神様は身バレに気づかない!

みわ

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第二章

1-3

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 ルバート王国の王城。その一角にある第一王子専用の庭園は、城内とは思えぬ静けさと緑に包まれていた。

柔らかな陽射しが注ぐ庭の隅で、金の髪を風に揺らしながら、ひとりの少年が膝を抱えて俯いている。第一王子、レンツィオ・ルバートである。

彼の表情には曇りがあり、指先は芝をそっと弄んでいた。

(……また駄目だった)

王族として生まれ、十歳で魔力検査を受けた彼の結果は、文句なしに優秀だった。けれど――

あれから招かれた教師たちのもとで火の魔法を学ぶも、炎は思うように応えてはくれなかった。小さすぎて消える火。逆に暴走して大きくなりすぎる火。飛び散り、焦がし、破壊する火。どれも制御不能で、まるで炎が自分を拒んでいるようにさえ感じていた。

練習のたびに誰かを傷つけてしまうのではという不安が胸を締めつける。

それでもレンツィオは逃げなかった。
王族としての責務を、決して手放さなかった。

(でも……どうして私だけ……)

小さく、誰に届くでもない問いが、唇からこぼれたその時――

「――うむ、力の澱みがあると来てみれば、これは随分と綺麗な魂よの」

その声は、空気を震わせることなく、ただ風に紛れて届いた。

驚きに顔を上げると、そこには少年が佇んでいた。

まるで最初からそこにいたかのように、自然に、しかし場違いなほど美しく。


 レンツィオは言葉を失ったまま、目の前の少年をまじまじと見つめていた。
 ――黒髪に黒い瞳。白磁のように滑らかな肌。どこか人の世から浮き上がったような気配を纏う、美しい少年。

 先日、父王がフォルシェンド公爵家へ婚約の申し出を行ったことは、すでに聞いていた。
 神官が噂していた“容姿端麗なる公爵家の第二子”という言葉が、脳裏に蘇る。年の頃も、まさに自分と同じくらいだろう。

(まさか……この子が、私の――)

 確信に近い予感を覚えながらも、レンツィオは形式として名を問うことにした。

「君の名前は?」

 少年は、きょとんと目を丸くした。

「うむ、わら……あ……わ、わたくしは、シオン……と申しまする」

 直前まで何かを言いかけたようだったが、慌てて言葉を修正し、どこかぎこちなく名乗る様子に、レンツィオの眉がかすかに動いた。

 妙だ。言葉遣いがあまりに不自然で、まるで……

 返答に少し遅れて、少年――シオンは、首を傾げた。


「そ、そなたは……ではなく、あなたは?」

「ああ、すまない。私はレンツィオ・ルバート。この国の第一王子だ」

「あっ……」

 シオンの瞳が、わずかに見開かれる。けれど、それも一瞬だけ。ふんわりと笑みを浮かべた。

「な、なるほど、王子……なのですね。ならば、ここに……いらっしゃるのも当然、でございます……」

 その声音には、驚きも怯えもなく、ただ不思議そうに頷いていた。

「わ、わたくし、ちょっと……ちから? ち、力の澱みを感じまして……それで、こちらに……来たのです」

「澱み……?」

 レンツィオの顔に困惑が浮かぶ。けれど、それもすぐに思い当たる節とともに消え、代わりに陰りが差した。

 その様子を見て、シオンがふと口を開く。

「なにか……お悩み、で、ございますか?」

 柔らかく問いかける声。けれど、レンツィオは首を横に振る。

「悩みなんて、ないよ。私は王子だから……そんなの……」

 言いかけて、ふと視線を戻す。
 シオンは、じっとこちらを見ていた。憐れむでもなく、哀しむでもなく、ただ、あたたかな目で。

 その目に見つめられると、胸の奥にしまっていた何かが、ゆっくりと浮かび上がってくるようだった。


「こ、心の……うち、に……閉じ込めた、なやみは……ときどき……口にするだけで……ちぃ…す、すこし、楽になることも……あります。……誰にも、言えないことなら誰にも言いません。ですから……ちょっとだけ、ぐちを……言うつもりで……お話してみませんか?」


