女の子がお風呂入るだけの話

谷地雪@第三回ひなた短編文学賞【大賞】

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女の子がお風呂入るだけの話

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 夏。一年でもっとも不愉快な季節。
 暑さで頭は茹だり、汗でべたべた、湿気が纏わりついて不快指数がひどい。
 そして最も耐え難いのが。

(――臭い)

 通勤電車の中。すえた臭い。
 なぜ女性専用車両は常に設定しておいてくれないのか。
 あまりの臭いに耐えかねて、二時間早い電車の女性専用車両に乗っていたこともあるが、快適だった。
 ただ、さすがに毎日二時間早く通勤するのはキツすぎた。私の使用路線には、早朝の二本しか、女性専用車両がない。死ぬほど混むのに。
 吐き気がしてきて、手すりに縋りつくように体重をかける。残念ながら都会では、青い顔をしていようが座り込もうが、席を譲ってくれたりはしない。寝たふりかスマホに集中してるふり。なんなら邪魔だとばかりに足蹴にされる。
 目を閉じてなんとか耐えきって、会社の最寄り駅で降りる。この時点でHPは赤。

 オフィスビルに入ったら、自社オフィスに行く前にまずトイレへ。
 個室に入り、服を脱ぐ。ボディシートを取り出して、全身拭き取る。
 朝にどれだけ制汗剤を使おうが、デオドラントクリームを塗ろうが、この暑さでは駄目だ。全部汗で流れてしまう。だからいったん全部、拭くしかない。
 拭き終わったら再度制汗剤と、デオドラントクリーム。
 それからインナーは新しいものに取り替える。汗の染み込んだ衣服は乾いてからも臭う。
 本当ならジャージで出社して、オフィスカジュアルに一式丸ごと取り替えたいが、さすがにジャージでオフィスビルに入れないし、着替え一式は荷物になりすぎるので、我慢してインナーだけ。シャツは貼り付けていた汗取りシートを取り替え、消臭スプレーをかける。
 個室を出たら、化粧台でメイクを直す。崩れがひどい時はこれも一回落とす。
 めんどくさすぎて朝からイライラする。夏はこの作業があるから、最低でも三十分は早く出社しなければならない。
 それらが済んだら、ようやく自社オフィスへ。

「おはようございまーす」

 適当に挨拶をして、自席へ。ああ、クーラーが涼しい。
 いくら拭き取ったといっても、私は体内に熱がこもりやすいので、暫くは暑い。席に置いてある卓上扇風機に当たっていると、一人の男が駆け込んできた。

「あっち~!」

 汗だくのその男は、私の同僚である眞壁だった。
 一刻も早くクーラーのきいた部屋に入りたいと、身だしなみも整えず、そのままオフィスに駆け込んできたのだろう。
 顔を顰めた私には気づかず、私が当たっている扇風機だけに目をつけて、眞壁は近づいてくるなり扇風機を取り上げた。

「押上、これちょっと貸して!」
「あっ! 私今使ってるんだけど!」
「どう見ても俺の方が必要じゃん」

 そう言いながら、眞壁は私の扇風機を顔の前に持ち上げて、涼しそうにしていた。
 だったら自分の持ってこいよ。
 ぽたぽたと落ちる汗が不快で、私は身を引いた。これでは取り返せない。

「あんたさ、部屋来る前に、ちょっとは汗拭いてから来なさいよ。床にまで落ちてるんだけど。汚いな」
「汚くねーよ! 汗は生理現象だろ!」
「社会人なんだったら、清潔感くらい気を遣ったら」
「出た、清潔感」

 馬鹿にしたような口調で、眞壁は鼻で笑った。

「女の言う清潔感って、結局イケメンのことだろ。ちゃんと清潔にしてたって、普通の男には文句言うくせに」

 そこで不細工じゃなくて「普通」って言うあたりが眞壁だな、と思いながら、眞壁と同じ口調で返す。

「出た、臭い男の言い訳。清潔にしてから言え」
「俺は清潔だっつの! 毎日風呂入ってるし、朝も顔洗ってるし! このシャツだって、ちゃんと洗濯したやつだぞ!」

 ツバを飛ばして怒鳴りながら眞壁が引っ張ったシャツは、汗でぐしょぐしょに色が変わっており、異臭がした。
 ぼさぼさの洗いっぱなしな髪。脂ぎって吹き出物だらけの肌。汗ジミそのままの服。擦り切れて汚れた革靴。

(清潔、ねえ)

