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第一部 エルマの町
第六十四話 狼煙
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顔を上げると、そこには目を閉じたディーンがそこにいた。
ロードはその男がディーンだとは気づかずに、生存者だと思って歓喜した。
「よかったー! 生きていたんだね、ごめんね他のみんなは守れなくて…… でも安心して!もう大丈夫だから! 僕がみんなの所に案内するよ」
そう言ってロードはディーンの手を取った。
それに怒ったのかディーンはロードの手を払いのけた。
ロードはそれに驚いていると、「触るな、俺が見えてないとでも思ったのか?」と強く威圧的な言葉を吐いたディーンは、目は閉じているが眉をひそめて不機嫌な顔をした。
それを見たロードは刺激しないように軽く謝ると、「ついてきて」と言ってディーンをみんなの前まで案内し始めた。
歩いている最中、ロードはディーンに話しかけられていた。
「なあお前って本当に強いのか? スゲー弱そうに見えるが」
「僕は強いよ、この前だってあのロイドに…… あわわわ! 何でもない」
「そうか」
ロードは一般人にカオスの遺子のことは絶対に話さないようにしていたので、慌てて口を両手でつぐんだ。
(コイツ…… さっきロイドと言ってたな。なら本当にコイツが?)
ディーンは怒りのボルテージがこみ上げてきた。
それは弟が殺されたことに対する怒りではなく、神によって創られた存在であるカオスの遺子が人間の手によって殺されたなんて屈辱的で、母カオスに対する冒涜だと考えていた。
「お前にとって、その強い相手ってどんな奴なんだ?」
「うーん、人間の敵かな… アイツらいっつも僕らの平和を平穏を乱して、世界の脅威だよ。この前はちゃんと倒せたし、これでみんな平和に暮らしていけるよ」
「そ、そうか…」
(このクソごみが! 俺たちがお前たちの敵? 世界の脅威だと? 母上の慈悲でこの世界に住むことを許されているというのに…… 人間どもは我らを敵として扱い、創造主たる母上を魔神として蔑むなど許せん!!)
「やはり兄上が言っていた通りだった。人間は自らの傲りで母上の偉大さを矮小化した」
ディーンは人間がカオスを魔神として敵視していることに憤慨していた。
「あの~どうかしました?」
ロードはディーノ顔を下から覗き込みながら聞いた。
「あ、ああ大丈夫だ。すぐに終わるから」
「そう、じゃあ先に進もう!」
「ああ」
(ああ…… いつからだ? 人間どもが母上に逆らうようになったのは)
千五百年前、魔界のある場所において
まだ体がロードぐらいの背丈であったディーンは神の書を読んでいた。
「やはり母上は偉大だ! 母上の偉大さをもっと世界に広めないと」
ディーンは神の書を読んで母カオスの偉大さを知って、感動に浸っていた。
「しっかり読んで遺子としての矜持を持ちなさい」
「分かりましたウェスタシアお姉さま。それにしても母上は言葉には言い表せないな~」
「そうだろ? 母上は偉大だ、誰よりも超越した世界の絶対者なのだから」
すると、そこにカブトムシの仮面を被ったクラウディウスが現れた。
「げッ、変態仮面サイコがきた」
ウェスタシアはクラウディウスが現れたことに不快感をあらわにしたが、クラウディウスはそれをものともせずにディーンを見ていた。
「ああクラウディウス兄さま。確かにそうです、あとでアリスター兄さまにもこの書のことをもっと教えてもらわないと」
「フフフ、素晴らしい心構えだ。それよりもだ、お前の神眼は目を閉じていてもはっきりと見えるのか?」
「ええ見れます。それがどうしたと言うのですか?」
すると、クラウディウスはディーンに近づくと、彼の両眼を抉り取った。
「なんてことするの!?」
ウェスタシアは突然の凶行に唖然としていた。
「うぎゃあああ!」とディーンは痛みに耐えていた。
