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第一章 三男坊、南へ
27 未知の世界へ1(R18)
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言葉の力とはなんと強いものだろうか。壱子は源三郎の囁き一つで、先ほどまでの未知の世界への恐怖を忘れた。想像と違うこと、知っていたことと違っていたこと、それがたまらなく怖かったのに。
源三郎も最初は逃げていた。それなのに絵姿を見ただけで生まれ育った江戸を離れて来てくれた。なんと思いきったことをする人なのだろう。
しかも、絵と言葉だけではわからない壱子を知るために夫婦になろうと言う。源三郎は知ることを恐れていない。
それに比べ、祝言で壱子は何一つ失うものはない。今までと変わらず家で父や妹達と暮らし、周囲も知っている人ばかり。未知のことに怯え甘えていたのは自分だ。白川が叱るのも無理はない。
はいと返事をするや否や、源三郎に抱きしめられていた。汗の匂いがした。父の香の匂いとは全く違っていた。
「口を吸いますゆえ、鼻で息を」
そう言われて、壱子は身構えた。鼻で息を。唇がゆっくりと近づいて吸い付くように触れた。柔かい。ふっと唇が離れた。
「今度は姫様から」
そう言われて壱子は一瞬ためらった。同じことを今度は自分が。けれど、源三郎は自分を知りたいと言う。唇に触れることで一体何がわかるのだろうか。
恐る恐る唇で唇に触れた。温かな感触。抱き締める腕の力が強まった。汗の匂いが強くなったような気がした。
唇を離すと、また囁かれた。
「お上手だ」
背中がぞくぞくとしてきた。寒いはずはないのに。と同時に下手な口吸いとはどのようなものであろうかと思った。それに上手だということは比べる相手がいるはず。
そう思った瞬間、かあっと血の気がのぼってきたようだった。
江戸には美しい女性達がひとところに集められ、男達に身を売る場所があると聞いたことがある。吉原というその場所にもしや、この方も。いや、もしかすると想い人がお屋敷にいたのかもしれぬ。顔も名も知らぬ女人の姿を思うと、胸がしめつけられるようだった。
「どなたと比べておいでですか」
こんなことを言ったら嫌われるかもしれないと思ったが、後の祭りだった。
源三郎はまさかそんなことを言われるとは思っていなかった。自分の娘と言ってもおかしくない年なのに。これは子ども扱いできぬと思った。
「比べてなど。姫様の唇が柔らかく心地よいので上手と言うたまで。姫様以外の女子の唇を心地よく感じるわけがない」
そう言うと、小袖の帯に手をかけた。壱子はびくりとした。
「絵姿ではわからぬあなたを見たい」
そう言うと源三郎は後ろにまわしていた手で帯を解き始めた。
側付きの女中が解きやすい結び方をしていたのだろう、帯も紐もたやすく解けた。
壱子は何をされようとしているのか気付いたものの、これも務めと思い、身動き一つしなかった。
あっという間に帯は解け、小袖の合わせが緩んだ。
源三郎は胸が激しく上下していることに気付いた。壱子は動揺している。だが、やめるわけにはいかなかった。
「失礼する」
そう言うと、合わせをつかんで両側に開いた。襦袢と湯文字が露わになった。紐を解き襦袢も開くとさすがに壱子は慌てて胸を袖で隠そうとした。
「隠さないで。あなたのすべてを知りたい」
いささか乱暴にも思える手付きで源三郎は袖から壱子の腕を抜いた。露わになった胸はまだ小ぶりで先端は桜のつぼみのように淡く色づいていた。
「横になって」
壱子は湯文字一つで横になった。恥ずかしくて、まともに源三郎の顔を見ることができない。
「あなただけが恥ずかしい思いをしているのは申し訳ない」