 半眼の私に気づいて、眞壁の顔が赤くなる。

「お前だって人のこと言えないだろ! デブだし、化粧も地味だし、服だってダサイくせに! 佐倉ちゃんを見習えよ!」

 清潔感の反撃が、体型やメイクの指摘。
 だったらお前も痩せてメイクをしろ。なんでそんな簡単なことがわからないのか。
 ちなみに私は165センチ60キロ、今流行りの健康体型界隈だ。60キロと聞くと問題無用でデブ扱いする男が多いが、BMIは22。至って普通の範囲である。ジムに通っているので、筋肉量もそこそこある。

 ちろりと、眞壁が指さした方に視線をやる。
 佐倉ちゃん、とは総務部のアイドルだ。
 毎回二時間はかかりそうなナチュラル風バチバチメイクをしてきて、一時間くらいかかりそうなヘアメイクをし、女子アナ風かつやや甘いオフィスカジュアルギリギリの服を着てくる。
 可愛いことが仕事です、とばかりに仕事は全然できないが、噂によると腰掛け入社でここには男漁りに来ているらしい。平社員の眞壁はもちろん相手にされていない。されていないが、本人は気づいていない。なんならちょっと脈あるくらいに思っており、恐怖すら感じる。
 繁忙期には必ず休み、自分の仕事は頑張ったけどできなかったといって他人に押しつける。男性社員に甘えてやってもらうならお互い好きにしてどうぞで済むが、総務部は女性の方が多いので、皺寄せは女性社員にいっている。
 注意を受けると、内容に関わらず全て「御局の僻み」として受け取る。しかもそれを男性の部長に泣きつく。パワハラを恐れる部長は、注意をした女性社員の方を叱る。
 結果、女性社員から嫌われている。本人は屁でもないみたいだが。

 そうこうしていると、始業のチャイムが鳴る。

「やべっ」

 眞壁は私の卓上扇風機を持ったまま自席へ向かった。

「ちょっと!」
「あとで返すって!」

 仕事が始まるので、これ以上言い争いはできない。
 朝からイライラ度MAXで、私はパソコンを叩いた。


 ###


「あっづ……」

 仕事を終えて帰宅すると、私は風呂場に直行し、真っ先にバスタブにお湯をためる。
 汗だくの体が気持ち悪くてしょうがないので、風呂に入らないことには何もできない。ものにも触りたくない。
 脱いだ服を洗濯機に放り込んで、下着は手洗いのため洗面器に下着専用洗剤とともに浸しておく。
 着ているものをなんとかしたら、今度は自分の体。
 最初に髪をとかして、汚れを浮かせておく。ちなみにこの作業はゴミ箱の上でやる。なぜなら髪が抜けるから。ここでなるべく抜いておくと、シャンプーの時の抜け毛が減って、排水溝の掃除が少し楽になる。
 いったん髪をまとめたら、最もうっとおしい顔。
 ポイントメイクリムーバーでアイメイクをしっかり落とす。それからクレンジングで顔全体を。最近は泡になるクレンジングがマイブーム。
 それから洗顔フォームを泡立てネットでしっかり泡立て、優しく顔を洗う。
 顔面装備を剥いでやっとすっきりしたら、次は髪。
 ぬるま湯でしっかり予洗いしたら、泡立てたシャンプーで髪全体を洗う。そして頭皮はスカルプブラシ。爪で洗うと傷がつくし、指の腹だと毛穴まで落ち切らないので、これが一番すっきりする。
 シャンプーを洗い流したら、トリートメントを毛先から馴染ませ、手ぐしでとかしながら一本ずつに行き渡らせる。本当は専用のコームを使ったほうがいいらしいけど、私は面倒だから手ぐし。
 そしてそのままいったんまとめる。これも本当なら温めた蒸しタオルとかで浸透させた方がいいらしいが、面倒なのでとりあえず時間を置くだけで良しとしている。
 時間を置いている間に体。最初にデリケートゾーンを専用のソープで洗い、他はタオルに泡立てたボディソープで洗う。脇や足先など、臭いやすいところは特に念入りに。背中が気になる時は専用のブラシを使うが、手入れが面倒なので出番はたまにしかない。
 泡を洗い流したら、乾いたタオルで顔の水分をオフ。クレイパックを塗っていく。
 いい加減バスタブの湯も溜まったので、パックを待つ間バスタブに浸かる。この間に足のマッサージ。しておかないと足がむくむ。
 それから浸けておいた下着を振り洗いし、十分に濯いだら、そのまま仮干ししておく。
 パックが乾いてきたら、バスタブから上がりクレイを洗い落とす。この時にトリートメントも洗い流す。
 コンディショナーを全体に馴染ませて、また洗い流す。
 バスタブでしっかり温まった体を、今度は角質ケア。ボディスクラブで肘や膝など、気になる部分をマッサージ。
 最近は特に尻。某エッセイで自分の尻を大事にする、というのをやっていたので、私も尻は特に大事にすることにした。筋トレでも尻トレは欠かさない。尻専用のソープだのローションだのクリームだのがあるんだから、みんな尻は大事なのだ。可愛がっていけ。
 スクラブを洗い流したら、やっと体の洗浄は完了。
 タオルで全身の水分をとる。そして仮干ししていた下着もタオルに挟んで優しく水分を取り、ちゃんと干す。

