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第二草
8・ロイス
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「嘘……だろ……」
街に戻ってくると、首が転がっていた。
それは、オレが治した男だった。
「いったい何が……」
耳を動かし音を拾うと小さく話してる声が聞こえた。
「はやく、どうやって治したか教えないから――」
「もうすぐ治るからなんて、自分だけ治ってそれはねぇ……」
「アイツを食べればボクの足治るの? もう頭しか残ってないから意味ないのかなぁ」
オレの耳が拾ったのはそんな言葉だった。
忘れていた。いくら、知恵がついていたとしてもここは獣達の住む場所。弱肉強食だった。
完全に治したのが裏目に出てしまった。
「ユーリ……。あなたは間違ってなんか――」
チャミちゃんが言おうとした言葉を手で制する。
オレの失敗だった。考えればすぐわかるのに……。人同士であっても同じ事が起きる場合がある。
ただ、全員を治す時間がないのは確かだった。オレはチャミちゃんを次の場所に連れていかないと行けない。次までの持ち時間はわからないのだ。
スケイルフットのような獣に変身してしまうまでの――。
「ロイスさんのところに行こう」
奥歯を噛み締めながら無関係を装い、オレ達はその場から離れた。
あの子どもの姿がなかったのが気になったけれど口には出さなかった。
◇
「やぁー、君がボクの名前を知っていた新人だね。はじめましてだよね?」
「はじめましてだな」
足を引きずりながら来たのはこの街の長。若くて……、というかたぶん子どもだな、これは。ロイスって名前を代々引き継いでるのかな?
「長にお願いがあり参りました」
ペコリと二人でお辞儀をする。
ロイスは黒い目をきょろと動かしてオレとチャミちゃんを見た。
「んー、ボクの事誰から聞いたの? 見たところガイドは、いないよね?」
「ガイド?」
「うん、小さい虫みたいな」
「これですか?」
チャミちゃんのまわりに小さな光がふわふわとひとつ飛んでいた。
「あ、それそれ。ならお姉さんは求める者だね。で、お兄さんは?」
オレはチャミちゃんに聞いてみる。
「チャミちゃんそれ何?」
「赤い光に触れることを教えてくれた子です。ずっと私のそばにくっついてて、今もお話してくれているんですが」
「何も聞こえないな」
「ですよね……。でも見えてるのがわかって少しほっとしました。私だけに見えてる幻なのかと」
そこまで聞いてオレは思い出した。声、あの声だ。
「いーや!! 一緒にいるけど、思い出すまで姿は見せてやらないのだから」
噂をすればあの声がした。
「なんか、オレのは姿を見せたくないらしくて」
「ふぅん、変に自己を持ったガイドだね。まあボクは引き継いだ事をたんたんとこなしていくだけだ」
ふっと子どもだった表情が大人のそれになった。
「ここから第三の場所に行く覚悟はあるかい? もとの動物に戻れなくともここで暮らす事も出来るし」
「オレは彼女を次の場所に連れていく」
「……まだ話途中なんだけどなぁ。お姉さんも同じ?」
「はい。探してる人がいるんです。せっかく思い出したのに、また忘れてしまうのは困ります。まだ誰かは思い出せませんが……」
どれだけ大切な人だったのだろう。誰かもまだわからないのに、彼女の会いたいという気持ちはまっすぐだった。それほど思われてうらやましいな。
ふと二人目の自分の事が頭に浮かんだ。
◆
「裏切り者!! 信じていたのに」
やっとの思いで病から治した婚約者。ありがとうと言われたかった。だけど、彼女の言葉はこれだった。
オレが何をした? オレは君を治しただけ。
裏切り者なんて言われるようなことは何も……。
ただ、一度目の守れなかった彼女を少し重ねて見ていたのはあったかもしれない。
今度は守ると誓ったつもりだった。
◇
「ユーリ?」
「あ、ごめん。それで、ガイドもいるみたいだし問題ないのか? ここに力があると聞いてるんだが」
「……いいけど、交換条件だ」
「え?」
次に行くという強い意思を見せるだけだと思っていた。じいちゃんの話の時とは変わってしまったんだろうか。
「この子を連れていって」
ロイスの背後のドアから現れたのはとかげの子だった。生きていた。良かったと思う反面、難題に頭を抱える。
「この子、街にいると殺されてしまう。ボクの大事な友達なんだ」
「それは――」
ここで産まれた子ならば、ここに居続けても問題ない。だが、一度次に進んでしまえば――。
ただ、ここに居続けることが出来ても、父親と同じになってしまうのは見て理解出来ている。
「わかりました。一緒に行きましょう」
チャミちゃんが手を伸ばす。判断がはやいな。彼女がそう言ってしまえばオレは断れないよ。
「今から行く場所から誰にも知られずに出られるのか?」
「あぁ、引き受けてくれるなら――」
「そいつの意思は? いくら男の子でも危ないぞ? それでも」
「ボクはロイスと一緒がいい。ロイス一緒にきてよ」
とかげの子はロイスの服を引っ張る。前髪で半分目が隠れているがたぶん両目から涙を流していた。
