異世界で天下統一を目指す!~戦国武将が異世界に転生!?~

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超大国アルゼの侵攻を阻止せよ!

奏音ちゃんが何か怖い

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宗之は家に帰ると早速、夕食の支度をしていた奏音に人を雇う話をしようとする。

「奏音、ここにいたか・・・。」

「あら?宗之さんお帰りなさい~。徴兵はどうでした?昔からセガの町はアルゼ帝国との戦いが有りましたから、大人の方は戦慣れしてますよ。結構徴兵出来たでしょ?」

夕食の味噌汁の味見をする奏音。今日は何だかご機嫌良さそうに見える。

「700人集まった。しかし、これでは完勝出来ない。かなりギリギリになるだろう。」

宗之は何だか後ろめたく感じてきた。これを言ったら奏音怒るだろうな・・・。

そして、奏音も宗之が言うことを何となく察していた。

「まさか、徴兵した兵が足らないから職にあぶれた人たちを雇うとか考えています?」

鋭いっ・・・!宗之は内心ドキっとした。自分が言おうとした事がアッサリ気付かれてしまった。

「そ、そうだ。いくら、過去に少数の兵で勝てても、相手に致命傷を負わせていない。ならば向こう20年は攻めてこれない程の傷を負わせてやろうと俺は思ったんだ。」

宗之は自分で言っていて「致命傷を負わせるのは無理だろ」と思っていた。でも、それぐらいの事を言わないと奏音は拒否るだろう。

「はい、分かりました。」

奏音の雰囲気が変わった。いつもの朗らかで頭悪そうな雰囲気から真剣な雰囲気に変わった。この雰囲気の変わり方が宗之は少し怖く感じた。なんか、怒られそうに感じたからだ。

「この話は食事の時にしましょう。お金の話は重要ですから。これは下手したらアルゼに勝ったとしても、セガの町の経済が破綻するかもしれませんから・・・。」




さて、みんなの楽しみにしていた夕食の時間になった。どういうわけか今日の夕食は肉鍋だ。

多分、奏音が何となく食べたいから肉鍋になったと思うのだが、こんな御馳走を食べながらお金の話とかしたくない・・・。

「んほ~旨そうな匂い!!匂いだけでお腹パンパンだよ!」

何も知らない月光は勝手に盛り上がっている。

普段なら月光が盛り上がっている時は宗之やルナも楽しそうな雰囲気を出すのだが、今日の雰囲気はどこか重たい。

「皆さん、今日は肉鍋ですよー。もっと盛り上がりましょうよ。」

この雰囲気の重たさを感じた奏音は少し違和感を感じた。

一体何があって雰囲気が悪いのだろう・・・?

そんな事が奏音の頭の中を駆け回る。

すると、ふと思い出した。

「もしかして宗之さん、さっきの職にあぶれた人たちを雇う話で雰囲気を悪くしてますか?」

「気付くのが遅い。俺はお前に何か説教とかされるんじゃないかと思っていたんだぞ。」

宗之はこの食事中にめっちゃ怒られる予想をしていた。それ故の空気の悪さであった。

「奏音、この案はあたしが考えたんだけど・・・駄目かしら?歩いて半日、1日ぐらいの周辺の町のならず者や無職を一時的に雇うの。」

奏音は「うーん」と考えた。町を治める者としては出来る限り出費を抑えたい。しかし、これは上手くいけば雇った人間をセガの町の住民にする事も出来るのでは無いだろうか?

この戦いを通して、セガの町の良さを知ってもらえばセガに移住してくる者もいるだろう。

奏音は考える。今の奏音の元には実は莫大な金がある。それは領主として使える金だ。

この町を栄えさせる為、守るのに使う金だ。

ならば決まっている。この町をアルゼから守って町を栄えさせる。

奏音は決断をした。

「その案・・・採用~!」


奏音のその言葉を聞き、宗之とルナは一安心した。

先ほどまでの重たい空気が無くなって、リラックスした雰囲気になっていくのを奏音は何となく感じた。

「良かったわ・・・。奏音が駄目って怒ると思っていたから。」

ホッとした表情で肉を頬張るルナ。変な緊張していた分、食も進むのだろう。ドンドン肉を食べていく。

「あれ?もしかして皆さん私が怒ると思っていたのですか?」

奏音本人は自分の事を怒らない聖人と思っているのだろうか?食事を作っていた時、宗之が提案したときの雰囲気は怒っていた様に感じたのに本人は分からない様だ。

「奏音ちゃんはお金の話、出費の話になると怖いんだよー。刀の俺もガクブルしちゃうんだから!」

「あらあら、私は自分の領土の防衛・繁栄の為ならお金は出し惜しみませんよ~?笑顔で大量出費しますよ~?」

その言葉に宗之もルナも月光も何言ってんだコイツと内心思っていた。

「しかし、そうと決まればダラダラ飯食っていられねぇな。すぐに募集の紙を大量に作って明日の朝から近隣の町に配って行かなきゃならねぇからな。」

状況は切羽詰まった状況である。すぐに明日の朝、出来れば今日晩から動きたいところだ。

「なら、ちゃっちゃっとご飯を食べるわよ。紙が大量に有ればあたしが夜の間に近隣の町にばら蒔いて来るわ。」

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