 洗浄が終わったら今度は保湿。水分がどんどん蒸発するので、保湿は時間との勝負。
 とりあえず顔。ブースターを浸透させたら、ばっしゃばっしゃと惜しみなく化粧水を染み込ませる。それから、顔よりプチプラの化粧水を全身に。
 保湿はいちいち浸透する時間を置かないといけないので、一気に塗りたくることはできない。もどかしいが、一つ塗ったら浸透を待って、次に移る。
 次はデパコス美容液。これは高くても仕方ないと自分に暗示をかけている。美容液だから。仕方ない。
 続いて乳液で蓋をする。最後はアイクリーム。目元口元は年齢が出やすい。年齢関係なく、目元のメイクは濃くなりがちなのでクレンジングが強かったり、花粉症で目をこすったりして、目元の皮膚が乾燥していたりもする。隈が目立つ場合もあるし、とにかく目元は個別ケアがいる。
 クレイパックをしない日はシートマスクをしたり、ニキビができた時はポイントケアをしたりするが、今日はこれで顔は終了。
 デリケートゾーンを専用クリームで保湿したら、体も全身ボディクリームを塗る。バストやヒップは専用のものもあるが、面倒なのでたまーにしかやらない。ただ踵だけは乾燥しやすいので、専用クリームを使う。夏は特にサンダルを履いたり、素足を見せる機会が多いので気を遣う。
 これで保湿作業は終了。やっと服が着られる。

 洗い終わった洗濯物を干してから、髪にドライヤーをかける。
 ドライヤー前にはヘアオイルをつけておく。これをしないと熱にやられる。
 ぼうっと髪を乾かしながら、大きく息を吐く。

(――疲れた)

 風呂に入るだけで疲弊する。ドライヤーを持つ手が重い。なんだって、こんなに色々しないといけないのか。
 でも、このくらいしないと人権をたもてない。
 男っ気のない独り身でも、このくらいは普通にみんなやっている。美容に気を遣う女性は、もっと時間をかけている。
 一日の時間は平等だ。何かに時間をかけるなら、その分別の何かが削られる。
 昔、仕事一筋で垢抜けない容姿の女性社員が、美人女性社員にさんざん見下されて、最後は綺麗になる話があった。
 女性向けの話としては王道だろうが、私はなんとなく釈然としなかった。
 見た目に差が出るのは当たり前だろう、と。
 だって彼女は仕事をしていたんだから。仕事に力を注いでいたんだから。
 美人が二時間かけてメイクをしている間にプレゼン資料を作り、一時間かけて編み込みヘアをやっている間に勉強をしていたのだ。それの何が悪いのか。
 才色兼備、なんてものがもてはやされるが、あれはほとんど実在しない。実在する場合、どちらか片方は確実に才能の面が大きい。
 努力できる時間は限られている。
 仕事を頑張ってほしいのなら、容姿を求めるべきではない。仕事をする時間を削らなければ、容姿を整えることはできないのだから。
 容姿を求めるのなら、仕事の出来を求めるべきではない。要求された容姿のレベルをたもつために、仕事をしている時間がないのだから。
 どちらも最低限の基準はある。それでも、女は求められすぎる。
 男も女も二十四時間しかない。なのに、女は家事も育児も仕事も美容も全部時間内にできる、完璧超人であることを求められる。寝ないと思ってるんだろうか。
 
