、メイズ」
ただの確認ではあるが、念のため奏澄が問いかけるも、メイズからの返答は無い。
「……メイズ?」
玄武の旗が見えてから、厳しい顔で黙りこくっているメイズに、恐々と呼びかける奏澄。
しかしその声は、メイズの耳には入っていないようだった。
再度の問いかけにも答えず、メイズは副船長として、乗組員たちに指示を出した。
「商会の奴らは非戦闘員の護衛に回れ。万一の時は船長を小艇で逃がせ」
「ちょ、ちょっと待ってよ、逃がすって何!?」
「キッドが出てきたら俺が相手をする。戦闘員は戦闘準備」
「メイズ!!」
こちらに交戦意志が無いとしても、呑気に待っているわけにはいかない。向こうの出方によっては、抗う必要もある。当然防衛のための準備は必要だが、メイズの言い方は最初から戦闘を予期しているようだ。
食ってかかる奏澄を、メイズはライアーに押し付けた。
「頼む」
「いや、そりゃ、頼まれますけど。なんか説明くらいしてくださいよ、カスミだって納得できないでしょこんなん」
「敵襲があった時はいつもこうだろ」
「アンタの様子が変だからでしょうが!」
怒鳴ったライアーを、メイズが冷たく一瞥した。一瞬怯むも、ライアーはメイズを睨み返した。
「アンタが玄武と何かあるなら、今回は全員に関係がある。だんまりってわけには」
「玄武とは黒弦にいた時に一戦交えている。俺はおそらく恨みを買ってる」
問答している時間も惜しいとばかりに言葉を被せながら、しかし淡々と告げられたその内容に、全員が息を呑んだ。予想をしていた者もいただろうが、それでも本人の口から聞けば実感が増す。
「これ以上の詳しい話をしている時間は無い。不満があるなら、俺が一人で向こうの船に出向く」
メイズらしい、仲間を当てにしない言葉だった。本当に一人で行ってしまいかねないその姿に、奏澄はメイズに飛びついた。
「……約束」
それだけ言って、腰元にしがみついて離れない奏澄に、メイズは大きく溜息を吐いた。
「こうなるから黙ってたんだ」
普段なら頭の一つも撫でただろうその手は、強い力で奏澄を引き剥がした。
「今回ばかりは大人しく俺の言うことを聞け」
「だって」
「お前は俺の弱味になる。いられると邪魔だ」
言い切られて、奏澄は言葉を詰まらせた。メイズも、奏澄の扱いに随分と慣れたようだ。
心配だから、と言われれば意地でもしがみついただろうが、邪魔だと言われてしまえば引かざるを得ない。それが事実なら、尚更。
「安心しろカスミ!」
大声で割って入って、メイズの肩を抱いたのはラコットだった。
「なぁんも心配することねぇよ、俺たちがついてるからな!」
「……ラコット」
珍しいことに、メイズも目を丸くして呆然と名を呼んだ。
「仲間を売ったりするようなことは絶対にしねぇ! 任せろ、な!」
屈託無く笑うラコットに、奏澄はほっと力を抜いた。
そうだ。自分たち二人だけではない。仲間が守ってくれるのは、奏澄だけではない。
メイズだって、ちゃんと、仲間だ。
不安が完全に払拭されたわけではないが、奏澄は他の非戦闘員たちと船室に隠れた。商会の男性陣は、今回は護衛に回されたので、武装した上で室内と室外の見張りに分かれている。
じりじりとした緊張感に、誰もが口を開けずにいた。外の気配に耳を澄ます必要があるから、というのもある。
奏澄は膝を抱えて、顔を埋めた。
いつかはこんな日が来るかもしれないと、思ってはいた。
海賊をやっていたということは、別の海賊と争った可能性は高い。誰かを傷つけたこともあるだろう。そういう相手が、復讐に来るかもしれない。その相手が、メイズより強い可能性も。
その時、自分はどうしたら良いのか。何ができるのか。いや、おそらく、何もできはしない。だからこそ。
ただ、傍に。
ドアの外から聞こえた軽い足音に、空気が張り詰める。しかし、見張りの声が上がらないということは、敵ではないのだろう。
間もなくして、レオナルドが顔を覗かせた。
「レオ!?」
「あれ、そういやいなかったなアイツ」
ちょいちょい、と手招きをされて、奏澄はドアに寄った。
「レオ、どこにいたの!?」
「甲板で隠れて様子見てた。俺キッドと面識あるし、なんかあった時に口挟めるかなって思ったけど、全然そんな空気じゃなかったわ」
「それでこっちに来たの?」
「いや、そうじゃない」
