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世界が広がる小学校(給食はない)
あなた、そんなところにいたの!?
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豊華ちゃん癇癪と腹痛が治らない。
ストレスに弱い子だった。学校に行く前のホットミルクが習慣になりつつある。
保育園、幼稚園なんかも女の子は行かないしね…。
近くにいる同年代は私だけ。家族も相手にしてくれず、親しいのはベビーシッターという完全なるコミュニケーション不足。
まあ、ストレスも仕方ないよねって環境。
そんなことを入学祝いということで、ご馳走を作ってくれた葛木のおばあちゃまに相談した。
ちなみに入学祝いのご馳走はちらし寿司でした。滅多に見ない生魚が入っていました。
おばあちゃまの旦那さんである、忠之さんが釣ってきてくれた。この方も孫のように可愛がってくれるのでありがたい。
「癇癪ねぇ」
「困ってるの」
「うーん、漢方薬でも試してみるかい?」
「漢方薬ぅ?お薬?」
漢方薬と言えば、私のイメージは葛根湯。
葛粉ってあるのかな…。見かけたことない。通販で探してみよう。
「まぁ、効くかどうかは分からないがものの試しだ。相談してみるか?」
「してみるー!」
この世の漢方薬はどうなっているのか、とても興味がある。
と、言うことで日曜日。
もじもじしながら、豊華ちゃんがおばあちゃまに挨拶する。
「てしまとよかです」
「ちゃんと挨拶できて偉いね。葛木です」
豊華ちゃんと目を合わせながら挨拶するおばあちゃまは、大人の見本みたいな姿だ。
次に豊華ちゃんのシッターさんと目を合わせて、軽く会釈した。
「豊華お嬢様のベビーシッターをしております、山田です」
「実嬢ちゃんの友人の葛木です」
友達だって~、と照れながら車に乗り込む。
今回はいつものボディーガード達が用意した、ミニバンで移動する。
そこからは車で三十分程度。
葛木さんの行きつけの漢方薬局は、大きな通り沿いにあった。
店の外観はモダン和風なお洒落な感じ。一見するとカフェのようにも見えた。
おばあちゃまを筆頭に私、透子さんに続いて豊華ちゃん達がオドオドと入店する。
「いらっしゃいませ」
そう言ってカウンターから顔を覗かせたのは、おばあちゃまと同じ年頃のお婆様だ。
おばあちゃまはピンと背筋が伸びているが、こちらのお婆様はややふくよかでおっとりとした雰囲気。安楽椅子に座りながら、編み物している姿が似合いそう。
「こんにちは、草子ちゃん」
「こんにちは、智栄さん」
おばあちゃま、智栄さんって言うの?
初めて知った。いつもおばあちゃまか先生って呼ぶし。
「こんにちは、お婆様」
「あら、可愛いお客様。こんにちは、お嬢さん」
挨拶をするとにっこり笑いかけてくれる。
その様子に安心したのか、豊華ちゃんもシッターさんの後ろから小さくこんにちはと挨拶した。
「それで、今日のご用事は何かしら?」
「この子の相談に乗ってほしいです」
「相談というと、何か体調不良があるのよね」
「学校行く前にお腹痛くなっちゃうの」
「病院には行った?」
「はい、行きました。生活環境の変化によるストレスだろうと…」
山田さんが答えると一つ頷くと、そちらからのお嬢さんは何か困り事はない?と聞かれたので無いです、と元気よく答えておく。
「今日は豊華ちゃんの付き添いです!」
「そう、少し座って待っていて」
薬局の待合室というよりは、カフェの一角といった雰囲気の椅子に座る。小さいテーブルには、ラミネート加工してある紙が置かれていた。
漢方薬の名前とどんな症状に効くのかの説明が書かれている。
しかし、私はしょうがくいちねんせいの女児()なので、漢字いっぱいで何書いてあるのか分かんない、という風に目を逸らして辺りを観察する。
数分でお婆様が戻ってくるが、その両手にはお盆が載っていた。
ガラス製のティーポットには、色が濃い蜂蜜を溶かしたようなお茶。
「漢方薬を取り扱っているお店だから、漢方茶にしようかとも思ったけど、こっちの方が飲みやすいから。どうぞ、カモミールティーよ。熱いから気をつけてね」
カモミールティーとは?と透子さん、山田さん、豊華ちゃんが首を傾げる。
私はなんと!この世界ハーブティーがあったのか!という気持ちで、カモミールティーの香りをふんふん嗅ぐ。
りんごっぽい甘い香りがする~。
スーパーの食品って定番のものしか置いていないから、普段嗅がない食品の香りを嗅ぐとテンションが上がる。
ハーブか…ハーブも良いよね…。ハーブを料理に使うと勝手にお洒落料理になるって思っているわ、私…。
「そのへん、見ていい?」
商品棚が気になって、一言断ると見始める。
お婆様と豊華ちゃんと山田さんはカウンセリングを始めた。
それを横目に見ながら、商品棚をチェックする。
葛根湯などの見たことのある漢方薬を眺めた後、そのスペースはあった。
クコの実、棗、龍眼のドライフルーツに、乾燥生姜、葛粉、桂皮……………加加阿……………加加阿!?