 求めるんだったら、せめて清潔感くらい、同じレベルでやってみろ。

 清潔感なんて、風呂入って歯を磨いてれば十分だろう、と。
 だったら女がぼさぼさのもつれた髪で、ニキビだらけのヒゲのはえた顔で、すね毛丸出しでスカートをはいて、ヨレヨレの靴を履き潰していても、同じことが言えるのだろうか。それを清潔だと、評価するのだろうか。
 ごく一般的。私が今日やったくらいのケアは、最低限とまでは言わないが、女性の間ではごくごく普通のケアだ。
 当然ムダ毛処理もしている。今でこそ全身脱毛をしたから僅かな時間で済んでいるが、その前は、夏場はムダ毛処理に二時間以上かけていた。
 美容院だって二ヶ月に一回は行って髪を整えている。きちんと毎日洗っていても、髪がぼさぼさなだけで不潔に見えることを知っているから。
 垢は全身に溜まる。耳垢だって、最近では耳鼻科で取ってもらった方が良いと言われるが、穴の外側は別だ。窪みの部分などに溜まるものも、毎日拭き取る。
 ヘソもそうだ。ヘソ出しファッションの女は、ヘソの汚れが溜まらないとでも思っているのだろうか。あれも溜まると臭うので、ちゃんと掃除する。
 ネイルをするしないに関わらず、爪だってマメに手入れをする。切りっぱなしじゃない。整えて、保湿して、磨いている。
 そうやって、女の「清潔感」は作られている。でもそれは「清潔感」までだ。
 容姿を整えるためには、更にメイクやボディケア、マッサージ、トレーニングなどが必要になる。資金のある人は高い道具を使ったり、定期的にサロンに通う。そこまでやって、やっと「女らしい」の評価が得られる。
 別に知らん男からの評価はどうでもいいが、これを彼氏や夫が平然と求めてくるわけである。
 私は今、要求してくる彼氏がいないので、そこまではしていない。
 昔は一生懸命応えなければと思っていたが、今はもう例え彼氏ができても、そこまで頑張ろうと思えない。そうあってほしいなら、仕事しなくていいよな、と返す。本当に仕事をしないで全部出してくれるなら、容姿磨きを頑張るのもやぶさかではないが。ほぼあり得ないので、稼ぎを求めるなら容姿を求めるな、としか。
 そんな女はこちらから願い下げだ、という意見がよくあるが、だから女性は結婚しないんじゃないだろうか。
 自分は仕事を頑張るから、君は家事も育児も仕事も頑張って、更にセックスしたくなる程度に女らしくいてくれ、なんてバカバカしい要求を呑む女は、ほぼ存在しないのである。

 ドライヤーを温風から冷風に切り替えて仕上げたら、もう何もする気がなくなっていた。
 食事をする気力もないので、サプリメントをざらざらとノンカフェインの栄養ドリンクで流しこむ。
 もう寝てしまおうと、歯磨きに移行。
 まずフロス。昔は歯を磨いてからフロスだったらしいが、最近の研究でフロスが先の方が良いとなったらしい。私は不器用なので、このフロスが地味に時間を食う。
 終わったら、柔らかい歯ブラシで、ホワイトニングケアの歯磨き粉を使い丁寧に歯を磨く。
 それから、専用ブラシを使って舌磨き。
 最後はフッ素ジェルを歯に塗って、マウスピースをつけて、終了。

(やっと寝れる……)

 明日は二時間早く起きて、女性専用車両に乗ろうか。
 そうやってまた、睡眠時間が削られる。
 ああ、私もギリギリまで寝て、顔だけ洗って決まったスーツに着替えて、時間がないからとパンでも齧りながら出社したい。
 それで許される会社も今の時代ありそうだけど、うちの会社は帰されそう。
 そこまでいかなくても、一日中ひそひそ陰口叩かれるのは必至。
 ああでも、やっぱり駄目だ。ちゃんとケアしないと、そもそも自分の臭いに耐えられない。

 ちなみに自分の臭いは自分ではよくわからない、という話をよく聞く。
 これを確認するには、自分の臭いを袋に閉じ込めればいい。
 口臭なら、袋に思い切り息を吐き、袋の口を閉じて、嗅覚をリセットしてから袋を開けて嗅ぐ。
 体臭なら、一日着ていた服を袋に入れて、袋の口を閉じ、嗅覚をリセットしてから袋を開けて嗅ぐ。
 嗅覚のリセットは、コーヒーなどを嗅いだり、新鮮な空気で深呼吸したりする。自分の臭いを嗅ぎなれた状態で嗅いでも、鼻が自分の臭いに慣れてしまっているからだ。

 私が自分を清潔にするのは、人権をたもつためにやっていることではあるが、自分のためにやっていることだというのもまた事実だ。
 だからどこまで手をかけるかなんて、各個人の好きにすればいい。
 だとしても。

 やっぱり、最低限、人と接触する前には清潔にしてほしいと願わずにはいられない。
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