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4. その行動力は電光石火
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「温まってきた?」
一通り爆笑して落ち着いたのか爽やかな笑顔で覗きこんでくる。。
「ハイ……。すみません」
恥さらしもいいとこだったので、臣さんの整ったお顔をまともに見ることなんかできない。
「…ゆうちゃんってさ…………」
何っ?
何ですかっ?
言いかけて沈黙やめて頂けませんかーっ?!
「……ホンマ面白いよね。可愛いのに気取ってないしさ。そんなトコ好きやし、もっと知り合いたい。
僕と付き合ってくれへん?」
キラッキラッの笑顔で何をいきなり!
「あっ、あっの。かっ、からかってるんでしょ?」
「いや、本気で言ってるよ?僕と付き合おうよ」
「あのっ、えっ?!でっも、臣さん私のこと何も知らないじゃないですか!」
「時間は関係ないじゃん?僕はゆうちゃんと色んなトコに一緒に行きたいし、恋人ぽいこともしたいって思ったし。
これから一緒の時間を過ごしてみいひん?
少しでも僕に興味あるなら『 うん 』って言ってよ」
こっこれはいわゆる、俗に言う…手が早いっていうあれかな…?
前の彼、翔くんとのお付き合いが始まるまで出会って1年かかった。
臣さんは会ってたったの24時間…も…経ってないくらい?
あまりに展開が早い気がする
ここで、うんと言っていいのかな?
恋愛経験不足過ぎて世間の目アスがわからんですっ!
皆さんこんな感じで恋愛スタートさせてますか?!
そんなこんなと考えているうちに、臣さんが言うことももっともらしく聞こえてきた。
出不精な私は、彼や友達に誘われない限り家でゴロゴロしてるタイプだから連れ出してくれる人とお付き合いするのが良いとは分かっている…。
「ぅわっ、ねぇ、ゆうちゃん……、一所懸命考えてるところ悪いけど、鼻水垂れてるよ?」
「んあっっ!拭きます!ハイっ!!」
ティシュを取り出し鼻を押さえる。
「んっ!今、ハイって言ってくれた!
ハハハ、今日から僕と付き合うんでいい…?」
「……あの…………はいっ!よろしくお願いします!」
◇◇◇
瞳が合わせたい女の子いるよ?と言ってきた。
好みが激しい臣くんに合うんじゃないかな?と紹介してきた女。
黒宮 祐子。
初めての食事会の席で、仕事とわいえなんと3時間近く遅刻してきやがった。
こんなにオレを待たせて、どんだけいい女がくんねん!
と、瞳にツッコミを入れたくなっていたその時、、
黒のコートを着て、外が寒かったのか、走ったのか、少し息が上がって頬が赤くなっている女が入ってきた…。
おっとりとした印象のベビーフェイスはまあまあタイプ、色白で大きなパッチリした目が印象的だった。
耳心地のいい優しい声で、畏まって謝まりを入れている姿は凛としているけど気取った感じの嫌味がない。
気にしないでと明るく返すと、ハニカミながらまた温かみを感じる声で謝る。
この声みたいに性格も優しいのだろうか…?ふとそんな気がした。
しかし、俺に会うのに、パンツにニットって…
コートを脱いだ彼女の装いがテキトーすぎてビックリした。
好条件の男に会うのに、女なら普通もっと気合い入れるだろ?
知り合いのオシャレな女の子達とは真逆だ。
でも、同時に身体つきは好みだとも思った。
背はあまり高くないが、白いニットを押し上げる胸はデカいしヒップは丸みがあって上を向いている。
食べ方も話し方も綺麗だし、どこか品を感じる。
何より話していていると性格の素直さが自然と伝わってくる。
確かに、、プライドの高い着飾った美人はごまんと知っているし、こんなタイプの女の子もたまにはいいかもな。
これは、久々いい獲物発見やな。
自然と口角も気分も上がってきた。
一通り爆笑して落ち着いたのか爽やかな笑顔で覗きこんでくる。。
「ハイ……。すみません」
恥さらしもいいとこだったので、臣さんの整ったお顔をまともに見ることなんかできない。
「…ゆうちゃんってさ…………」
何っ?
何ですかっ?
言いかけて沈黙やめて頂けませんかーっ?!
「……ホンマ面白いよね。可愛いのに気取ってないしさ。そんなトコ好きやし、もっと知り合いたい。
僕と付き合ってくれへん?」
キラッキラッの笑顔で何をいきなり!
「あっ、あっの。かっ、からかってるんでしょ?」
「いや、本気で言ってるよ?僕と付き合おうよ」
「あのっ、えっ?!でっも、臣さん私のこと何も知らないじゃないですか!」
「時間は関係ないじゃん?僕はゆうちゃんと色んなトコに一緒に行きたいし、恋人ぽいこともしたいって思ったし。
これから一緒の時間を過ごしてみいひん?
少しでも僕に興味あるなら『 うん 』って言ってよ」
こっこれはいわゆる、俗に言う…手が早いっていうあれかな…?
前の彼、翔くんとのお付き合いが始まるまで出会って1年かかった。
臣さんは会ってたったの24時間…も…経ってないくらい?
あまりに展開が早い気がする
ここで、うんと言っていいのかな?
恋愛経験不足過ぎて世間の目アスがわからんですっ!
皆さんこんな感じで恋愛スタートさせてますか?!
そんなこんなと考えているうちに、臣さんが言うことももっともらしく聞こえてきた。
出不精な私は、彼や友達に誘われない限り家でゴロゴロしてるタイプだから連れ出してくれる人とお付き合いするのが良いとは分かっている…。
「ぅわっ、ねぇ、ゆうちゃん……、一所懸命考えてるところ悪いけど、鼻水垂れてるよ?」
「んあっっ!拭きます!ハイっ!!」
ティシュを取り出し鼻を押さえる。
「んっ!今、ハイって言ってくれた!
ハハハ、今日から僕と付き合うんでいい…?」
「……あの…………はいっ!よろしくお願いします!」
◇◇◇
瞳が合わせたい女の子いるよ?と言ってきた。
好みが激しい臣くんに合うんじゃないかな?と紹介してきた女。
黒宮 祐子。
初めての食事会の席で、仕事とわいえなんと3時間近く遅刻してきやがった。
こんなにオレを待たせて、どんだけいい女がくんねん!
と、瞳にツッコミを入れたくなっていたその時、、
黒のコートを着て、外が寒かったのか、走ったのか、少し息が上がって頬が赤くなっている女が入ってきた…。
おっとりとした印象のベビーフェイスはまあまあタイプ、色白で大きなパッチリした目が印象的だった。
耳心地のいい優しい声で、畏まって謝まりを入れている姿は凛としているけど気取った感じの嫌味がない。
気にしないでと明るく返すと、ハニカミながらまた温かみを感じる声で謝る。
この声みたいに性格も優しいのだろうか…?ふとそんな気がした。
しかし、俺に会うのに、パンツにニットって…
コートを脱いだ彼女の装いがテキトーすぎてビックリした。
好条件の男に会うのに、女なら普通もっと気合い入れるだろ?
知り合いのオシャレな女の子達とは真逆だ。
でも、同時に身体つきは好みだとも思った。
背はあまり高くないが、白いニットを押し上げる胸はデカいしヒップは丸みがあって上を向いている。
食べ方も話し方も綺麗だし、どこか品を感じる。
何より話していていると性格の素直さが自然と伝わってくる。
確かに、、プライドの高い着飾った美人はごまんと知っているし、こんなタイプの女の子もたまにはいいかもな。
これは、久々いい獲物発見やな。
自然と口角も気分も上がってきた。
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