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北の果ての町「セガ」
相棒は政治が苦手なんや〜!
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宗之は奏音から掃除を引き継いで、それなりに庭を掃除してから朝食をとる。
食事を取る場所は昨日と同じ場所で、朝食に出たのは白米と味噌汁に漬物、鮭の塩焼きであった。
魚が出るあたりが朝食としてはなかなか良い。
だが、欲を言えば肉を食べたいというところだが、それは贅沢すぎるか。
「相棒!朝からクソ質素な食い物でヤル気出ねーな!相棒は鶏肉好きだから鶏肉出せ!」
朝っぱらからテンション高い月光だが、何でこんなにテンション高いのやら・・・。
「ここは王都では無いからそんなに豪華な食事取れませんよ~。それに魚は体に良いんだから文句言わないの。肉なら夜に作ってあげるから」
「うほほ~い!相棒、やったな!」
「おめぇ、刀だから食べられないだろうが・・・」
「良いんだよ、肉料理は見るだけで心踊るからさ!」
月光は食べ物を食べることが出来ないが、臭いを嗅ぐことと料理を見ることは出来る。恐らく、月光の料理の臭いを嗅ぐのと見るのは食事を取るという事に等しいのだろう。
すると奏音は食事をしながら話を始めようとする。
「えーと、それではセガの町について説明します~。・・・って聞いてる?」
腹が減っていて奏音の話より飯に夢中になっている宗之。それも仕方がないことで、奏音の料理が美味しいからである。どうしても料理に夢中になってしまうのだ。
「あぁ、すまんな。腹が減っていたからな」
「しょうがないですね~。ではこのセガの町について、セガの町は人口1万人程度の北の町です。領土が大きい割には人口が意外と少ないから土地が滅茶苦茶余っています。」
「ほぉ?」
「それで、この町の北の山では、銀と金が取れます。でも最近は人手不足で清算が取れません。銀と金を上手いこと取る事が出来れば町の開発もかなり進むのではないかと思われます。」
「ふーん。」
いつの間にか奏音の話より飯に夢中になる宗之だが、それに気付かず奏音は説明を続ける。
「次に農業ですが、土地の割りに人口が少ないです。土地がめっちゃ余ってます。だから思った以上に米や野菜が取れません。元々、北の果てでは作物が育ちにくいから食糧難になりやすいです。あと、若い人が都会に出ていく事が多いから人口がドンドン減ってきてます。お願い宗之さま!この町を救ってください!」
「うん?ああ・・・」
「って、ちゃんと聞けよ!全く!」
宗之の生返事にキレる奏音。だが宗之は困った顔をするしか出来なかった。
「悪いな・・・。俺、政治の話本当に苦手でな。」
「全く・・・クールな見た目の割りに意外とポンコツですね!」
「奏音ちゃん、相棒は政治の事は本当に苦手だからさ、アテにしない方が良いぜ。それよりも一番アテにするべきなのは新しい人材だ。確か、相棒は論功行賞の時にサトミ姫に言っていたよな?諜報か内政が出来る奴を寄越せって。」
「えっ?そうなんですか?諜報はどーでも良いとして内政が出来る人は欲しいですね!」
本当に内政が出来る人が来てくれたらとても心強い。この広大なセガの町で奏音1人で政治を取り仕切るのはマジでキツい。
「おい、諜報はどうでも良くねぇよ。しっかりと諜報活動をして相手の内部状況をしっかりと把握しないと合戦じゃ勝てねぇ。」
「いま合戦の話してないんだけどー?」
呆れた顔をする奏音に宗之は「チッ」と舌打ちをしてしまう。
「奏音ちゃん、戦バカな相棒でゴメンな・・・。でも良い奴なんだよ。」
「うーん・・・」と考えながら腕を組んでいる奏音。
「まぁ、悪い人じゃないと思いますけど。でも私、宗之さんと出会って1日ですし?まだ全然分からないし。取り敢えず政治が苦手なのは分かったから町の様子だけでも見てください。領主様なんだから領内の視察は常識ですよ。」
