82 / 138
第1章.嘘つき預言者の目覚め
81 王女の誘惑 ③ ★
しおりを挟む
わたしは自分からニキアスへ唇を寄せてキスをした。
そして何度か唇を重ねると、彼の唇を舌でなぞってから軽く噛んだ。
ニキアスが少しため息をつくと、そのまま彼の耳元へ唇を近づける。
「…わたしが欲しいなら好きなだけあげる」
『お願い、全部ニキアスのものにして』
彼の耳にそっと囁くと、わたしの頭の後ろに手を回したニキアスは今度は手加減せず私の唇を食み始めた。
何度も愛を囁き、繰り返しわたしの唇と首すじを吸ってはまた舌を這わす。
「マヤ、マヤ好きだ…愛してる…愛している…マヤ…」
「…ニキアス…わたくしもっ…ん…ああ、もっと…気持ちいいの...」
わたしは快感に声を大きく上げて、ニキアスを更に煽った。
そしてニキアスの逞しい首に少し歯を立て、美しく盛り上がった胸筋の乳首を指先で擦った。
ニキアスの身体がブルっと震える。
わたしはそのままニキアスの乳首に唇を寄せて、また吸って少し噛んだ。
ニキアスの身体がびくっとして、小さく呻いた。
「……うぁ…マヤ……」
「…ニキアス…もっと触って…」
甘い言葉を紡ぐ余裕は無かった。
お互いの吐息と快楽に上げる声だけがテントの中で聴こえていた。
*******
ニキアスは大きな手でわたしの乳房を揉みしだきながら、わたしの胸・お腹へ何度もキスと歯を立てて下へと降りて行った。
いつもよりも余裕の無いニキアスの動きは直ぐにわたしの恥部へとたどり着いてしまう。
蝋燭の灯りの中でわたしの脚の間で、わたしの片足を持ち上げたニキアスの頭が動いているのが見える。
「…ん、やあ…そこばっかり…恥ずかしい…」
「…マヤ…好きだ…早くここが欲しい…愛してる…」
影はニキアスの鍛えられた身体をくっきりと際立たせて、わたしの陰部に夢中でキスを繰り返す男への愛おしさが溢れた。
ニキアスの艶やかな黒髪に手を入れて、わたしは彼の頭を撫でた。
すると次の瞬間ニキアスがクリトリスの皮を指で剥いて、顕わになったそこへと温かい舌を這わせた。
「...っんあっ...」
「マヤのここは可愛い…もう赤く熟れている…」
じゅ、じゅっと音を立てながらニキアスがむき出しになった花芯を思い切り吸う。
「ああっ…ダメっ…それ、直ぐきちゃう…っ…」
何度も強く吸って指で挟んで擦られるとわたしの身体は痙攣し始めた。
大きく喘ぐわたしを見たニキアスは、蜜壺の入口を確認する様にそこにもぬるっと舌を這わせた。
「マヤのここはいやらしくて...可愛い。もう既にぐしょぐしょに濡れている…もっと俺に見せてくれ」
「...いや、ニキアス…意地悪。もう言わないで…」
「何故だ?…濡れてピンク色に光っている…ひくひくと動いて、俺を誘っているのが分かる」
「わ…わざとでしょう…そんな事言うなんて…」
「ふふ…そうだ。マヤが恥ずかしそうにしているのが可愛くてもっとイジメたくなる」
そう言うとニキアスはわたしへ覆い被さって、舌を絡めたキスを繰り返しながら、わたしの膣内へとぷんと中指を挿し入れた。
「…ん…あ…っ…ニキアス…」
「痛いか?…まだきついな、解すぞ」
剣を握るごつごつとした長い指がナカの壁を何度も擦る。
水音が次第に大きくなり、ニキアスがナカを擦り上げる指が二本に増えると、途端に足先から背中に向かって快楽が駆け上がって行く。
「...あっ......っあ…イっ…!!」
「――達したな」
快楽に声も出せず、彼の頭を抱いてがくがくと背中をのけぞらせるわたしを見たニキアスが小さく呟いた。
わたしは息も絶え絶えだったが、起き上がって少し驚いた表情のニキアスに向かって手を伸ばした。
そしてもう既に屹立しているニキアス自身を優しく掴んで手を動かした。
「…マヤ…ダメだ…」
わたしの手が上下に擦ると猛々しく勃ち上がったそれは、血管がくっきりと浮き出してくると同時に更に大きく上向きに仰け反った。
「…マヤ、う...待て…っ...」
強く勃起した陰茎を更にしごけば、くっきりした形の亀頭の先からは透明な液体がぷくりと出てきて...その瞬間、ニキアスは息を吐くような声で呻くとわたしの手をぐっと押さえてしまった。
そして肉食獣の様な眼でわたしを睨むように見つめた。
「マヤ…やめろ。…言っておくがこんな事をされたら優しく出来ない」
「…でもニキアス。気持ちがいいんでしょう?」
少し挑戦的に言ったわたしをニキアスはぐいと自分の方へと引っ張って抱き寄せた。
そしてわたしの耳元で甘く獰猛に囁いた。
「…はっ…覚悟してくれ、マヤ…お前が煽った代償だぞ」
わたしは微笑んで、目の前にいる汗に濡れた美しい獣をうっとりと見上げた。
今すぐにでも彼が欲しくて仕方が無かった。
「いいの、必要無いわ…はやく来て」
ニキアスがわたしの脚を大きく開かせ、濡れた蜜壺へメリメリと容赦なく入ってくると同時に――。
わたしははるか遠くでメサダ神が上げる怒りの声が聞こえたような気がした。