首を振って、レオナルドは奏澄を見据えた。
「今すぐメイズの所に行った方がいい。多分、あんたじゃないと収まらない」
それを聞いた瞬間、奏澄は全速力で駆け出した。
「カスミ!」
「船長!」
呼び止める仲間の声を無視して、奏澄はただひたすら走った。
「おいレオ、どういうことだよ!」
残されたライアーが、レオナルドの胸倉を勢いよく掴み上げた。
「上でちょっと揉めてるんだよ。今行かないと、カスミは一生後悔する」
「だからって、船長を危険な場所に一人で行かせるヤツがあるか!」
「まだ戦闘にはなっちゃいない。出遅れたけど、俺も行く」
レオナルドはライアーの手を乱暴に払った後、自嘲気味に笑った。
「ま、カスミはそういうのなんにも聞かない内に、飛び出していったけどな」
「オマエ……」
「じゃぁ俺も行ってくる。急に人数が増えると向こうを刺激するから、残りはまだここにいた方がいいと思うぜ」
言い残して、レオナルドは奏澄を追って駆けて行った。
「――ッくっそ!」
やり場のない怒りを吐き出すライアーに、マリーがそっと寄り添った。
見張り台からの焦った声に、柔らかな空気は一変した。
「げ、玄武の旗だ!!」
一斉にざわつく上甲板。全員に緊張が走る。
「船は!?」
「多分……ブルー・ノーツ号……!」
「本船か!?」
「お、おち、落ちつけよ。あんな大物がうちなんか相手にするわけないだろ」
「偶然通りかかったんだろ。大人しくしてれば素通りするって……きっと……」
「でもあれ、こっち向かってきてねぇか……!?」
動揺が広がる乗組員たちを、ラコットが一喝する。
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「レオ、あんたキッドと面識あんの?」
驚いたように尋ねるマリーに、レオナルドは頷いた。
「十年以上前だけどな。まだ親父が現役だった頃、工房に出入りしてたことがある」
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「あたしも、享楽主義ではあるけど人道的な方だって聞いてる。喧嘩しに来るわけじゃないんじゃないかい? 撃ってくる様子もないんだろ?」
「た、確かに、大砲を用意してる風には見えないが……」
ブルー・ノーツ号の様子を窺いながら、見張りが答える。しかしそれだけでは、戦闘が無いとは言い切れない。四大海賊の一角が、新参の小さな海賊団に、いったい何の用があるというのか。
「とりあえず、こっちに交戦意志がないことは示しておきましょう。海賊旗下ろして、白旗上げて」
「は、はいっ!」
船長である奏澄の指示に、乗組員がばたばたと動く。
白い旗は降伏の証、というのは、この世界でも同じルールだった。白旗を揚げたからと言って必ずしも攻撃されないわけではないが、話の通じる相手であれば意志表示にはなる。
奏澄は争い事を嫌っているが、白旗を使うのは初めてだ。戦う前から降伏するというのは、海賊にとって屈辱でしかない。そもそも威嚇のために海賊旗を掲げているのに、弱いと嘗められたら意味が無い。
しかし今回に限っては、相手方の意図も読めなければ、戦闘になった場合想定される被害も大きすぎる。まずは目的をはっきりさせたい。
「いいよね、メイズ」
ただの確認ではあるが、念のため奏澄が問いかけるも、メイズからの返答は無い。
「……メイズ?」
玄武の旗が見えてから、厳しい顔で黙りこくっているメイズに、恐々と呼びかける奏澄。
しかしその声は、メイズの耳には入っていないようだった。
再度の問いかけにも答えず、メイズは副船長として、乗組員たちに指示を出した。
「商会の奴らは非戦闘員の護衛に回れ。万一の時は船長を小艇で逃がせ」
「ちょ、ちょっと待ってよ、逃がすって何!?」
「キッドが出てきたら俺が相手をする。戦闘員は戦闘準備」
「メイズ!!」
こちらに交戦意志が無いとしても、呑気に待っているわけにはいかない。向こうの出方によっては、抗う必要もある。当然防衛のための準備は必要だが、メイズの言い方は最初から戦闘を予期しているようだ。
食ってかかる奏澄を、メイズはライアーに押し付けた。
「頼む」
「いや、そりゃ、頼まれますけど。なんか説明くらいしてくださいよ、カスミだって納得できないでしょこんなん」