カカオってあのカカオ!?
しれっと葛粉もいるじゃん!!!!
桂皮ってシナモン!!!!!
あなた達まとめて漢方薬扱い!?
カカオは固形のチョコレートと、純ココアの2種類。
買いだ。
チョコレートなんて、存在自体が消滅したか、ゲロ甘スイーツになったと思っていた。
お前、無糖かよ!と思いながら、声を上げる。
「と、透子さーん!このへんの買ってぇ!!」
ドライフルーツはおやつにするよ!赤ちゃん煎餅には飽き飽きなんだよ、こっちは!
お薬飲まなきゃ…としょんもりしている、豊華ちゃんの隣でにやけている私。
いつかの正月のように笑い声が漏れそうになるが、我慢する。
「しかし、お前さんの知識はどこから来るんだろうね。実嬢ちゃんはチョコレートなんて、いつどこで知ったんだい?」
「しょくへの…たんきゅうしん、こうきしん、よくぼう…まじめな話をすると、昔あった食べ物を古本屋のホームページでけんさく…本を読む…」
これは怪しまれないようにガチ。
料理本なら、写真付きで見ることができるので幼女が見ても怪しまれなかった。
眺めてるだけと思われていたので。
「…方向性はともかく、透子ちゃん、この子めちゃくちゃ頭いいのでは?」
「お嬢様は、めちゃくちゃ頭いいですよ」
みのり、人生カンニングしてるから…。
人生カンニングの結果、美味しいものが分かり、苦労しているんですがね!
ストレスに弱い子だった。学校に行く前のホットミルクが習慣になりつつある。
保育園、幼稚園なんかも女の子は行かないしね…。
近くにいる同年代は私だけ。家族も相手にしてくれず、親しいのはベビーシッターという完全なるコミュニケーション不足。
まあ、ストレスも仕方ないよねって環境。
そんなことを入学祝いということで、ご馳走を作ってくれた葛木のおばあちゃまに相談した。
ちなみに入学祝いのご馳走はちらし寿司でした。滅多に見ない生魚が入っていました。
おばあちゃまの旦那さんである、忠之さんが釣ってきてくれた。この方も孫のように可愛がってくれるのでありがたい。
「癇癪ねぇ」
「困ってるの」
「うーん、漢方薬でも試してみるかい?」
「漢方薬ぅ?お薬?」
漢方薬と言えば、私のイメージは葛根湯。
葛粉ってあるのかな…。見かけたことない。通販で探してみよう。
「まぁ、効くかどうかは分からないがものの試しだ。相談してみるか?」
「してみるー!」
この世の漢方薬はどうなっているのか、とても興味がある。
と、言うことで日曜日。
もじもじしながら、豊華ちゃんがおばあちゃまに挨拶する。
「てしまとよかです」
「ちゃんと挨拶できて偉いね。葛木です」
豊華ちゃんと目を合わせながら挨拶するおばあちゃまは、大人の見本みたいな姿だ。
次に豊華ちゃんのシッターさんと目を合わせて、軽く会釈した。
「豊華お嬢様のベビーシッターをしております、山田です」
「実嬢ちゃんの友人の葛木です」
友達だって~、と照れながら車に乗り込む。
今回はいつものボディーガード達が用意した、ミニバンで移動する。
そこからは車で三十分程度。
葛木さんの行きつけの漢方薬局は、大きな通り沿いにあった。
店の外観はモダン和風なお洒落な感じ。一見するとカフェのようにも見えた。
おばあちゃまを筆頭に私、透子さんに続いて豊華ちゃん達がオドオドと入店する。
「いらっしゃいませ」
そう言ってカウンターから顔を覗かせたのは、おばあちゃまと同じ年頃のお婆様だ。
おばあちゃまはピンと背筋が伸びているが、こちらのお婆様はややふくよかでおっとりとした雰囲気。安楽椅子に座りながら、編み物している姿が似合いそう。
「こんにちは、草子ちゃん」
「こんにちは、智栄さん」
おばあちゃま、智栄さんって言うの?
