新たな世界で俺は幼女と生きていく

6

「君は死なさない、いや死なすわけにはいかない」
なんか聞き覚えのある声がする
「この声は...もしかして...」
「覚えてくれたんだね」
「出雲なにしてくれてんだよ、俺はもう元の世界に戻れないならば死ぬしかないんだ」
冷泉は出雲がなぜたすけたのかも分からないままもう一度死のうする
だがしかし、それもまた出雲に命を救われしまった
「冷泉くん君には謝るべきなんだろ。僕は命令で君をここにつれて来たことを」
「どういうことなんだ！！」
「ちょと....」
「どうして..どうしてなんだ、あんなにやさしくていいやつだった出雲がなぜ、あの時は演技だったてわけかよ」
もうだれのことも信用できなくなっていた
「おい！こたえろよ、こたえてくれよ....なぁ出雲.....」
出雲はだまりこんだままだ
なにを聞いてもこたえてくれないのが分かったのか冷泉は落ち着きを取り戻した
そして瞬きをした瞬間に異世界ファンタージによくある中世の世界にとばされていた
この短時間で何個の世界にいったことやら
「また飛ばされるのかよ、今度こそ死んでやる」
そして近くにあった木におもいっきり頭をぶつけまくった
「おらぁ....おらぁぁぁぁぁぁ‼」
どんどん意識がとおのいていく
そして動きがとまった
「いっただろ君は死なさないって」
死んだはずの冷泉はここに来た時と同じ状態になっていた
冷泉はもう一度試みたがまた死ぬことはできなかった
いや正しくは、死んでいる死んでいるが何者かの力によって戻されている
嫌でも生き続けないといけないこと知った
「とりあえずつまないようにだけ気を付けないとな、って言ってもなぁ」
「すみませーんそれ拾ってくださーい」
女の子ががんばってりんごを追いかけていた
「やっぱり人助けをすることによって俺の評価は上がっていくからな」
そう独り言を言いりんごを拾った
「ありがとうお兄さん」
「じめて人に感謝された、前の世界ではするがあたりまえだったからなぁ」
「でもお兄さんすごいね、この木の実は普通の人じゃ触ることも出来ないのに。もしかしてお兄さん勇者なの？」
なにを言っているのか分ってない
「まぁ俺は異世界を短時間で何個か行ってるから普通の人ではないな」
そういって冷泉は笑っていた
だがそれを聞いた瞬間女の子は逃げ出した
「なんなんだよあいつは、恩はないのか恩は、それに勇者なのかとか聞いてきたくせにこたえたら逃げていくしふざけんなよぉぉぉ‼」
街の真ん中で叫んだ
そのあとからなぜか街の人からは避けられるようになった
「悪魔はこの世界から出ていけ」
物を投げられてそれに悪魔と呼ばれて冷泉は腹を立てていた
「いいことしたはず、感謝された、なのになんで俺が悪魔とか言われ物を投げられたりしないといけないんだよ、俺が異世界から来たのが問題なのかよ。全部が全部あいつのせいだ、あの出雲のせいなんだ」
「黙れお前には今から城に来てもらう」
「はぁなんでだよ」
抵抗したが流石に大人30人相手では勝てるわけがなかった
それどころか抵抗したことによって罪が重くなるかもしれない
「そもそも俺はなんか違反したのか、違反していなかったら罪が重くなることないな。あ、でも俺は多分悪くないなんてことは絶対ないな」