「お前にはこんな目いらないだろ? 母上から授かった眼があるのだから」
クラウディウスは血に染まった手を拭きながら言った。
それを聞いたディーンは両手を伸ばして、「兄上私の目を返してください」とクラウディウスに言うと、すんなりと抉り取った目を返した。
ディーンは手渡された自分の両目を口の中に放り込んで一気に飲み込んだ。
「きゃああああ!!」とウェスタシアはディーンの最高の狂気を見て悲鳴を上げると、どこかへ去っていった。
「兄上、私の目は三つとも母上に頂いたものです。一つでも無くしてしまうのは不敬です。ですから、俺は飲み込んで体の一部としたのです。これが私の母上への忠誠の証です」
「見事だ」
そう言い終えると、クラウディウスは再びどこかへ帰っていった。
その日から五百年が経過した頃、魔界で変化が起こった。皆が言う運命の日だ。
原初の遺子であるバベルとアリスターの戦いはあとから別の世界へアリスターが場所を変えたとはいえ、魔界の八割以上が崩壊してしまった。
俺たち兄弟はなす術もなく見たことのない規模の戦いをただ眺めていた。
勝利したバベルは何事もなかったことのように神の門に鎮座した。
唯一変わっていたことはバベルが神の門に背を向けて座ったということだ。
バベル兄さまは変わってしまったようだ。
敗北したアリスターはどこへもなく消え去り、最愛の人を失ったラフィーネお姉さまはアリスターのベッドの上で泣き続けた。
運命の日以降、兄弟間で能力の使用は固く禁じられ、タルタロスに幽閉されていた兄バサラも解放されたが、暴れ足りずに人間界へ戦いを挑んで人間界もまたメチャクチャになった。
そして、魔界も人間界も目まぐるしく変化して千年が経過した頃には、我々は人類の、世界の敵となっていた。
「そうかあの日からか…… すべてが動きだしたのは、、」
ディーンは運命の日から世界は変わってしまったことを思い出した。
(ならもう早くケリをつけよう。我々に敵対する人間がいる限り世界の王は現れないのだから)
そう心に決めたディーンは後ろからロードに手を伸ばして触れそうになった時――
魔神の腕が現れてディーンを殴り飛ばした。
「え、なになに?」
ロードは魔神の腕が勝手に出てきたことに驚いていると、腕の一本がロードの体を掴んで持ち上げた。
吹き飛ばされたディーンは家の下敷きになったが、ピンピンして上にのっている瓦礫を手でどかした。
「あれはロイドの魔神の腕だ。一体どういうことなんだ?」
そうのように考え事をしているディーンの前には四本の魔神の腕が現れてディーンに激しく襲いかかった。
四本による魔神の腕による攻撃は威力が凄まじく地面を砕いて大きな粉塵が宙に舞った。
だが、ディーンは神眼をカッと見開いて腕の未来を読み取ってすべて軽くいなして、最後の一撃を足で受け止めた。
「おいロイドこれはどういうことだ? 兄に対して攻撃をするとは笑えないぞ」
ディーンは未だ遠くにいるロードを睨み付けながら中にいるロイドのことを睨み付けた。
同じ時刻、魔神の腕による攻撃で舞い上がった粉塵は離れたみんなにも見えていた。
「あそこで何か起きたらしい。行くぞザック!」
「ああ」
ザクレイとナルザスの二人はロードから北におり、そこから粉塵を見るとすぐにロードの方へ向かった。
「どうやらあれが狼煙のようだな。我々も向かうとするか」
「ええ汚れるのやだ~」
「我慢してくださいよ。あれがカオスの遺子かもしれないのですよ」
「そうだぞメノウ、さっさと行くぞ」
「はいはーい」
メリナ、スクロース、メノウの三人も南から見えたので加勢に向かった。
「おいなんだあの煙は?」
「きっとあそこにロードがいるぜ。それにクソ強い魔力を感じる、おそらくカオスの遺子だろう」
「マジかよ。行くぞマルス! 急いでロードを救うんだ!!」
「りょーかい!!」
アレスとマルスはロードを探して東の方にいたところに粉塵が見え、二人もまたロードの方へと向かって行った。