 たどたどしいながらも誠実に紡がれるその言葉に、レンツィオはふっと息を呑んだ。

 しばしの沈黙のあと――

「……私の魔法は、上手くいかないんだ」



 悩んでいたことを紡ぎ終えたレンツィオの肩が、ほんの少しだけ震えていた。

 その様子を見つめていたシオンは、しばらく口を開かず、じっと彼を見つめていた。
 その黒く深い瞳に、レンツィオはまた不安を覚える。もしかして、やはり話すべきではなかったのではないかと。王子である自分が弱音を吐いたことを、責められるのではと。

 だが。

「……上手くいかぬと、苦しいのだと。怖いのだと、わらわ――あ、いえ、わたくし以外の誰かに、話したことはありますか?」

 その問いに、レンツィオは目を見開いた。

 「……あるわけがないだろう。この国の王子なのだぞ。人々の上に立つ者が、そんな、弱音を吐けるわけがない」

 彼の言葉に、シオンはほんのりと眉を下げ、静かに口を開く。

 「けれど……人の上に立つからこそ、言うべきなのです。えっと……その、1人で抱えるより……頼った方が、いいのではないかと」

 少し考えるように言葉を選びながら、それでも一言ひとことを確かに紡ぐシオンの声は、不思議と温かく、胸に沁みていった。

 「もし……貴方が、正しくあろうとするなら……その正しさが、本当に正しいのかを知るには……えぇと、人と話して、支えてもらって……それから、んん、そう。支えてくれた人の想いを、今度はそなた――いえ、貴方が守ればいいのです」

 「……所詮、人は人です。わら――あ、いえ、わたくしもそう思います。1人で成せることは、えぇと……ほんの少しだけ。掴めるものも、1人分だけ。だから、だからこそ……誰かに助けてもらって、一緒に生きていくのが、人の上に立つ者の……在り方……かと」

 言い終えたシオンは、そこでふと視線を逸らし、小さく笑った。

 「……と、わら…わ、わたくしは思うな~。なんとなく、ですけれど」

 最後の一言は、まるで何かを誤魔化すような声音だった。

 その言葉に、レンツィオの胸の奥にあった重苦しい塊が、少しずつほどけていくような気がした。
 ずっと張り詰めていたものが緩み、彼は、ようやく息を吸えたような気がしていた。


「ありがとう」

それは、かすかに震える声だった。
けれど確かに、レンツィオの胸の奥から発せられた言葉だった。
「……うん、本当に、ありがとう」

その笑顔に、シオンはふわりと微笑み返す。
どこか聖母のような、柔らかく包み込むようなその笑みに、レンツィオは思わず見惚れた。

だが、そんな空気を打ち破るように、シオンが突然言う。

「……ちょっと、魔法の練習、してみますか?」

「え?」

レンツィオは目を瞬かせる。
その提案はあまりにも唐突で、しかもこの場で?と困惑が先に立つ。

「で、でも……っ、ここで魔法を使って、君に怪我をさせたら……」

弱々しく不安を吐露するレンツィオに、シオンは「ふふん」と鼻を鳴らし、懐から一枚の札を取り出した。

「……これは?」

「神ふ、……あ、いや、その……魔法の道具、です。大丈夫、ですので」

手にしたのは、どこか異様な雰囲気をまとった紙だった。
その表面には、この国では見かけない奇妙な文字が並び、不思議そうに目を細めるレンツィオ。

シオンはその札をひらりと宙へ投げた。

本来ならば紙はひらひらと落ちるはずだった。
だが、その札は空中にぴたりと静止し、赤黒く文字が輝き始めた。
そしてその周囲には、ごく薄く、四角い透明の壁のようなものが浮かび上がる。

