16 / 29
第7話
「オールディーズトレイン_01」
しおりを挟む
「奈美さん、大ニュースですよ!」
編集部の入り口に奈美さんの姿を見つけるや否や、俺は大声で呼びかけた。
「あ"~寝不足で頭痛がするから大声出さないで…」
青ざめた顔を見ると確かにかなり具合が悪そうだ。
「今朝一番の『はやぶさ』で戻って来たのよ~、2時間くらいしか寝てないから最悪~」
「車内では寝られなかったんですか? はやぶさなら3時間以上は寝られると思うんだけど?」
新函館北斗駅から東京駅までは“はやぶさ10号で”4時間29分。乗車降車時のモロモロで1時間くらいは起きていても、3時間くらいは寝られるはずだけど…と、いうのは俺もそのくらいは爆睡してるのだ。
「あのね、新幹線車内で寝るなんて勿体ないこと出来るわけないでしょ!」
と、いきなり激怒するが、頭痛であわあわ~とか言いながらソファに座り込んだ。
しかし…車内で眠るのが勿体ないとは…奈美さんらしい、筋金入りの『鉄女』だね。
「ところでニュースなんですが…」
「ああ~、で、何?」
不機嫌オーラMAX。
でも構わず続ける。奈美さんにとっては大大ニュースなのだ。
「東武が今の技術をフルに活用して、旧型電車を再現するそうです」
「…(はぁ~)その話しなら知ってるわよ~。8000系をモデファイするんでしょ? 車体をアルミで、VVVF制御の。」
奈美さんは(やっぱりそんなことだろうと…)などと、ブツブツ言う。
「ところがそれだと東武博物館所有の8111編成と被るし、なんたってそっちは約50年間走ってきた本物の風格がありますからね。それをいまさら再現すると言っても、あまり意味が無いだろうってことになったそうです」
「じゃあ、やめるの?」
ちょっと残念そうに口を尖らせる。
奈美さんのそういう表情って、口には絶対出せないけど、俺好きです。
「やめませんよ。ただ本物があるものは作る必要がないと結論付け、ならば無いものにしようとしたのです」
「………?」
「だから、8000系ではなくて7300系なんですよ。奈美さんの名前の由来の…」
「な…、な、な、なんでそれを知ってるのぉ?」
頭痛もどこへやら…奈美さんは真っ赤になってフリーズ状態。
「わ、私誰にも言ってないはずなのに…てか、学生時代にそれ話したらみんなに引かれたから、トラウマにすらなってたのにぃ…」
それ以来、奈美さんは友人から『鉄オタ娘』と呼ばれていたそうだ。
それより、このままじゃ話しが脱線転覆しそうなので、修正しないと…。
「それは、今は横に置いておいて…。内容は『オールディーズトレイン』と称して、73系を現代の製造技術で再現しようということになったようです」
「へえ、それはすごいわ。でも73系の何を再現するの?」
さすがに奈美さんは話しの要点がつかめたようだ。
「まだ企画段階なので、俺も詳しく知らないんですが…」
そう言って、奈美さんを待ちながら書いていたスケッチを見せた。
「旧型電車の一番の特徴は、片開きのドアとウインドウシル/ヘッダー、そして客用窓ですが…」
「まあ、ウインドウシル/ヘッダーってステンレス車体は最近までコルゲートなどで代用されてたけど、普通鋼やアルミ車体では50年前に不用になったもんね」
ステンレス車体は側面の横方向の強度を保つために、コルゲートという波板を外側に貼付けていた。その後はビードプレスという工法で、板材自体にプレスの凹凸を付けて強度を持たせるようになり、さらに最近の車両は内側に強度を保つ部材を入れ、車体表面は滑らかな面仕上になってきた。
ウインドウシル/ヘッダーというのは、車体強度を保つ為の部材で、特に開口部となる窓の上下に長手方向に付けられている。旧型電車は木材を使用している箇所が多く、骨組みが太いために、内側に強度を保つ部材を入れるスペースがなかったためだ。
片開きドアも幅700ミリ以上だと、開けた時にそのドアを収納する幅の広い戸袋が必要となる。戸袋部分は外板も内装の壁も特に薄くなるため、さらに強度が落ちるのである。
「ところで奈美さんは鉄道模型って好きですか?」
「飾ってあるのがいくつかあるけど、それほど興味はないかな?…」
奈美さんの視線が遊んでいるので、かなりのヘビーユーザーだと思える。
しかしそれを口にする程、俺も鈍くはないつもりだ。
「じゃあ、“鉄コレ”は? “鉄道コレクション”」
「ああ、以前メーカーで商品撮影頼まれてジオラマを撮ったことがあるわ。確か鉄道だけじゃなくて、バスやトラック、建物なんかもあったわよね?」
「知ってるなら話しが早いです。その“鉄コレ”を実車でやってしまおうというのです」
「は? どういう意味?」