初めて知った。いつもおばあちゃまか先生って呼ぶし。
「こんにちは、お婆様」
「あら、可愛いお客様。こんにちは、お嬢さん」
挨拶をするとにっこり笑いかけてくれる。
その様子に安心したのか、豊華ちゃんもシッターさんの後ろから小さくこんにちはと挨拶した。
「それで、今日のご用事は何かしら?」
「この子の相談に乗ってほしいです」
「相談というと、何か体調不良があるのよね」
「学校行く前にお腹痛くなっちゃうの」
「病院には行った?」
「はい、行きました。生活環境の変化によるストレスだろうと…」
山田さんが答えると一つ頷くと、そちらからのお嬢さんは何か困り事はない?と聞かれたので無いです、と元気よく答えておく。
「今日は豊華ちゃんの付き添いです!」
「そう、少し座って待っていて」
薬局の待合室というよりは、カフェの一角といった雰囲気の椅子に座る。小さいテーブルには、ラミネート加工してある紙が置かれていた。
漢方薬の名前とどんな症状に効くのかの説明が書かれている。
しかし、私はしょうがくいちねんせいの女児()なので、漢字いっぱいで何書いてあるのか分かんない、という風に目を逸らして辺りを観察する。
数分でお婆様が戻ってくるが、その両手にはお盆が載っていた。
ガラス製のティーポットには、色が濃い蜂蜜を溶かしたようなお茶。
「漢方薬を取り扱っているお店だから、漢方茶にしようかとも思ったけど、こっちの方が飲みやすいから。どうぞ、カモミールティーよ。熱いから気をつけてね」
カモミールティーとは?と透子さん、山田さん、豊華ちゃんが首を傾げる。
私はなんと!この世界ハーブティーがあったのか!という気持ちで、カモミールティーの香りをふんふん嗅ぐ。
りんごっぽい甘い香りがする~。
スーパーの食品って定番のものしか置いていないから、普段嗅がない食品の香りを嗅ぐとテンションが上がる。
ハーブか…ハーブも良いよね…。ハーブを料理に使うと勝手にお洒落料理になるって思っているわ、私…。
「そのへん、見ていい?」
商品棚が気になって、一言断ると見始める。
お婆様と豊華ちゃんと山田さんはカウンセリングを始めた。
それを横目に見ながら、商品棚をチェックする。
葛根湯などの見たことのある漢方薬を眺めた後、そのスペースはあった。
クコの実、棗、龍眼のドライフルーツに、乾燥生姜、葛粉、桂皮……………加加阿……………加加阿!?
カカオってあのカカオ!?
しれっと葛粉もいるじゃん!!!!
桂皮ってシナモン!!!!!
あなた達まとめて漢方薬扱い!?
カカオは固形のチョコレートと、純ココアの2種類。
買いだ。
チョコレートなんて、存在自体が消滅したか、ゲロ甘スイーツになったと思っていた。
お前、無糖かよ!と思いながら、声を上げる。
「と、透子さーん!このへんの買ってぇ!!」
ドライフルーツはおやつにするよ!赤ちゃん煎餅には飽き飽きなんだよ、こっちは!
お薬飲まなきゃ…としょんもりしている、豊華ちゃんの隣でにやけている私。
いつかの正月のように笑い声が漏れそうになるが、我慢する。
「しかし、お前さんの知識はどこから来るんだろうね。実嬢ちゃんはチョコレートなんて、いつどこで知ったんだい?」
「しょくへの…たんきゅうしん、こうきしん、よくぼう…まじめな話をすると、昔あった食べ物を古本屋のホームページでけんさく…本を読む…」
これは怪しまれないようにガチ。
料理本なら、写真付きで見ることができるので幼女が見ても怪しまれなかった。
眺めてるだけと思われていたので。
「…方向性はともかく、透子ちゃん、この子めちゃくちゃ頭いいのでは?」
「お嬢様は、めちゃくちゃ頭いいですよ」
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