カオスの遺子

浜口耕平

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第一部 エルマの町

第二十三話 運命の模擬戦 ロード対ザクレイ2

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全力になったザクレイが踏み込むと、地面は溝ができ、体で風を切り、瞬く間にロードに近づき剣で横に切りつける。
 しゃがみ込んでよけたが、放たれた斬撃はロードの後方にある岩を粉々し、破壊力をロードにまじまじと見せつけた。
 (くッ! まずい、、 今度こそ本当に食らったら終わりだ。何か手立てはないかな、ザクレイともっと距離を取らないと…)
 ロードは反撃の機会を窺うため、ザクレイと距離を取った。
 しかし、「おい、この短い距離じゃ離れていても意味ないぞ」と言うと、またもや一瞬で詰め寄り攻撃を仕掛け、ロードに反撃の時間を与えない。
 「うああああ!!」
 考えもなしにロードは反撃に出るが、一心不乱にザクレイの魔力を求めるあまり攻撃を見切られ、ロードは腹にパンチを食らった。
 「グハッ」
 パンチを食らったロードは凄まじい勢いで吹き飛ばされていく。
 「ガハ、ガハ! ハッ、ハッ、ハッ、、」
 幸いロードは生きているようで、再び立ち上がろうとするが、殴られた腹以外にも吹き飛ばされた拍子に無数の切り傷と左足と右腕が折れていた。
 「クソッ! こんなんじゃ、こんなんじゃ… 僕は、僕は、、」
 ぼろぼろの体に目をやりながら、なんとかして立ち上がろうとするが体に力が入らない、それに加え、痛みで蹲ってしまった。
 そこへ、多次元魔装ダークアーマーを解除し、元の姿に戻ったザクレイがやって来てロードに言った。
 「おい、どうしたもう終わりなのか? その程度の実力でカオスの遺子と戦おうとしているのか?」
 ザクレイの辛辣な言葉を聞いて何も言い返せないでいると、ロードは自身の情けなさに怒りを覚え、体を丸め顔を伏せて泣き始めた。
 「どうして泣いてるんだ? 例え、この模擬戦でお前が実力不足だと分かってカオスの遺子との戦いを認められなくてもいいじゃないか。何をそんなにカオスの遺子に拘る必要がある?」
 「ぼ僕は、、 このままじゃいけないんだ、ダメなんだよ。僕はあの時、コリンの墓の前で誓ったんだ。この世界から魔物たちの恐怖から人々を守るって… そのためには僕はどんな戦いにも身を投じるって」
 「だから、カオスの遺子との戦いは僕の誓い! 僕の意志なんだ!」
 ロードは体を少しづつ起こし立ち上がると、ザクレイに向かって突っ走って魔力を奪おうとしたが、途中で力尽きて地面に倒れこもうとするところをザクレイが手で受け止めた。
 「おお、なんと崇高な志だ。お前の志を止める権利は誰にもないな… よし!」
 「おーいお前たち! 一旦はここまでだ、誰かロードを診てやってくれ!!」
 ザクレイはロードの思いを聞いて何か思ったのか、一旦模擬戦は中止してロードを回復させようとウェインたちを呼んだ。