「ごめん。それは出来ない」
ロイスはそう言うと、壁際にある棚の横の扉を開けた。
街に戻ってくると、首が転がっていた。
それは、オレが治した男だった。
「いったい何が……」
耳を動かし音を拾うと小さく話してる声が聞こえた。
「はやく、どうやって治したか教えないから――」
「もうすぐ治るからなんて、自分だけ治ってそれはねぇ……」
「アイツを食べればボクの足治るの? もう頭しか残ってないから意味ないのかなぁ」
オレの耳が拾ったのはそんな言葉だった。
忘れていた。いくら、知恵がついていたとしてもここは獣達の住む場所。弱肉強食だった。
完全に治したのが裏目に出てしまった。
「ユーリ……。あなたは間違ってなんか――」
チャミちゃんが言おうとした言葉を手で制する。
オレの失敗だった。考えればすぐわかるのに……。人同士であっても同じ事が起きる場合がある。
ただ、全員を治す時間がないのは確かだった。オレはチャミちゃんを次の場所に連れていかないと行けない。次までの持ち時間はわからないのだ。
スケイルフットのような獣に変身してしまうまでの――。
「ロイスさんのところに行こう」
奥歯を噛み締めながら無関係を装い、オレ達はその場から離れた。
あの子どもの姿がなかったのが気になったけれど口には出さなかった。
◇
「やぁー、君がボクの名前を知っていた新人だね。はじめましてだよね?」
「はじめましてだな」
足を引きずりながら来たのはこの街の長。若くて……、というかたぶん子どもだな、これは。ロイスって名前を代々引き継いでるのかな?
「長にお願いがあり参りました」
ペコリと二人でお辞儀をする。
ロイスは黒い目をきょろと動かしてオレとチャミちゃんを見た。
「んー、ボクの事誰から聞いたの? 見たところガイドは、いないよね?」
「ガイド?」
「うん、小さい虫みたいな」
「これですか?」
チャミちゃんのまわりに小さな光がふわふわとひとつ飛んでいた。
「あ、それそれ。ならお姉さんは求める者だね。で、お兄さんは?」
オレはチャミちゃんに聞いてみる。
「チャミちゃんそれ何?」
「赤い光に触れることを教えてくれた子です。ずっと私のそばにくっついてて、今もお話してくれているんですが」
「何も聞こえないな」
「ですよね……。でも見えてるのがわかって少しほっとしました。私だけに見えてる幻なのかと」
そこまで聞いてオレは思い出した。声、あの声だ。
「いーや!! 一緒にいるけど、思い出すまで姿は見せてやらないのだから」
噂をすればあの声がした。
「なんか、オレのは姿を見せたくないらしくて」
「ふぅん、変に自己を持ったガイドだね。まあボクは引き継いだ事をたんたんとこなしていくだけだ」
ふっと子どもだった表情が大人のそれになった。
「ここから第三の場所に行く覚悟はあるかい? もとの動物に戻れなくともここで暮らす事も出来るし」
「オレは彼女を次の場所に連れていく」
「……まだ話途中なんだけどなぁ。お姉さんも同じ?」
「はい。探してる人がいるんです。せっかく思い出したのに、また忘れてしまうのは困ります。まだ誰かは思い出せませんが……」
どれだけ大切な人だったのだろう。誰かもまだわからないのに、彼女の会いたいという気持ちはまっすぐだった。それほど思われてうらやましいな。
ふと二人目の自分の事が頭に浮かんだ。
◆
「裏切り者!! 信じていたのに」
やっとの思いで病から治した婚約者。ありがとうと言われたかった。だけど、彼女の言葉はこれだった。
オレが何をした? オレは君を治しただけ。
裏切り者なんて言われるようなことは何も……。
ただ、一度目の守れなかった彼女を少し重ねて見ていたのはあったかもしれない。
今度は守ると誓ったつもりだった。
◇
「ユーリ?」
「あ、ごめん。それで、ガイドもいるみたいだし問題ないのか? ここに力があると聞いてるんだが」
「……いいけど、交換条件だ」
「え?」
次に行くという強い意思を見せるだけだと思っていた。じいちゃんの話の時とは変わってしまったんだろうか。
「この子を連れていって」
ロイスの背後のドアから現れたのはとかげの子だった。生きていた。良かったと思う反面、難題に頭を抱える。
「この子、街にいると殺されてしまう。ボクの大事な友達なんだ」
「それは――」
ここで産まれた子ならば、ここに居続けても問題ない。だが、一度次に進んでしまえば――。
ただ、ここに居続けることが出来ても、父親と同じになってしまうのは見て理解出来ている。
「わかりました。一緒に行きましょう」
チャミちゃんが手を伸ばす。判断がはやいな。彼女がそう言ってしまえばオレは断れないよ。
「今から行く場所から誰にも知られずに出られるのか?」
「あぁ、引き受けてくれるなら――」
「そいつの意思は? いくら男の子でも危ないぞ? それでも」
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「ごめん。それは出来ない」
ロイスはそう言うと、壁際にある棚の横の扉を開けた。
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