「こ、これは……防御障壁……?」

王城でも見かける、魔道騎士団が使う魔法障壁を思わせる構造だ。
ただの紙切れから発されたとは信じ難い。

「ここに、火を、つけてください」

「え、燃やすの? でも……」

戸惑うレンツィオだったが、シオンに促されるまま、そっと火の魔法を構える。

「……ファイア」

小さな火球が生まれ、札の周囲を包む。
だが――紙は燃えない。

「な……!?」

困惑するレンツィオが、今度は意図的に魔力を高め、火を強くする。
熱が増し、炎は激しく揺れる。

だが、壁は揺るがず、炎は壁の外へと漏れなかった。

結界札__。

中にある魔法も、外からの魔法も、干渉を許さない結界。

 
レンツィオの火は、強くなったり弱くなったりと、相変わらず不安定だった。

「やっぱり、安定しない……」

力なく呟いたそのとき、背後に柔らかな気配が現れる。
 

「……!?」

 ふいに、ふたつの手がレンツィオの目をそっと覆った。

「っ……な、なにを……」

「……目を閉じよ、心を静め、澄ませてみよ」

 その声は、これまで聞いていたものとは異なっていた。
 訥々と言葉を紡いでいた少年の口から発されたとは思えない、芯のある、凛とした言葉。
 温かなものが、目元から静かに沁みていく。
 決して熱くはない、けれど心の奥まで染み通るような、やさしい感触だった。

(……これは、いったい……)