戦いの狼煙は上がった。
勝っても負けても国は混乱するが、勝てば強力な兵士を手に入れられる。
さあ、ここから壮絶な戦いが幕を開ける。
ロードはその男がディーンだとは気づかずに、生存者だと思って歓喜した。
「よかったー! 生きていたんだね、ごめんね他のみんなは守れなくて…… でも安心して!もう大丈夫だから! 僕がみんなの所に案内するよ」
そう言ってロードはディーンの手を取った。
それに怒ったのかディーンはロードの手を払いのけた。
ロードはそれに驚いていると、「触るな、俺が見えてないとでも思ったのか?」と強く威圧的な言葉を吐いたディーンは、目は閉じているが眉をひそめて不機嫌な顔をした。
それを見たロードは刺激しないように軽く謝ると、「ついてきて」と言ってディーンをみんなの前まで案内し始めた。
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「なあお前って本当に強いのか? スゲー弱そうに見えるが」
「僕は強いよ、この前だってあのロイドに…… あわわわ! 何でもない」
「そうか」
ロードは一般人にカオスの遺子のことは絶対に話さないようにしていたので、慌てて口を両手でつぐんだ。
(コイツ…… さっきロイドと言ってたな。なら本当にコイツが?)
ディーンは怒りのボルテージがこみ上げてきた。
それは弟が殺されたことに対する怒りではなく、神によって創られた存在であるカオスの遺子が人間の手によって殺されたなんて屈辱的で、母カオスに対する冒涜だと考えていた。
「お前にとって、その強い相手ってどんな奴なんだ?」
「うーん、人間の敵かな… アイツらいっつも僕らの平和を平穏を乱して、世界の脅威だよ。この前はちゃんと倒せたし、これでみんな平和に暮らしていけるよ」
「そ、そうか…」
(このクソごみが! 俺たちがお前たちの敵? 世界の脅威だと? 母上の慈悲でこの世界に住むことを許されているというのに…… 人間どもは我らを敵として扱い、創造主たる母上を魔神として蔑むなど許せん!!)
「やはり兄上が言っていた通りだった。人間は自らの傲りで母上の偉大さを矮小化した」
ディーンは人間がカオスを魔神として敵視していることに憤慨していた。
「あの~どうかしました?」
ロードはディーノ顔を下から覗き込みながら聞いた。
「あ、ああ大丈夫だ。すぐに終わるから」
「そう、じゃあ先に進もう!」
「ああ」
(ああ…… いつからだ? 人間どもが母上に逆らうようになったのは)
千五百年前、魔界のある場所において
まだ体がロードぐらいの背丈であったディーンは神の書を読んでいた。
「やはり母上は偉大だ! 母上の偉大さをもっと世界に広めないと」
ディーンは神の書を読んで母カオスの偉大さを知って、感動に浸っていた。
「しっかり読んで遺子としての矜持を持ちなさい」
「分かりましたウェスタシアお姉さま。それにしても母上は言葉には言い表せないな~」
「そうだろ? 母上は偉大だ、誰よりも超越した世界の絶対者なのだから」
すると、そこにカブトムシの仮面を被ったクラウディウスが現れた。
「げッ、変態仮面サイコがきた」
ウェスタシアはクラウディウスが現れたことに不快感をあらわにしたが、クラウディウスはそれをものともせずにディーンを見ていた。
「ああクラウディウス兄さま。確かにそうです、あとでアリスター兄さまにもこの書のことをもっと教えてもらわないと」
「フフフ、素晴らしい心構えだ。それよりもだ、お前の神眼は目を閉じていてもはっきりと見えるのか?」
「ええ見れます。それがどうしたと言うのですか?」
すると、クラウディウスはディーンに近づくと、彼の両眼を抉り取った。
「なんてことするの!?」
ウェスタシアは突然の凶行に唖然としていた。
「うぎゃあああ!」とディーンは痛みに耐えていた。
「お前にはこんな目いらないだろ? 母上から授かった眼があるのだから」
クラウディウスは血に染まった手を拭きながら言った。