 傷だらけで気絶しているロードをリードが治してる間に、ザクレイは地面に寝転がって空を見つめていた。
 そこにアレスが話しかける。
 「ザクレイよ、ロードは合格なのか? どうなんだよ、はっきり答えろよ」
 「まったく、、 近頃のガキは目上への言葉遣いがなってねえな。まあそれはともかく、ロードはまだっはきりとは言えねえな。強さは物足りないが度胸と意志だけは誰にも負けんだろうな」
 「あんなにも戦いたがっているんだから認めてやれよ。ロードが可哀そうじゃん」
 「アナタがそれを言うの?」
 アレスのロードに対する普段の言動から出たとは思えない言葉に、メリナは思わずツッコンでしまった。
 「いや、あれはだな。愛情の裏返しだよ。じゃれ合いだから別にロードをいじめるわけじゃないんだぞ」
 「どうだかね~、そんなこと言ってもロードが嫌がっていたら元も子もないわよ」
 「そんなわけないだろ!? そんな悪い子に育てた覚えはないぞ! なあリード?」
 「まあな、お前みたいな悪い子に育たないといいな」
 「ハハハ、言われちゃったわねアレス! でも、安心していいわよ。ロードはあなたを反面教師にするからアナタみたいにはならないわよ」
 「確かに、俺の家は貧乏で喧嘩ばっかしてて、健全な子供時代だったと言えねえよ」
 「だがよ、お前の方こそどうなんだよ? 領主の家に生まれて何不自由なく暮らしていたはずだろ? なのに、何でそんなに成長が遅いんだ? 毎日ご飯食べていたのか? ううん?」
 メリナは普段は滅多に怒らないが胸に関する話題をふったときには、怒りが爆発する。
 「あら残念だわ、任務以外で仲間を一人失うなんて… 今日の夕食はたっぷりお肉が食べれそうね」
 メリナは顔は笑っているが目は笑っておらず、内心ではアレスをどう切り刻もうか悩んでいた。
 「いやー常時まな板を携帯している奴はシェフみたいな考えを持つようになるんだな~?」
 アレスは本当にメリナが殺そうとしているのが分かっていないのか、続けてメリナをおちょくっている。
 「おちょくってんじゃないわよ! 分からないなら、分からせてあげる!!」
 メリナはアレスに向かって魔法を放とうと両手をかざして構えた。
 「おいおい、本気でやるのか? ただの冗談だろ? マジになんなよ」
 「冗談は時として、身を亡ぼすのよ。それに、平民が私を侮辱するなんて絶対に許さない!!!」
 両手が光りだし、今にも魔法を放たれようとしたが、ウェインが間に入ってメリナの手を掴んだ。
 「ちょっと離してよ、ウェイン!」
 「これから任務だってのに何をやってるんだ? 喧嘩なら帰ってからやれ」
 「それにアレス、お前が先に謝れ。まったくガキじゃねえんだからしっかりしろよ」
 「ちぇ、わかったよ。メリナ、そのさっきは悪口を言って申し訳ない。この通ーり!」
 アレスは反省の色を示すために、メリナに頭を下げた。
 「わかればいいのよ。それと今後一切、胸のことに関することは言わないって誓って!」
 「は? やだよ」
 アレスの言葉を聞いてウェインは頭をひっぱ叩いた。
 「痛てッ!」
 「お前はいつも一言二言余計なんだよ」
 「はいはい、これからは気をつけますって」
 「メリナ、お前もアレスを許してやれ」
 「うぅー、しょうがない、わかったわ」
 こうして、二人の喧嘩は大団円とはいかないが、ウェインの仲裁で一段落した。
 仲裁を終えた後、ウェインはザクレイに今後のことを聞いた後、メリナとアレスを連れて任務へと赴き、リードはザクレイの命令でこの場に残って模擬戦につきあうことになった。
 