「“鉄コレ”って、最初は“ブラインドパッケージ”っていって、中味の見えない小箱に入ってて、どんな車輛が出てくるか判らない売り方でした」
「そうそう、欲しくない車輛が出てくると買い直したりして…ね。…!…友達が、悔しがってたわ」
明らかに奈美さんの実体験だね。それ(笑)。でも突っ込んだらマケです(汗)。
「でも、カートンのセットは毎回テーマが決まってて、旧型電車なら17m車のみとか、地方に譲渡された車輛とかですので、大きく外れることはないんですよね」
「うんうん。しかも単価が安いからついつい大人買いしちゃうのよね。……友達が…」
もうバレバレなので、素直に認めてほしいなぁ…。
「そのテーマですが、戦後に国鉄から私鉄に払い下げられた63系国電を、各事業者(鉄道会社)が復元・改造等をしたために色々なバリエーションが生まれました」
「そうよね。特に東武はその時代に20m車化して、さらに足りない分を名古屋鉄道から譲ってもらって最終的に58両にもなったのよ」
「7300系ですよね。でも国鉄桜木町駅での車輛火災の影響で、63系から73系へ改造した当時は、物資の不足から最低限の改造で済ませただけです。しかし老朽化が進んだために昭和30年代に7800系と同等の車体を新製して乗せ換えています」
「うんうん。よく勉強してるわね感心感心」
どこから目線ですか?(汗)。
しかし東武の話題となるとこの女は本当にうれしそうに話すね(笑)。
「同じ様に他の事業者も車体を更新したり、部品を流用して新型車をデビューさせています。でも73系の基本寸法はそのまま使用したので、似通った車輛が多かったんです」
「車体設計って、今みたいにPC使ってチョコチョコできないしね。一番の問題が強度計算なんだよね。だから既にある車体の寸法を基本にして、変更すべき部分のみ新たに設計するのよ」
「それが今回のヒントになったんです。まあ、旧型車をそのまま作ってもランニングコストが高くつくので、雰囲気を味わえることがテーマになり、重大事故が起こらないように保安装置や動力関連は最新技術を駆使するそうです」
「ってことは、メトロ1000系みたいなラッピングでレトロ感出すの?」
「いいえ、旧型電車特有のアイテムは出来る限り再現するのです。例えばウインドウシル/ヘッダーとか片開きドアとか、客用2段窓とか、室内では不燃処理された木材を床に使ったりなどです」
「ウインドウシル/ヘッダー? さっき言ってた旧型電車の特徴ね。溶接するの?」
「いえいえ。アルミ車体なら比較的簡単に作れるんです。今回の車輛メーカーからのプレゼンのメインになってた要件だそうですよ」
結局、発案した東武より製造メーカーの方が乗り気になったようだ。
社内で色々アイディアを出し合った結果、押出成型型材のアルミダブルスキン車体なら、現行の車体製造と大して変わらずに実現できると確信した。
「…なので、ボディの一部をモックアップ代わりに作ってしまったらしいですよ」
「え? 実物大?」
「モックアップですから実物大です(笑)」
「何か…みんな…おかしな人たちね…製造メーカーって…」
「それ言っちゃダメですってば(笑)。何でも新しいことする時は、そういう人たちがきっかけを作るんですから…」
結局、ウインドウシル/ヘッダーの部分はFSW(溶接)のピンや溶接後の面処理(研磨など)のために上下に余裕を持たせて型材を作ることになった。
“凸”という形の出っ張りがウインドウシル/ヘッダーに当たる。
ドア上部の“ヘッダー”の高さが変わる部分へのR部分のみ、別パーツを溶接することになる。
東武のイベント用車輛730系(仮称)のデビュー後、続々と他の事業者用イベント車輛が登場することになった。
「…というのが、昨晩決定したそうです」
「それで朝早くから、私を待ってたのね(笑)」
「早くはないですよ。俺、出社したの7時半ですよ?」
「私がはやぶさに乗った1時間後くらいか、私が編集部に着いたのはついさっきだから…4時間半も待ってたのぉ??」
「ああっ! 違いますよ! 今日は友人からそのニュースの結果を聞く為に早く出社した訳で…」
「へぇ~~~っ(ニタっ)、そんなのメールかSNSでどこでも連絡もらえるじゃない(笑)」
「あう~勘弁してくださいぃ~」
その日は一日中、奈美さん他の“熱い眼差し(別の意味で)”を浴びて過ごすこととなった。
<つづく>
編集部の入り口に奈美さんの姿を見つけるや否や、俺は大声で呼びかけた。
「あ"~寝不足で頭痛がするから大声出さないで…」
青ざめた顔を見ると確かにかなり具合が悪そうだ。
「今朝一番の『はやぶさ』で戻って来たのよ~、2時間くらいしか寝てないから最悪~」
「車内では寝られなかったんですか? はやぶさなら3時間以上は寝られると思うんだけど?」
