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第1話
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サルバル学園
「アリア!貴様この私に逆らう気か!!」
サルバル学園、高等部3Sクラス前の廊下でそう怒鳴り声をあげているのはこの国の第一王子であるサラン・ガーベラである。金髪碧眼の優しい顔つきをしているが、今は1人の少女を庇うようにして立ち、目の前の少女に対して怒りをあらわにしている。
「落ち着いて下さいませ。サラン様。第一王子ともあろう者がみっともない」
そんな彼の前に冷静に立っている少女は、キリッとした目つきの強気な印象を与える美人であり、燃えるような赤い髪に紅い瞳のアリア・キャルメリア。キャルメリア公爵家の長女でありサラン王子の婚約者である。
「何だと!?私にそのような口をきいてよいと思っているのか!」
「まぁまぁ~、サラン様ぁ~落ち着いてください~。アリア様もぉ~悪気があって言ったんじゃないんだと思いますぅ~」
王子やその取り巻き達に守られるようにして後ろに立っている少女は、薄い桃色の髪と目をしており、アリアとは正反対の庇護欲を抱くような可愛らしい少女であるアリス・ロード男爵令嬢だ。ーーそう、彼女こそが3ヶ月前にこの国を救った聖女である。
もともとは、平民として暮らしていたが光属性を持っていることがわかり、ロード男爵に養子に引き取られた後、桜が舞い落ちる季節にサルバル学園の高等部3年にやってきたのである。
アリスはその持ち前の愛嬌さを発揮し、有力者の少年達を次々と落としていった。その筆頭はもちろん第1王子であるサランである。
「アリスさん。婚約者がいる男性にそのように密着してはいけません」
「えぇ~私はそんなことしてませんよぉ~」
「それにそんなに語尾を伸ばすものでもありませわ」
「これはぁ~昔からの癖なので直せないですよぉ~。アリア様ひどいですぅ」
アリスはよよぉっと泣きまねをする。
「アリア!これ以上アリスを侮辱することは私が許さないぞ!」
「サラン様ぁ~私は大丈夫ですぅ」
「アリス…やはり君はこの女と違って優しい子だ。流石はこの国を守ってくれた聖女だ」
「そんなことないですよぉ~///」
アリスは言葉では否定しているが完全に顔は笑って照れており満更でもなさそうだ。
「はぁ~、この茶番いつまで続けるつもりですか?私もう帰りたいのですが帰ってもよろしくて?」
「ああ、私も貴様の顔などこれ以上見たくはない。さっさと去れ。アリス、この後美味しいカフェにでも行かないか?」
「では、私はこれで」
「アリア様ぁ~さよなら~。サラン様ぁ、カフェには行きたいのですがぁ~、明日の用意もあるので私も帰りますぅ」
「そうか…。そうだな。明日は私達にとって大切な日だものな。わかった!また今度2人で行こう、アリ……ス?」
「王子、もう聖女様は帰られました」
「……」
「アリア!貴様この私に逆らう気か!!」
サルバル学園、高等部3Sクラス前の廊下でそう怒鳴り声をあげているのはこの国の第一王子であるサラン・ガーベラである。金髪碧眼の優しい顔つきをしているが、今は1人の少女を庇うようにして立ち、目の前の少女に対して怒りをあらわにしている。
「落ち着いて下さいませ。サラン様。第一王子ともあろう者がみっともない」
そんな彼の前に冷静に立っている少女は、キリッとした目つきの強気な印象を与える美人であり、燃えるような赤い髪に紅い瞳のアリア・キャルメリア。キャルメリア公爵家の長女でありサラン王子の婚約者である。
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「まぁまぁ~、サラン様ぁ~落ち着いてください~。アリア様もぉ~悪気があって言ったんじゃないんだと思いますぅ~」
王子やその取り巻き達に守られるようにして後ろに立っている少女は、薄い桃色の髪と目をしており、アリアとは正反対の庇護欲を抱くような可愛らしい少女であるアリス・ロード男爵令嬢だ。ーーそう、彼女こそが3ヶ月前にこの国を救った聖女である。
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「アリスさん。婚約者がいる男性にそのように密着してはいけません」
「えぇ~私はそんなことしてませんよぉ~」
「それにそんなに語尾を伸ばすものでもありませわ」
「これはぁ~昔からの癖なので直せないですよぉ~。アリア様ひどいですぅ」
アリスはよよぉっと泣きまねをする。
「アリア!これ以上アリスを侮辱することは私が許さないぞ!」
「サラン様ぁ~私は大丈夫ですぅ」
「アリス…やはり君はこの女と違って優しい子だ。流石はこの国を守ってくれた聖女だ」
「そんなことないですよぉ~///」
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「ああ、私も貴様の顔などこれ以上見たくはない。さっさと去れ。アリス、この後美味しいカフェにでも行かないか?」
「では、私はこれで」
「アリア様ぁ~さよなら~。サラン様ぁ、カフェには行きたいのですがぁ~、明日の用意もあるので私も帰りますぅ」
「そうか…。そうだな。明日は私達にとって大切な日だものな。わかった!また今度2人で行こう、アリ……ス?」
「王子、もう聖女様は帰られました」
「……」
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