ここまで、言われたら宗之も仕方がないと腹を括る。面倒な政治、出来るかどうか分からないけど領内の視察だけでもやらないといけない。
食事を取る場所は昨日と同じ場所で、朝食に出たのは白米と味噌汁に漬物、鮭の塩焼きであった。
魚が出るあたりが朝食としてはなかなか良い。
だが、欲を言えば肉を食べたいというところだが、それは贅沢すぎるか。
「相棒!朝からクソ質素な食い物でヤル気出ねーな!相棒は鶏肉好きだから鶏肉出せ!」
朝っぱらからテンション高い月光だが、何でこんなにテンション高いのやら・・・。
「ここは王都では無いからそんなに豪華な食事取れませんよ~。それに魚は体に良いんだから文句言わないの。肉なら夜に作ってあげるから」
「うほほ~い!相棒、やったな!」
「おめぇ、刀だから食べられないだろうが・・・」
「良いんだよ、肉料理は見るだけで心踊るからさ!」
月光は食べ物を食べることが出来ないが、臭いを嗅ぐことと料理を見ることは出来る。恐らく、月光の料理の臭いを嗅ぐのと見るのは食事を取るという事に等しいのだろう。
すると奏音は食事をしながら話を始めようとする。
「えーと、それではセガの町について説明します~。・・・って聞いてる?」
腹が減っていて奏音の話より飯に夢中になっている宗之。それも仕方がないことで、奏音の料理が美味しいからである。どうしても料理に夢中になってしまうのだ。
「あぁ、すまんな。腹が減っていたからな」
「しょうがないですね~。ではこのセガの町について、セガの町は人口1万人程度の北の町です。領土が大きい割には人口が意外と少ないから土地が滅茶苦茶余っています。」
「ほぉ?」
「それで、この町の北の山では、銀と金が取れます。でも最近は人手不足で清算が取れません。銀と金を上手いこと取る事が出来れば町の開発もかなり進むのではないかと思われます。」
「ふーん。」
いつの間にか奏音の話より飯に夢中になる宗之だが、それに気付かず奏音は説明を続ける。
「次に農業ですが、土地の割りに人口が少ないです。土地がめっちゃ余ってます。だから思った以上に米や野菜が取れません。元々、北の果てでは作物が育ちにくいから食糧難になりやすいです。あと、若い人が都会に出ていく事が多いから人口がドンドン減ってきてます。お願い宗之さま!この町を救ってください!」
「うん?ああ・・・」
「って、ちゃんと聞けよ!全く!」
宗之の生返事にキレる奏音。だが宗之は困った顔をするしか出来なかった。
「悪いな・・・。俺、政治の話本当に苦手でな。」
「全く・・・クールな見た目の割りに意外とポンコツですね!」
「奏音ちゃん、相棒は政治の事は本当に苦手だからさ、アテにしない方が良いぜ。それよりも一番アテにするべきなのは新しい人材だ。確か、相棒は論功行賞の時にサトミ姫に言っていたよな?諜報か内政が出来る奴を寄越せって。」
「えっ?そうなんですか?諜報はどーでも良いとして内政が出来る人は欲しいですね!」
本当に内政が出来る人が来てくれたらとても心強い。この広大なセガの町で奏音1人で政治を取り仕切るのはマジでキツい。
「おい、諜報はどうでも良くねぇよ。しっかりと諜報活動をして相手の内部状況をしっかりと把握しないと合戦じゃ勝てねぇ。」
「いま合戦の話してないんだけどー?」
呆れた顔をする奏音に宗之は「チッ」と舌打ちをしてしまう。
「奏音ちゃん、戦バカな相棒でゴメンな・・・。でも良い奴なんだよ。」
「うーん・・・」と考えながら腕を組んでいる奏音。
「まぁ、悪い人じゃないと思いますけど。でも私、宗之さんと出会って1日ですし?まだ全然分からないし。取り敢えず政治が苦手なのは分かったから町の様子だけでも見てください。領主様なんだから領内の視察は常識ですよ。」
ここまで、言われたら宗之も仕方がないと腹を括る。面倒な政治、出来るかどうか分からないけど領内の視察だけでもやらないといけない。
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