新函館北斗駅から東京駅までは“はやぶさ10号で”4時間29分。乗車降車時のモロモロで1時間くらいは起きていても、3時間くらいは寝られるはずだけど…と、いうのは俺もそのくらいは爆睡してるのだ。
「あのね、新幹線車内で寝るなんて勿体ないこと出来るわけないでしょ!」
と、いきなり激怒するが、頭痛であわあわ~とか言いながらソファに座り込んだ。
しかし…車内で眠るのが勿体ないとは…奈美さんらしい、筋金入りの『鉄女』だね。
「ところでニュースなんですが…」
「ああ~、で、何?」
不機嫌オーラMAX。
でも構わず続ける。奈美さんにとっては大大ニュースなのだ。
「東武が今の技術をフルに活用して、旧型電車を再現するそうです」
「…(はぁ~)その話しなら知ってるわよ~。8000系をモデファイするんでしょ? 車体をアルミで、VVVF制御の。」
奈美さんは(やっぱりそんなことだろうと…)などと、ブツブツ言う。
「ところがそれだと東武博物館所有の8111編成と被るし、なんたってそっちは約50年間走ってきた本物の風格がありますからね。それをいまさら再現すると言っても、あまり意味が無いだろうってことになったそうです」
「じゃあ、やめるの?」
ちょっと残念そうに口を尖らせる。
奈美さんのそういう表情って、口には絶対出せないけど、俺好きです。
「やめませんよ。ただ本物があるものは作る必要がないと結論付け、ならば無いものにしようとしたのです」
「………?」
「だから、8000系ではなくて7300系なんですよ。奈美さんの名前の由来の…」
「な…、な、な、なんでそれを知ってるのぉ?」
頭痛もどこへやら…奈美さんは真っ赤になってフリーズ状態。
「わ、私誰にも言ってないはずなのに…てか、学生時代にそれ話したらみんなに引かれたから、トラウマにすらなってたのにぃ…」
それ以来、奈美さんは友人から『鉄オタ娘』と呼ばれていたそうだ。
それより、このままじゃ話しが脱線転覆しそうなので、修正しないと…。
「それは、今は横に置いておいて…。内容は『オールディーズトレイン』と称して、73系を現代の製造技術で再現しようということになったようです」
「へえ、それはすごいわ。でも73系の何を再現するの?」
さすがに奈美さんは話しの要点がつかめたようだ。
「まだ企画段階なので、俺も詳しく知らないんですが…」
そう言って、奈美さんを待ちながら書いていたスケッチを見せた。
「旧型電車の一番の特徴は、片開きのドアとウインドウシル/ヘッダー、そして客用窓ですが…」
「まあ、ウインドウシル/ヘッダーってステンレス車体は最近までコルゲートなどで代用されてたけど、普通鋼やアルミ車体では50年前に不用になったもんね」
ステンレス車体は側面の横方向の強度を保つために、コルゲートという波板を外側に貼付けていた。その後はビードプレスという工法で、板材自体にプレスの凹凸を付けて強度を持たせるようになり、さらに最近の車両は内側に強度を保つ部材を入れ、車体表面は滑らかな面仕上になってきた。
ウインドウシル/ヘッダーというのは、車体強度を保つ為の部材で、特に開口部となる窓の上下に長手方向に付けられている。旧型電車は木材を使用している箇所が多く、骨組みが太いために、内側に強度を保つ部材を入れるスペースがなかったためだ。
片開きドアも幅700ミリ以上だと、開けた時にそのドアを収納する幅の広い戸袋が必要となる。戸袋部分は外板も内装の壁も特に薄くなるため、さらに強度が落ちるのである。
「ところで奈美さんは鉄道模型って好きですか?」
「飾ってあるのがいくつかあるけど、それほど興味はないかな?…」
奈美さんの視線が遊んでいるので、かなりのヘビーユーザーだと思える。
しかしそれを口にする程、俺も鈍くはないつもりだ。
「じゃあ、“鉄コレ”は? “鉄道コレクション”」
「ああ、以前メーカーで商品撮影頼まれてジオラマを撮ったことがあるわ。確か鉄道だけじゃなくて、バスやトラック、建物なんかもあったわよね?」
「知ってるなら話しが早いです。その“鉄コレ”を実車でやってしまおうというのです」
「は? どういう意味?」
「“鉄コレ”って、最初は“ブラインドパッケージ”っていって、中味の見えない小箱に入ってて、どんな車輛が出てくるか判らない売り方でした」
「そうそう、欲しくない車輛が出てくると買い直したりして…ね。…!…友達が、悔しがってたわ」
明らかに奈美さんの実体験だね。それ(笑)。でも突っ込んだらマケです(汗)。
「でも、カートンのセットは毎回テーマが決まってて、旧型電車なら17m車のみとか、地方に譲渡された車輛とかですので、大きく外れることはないんですよね」
