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第24話 長ーいため息をつく魔王
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はぁぁぁぁぁぁ。オレは長ーいため息をつく。
右を見ても美少女(イケメン)、左を見ても美少女(眼鏡)、背後に貧乳美少女(妹)、前には最強美少女。足には噛みつく犬を引き連れて、オレは今から走りに行くぜ。
はたから見ればウハウハハーレム状態であるが実態は、真由がモテモテのハーレム主人公である。オレではない。あ、でも女の子がキャッキャしてるのをそばで見れるのは役得か?
美少女(イケメン)の夜が、美少女(眼鏡)を睨んでいる。もしかして、初対面ではないのか? って、クラスメイトだからさすがに知ってるか。
「あれ、鉄拳さん。どうしてここにいるのかなぁ」
「深井さんこそ、うぅぅッスよ」
鉄拳不利か? でも、チワワのように必死に彼女は対抗している。
「夜ちゃん。私が誘ったんだよ。今日から友だちになったんだ。だから仲良くしよう」
「鉄拳、すごい名前だね。お兄ちゃん達のクラスの人なんだっけ。初めまして、大間拓也の妹、大間永遠と言います」
妹が笑顔で挨拶する。うんうん、礼儀正しいぞ。さすが妹。
「大間君の妹……ッスか」
じろじろと鉄拳が妹を見た。おい、なんだ。その苦手な物でも見るような目つきは……。
「まさか……ま」
大急ぎで鉄拳の口を手でふさぐ。
「さー、行こうぜ。目指せクラス優勝」
(おい、バカか。その話題を妹にまでふるとか)
もごもごとする鉄拳にオレは小声で伝える。
「ぷはっ。冗談ッスよ」
鉄拳は口の拘束から逃げムッとしたあと、真由の後ろに隠れた。
「仲良くしようよ。せっかくご近所で同じクラスなんだよ」
「いいな、みんな同じ学校で。あたしだけ年下だもんなぁ。羨ましいし」
もう一人むくれてしまった。
それにしても、ジャージ女子だらけ。もしかして、この中に勇者マユがいたりするのか? それに鉄拳が言ってた勇者をふたたび担ぎ上げる勢力も気になる。勇者マユにはたくさんの仲間がいたのは知っている。賢者、武闘家、魔法使い、僧侶、拳闘士……。他にも数人いたようだが、しっかりと見た覚えがない者もいる。
鉄拳だって、もしかしたらブラフかもしれないもんな。勇者マユじゃないフリをしてオレの出方をうかがっている可能性もゼロじゃない。まあ、ありえない気もするが。
では、夜はどうだ? うーん、胸が足りない。
妹は? 圧倒的に胸が足りない。
うん、やっぱりこの中ならば真由が一番勇者マユに近そうだ!!
「たっくん、どこ見てるのー?」
夜に肩を組まれ、引き寄せられる。やはり足りないな。
それにしてもだ、勇者マユが真由ならばなぜ二人きりになろうとしてくれず、人を集めようとするのか。そんなにオレと二人きりになるのは嫌なのか?
自分で考えてズーンと落ち込んでしまう。
「さ、行こうよ」
夜が近くにきてくれたおかげで犬が足から外れ歩きやすくなった。これは正直助かった。
だが、近くないか? いや、別に嫌ではないんだがこそばゆい。
女子だらけの体育祭練習。本番までまだ時間があるけれどこの状態が続くんだろうか。
脱衣魔の回収もまだだし、やりづらい。魔物が見えるらしい鉄拳まで加わったからより一層だ。
勇者マユを探す? この人数の前で現れるのか。コイツラの前でオレが魔王だと言えるのか? それに鉄拳もいる。
はぁぁぁぁぁぁともう一度オレは大きくため息をついた。
「ため息つくほど嫌かな?」
真由の一言にオレは全力で首を横にふる。
誰が何人いようと真由のそばにいられる。それだけで幸せじゃないか。ずっとずっと会えずに戦い抜いてきたあの頃に比べれば。
「きゃぁぁぁぁぁ」
悲鳴があがる。今度は何だ?
