デルターアドベンチャー

小林克己

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アランカル島編

第10話 闇ギルドプラシド誕生

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-フォレストタウン港-
  「ここからは別行動だ!俺とガイオウとラオスは南にある繁華街に、バクラとジュールは北にある民家での情報収集だ」

こうして二手に分かれて情報収集に向かう事になる。


-南の繁華街道中-
「なんで情報収集なんてすんだよ!敵の基地はわかってんだから殴り込みに行けばいいじゃん!なぁガイオウ!」
「まぁ確かにそうだな!」
「馬鹿か!お前らは、下位闇ギルドとは訳が違う。敵の情報を知ることも大事なんだよ!」
「へいへい!」


-北の民家道中-
 バクラは向こうチームのことを心配していた。

 「あいつら大丈夫かなぁ?特にラオス、あいつ勝手な行動することあるから。」
「まぁ大丈夫だろ!向こうにはフェリオスさんがいるし」
「まぁそれもそうか!」

そんな会話をしていると2人は民家に到着する。

「さて情報収集だ!」


-南の繁華街-
 その頃ガイオウ達も繁華街に着いて情報収集を始めていた。

「あの~紅の闇にこれまでどんな事されました?」
「そんなの答えれんわ!」

話を聞いても何も答えてくれず苦戦していた時

#ッパン#

どこからか銃声が響く。

「なんだ?あっちだ!」

音の方へ向かう3人が発見したのは銃に撃たれ倒れ込む女性だった。

「大丈夫ですか?誰か早く救急車を?」

バタバタしている現場だか1人の男は苛立っていた。

「ふざけんなよ!なんで一般の人が撃たれなきならないんだよ」
「ラオス?」
「もう我慢ならねー」

そういうとラオスは敵の基地に向かって走っていってしまう。

「まずい!ガイオウ!ラオスを止めてくれ!」
「わかりました!」

ガイオウはラオスを追う。


-北の民家-
 南の繁華街に行ったフェリオスから連絡が来る。

「何?ラオスが1人で敵地に乗り込みに行っただと?」

[とりあえず情報収集は一旦終わりだ!敵地に行ったラオスを止めるからお前達も向かってくれ!]

「了解!」
「まずいな!このままじゃ!」


-敵地入り口付近-
 ラオスは敵地の入り口付近まで来ていた。

「見つけたぞ、あそこだな!」

扉を突き破り中に突入する。

「ん?なんだ?」
「お前達は許さない!町を支配して無差別に人を殺すお前達だけは許さない!」
「何を言ってんだこいつ?」
「離れなさい!その子は恐らくS級冒険者。私が相手をしましょう。」
「ガンジョー様」
「お前がボスか?」
「そうですが、何か?」
「じゃぁお前をぶっ飛ばせば全て終わるってことだろー"エレキテルソニック"」

ラオスの攻撃がガンジョーを直撃する。

「ふん!その程度でS級冒険者とはライトアクセルも随分と落ちたものですね!」
「何!」

ラオスの一撃はガンジョーには全く効いていなかった。

「これでもくらいなさい!"クリムゾンクラッシュ"」

ガンジョーの一撃がラオスに直撃する。

「うわーーーーーー」

するとそこにガイオウが現れる。

「ラオスーーー」
「ふん!仲間ですか?恐らくその人は死にました。あなたも死にたくなければその死体を持って帰るんですね。」
「ふざけんなよ!うおーーーーーー」


-敵地入り口付近-
 フェリオス、ジュール、バクラは合流し敵地に向かう。3人が敵地着くと。

「なにがどうなってる?」

なんと紅の闇のメンバーがみんな倒れていた。

「お前がやったのか?ガイオウ」

すると怒りの表情でガイオウは

「あぁ。こいつらはラオスを殺した。」
「なんだと!」
「俺は疲れたから帰る。」

こうしてガイオウはどこかへ行き、それ以降ギルドに来ることはなかった。


-2年後とある島
 雷が降り注ぐその島に集められた人々その前にある男が現れる。

「我々は今日から闇ギルドプラシド!まずはアランカル島を支配する!」
「かしこまりました。ガイオウ様」-


-そして現在。アランカル城最上階
 「ふん!過去を思い出してしまった。まぁ奴はここから落ちたんだ生きてないだろ。他の3人もさっさと始末して…ん?」
「"炎竜の鉄拳"」
「うわーーー」

突如ドラグが現れ、ガイオウに一撃をかます!

「勝手に殺してんじゃねぇーよ!ゴラ!」
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