 レンツィオは戸惑いながらも、そっと目を閉じた。
 すると、その不思議な温もりが、さらに深く、静かに彼の内へと染み渡っていく。


「──己の力と、向き合うことを恐るるなかれ。
 その澱みの声を聞き、澄ませよ。己が魂に問うのだ」

背後より響いたその声に導かれるまま、レンツィオは目を閉じた。
耳に届くのは静かな鈴の音。だが、その音すらも、どこか異なる。

「……目を、開いてみよ。そは、汝の内に在る景である」

言葉に従い、静かに瞼を開けたその瞬間──
世界は、変わっていた。

足元には、柔らかくも規則正しく編まれた不思議な草の敷物。
視界を遮る仕切りは木と紙でできており、わずかな風でかすかに揺れる。
空間には涼やかな鈴の音が響く。

「……なに、ここは……」

レンツィオが言葉を漏らすと、再びシオンの声が響いた。

「面白きであろう? されば、其方の目の前にある、扉──そを開けてみるがよい」

「え、えっと……どれのこと?」

「枠に嵌まりし、白き紙貼りのものじゃ。」

見回しても、見慣れた蝶番のついた板戸などどこにもない。代わりに目についたのは、細かな木の桟に薄紙が張られたような、不思議な造りの仕切りだった。

「ああ、これか……あれ? 開かない。押しても引いても、びくともしないぞ」

「……ふふ、引くでも押すでもない。横へ滑らせるがよい」

 言われた通り、レンツィオがその“扉”を横に滑らせると、軽やかな音を立ててそれは動いた。

 開け放たれた先――そこは、これまで見たことのない景色だった。

 水がたゆたい、石が並び、青々とした木々が整然と広がる庭園。そして、その中央に──一羽の大きな鳥が佇んでいた。

白く長い羽毛を纏い、首は優美に曲線を描き、頭には紅の冠毛があしらわれている。
その姿は、まるで古き時代の絵巻から抜け出したような、神聖にして美しき鳥だった。

「……大きな、白い鳥が……赤い、頭……?」

シオンの声が、微かに笑んだ。

「ほぉ?そうか。そやつはな、『千響(ちゆら)』じゃ。
 ──やはり、美しき其方の魂に、よく似合う」

すると、その鳥──千響が、ふとこちらを向いた。
人の声と変わらぬ、しかし不思議な響きを持った言葉で、口を開く。

「……まさか、ここに人が現れようとはな。……ふむ。なるほど。あの御神が、扉となられたか」

その声に、レンツィオは思わず後ずさる。

「しゃ、喋った……!?」

だが千響は、驚く様子もなく、レンツィオを静かに見つめたまま、軽く羽を揺らした。

「……美しき魂よ。まこと、よう来たな。
 あの方がふいと姿を消して久しゅうなるが、まさか此処へ通じるとは……まったく、気ままなる御方よの」

 どこか呆れたような、けれど温もりを含んだ声音だった。

「……して、其方の澱み……なるほど、彼の方はこれを我に見せたかったのか。さもありなん」

 千響は一歩、また一歩と歩を進め、レンツィオの前に羽ばたいた。
その瞳には、深い慈しみと、厳しさが宿っている。

「……我が声を聞くがよい。
 其方の中に巣くう澱み、我が整えてやろう。
 其方の背負うもの、我も共に背負おう。……其方は我であり、我は其方だ。
 さあ、手を伸べよ。我を、其方の中へ受け入れるがよい」

その言葉に、レンツィオはしばし躊躇した。
だが、鼓動が告げていた。これは、避けてはならぬ道だと。

震える手を、静かに千響の胸元へと差し出す。
瞬間、鶴のごとき式神の身体が淡い紅光を帯び、風と共に輝きながら──レンツィオの中へと、すうっと吸い込まれていった。

全身を熱が駆け抜ける。けれど不思議と、苦しくない。
まるで、自分の欠けていた何かが、そこに収まっていくような感覚だった。

そして──視界が、再び閉ざされた。
その目を覆っていた温かな手が、すっと離れていく。

 目を開けると、そこには──

 紙片が淡く燃え尽き、解かれゆく結界と共に、紅き翼をたたえて舞い上がる、かの鳥の姿があった。
 
 
  火の鳥――いや、己の魔の力がかたちを成したそれは、
 たしかに燃えているのに、ひどく穏やかで、ただただ美しかった。

 その姿に見惚れていたレンツィオへ、隣から柔らかな声が降る。

「……これは見事じゃ。其方の力、まさしく其方自身のかたち……うむ、誠に、美しき姿よ。……美しきかな」

 静かに、心の底から讃えるようなその声音。
 微笑むシオンの表情は、やわらかく、優しく、どこか母のようでもあった。

  (あ……)

 その瞬間。

 ――ドクン、と。
 心臓が大きく鳴った。

 (……今の、私の音?)

 自分でも驚くほど大きな音。
 もしかしたら隣にいる彼にも聞こえたのではと思うほどに。

 頬が、急速に熱を持っていくのがわかった。
 目を逸らせば楽になるのかもしれない。
 けれど――どうしても、それができなかった。

 もっと彼を知りたい。
 もっと、彼に近づきたい。

 彼に、自分を見ていてほしい。
 もっともっと、もっと――

 それが恋なのだと気づくまでに、長い時間は必要なかった。
 あまりに自然で、あまりに真っすぐで――
 それは、心に灯る、はじめての光だった。



 その様子を、やや離れた所から見ていたふたりの男――クローヴィスと、王。

 公爵は頭を抱え、こめかみを押さえていた。

「……やってくれたな……全く……」

 隣に立つ王は、先ほどまでの言葉を失っていた。
 彼はただ、目の前の光景から目を離せずにいる。

 ただ者ではない。そんな生やさしいものではない。
 あの力。あの雰囲気。あの少年の、存在そのものが――

(まさか、クローヴィスの言っていたことが本当なのか……)

 王はごくりと唾を飲み、思わず問いを抱く。

(この者を、妃として迎えても良いのか? ……いや、そもそも、王族という器に収まる者なのか?)

 ぞくりと、背筋を冷たい風が走る。

(もし、この者の機嫌を損ねたら? その時、我らの国に、世界に、未来はあるのか……?)

 美しい――しかし、恐ろしい。
 その両極を併せ持つ少年の姿に、王はただ黙したまま、唇を強く結んだ。
 
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