そう言うと源三郎は自分の帯をするりと解き、寝間着を脱いでしまった。下帯一つになった姿で壱子の横に仰向けになった。むんと汗の匂いがした。ますますまともに見ることができない。
「これから、あなたの知らないことをたくさんするが、よろしいか」
「はい」
壱子は消え入りそうな声で言った。覚悟はしていても不安はまだ拭えない。
「私も実はまだ知らないことがある。だから、心配しなくていい」
「え」
壱子は目を大きく見開いた。その視界を源三郎の顔が独占した。壱子の上にまたがるようによつんばいになったのだ。両腕と両膝は壱子の身体を覆うように床に着けている。
「口吸いをするが、舌を入れるゆえ唇を開いて欲しい」
舌を入れる。またも壱子の知らぬ行為が始まろうとしていた。だが、これも務めである。壱子は口を開き、源三郎の顔が近づくさまを見つめた。見た事のない男の表情が目の前にあった。祝言の時はどこを見ているかわからぬようなまなざしであったのに、今、彼は壱子の目をまっすぐに見ていた。その目にはどこかけだものじみた鋭さがあった。怖いと思った。が、逃れることはできなかった。困ったと思うよりも先に唇が触れ、するりと生温かいものが口の中に入り込んだ。
息がつまってしまうのではないかと思ったが、鼻で息をすることを思い出した。生温かいそれは湿っていて、壱子の口の中を先端でちろちろと舐め始めた。知らない感覚だった。口の中に自分の意思で制御できぬものがあって勝手に動くなどありえなかった。
歯茎、頬の内側、そして舌も。そのうち唾があふれてきた。呑み込みたいたいのに呑み込めない。唾が垂れると思った時だった。ずずっと舌で舐められ吸われた。
なんということをするのかと壱子は驚愕した。
「私の舌も舐めていいから」
いったん口を離し、そう言って口の端に付いた唾を舐める源三郎の頬は赤らんでいた。
すぐにまた口吸いが始まった。壱子はそっと源三郎の舌に舌で触れてみた。ぬるりとした感触は人の一部とは思えなかった。別の生き物のようだった。
その時、乳房に指が触れた。驚きに声を上げることもできぬうちに、手のひらが左の乳房を覆った。源三郎が大きな堅い手のひらでゆっくりと揉み始めたのだ。
自分でもほとんど触れることのなかった乳房に触れられているということ自体驚きだが、不思議なことに先端の乳首が固く立ち上がり、そこから奇妙な感覚が全身を駆け巡った。口の中では舌が相変わらず、壱子の舌を舐めている。二ヶ所から感じる不可思議な感触を表現する言葉がなくて、壱子は混乱していた。
不意に手のひらの動きが止まった。
なぜと思った瞬間、壱子は止めて欲しくないと思っている自分に気付き、はっとした。私はこの方の手のひらに触れて欲しいと思っているのだと。
唇も離れた。壱子は大きく息を吐いた。その吐息は自分でも聞いたことがないような色を帯びていた。もし色に喩えるならば、桜色。
だが、源三郎にはそれは桜よりも濃い紅梅色に感じられた。なんと艶めかしい息であろうか。もし、自分が十代の頃に出会っていたならば、我を忘れていたかもしれない。
幸か不幸か源三郎は三十五である。穴があったらどこにでも入れたい年頃ではない。壱子の上下する胸や紅潮した身体の有様を見て、もう少しゆっくりと愛撫を加えようと考えていた。刺激が強過ぎたようだ。
そっと首筋に唇をあてた。みずみずしい肌は吸い付くようだった。
「あっ」
壱子の声が漏れた。紅梅の色がさらに濃くなったようだった。唇をさらに下に這わせてゆく。先ほど手のひらで触れた乳房のふもとにたどり着いた。胸の上下が激しくなった。
桜のつぼみのような先端に誘われるかのように源三郎は舌の先で触れた。
濃い桜色の吐息が壱子の口から洩れた。