それを聞いたディーンは両手を伸ばして、「兄上私の目を返してください」とクラウディウスに言うと、すんなりと抉り取った目を返した。
ディーンは手渡された自分の両目を口の中に放り込んで一気に飲み込んだ。
「きゃああああ!!」とウェスタシアはディーンの最高の狂気を見て悲鳴を上げると、どこかへ去っていった。
「兄上、私の目は三つとも母上に頂いたものです。一つでも無くしてしまうのは不敬です。ですから、俺は飲み込んで体の一部としたのです。これが私の母上への忠誠の証です」
「見事だ」
そう言い終えると、クラウディウスは再びどこかへ帰っていった。
その日から五百年が経過した頃、魔界で変化が起こった。皆が言う運命の日だ。
原初の遺子であるバベルとアリスターの戦いはあとから別の世界へアリスターが場所を変えたとはいえ、魔界の八割以上が崩壊してしまった。
俺たち兄弟はなす術もなく見たことのない規模の戦いをただ眺めていた。
勝利したバベルは何事もなかったことのように神の門に鎮座した。
唯一変わっていたことはバベルが神の門に背を向けて座ったということだ。
バベル兄さまは変わってしまったようだ。
敗北したアリスターはどこへもなく消え去り、最愛の人を失ったラフィーネお姉さまはアリスターのベッドの上で泣き続けた。
運命の日以降、兄弟間で能力の使用は固く禁じられ、タルタロスに幽閉されていた兄バサラも解放されたが、暴れ足りずに人間界へ戦いを挑んで人間界もまたメチャクチャになった。
そして、魔界も人間界も目まぐるしく変化して千年が経過した頃には、我々は人類の、世界の敵となっていた。
「そうかあの日からか…… すべてが動きだしたのは、、」
ディーンは運命の日から世界は変わってしまったことを思い出した。
(ならもう早くケリをつけよう。我々に敵対する人間がいる限り世界の王は現れないのだから)
そう心に決めたディーンは後ろからロードに手を伸ばして触れそうになった時――
魔神の腕が現れてディーンを殴り飛ばした。
「え、なになに?」
ロードは魔神の腕が勝手に出てきたことに驚いていると、腕の一本がロードの体を掴んで持ち上げた。
吹き飛ばされたディーンは家の下敷きになったが、ピンピンして上にのっている瓦礫を手でどかした。
「あれはロイドの魔神の腕だ。一体どういうことなんだ?」
そうのように考え事をしているディーンの前には四本の魔神の腕が現れてディーンに激しく襲いかかった。
四本による魔神の腕による攻撃は威力が凄まじく地面を砕いて大きな粉塵が宙に舞った。
だが、ディーンは神眼をカッと見開いて腕の未来を読み取ってすべて軽くいなして、最後の一撃を足で受け止めた。
「おいロイドこれはどういうことだ? 兄に対して攻撃をするとは笑えないぞ」
ディーンは未だ遠くにいるロードを睨み付けながら中にいるロイドのことを睨み付けた。
同じ時刻、魔神の腕による攻撃で舞い上がった粉塵は離れたみんなにも見えていた。
「あそこで何か起きたらしい。行くぞザック!」
「ああ」
ザクレイとナルザスの二人はロードから北におり、そこから粉塵を見るとすぐにロードの方へ向かった。
「どうやらあれが狼煙のようだな。我々も向かうとするか」
「ええ汚れるのやだ~」
「我慢してくださいよ。あれがカオスの遺子かもしれないのですよ」
「そうだぞメノウ、さっさと行くぞ」
「はいはーい」
メリナ、スクロース、メノウの三人も南から見えたので加勢に向かった。
「おいなんだあの煙は?」
「きっとあそこにロードがいるぜ。それにクソ強い魔力を感じる、おそらくカオスの遺子だろう」
「マジかよ。行くぞマルス! 急いでロードを救うんだ!!」
「りょーかい!!」
アレスとマルスはロードを探して東の方にいたところに粉塵が見え、二人もまたロードの方へと向かって行った。
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