「行こう!!」
真由が一番に駆け出す。それにすぐ鉄拳が続いた。まったく……。
「夜、危ないことならすぐ連絡を。永遠、ついてきてもいいがオレのそばにいるんだぞ」
「おっけー!!」
「らじゃ!!」
何だか懐かしさを感じながらオレは二人を連れて走り出した。
右を見ても美少女(イケメン)、左を見ても美少女(眼鏡)、背後に貧乳美少女(妹)、前には最強美少女。足には噛みつく犬を引き連れて、オレは今から走りに行くぜ。
はたから見ればウハウハハーレム状態であるが実態は、真由がモテモテのハーレム主人公である。オレではない。あ、でも女の子がキャッキャしてるのをそばで見れるのは役得か?
美少女(イケメン)の夜が、美少女(眼鏡)を睨んでいる。もしかして、初対面ではないのか? って、クラスメイトだからさすがに知ってるか。
「あれ、鉄拳さん。どうしてここにいるのかなぁ」
「深井さんこそ、うぅぅッスよ」
鉄拳不利か? でも、チワワのように必死に彼女は対抗している。
「夜ちゃん。私が誘ったんだよ。今日から友だちになったんだ。だから仲良くしよう」
「鉄拳、すごい名前だね。お兄ちゃん達のクラスの人なんだっけ。初めまして、大間拓也の妹、大間永遠と言います」
妹が笑顔で挨拶する。うんうん、礼儀正しいぞ。さすが妹。
「大間君の妹……ッスか」
じろじろと鉄拳が妹を見た。おい、なんだ。その苦手な物でも見るような目つきは……。
「まさか……ま」
大急ぎで鉄拳の口を手でふさぐ。
「さー、行こうぜ。目指せクラス優勝」
(おい、バカか。その話題を妹にまでふるとか)
もごもごとする鉄拳にオレは小声で伝える。
「ぷはっ。冗談ッスよ」
鉄拳は口の拘束から逃げムッとしたあと、真由の後ろに隠れた。
「仲良くしようよ。せっかくご近所で同じクラスなんだよ」
「いいな、みんな同じ学校で。あたしだけ年下だもんなぁ。羨ましいし」
もう一人むくれてしまった。
それにしても、ジャージ女子だらけ。もしかして、この中に勇者マユがいたりするのか? それに鉄拳が言ってた勇者をふたたび担ぎ上げる勢力も気になる。勇者マユにはたくさんの仲間がいたのは知っている。賢者、武闘家、魔法使い、僧侶、拳闘士……。他にも数人いたようだが、しっかりと見た覚えがない者もいる。
鉄拳だって、もしかしたらブラフかもしれないもんな。勇者マユじゃないフリをしてオレの出方をうかがっている可能性もゼロじゃない。まあ、ありえない気もするが。
では、夜はどうだ? うーん、胸が足りない。
妹は? 圧倒的に胸が足りない。
うん、やっぱりこの中ならば真由が一番勇者マユに近そうだ!!
「たっくん、どこ見てるのー?」
夜に肩を組まれ、引き寄せられる。やはり足りないな。
それにしてもだ、勇者マユが真由ならばなぜ二人きりになろうとしてくれず、人を集めようとするのか。そんなにオレと二人きりになるのは嫌なのか?
自分で考えてズーンと落ち込んでしまう。
「さ、行こうよ」
夜が近くにきてくれたおかげで犬が足から外れ歩きやすくなった。これは正直助かった。
だが、近くないか? いや、別に嫌ではないんだがこそばゆい。
女子だらけの体育祭練習。本番までまだ時間があるけれどこの状態が続くんだろうか。
脱衣魔の回収もまだだし、やりづらい。魔物が見えるらしい鉄拳まで加わったからより一層だ。
勇者マユを探す? この人数の前で現れるのか。コイツラの前でオレが魔王だと言えるのか? それに鉄拳もいる。
はぁぁぁぁぁぁともう一度オレは大きくため息をついた。
「ため息つくほど嫌かな?」
真由の一言にオレは全力で首を横にふる。
誰が何人いようと真由のそばにいられる。それだけで幸せじゃないか。ずっとずっと会えずに戦い抜いてきたあの頃に比べれば。
「きゃぁぁぁぁぁ」
悲鳴があがる。今度は何だ?
「行こう!!」
真由が一番に駆け出す。それにすぐ鉄拳が続いた。まったく……。
「夜、危ないことならすぐ連絡を。永遠、ついてきてもいいがオレのそばにいるんだぞ」
「おっけー!!」
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何だか懐かしさを感じながらオレは二人を連れて走り出した。
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