源三郎は思った。壱子という花のつぼみは今から開くのだと。花を開かせるのは日の光とほどよい雨と滋養。自分がそれを壱子に与えるのだと。だが果たしてほどよくできるだろうか。激し過ぎてはつぼみそのものが落ちてしまう。ともすればはやりそうになる心を抑え、源三郎は丹念に愛撫をほどこした。
乳首をチロチロと舐めた後口に含んで舌で舐めて、左の手のひらで右の乳房をゆったりと揉みしだく。痛い思いをさせぬように。
それは望んでいた以上の愛撫だった。壱子ははしたない声が出ないように抑えていたものの、じきに堪えられなくなった。声を出さないと、両の乳房から広がる感覚に耐えられなかった。口に含まれた乳首と手のひらでゆるゆると揉まれている乳房からもたされる感覚は下腹部と直結しているようで、なにやら足の間がむずむずしてくる。足の付け根がぬるりとしてきた。
白川に婚姻の絵を見せられた時、殿方が様々なことをなさると足の間が濡れて参るが、粗相ではなく殿方を迎える支度なのだと言われた。恐らくそれなのだろう。
わかってはいても、こんなにもたやすく身体がそうなるというのは不思議だった。声にしてもそうだった。誰に教えられたわけでもないのに、色づいたような息が口から洩れてくる。
自分はそんなことができる女ではなかったはずなのに。見知らぬ自分が現われたようだった。
もしかしたら、相手を知るということは、自分を知ることなのかもしれない。そんなことを刹那思ったものの、すぐに思考は新たな事態によって押し流されていった。
乳房をいじっていたはずの源三郎が壱子の湯文字の紐を解いたのだ。無防備になった腰から下を源三郎は見つめた。
「足を開いて。もっと。それじゃ足りない。もっとだ。膝を立てて」
言われるままに開けば、まるで婚姻の絵の中の女のようなありさまだった。
きっと濡れたあそこも見られている。壱子は今更ながら羞恥に震えた。
「恥ずかしがることはない。私も脱ぐから」
そう言うと、源三郎は下帯を手早く解いた。黒い繁みの奥にだらりと垂れたまらが垣間見えた。
壱子は安堵した。絵よりも小さいと。
源三郎も最初は逃げていた。それなのに絵姿を見ただけで生まれ育った江戸を離れて来てくれた。なんと思いきったことをする人なのだろう。
しかも、絵と言葉だけではわからない壱子を知るために夫婦になろうと言う。源三郎は知ることを恐れていない。
それに比べ、祝言で壱子は何一つ失うものはない。今までと変わらず家で父や妹達と暮らし、周囲も知っている人ばかり。未知のことに怯え甘えていたのは自分だ。白川が叱るのも無理はない。
はいと返事をするや否や、源三郎に抱きしめられていた。汗の匂いがした。父の香の匂いとは全く違っていた。
「口を吸いますゆえ、鼻で息を」
そう言われて、壱子は身構えた。鼻で息を。唇がゆっくりと近づいて吸い付くように触れた。柔かい。ふっと唇が離れた。
「今度は姫様から」
そう言われて壱子は一瞬ためらった。同じことを今度は自分が。けれど、源三郎は自分を知りたいと言う。唇に触れることで一体何がわかるのだろうか。
恐る恐る唇で唇に触れた。温かな感触。抱き締める腕の力が強まった。汗の匂いが強くなったような気がした。
唇を離すと、また囁かれた。
「お上手だ」
背中がぞくぞくとしてきた。寒いはずはないのに。と同時に下手な口吸いとはどのようなものであろうかと思った。それに上手だということは比べる相手がいるはず。
そう思った瞬間、かあっと血の気がのぼってきたようだった。
江戸には美しい女性達がひとところに集められ、男達に身を売る場所があると聞いたことがある。吉原というその場所にもしや、この方も。いや、もしかすると想い人がお屋敷にいたのかもしれぬ。顔も名も知らぬ女人の姿を思うと、胸がしめつけられるようだった。
