デルターアドベンチャー

小林克己

文字の大きさ
上 下
11 / 26
アランカル島編

第11話 炎竜VS鎌鼬

しおりを挟む
 ドラグの一撃がガイオウに命中する。

「何故だ!ここから落ちたのに何故生きてる!」
「あん?それは...」

-「ゔわーーーーー死ぬーーー」

 ドラグはガイオウに吹き飛ばすされて落ちていた。

#バリン!#

「ん?うおっ!」

#ガッシャン!#

「いてぇ~ん?おっ!生きてるぞん?」

上を見上げるとそこにブレイブが作った氷の道があった。

「そうか!あいつが作った氷の道のおかげで衝撃が抑えられたのか!なんか氷野郎に救われた感じが鼻につくが仕方ねー!」

ドラグば炎の翼を生やし飛び立つ。

「待ってろよガイオウ!今ぶっ飛ばしてやるからなぁー」-

「まぁこんな感じで生き延びた!」

(くそ!運のいい奴め)

「まぁいい今度こそ仕留めてやる」


-アランカル城4階-
 「後、1階だ!行くぞ!ブレイブ、ルージュ」
「おう!あいつばっかにいい格好はさせねー」
「もう待ってよ~ていうか階段長すぎる~」


-アランカル城最上階-
 ドラグとガイオウは同時に構えて

「"鎌鼬・風拳"」
「"炎竜の鉄拳"」

2人の攻撃が衝突し2人とも吹っ飛ぶ!

「うわー」
「ぐっ!」
「やるじゃねーか!でも俺は負けねーぜ!"炎竜の息吹"」

炎の息吹がガイオウの元に飛んでくる。

「させるか!"鎌鼬・風息"」

2人の咆哮が衝突する。しかし風により炎は消えてドラグに攻撃が直撃する。

「ゔわーーーーー」

ドラグは膝を付くがすぐに立ち上がり

「"炎竜の肘鉄"」

炎の肘打ちがガイオウに命中する。

「ぐっはっ!」

するとガイオウは笑い出す。

「ハッハッハッ!面白い、面白ぞ!ドラグ・フィールズ」
「あん?なんだ急に?」
「こんなに笑ったのは10年ぶりか~お前はあいつによく似てる!もっと本気で来い!ドラグ・フィールズ」
「言われなくてそのつもりだよー"炎竜の鉤爪"」

炎の爪でガイオウに攻撃する。

「"鎌鼬・風刃"」

しかし風の刃がドラグに直撃する。

「ゔわーーーーー」
「さぁもっと来い!もっとお前の実力を見せてみろ!」

舞う煙の中からドラグが立ち上がる影が見える。

「なんかお前本当はこんな事したくないんじゃねぇーか?」
「何?」
「初めて会った時からお前からは悪の匂いはしなかった。なんか悲しい匂いしかしない。」
「ん!」
「そんで今は悲しさを誤魔化すために無理矢理笑ってんだよ!」
「さすがドラゴンの子供だ。匂いでそんな事までわかるとは。そうだ、俺は親友が死んだ悲しみを誤魔化すために悪事を働いてきた!無理矢理笑ってきた!」
「はぁそうかよ!でもなぁそんな事したってその親友はよろこばねぇだろ!自分が死んだから悪事をしてるなんて知ったら天国のその親友は悲しむだろうな。」
「お前に何がわかる!」
「わかるよ!でも俺は仲間が死んだらそれを受け入れ強くなる!前に進む!それをしなかったお前は俺には勝てねぇ」
「黙れ~!見せてやる俺の本気を!」
「ん!」
「"奥義鎌鼬・風天超球"」

巨大な風の球体が現れドラグに襲いかかる。

「そんなんで俺に勝てると思うなよ!"炎竜の翼撃"」

二枚の炎の羽から炎を噴射し対抗する。

#ドッカーーーーン#

「なんだ?」

そこへ最上階に着いたルージュ達がやってくる。

「何が起きてる?」
「あれは!」

激突した二つの技によりできた煙の中からドラグがガイオウに向かうそして

「これで終わりだ!ガイオウ!"炎竜の鉄拳"」

ドラグの渾身の一撃がガイオウに直撃する。
しおりを挟む

処理中です...