 午後の模擬戦を終えると、ザクレイはロードに言った。
 「お前がカオスの遺子と戦いたいならクリアすべき大きな課題がある」
 「それって実力?」
 ロードは地面に座ってリードに治療してもらって、ザクレイの話を聞いている。
 「違う。お前の魔力を吸い取るスピードの問題だ。俺の多次元魔装ダークアーマーの装甲を剥がすまでの時間があまりにも遅すぎる」
 ザクレイはロードの魔法の欠点を説明し始めた。
 ロードの魔法は両手を使ってザクレイの完全体多次元魔装ダークアーマーを剥がすのに、魔力を吸い取るまでの時間が十秒ほどかかった。
 ザクレイの膨大な魔力を十秒ほどで吸い取れるのはとても強力な魔法だと思われるが、吸い取っている間は常に相手の体に触れていなければない。
 このことは強敵に対しては相手に常に触れていられるわけではなく、一瞬、よくても数秒しか触れられない。
 「ーだから、お前がカオスの遺子の体に触れて魔力を吸い取るのに、俺たちが奴らの攻撃や動きを防ぐ必要がある」
 「お前が俺ぐらい近接戦闘が得意で強かったら奴らに触れられないことはないだろうが、今の実力じゃそれも見込めない。
  まあ、カオスの遺子と戦いたいのは勝手だが、お前の実力不足のせいで俺たちは命を賭してでも奴らの動きを封じ込めなければならくなる、、 だから、人を助けたいと思うのならお前自身が強くなることだ。己が強くないと他人はおろか自分自身も守れないぞ」
 「だ大丈夫だよ、僕はもっともっともっと強くなるよ! そうすればいいんでしょ」
 「カオスの遺子との戦いの前で見栄の張り合いは命取りだぞ? 遊びじゃないんだもっと自分の状況を真剣に考えて発言しろ!!」
 これでもかと自身の魔法の欠点を言われたロードは子供の意地がでたのかザクレイに突っかかるが、逆に言い負かされしまってロードは言葉を失った。
 「おいザクレイ、あまり強い言葉で責めるな。ロードのやる気がなくなってしまうだろ」
 ロードが俯いて黙り込んでしまった代わりに、リードがザクレイに物申した。
 「そんなので戦う気がなくなってしまうのならそれまでということだ。我々は兵士なのだ、兵士たるもの人に奉仕し、敵を討ち世界に平和と安全を享受する。そのためには我々は日々研鑽を積まなければならない。だが、最近の新兵どもは志だけ立派で実力を上げようとしていない奴ばかりだ、、」
 「そんなことはない。ここにいるロードとメリナは休みの日に強くなろうと努力してきたんだ。今は確かに実力がなってないが、いずれコイツは誰よりも強くなれるはずだ!!」
 「そうか… そこまで言うのならもう少しロードとの模擬戦につきあってやるか」
 「え!? 本当!? ありがとうザクレイ!! ありがとう兄さん!!」
 ザクレイの言葉を聞いたロードは飛び上がってザクレイとリードに礼を述べた。
 そうして、喜びではしゃいでいるロードを連れてみんなでエルマの町へと帰っていった。
  
 翌日、ロード達三人は昨日と同じ場所に来ていた。
 「よし、今日もやるか!!」
 「お願いしまーす!!」
 こうして二人は模擬戦ならぬ特訓を開始した。
 そして、今日の特訓も終わり、二日、三日、四日、、、と続いていき模擬戦を開始してからちょうど一週間弱経った頃…
 今日はみんなが休日でロードの特訓を全員で見に来ていた。
 「今日で七日目か? あいつらの模擬戦も」
 「そうねアレス。ロードが夢に向かって戦っているのを見ていると、私達も戦う気になれるわね」
 「そうか? 俺の相手はずーっと雲隠れしているから時折忘れちまいそうになる… 俺の戦う意思なんて、もうとっくの前になくなってしまったんだろうか…」
 「見ろメリナ、あの光輝く太陽を。あの光の下では何人たりとも隠れられない、隠れようにも時が経つと必ず光の前に現れる、、 そして、あの太陽のもとで俺はやがて九尾の男と相まみえるだろう。俺たちは同じ日の元では生きていけないのだ。そう、まさに不俱戴天の敵なんだ!!」
 アレスは真上の太陽をしかめっ面で見ながら指をさしてメリナに言った。
 「そうねぇ、あの太陽があなたを導いてくれるといいわね」
 メリナも太陽を見つめながら呟くと、ウェインがきつい言葉で二人に投げかけた。
 「おいお前たち! 今なんて言った!? 『太陽が導いてくれる』だと? お前たち捕まりたいのか? 太陽や神を崇めるなんて大罪だぞ!」
 「違うんだ、そういうつもりで言ったんじゃない!」、「私もそんな意図はなかったわ」
 二人は釈明し、ウェインに許しを貰うと、「これからは気をつけろよな」と念を押された。