「どなたと比べておいでですか」
こんなことを言ったら嫌われるかもしれないと思ったが、後の祭りだった。
源三郎はまさかそんなことを言われるとは思っていなかった。自分の娘と言ってもおかしくない年なのに。これは子ども扱いできぬと思った。
「比べてなど。姫様の唇が柔らかく心地よいので上手と言うたまで。姫様以外の女子の唇を心地よく感じるわけがない」
そう言うと、小袖の帯に手をかけた。壱子はびくりとした。
「絵姿ではわからぬあなたを見たい」
そう言うと源三郎は後ろにまわしていた手で帯を解き始めた。
側付きの女中が解きやすい結び方をしていたのだろう、帯も紐もたやすく解けた。
壱子は何をされようとしているのか気付いたものの、これも務めと思い、身動き一つしなかった。
あっという間に帯は解け、小袖の合わせが緩んだ。
源三郎は胸が激しく上下していることに気付いた。壱子は動揺している。だが、やめるわけにはいかなかった。
「失礼する」
そう言うと、合わせをつかんで両側に開いた。襦袢と湯文字が露わになった。紐を解き襦袢も開くとさすがに壱子は慌てて胸を袖で隠そうとした。
「隠さないで。あなたのすべてを知りたい」
いささか乱暴にも思える手付きで源三郎は袖から壱子の腕を抜いた。露わになった胸はまだ小ぶりで先端は桜のつぼみのように淡く色づいていた。
「横になって」
壱子は湯文字一つで横になった。恥ずかしくて、まともに源三郎の顔を見ることができない。
「あなただけが恥ずかしい思いをしているのは申し訳ない」
そう言うと源三郎は自分の帯をするりと解き、寝間着を脱いでしまった。下帯一つになった姿で壱子の横に仰向けになった。むんと汗の匂いがした。ますますまともに見ることができない。
「これから、あなたの知らないことをたくさんするが、よろしいか」
「はい」
壱子は消え入りそうな声で言った。覚悟はしていても不安はまだ拭えない。
「私も実はまだ知らないことがある。だから、心配しなくていい」
「え」
壱子は目を大きく見開いた。その視界を源三郎の顔が独占した。壱子の上にまたがるようによつんばいになったのだ。両腕と両膝は壱子の身体を覆うように床に着けている。
「口吸いをするが、舌を入れるゆえ唇を開いて欲しい」
舌を入れる。またも壱子の知らぬ行為が始まろうとしていた。だが、これも務めである。壱子は口を開き、源三郎の顔が近づくさまを見つめた。見た事のない男の表情が目の前にあった。祝言の時はどこを見ているかわからぬようなまなざしであったのに、今、彼は壱子の目をまっすぐに見ていた。その目にはどこかけだものじみた鋭さがあった。怖いと思った。が、逃れることはできなかった。困ったと思うよりも先に唇が触れ、するりと生温かいものが口の中に入り込んだ。
息がつまってしまうのではないかと思ったが、鼻で息をすることを思い出した。生温かいそれは湿っていて、壱子の口の中を先端でちろちろと舐め始めた。知らない感覚だった。口の中に自分の意思で制御できぬものがあって勝手に動くなどありえなかった。
歯茎、頬の内側、そして舌も。そのうち唾があふれてきた。呑み込みたいたいのに呑み込めない。唾が垂れると思った時だった。ずずっと舌で舐められ吸われた。
なんということをするのかと壱子は驚愕した。
「私の舌も舐めていいから」
いったん口を離し、そう言って口の端に付いた唾を舐める源三郎の頬は赤らんでいた。
すぐにまた口吸いが始まった。壱子はそっと源三郎の舌に舌で触れてみた。ぬるりとした感触は人の一部とは思えなかった。別の生き物のようだった。
その時、乳房に指が触れた。驚きに声を上げることもできぬうちに、手のひらが左の乳房を覆った。源三郎が大きな堅い手のひらでゆっくりと揉み始めたのだ。