そして何度か唇を重ねると、彼の唇を舌でなぞってから軽く噛んだ。
ニキアスが少しため息をつくと、そのまま彼の耳元へ唇を近づける。
「…わたしが欲しいなら好きなだけあげる」
『お願い、全部ニキアスのものにして』
彼の耳にそっと囁くと、わたしの頭の後ろに手を回したニキアスは今度は手加減せず私の唇を食み始めた。
何度も愛を囁き、繰り返しわたしの唇と首すじを吸ってはまた舌を這わす。
「マヤ、マヤ好きだ…愛してる…愛している…マヤ…」
「…ニキアス…わたくしもっ…ん…ああ、もっと…気持ちいいの...」
わたしは快感に声を大きく上げて、ニキアスを更に煽った。
そしてニキアスの逞しい首に少し歯を立て、美しく盛り上がった胸筋の乳首を指先で擦った。
ニキアスの身体がブルっと震える。
わたしはそのままニキアスの乳首に唇を寄せて、また吸って少し噛んだ。
ニキアスの身体がびくっとして、小さく呻いた。
「……うぁ…マヤ……」
「…ニキアス…もっと触って…」
甘い言葉を紡ぐ余裕は無かった。
お互いの吐息と快楽に上げる声だけがテントの中で聴こえていた。
*******
ニキアスは大きな手でわたしの乳房を揉みしだきながら、わたしの胸・お腹へ何度もキスと歯を立てて下へと降りて行った。
いつもよりも余裕の無いニキアスの動きは直ぐにわたしの恥部へとたどり着いてしまう。
蝋燭の灯りの中でわたしの脚の間で、わたしの片足を持ち上げたニキアスの頭が動いているのが見える。
「…ん、やあ…そこばっかり…恥ずかしい…」
「…マヤ…好きだ…早くここが欲しい…愛してる…」
影はニキアスの鍛えられた身体をくっきりと際立たせて、わたしの陰部に夢中でキスを繰り返す男への愛おしさが溢れた。
ニキアスの艶やかな黒髪に手を入れて、わたしは彼の頭を撫でた。
すると次の瞬間ニキアスがクリトリスの皮を指で剥いて、顕わになったそこへと温かい舌を這わせた。
「...っんあっ...」
「マヤのここは可愛い…もう赤く熟れている…」
じゅ、じゅっと音を立てながらニキアスがむき出しになった花芯を思い切り吸う。
「ああっ…ダメっ…それ、直ぐきちゃう…っ…」
何度も強く吸って指で挟んで擦られるとわたしの身体は痙攣し始めた。
大きく喘ぐわたしを見たニキアスは、蜜壺の入口を確認する様にそこにもぬるっと舌を這わせた。
「マヤのここはいやらしくて...可愛い。もう既にぐしょぐしょに濡れている…もっと俺に見せてくれ」
「...いや、ニキアス…意地悪。もう言わないで…」
「何故だ?…濡れてピンク色に光っている…ひくひくと動いて、俺を誘っているのが分かる」
「わ…わざとでしょう…そんな事言うなんて…」
「ふふ…そうだ。マヤが恥ずかしそうにしているのが可愛くてもっとイジメたくなる」
そう言うとニキアスはわたしへ覆い被さって、舌を絡めたキスを繰り返しながら、わたしの膣内へとぷんと中指を挿し入れた。
「…ん…あ…っ…ニキアス…」
「痛いか?…まだきついな、解すぞ」
剣を握るごつごつとした長い指がナカの壁を何度も擦る。
水音が次第に大きくなり、ニキアスがナカを擦り上げる指が二本に増えると、途端に足先から背中に向かって快楽が駆け上がって行く。
「...あっ......っあ…イっ…!!」
「――達したな」
快楽に声も出せず、彼の頭を抱いてがくがくと背中をのけぞらせるわたしを見たニキアスが小さく呟いた。
わたしは息も絶え絶えだったが、起き上がって少し驚いた表情のニキアスに向かって手を伸ばした。
そしてもう既に屹立しているニキアス自身を優しく掴んで手を動かした。
「…マヤ…ダメだ…」
わたしの手が上下に擦ると猛々しく勃ち上がったそれは、血管がくっきりと浮き出してくると同時に更に大きく上向きに仰け反った。
「…マヤ、う...待て…っ...」
強く勃起した陰茎を更にしごけば、くっきりした形の亀頭の先からは透明な液体がぷくりと出てきて...その瞬間、ニキアスは息を吐くような声で呻くとわたしの手をぐっと押さえてしまった。
そして肉食獣の様な眼でわたしを睨むように見つめた。
「マヤ…やめろ。…言っておくがこんな事をされたら優しく出来ない」
「…でもニキアス。気持ちがいいんでしょう?」
少し挑戦的に言ったわたしをニキアスはぐいと自分の方へと引っ張って抱き寄せた。
そしてわたしの耳元で甘く獰猛に囁いた。
「…はっ…覚悟してくれ、マヤ…お前が煽った代償だぞ」
わたしは微笑んで、目の前にいる汗に濡れた美しい獣をうっとりと見上げた。
今すぐにでも彼が欲しくて仕方が無かった。
「いいの、必要無いわ…はやく来て」
ニキアスがわたしの脚を大きく開かせ、濡れた蜜壺へメリメリと容赦なく入ってくると同時に――。
わたしははるか遠くでメサダ神が上げる怒りの声が聞こえたような気がした。
7
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる