詩集

神永ピノ

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過去作

オルゴール

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私は笑顔で踊るのです
舞台の上でくるくると
弾いて生まれる音とともに

貴方は笑顔で眠るのです
舞台を見ながらすやすやと
弾いて生まれる余韻とともに

私は笑顔で止まるのです
舞台は静かに暗くなる
音は消えて一人ぼっち

貴方は静かに起きるのです
暗く静かな闇の中
不思議と流れる涙とともに
私と貴方は2人でひとつ
離れられない運命なのです
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