自分でもほとんど触れることのなかった乳房に触れられているということ自体驚きだが、不思議なことに先端の乳首が固く立ち上がり、そこから奇妙な感覚が全身を駆け巡った。口の中では舌が相変わらず、壱子の舌を舐めている。二ヶ所から感じる不可思議な感触を表現する言葉がなくて、壱子は混乱していた。
不意に手のひらの動きが止まった。
なぜと思った瞬間、壱子は止めて欲しくないと思っている自分に気付き、はっとした。私はこの方の手のひらに触れて欲しいと思っているのだと。
唇も離れた。壱子は大きく息を吐いた。その吐息は自分でも聞いたことがないような色を帯びていた。もし色に喩えるならば、桜色。
だが、源三郎にはそれは桜よりも濃い紅梅色に感じられた。なんと艶めかしい息であろうか。もし、自分が十代の頃に出会っていたならば、我を忘れていたかもしれない。
幸か不幸か源三郎は三十五である。穴があったらどこにでも入れたい年頃ではない。壱子の上下する胸や紅潮した身体の有様を見て、もう少しゆっくりと愛撫を加えようと考えていた。刺激が強過ぎたようだ。
そっと首筋に唇をあてた。みずみずしい肌は吸い付くようだった。
「あっ」
壱子の声が漏れた。紅梅の色がさらに濃くなったようだった。唇をさらに下に這わせてゆく。先ほど手のひらで触れた乳房のふもとにたどり着いた。胸の上下が激しくなった。
桜のつぼみのような先端に誘われるかのように源三郎は舌の先で触れた。
濃い桜色の吐息が壱子の口から洩れた。
源三郎は思った。壱子という花のつぼみは今から開くのだと。花を開かせるのは日の光とほどよい雨と滋養。自分がそれを壱子に与えるのだと。だが果たしてほどよくできるだろうか。激し過ぎてはつぼみそのものが落ちてしまう。ともすればはやりそうになる心を抑え、源三郎は丹念に愛撫をほどこした。
乳首をチロチロと舐めた後口に含んで舌で舐めて、左の手のひらで右の乳房をゆったりと揉みしだく。痛い思いをさせぬように。
それは望んでいた以上の愛撫だった。壱子ははしたない声が出ないように抑えていたものの、じきに堪えられなくなった。声を出さないと、両の乳房から広がる感覚に耐えられなかった。口に含まれた乳首と手のひらでゆるゆると揉まれている乳房からもたされる感覚は下腹部と直結しているようで、なにやら足の間がむずむずしてくる。足の付け根がぬるりとしてきた。
白川に婚姻の絵を見せられた時、殿方が様々なことをなさると足の間が濡れて参るが、粗相ではなく殿方を迎える支度なのだと言われた。恐らくそれなのだろう。
わかってはいても、こんなにもたやすく身体がそうなるというのは不思議だった。声にしてもそうだった。誰に教えられたわけでもないのに、色づいたような息が口から洩れてくる。
自分はそんなことができる女ではなかったはずなのに。見知らぬ自分が現われたようだった。
もしかしたら、相手を知るということは、自分を知ることなのかもしれない。そんなことを刹那思ったものの、すぐに思考は新たな事態によって押し流されていった。
乳房をいじっていたはずの源三郎が壱子の湯文字の紐を解いたのだ。無防備になった腰から下を源三郎は見つめた。
「足を開いて。もっと。それじゃ足りない。もっとだ。膝を立てて」
言われるままに開けば、まるで婚姻の絵の中の女のようなありさまだった。
きっと濡れたあそこも見られている。壱子は今更ながら羞恥に震えた。
「恥ずかしがることはない。私も脱ぐから」
そう言うと、源三郎は下帯を手早く解いた。黒い繁みの奥にだらりと垂れたまらが垣間見えた。
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