「敵襲があった時はいつもこうだろ」
「アンタの様子が変だからでしょうが!」
怒鳴ったライアーを、メイズが冷たく一瞥した。一瞬怯むも、ライアーはメイズを睨み返した。
「アンタが玄武と何かあるなら、今回は全員に関係がある。だんまりってわけには」
「玄武とは黒弦にいた時に一戦交えている。俺はおそらく恨みを買ってる」
問答している時間も惜しいとばかりに言葉を被せながら、しかし淡々と告げられたその内容に、全員が息を呑んだ。予想をしていた者もいただろうが、それでも本人の口から聞けば実感が増す。
「これ以上の詳しい話をしている時間は無い。不満があるなら、俺が一人で向こうの船に出向く」
メイズらしい、仲間を当てにしない言葉だった。本当に一人で行ってしまいかねないその姿に、奏澄はメイズに飛びついた。
「……約束」
それだけ言って、腰元にしがみついて離れない奏澄に、メイズは大きく溜息を吐いた。
「こうなるから黙ってたんだ」
普段なら頭の一つも撫でただろうその手は、強い力で奏澄を引き剥がした。
「今回ばかりは大人しく俺の言うことを聞け」
「だって」
「お前は俺の弱味になる。いられると邪魔だ」
言い切られて、奏澄は言葉を詰まらせた。メイズも、奏澄の扱いに随分と慣れたようだ。
心配だから、と言われれば意地でもしがみついただろうが、邪魔だと言われてしまえば引かざるを得ない。それが事実なら、尚更。
「安心しろカスミ!」
大声で割って入って、メイズの肩を抱いたのはラコットだった。
「なぁんも心配することねぇよ、俺たちがついてるからな!」
「……ラコット」
珍しいことに、メイズも目を丸くして呆然と名を呼んだ。
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屈託無く笑うラコットに、奏澄はほっと力を抜いた。
そうだ。自分たち二人だけではない。仲間が守ってくれるのは、奏澄だけではない。
メイズだって、ちゃんと、仲間だ。
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じりじりとした緊張感に、誰もが口を開けずにいた。外の気配に耳を澄ます必要があるから、というのもある。
奏澄は膝を抱えて、顔を埋めた。
いつかはこんな日が来るかもしれないと、思ってはいた。
海賊をやっていたということは、別の海賊と争った可能性は高い。誰かを傷つけたこともあるだろう。そういう相手が、復讐に来るかもしれない。その相手が、メイズより強い可能性も。
その時、自分はどうしたら良いのか。何ができるのか。いや、おそらく、何もできはしない。だからこそ。
ただ、傍に。
ドアの外から聞こえた軽い足音に、空気が張り詰める。しかし、見張りの声が上がらないということは、敵ではないのだろう。
間もなくして、レオナルドが顔を覗かせた。
「レオ!?」
「あれ、そういやいなかったなアイツ」
ちょいちょい、と手招きをされて、奏澄はドアに寄った。
「レオ、どこにいたの!?」
「甲板で隠れて様子見てた。俺キッドと面識あるし、なんかあった時に口挟めるかなって思ったけど、全然そんな空気じゃなかったわ」
「それでこっちに来たの?」
「いや、そうじゃない」
首を振って、レオナルドは奏澄を見据えた。
「今すぐメイズの所に行った方がいい。多分、あんたじゃないと収まらない」
それを聞いた瞬間、奏澄は全速力で駆け出した。
「カスミ!」
「船長!」
呼び止める仲間の声を無視して、奏澄はただひたすら走った。
「おいレオ、どういうことだよ!」
残されたライアーが、レオナルドの胸倉を勢いよく掴み上げた。
「上でちょっと揉めてるんだよ。今行かないと、カスミは一生後悔する」
「だからって、船長を危険な場所に一人で行かせるヤツがあるか!」
「まだ戦闘にはなっちゃいない。出遅れたけど、俺も行く」
レオナルドはライアーの手を乱暴に払った後、自嘲気味に笑った。
「ま、カスミはそういうのなんにも聞かない内に、飛び出していったけどな」
「オマエ……」
「じゃぁ俺も行ってくる。急に人数が増えると向こうを刺激するから、残りはまだここにいた方がいいと思うぜ」
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