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新学期が始まったよ!(ザマァ)

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今日は9月1日、新学期が始まります。
出木杉くんは早く起きてシャワーを浴びて、朝ごはんを食べて学校に通学します。ゴレくんとお母さんに見送られて
家を出ました。

1年ぶりに教室に入る事になります。
緊張している出木杉くんなのでした。

色々と思い出しながら靴箱にスニーカーを入れ、家から持って来た上履きに履き替えると教室を目指します。

教室に入ると異様な雰囲気になっていました。

大声で話しながら威張っている事が多い
いじめっ子が1番後ろの自分の席で
小さくなっています。
取り巻きチビも小さくなっています。

そしてクラスのみんなは2人を睨みながら『治療費払え。』『慰謝料払え』
なんて言っています、、、

いじめっ子の店が大勢の大人に囲まれてから、いじめっ子がおとなしくなった事はゴレくんから聞いていましたが、
みんながいじめっ子を押さえつけて
ボコボコにしそうなくらい険悪です。

(まぁ、おとなしくなって良かったよね。)と出木杉くんは思っていました。
彼も被害者側ですからね。

いじめっ子がおとなしくなるのなら
公立中学校に進学するのもアリかも
しれません。

狙い目の私立中学はバスで20分くらいなので通学は楽です。自転車で通学が可能な距離です。

公立中学は歩いて通える距離にあります。
どっちにするのが良いのでしょうかね。

学校はあっさりと終わってしまいました。

1学期は嫌で嫌で仕方がなかった
小学校もいじめっ子がおとなしいだけで
全然違う事に驚きました。

おとなしくなっていなければ、
『リサイタルをやるから、みんな空き地に集まれ!』って言い出して酷い歌を
聞かされる事になっていたでしょう。

(今の出木杉くんは知りませんが、
いじめっ子の家は街八分状態になってます。お店の売り上げは半分以下に落ちて
います。
いじめっ子が歩いていると大人達に睨まれて、敵意を持った目で見られています。まるで犯罪者を見るような目です。

近くの中学校にも不良のような格好をしている生徒がいたのですが、そういう生徒達も大人達の犯罪者を見るような敵意のある目で見られる事に恐れを感じて
制服をいじるのをやめたり、髪型をおとなしくしたり、悪い事をするのを止めるのでした。
子どもが改造制服を着るのを許してる親はダメ親だと近所から睨まれるようになったのも大きいかもしれません。

この動きは社会運動のようになり、
大勢の大人が悪い学生を監視して
威嚇するようになって、悪い生徒が減る事になるのでした。

暴走族もかなり数が減少します。

中学の不良生徒や小学校のいじめっ子が
減ると確実に学校内は平和になります。


実はゴレくんがここにも関わっています。

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