 ロードはザクレイと模擬戦をやり始めてから今日で七日目だ。 
 ザクレイの攻撃によって辺り一帯は地形が変わるほどまでに滅茶苦茶になっていた。
 しかし、ロードは未だにザクレイのスピードや攻撃に全然対応できないでいた。
 「オラオラどうした!? そんなんじゃ、百年たっても俺のスピードについてこられないぞ!!」
 ザクレイは何とかして避けようとするが、避けられず攻撃を受けた。
 「おい、リード。こっちに来い! ロードを今すぐ直せ!」
 「わかったわかった」
 リードはザクレイがロードを打ちのめすたびにせっせと治療を行っていた。
 「おいザクレイ、お前はいつまでここにいるんだ? このまま戦ってロードがお前に追いつくまでか?」
 「いや、そろそろ迎えがやって来ると思うんだが、、」
 ザクレイが話していると、大きな馬車が遠くからやって来た。
 「噂をすればだな。そろそろ別れの時間だ」
 馬車がザクレイの前に泊まると、騎手がザクレイに向かって問いかけた。
 「ザクレイ! あなた、一体いつまでさぼっているんだ! 用事は一日で終わる内容でしょう、何をこんなに時間がかかってるんです!? 領主様が怒っていますよ」
 「おい、まさか。模擬戦はただの暇つぶしだったのか?」
 「そうだよ。でも、ロードの能力を見て来いと王に言われたのは本当だぞ。まあ、王の命令じゃいかに領主とはいえ逆らうことができんだろ。だから、なるべくサボれるように時間をかけていたんだが… どうやらばれてしまったらしい、フハハハハ!」
 「呆れた… 兵士だのなんだの言いやがって、ただのサボり魔だったか」
 「いや、兵士のことに関しては俺は本気だぞ。ただサボれる時にはサボっとかないとな」
 ニヤついてリードの質問に答えると、ザクレイは馬車の扉に手をかけ振りくと、「おいお前たち、この一週間は楽しかったぞ。あとそれとカオスの遺子と戦うのはお前らの好き勝手でいいぞ。死にたきゃ戦え、生きたいなら戦うな覚えておけ!!」
 そう言い残すと、ザクレイは馬車の中に入っていってこの場から立ち去ってしまった。
 残されたロード達は呆然としていたが、アレスが口を開いた。
 「え? じゃあ何、カオスの遺子と戦うには誰の許可もいらないのか? じゃあこの模擬戦はいったい何だったんだ!?」
 「アレス、隊長はああいう人なんだ。まあでも、これでカオスの遺子と戦うことを止める奴は誰もいなくなったわけだし、よかったじゃないか」
 「でも、ロードの参戦をアナタは拒否していたわよね~?」
 「いやそれはだな、俺はだな、、その… まあ細かいことは気にするな」
 ウェインはロードが参戦することは認めていなかったが、ロードの意志をこの数週間の間に見たことによって、参戦を止めることは野暮なことだと思い知った。
 少し離れたところでロードはリードに話しかけた。
 「やったよ兄さん、これで僕もカオスの遺子と戦うことができる、僕は前に進めたんだ」
 「ああ。だが、まだお前はほんの一歩を踏み出しただけだ。これから先は辛く厳しい戦いが待っているだろう。それでも頑張れるか?」
 「うん、僕はみんなを助けるためならどんなことでも頑張れるよ!!」
 「そうか、じゃあみんなのところに戻ろう」
 「うん」
 そうして、ザクレイとの一週間の模擬戦を終えたロードはみんなのもとに帰っていった。

 
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