「うんうん。しかも単価が安いからついつい大人買いしちゃうのよね。……友達が…」
もうバレバレなので、素直に認めてほしいなぁ…。
「そのテーマですが、戦後に国鉄から私鉄に払い下げられた63系国電を、各事業者(鉄道会社)が復元・改造等をしたために色々なバリエーションが生まれました」
「そうよね。特に東武はその時代に20m車化して、さらに足りない分を名古屋鉄道から譲ってもらって最終的に58両にもなったのよ」
「7300系ですよね。でも国鉄桜木町駅での車輛火災の影響で、63系から73系へ改造した当時は、物資の不足から最低限の改造で済ませただけです。しかし老朽化が進んだために昭和30年代に7800系と同等の車体を新製して乗せ換えています」
「うんうん。よく勉強してるわね感心感心」
どこから目線ですか?(汗)。
しかし東武の話題となるとこの女は本当にうれしそうに話すね(笑)。
「同じ様に他の事業者も車体を更新したり、部品を流用して新型車をデビューさせています。でも73系の基本寸法はそのまま使用したので、似通った車輛が多かったんです」
「車体設計って、今みたいにPC使ってチョコチョコできないしね。一番の問題が強度計算なんだよね。だから既にある車体の寸法を基本にして、変更すべき部分のみ新たに設計するのよ」
「それが今回のヒントになったんです。まあ、旧型車をそのまま作ってもランニングコストが高くつくので、雰囲気を味わえることがテーマになり、重大事故が起こらないように保安装置や動力関連は最新技術を駆使するそうです」
「ってことは、メトロ1000系みたいなラッピングでレトロ感出すの?」
「いいえ、旧型電車特有のアイテムは出来る限り再現するのです。例えばウインドウシル/ヘッダーとか片開きドアとか、客用2段窓とか、室内では不燃処理された木材を床に使ったりなどです」
「ウインドウシル/ヘッダー? さっき言ってた旧型電車の特徴ね。溶接するの?」
「いえいえ。アルミ車体なら比較的簡単に作れるんです。今回の車輛メーカーからのプレゼンのメインになってた要件だそうですよ」
結局、発案した東武より製造メーカーの方が乗り気になったようだ。
社内で色々アイディアを出し合った結果、押出成型型材のアルミダブルスキン車体なら、現行の車体製造と大して変わらずに実現できると確信した。
「…なので、ボディの一部をモックアップ代わりに作ってしまったらしいですよ」
「え? 実物大?」
「モックアップですから実物大です(笑)」
「何か…みんな…おかしな人たちね…製造メーカーって…」
「それ言っちゃダメですってば(笑)。何でも新しいことする時は、そういう人たちがきっかけを作るんですから…」
結局、ウインドウシル/ヘッダーの部分はFSW(溶接)のピンや溶接後の面処理(研磨など)のために上下に余裕を持たせて型材を作ることになった。
“凸”という形の出っ張りがウインドウシル/ヘッダーに当たる。
ドア上部の“ヘッダー”の高さが変わる部分へのR部分のみ、別パーツを溶接することになる。
東武のイベント用車輛730系(仮称)のデビュー後、続々と他の事業者用イベント車輛が登場することになった。
「…というのが、昨晩決定したそうです」
「それで朝早くから、私を待ってたのね(笑)」
「早くはないですよ。俺、出社したの7時半ですよ?」
「私がはやぶさに乗った1時間後くらいか、私が編集部に着いたのはついさっきだから…4時間半も待ってたのぉ??」
「ああっ! 違いますよ! 今日は友人からそのニュースの結果を聞く為に早く出社した訳で…」
「へぇ~~~っ(ニタっ)、そんなのメールかSNSでどこでも連絡もらえるじゃない(笑)」
「あう~勘弁してくださいぃ~」
その日は一日中、奈美さん他の“熱い眼差し(別の意味で)”を浴びて過ごすこととなった。
<つづく>
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中
桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。
やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。
「助けなんていらないわよ?」
は?
しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。
「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。
彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる