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第二部 自由国ダグラス
第八十二話 情報収集
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メリナとアレスの退場劇の興奮が冷めないまま、ノラは続けて混血による被害者の声を聴衆に聞かせていた。
被害者の多くは女性で涙ながらに襲われた話や子供たちを殺されたという話が延々と続き、会場の怒りのボルテージはだんだん上がっていった。
「変わらんな人間も……」
リードは人間の悪意というものをまざまざと見せつけられ、ロードを連れてこなくてよかったと強く思った。
人間の狂気、それは自身の脅威となる者に対しては動物とは変わらない、他者を憎み、正当な殺しと称して殺人を肯定する残酷な生物に成り下がる。
この状態では人間愛、道徳心などと言った美的な徳でさえも否定されかれない。
人が狂気に堕ちる前に誰かが止めなければならない、さらなる犠牲を生まないためにも。
「ああ、本当に愚かで面白い。人間はタルタロスに向かって歩いているようなものだ、まあ、それが面白いんだが……」
「そうだな、この齢でまた国の崩壊が見られるとはな…… お、終わったようだぞ、さてあのノラ犬に何をしているか聞きに行こうか」
集会が終わると聴衆たちは帰るか、談笑するかで先ほどまでとは打って変わり会場は閑散としていた。
リードとギャバンはノラから情報を得ようと近づいて行くと、彼も二人に気づいたようで、「何の用かね?」と尋ねた。
「先ほどのお言葉感服した!俺たちもお前たちの何だっけ?」
「真実を知る者だ」
「そうそう、その真実を知る者の活動に俺たちも参加させてくれ」
リードがそう言うと、ノラは笑顔で答えた。
「歓迎しよう! 新たな同士よ!さあ、今日は一晩中、俺たちの活動について語り合おうじゃないか!」
ノラは二人を引き連れてクルメールの真実を知る者の本部が置かれある大きな屋敷にやって来た。
野蛮な思想を持っている割には多くの協賛者がいるのだろうと、大きな屋敷を見て二人は取った。
「ほげー案外大きいんだな。もっと小さなものだと思っていたけど……」
「当り前だ、真実を知る者は国内のあらゆる町に本部がある巨大組織だ」
ギャバンの問いにノラは誇らしげに答えた。
廊下を歩いて行き客間に案内されると、対面するように座った。
「さあ、何でも質問するがいい。どんな疑問にも答えてやろう」
リードとギャバンは話し合って交互に質問することにした。
最初はリードが質問した。
「この組織は何を主体として運営されてるんだ?」
「第一に兵士に対する純血の割合を増やすことだ、第二に国民があらゆる魔法を習得できるように法律を変えること、この二つが大きな主体だ。他にもままあるが、今はいいだろう」
「分かった十分だ」
「次は俺が。この組織の資金はどこから得ているんだ?」
「運営資金は主に寄付だ、多くの協賛社が我々の運動に同意しているからその金額も膨大だ」
「ふーん」
「だったら、その中でも大口のパトロンは誰だ?」
「そうだなあ…… あんまり人前で言うのは何だが、お前たちは同士だから教えといてやろう。この組織には三人の大物パトロンが存在する、運営資金の約半分はこの三人から提供されている」
「一人目はダグラス中央銀行総裁メリウス、二人目は国際的に不動産業を展開しているサン・ライズグループの会長ネロ、三人目は最大都市カルケッタの市長ウォレスの三名だ」
「全員クソ金持ちじゃん」
ギャバンは三人の顔ぶれを聞いて吐き捨てるように呟いた。
「ありがとう、もう大丈夫だ。今夜はありがとう」
「何だもう行くのか? もっと今後について話しあわないのか?」
席を立って呼び止めるノラに子供が家で待っていると嘘をついて納得させると、二人は真実を知る者の本部を後にした。
帰りの道中、二人は混血を排斥する団体を支援している者の名前を聞きだしたが、その者たちがあまりにも大物であることに嘆息した。
「ったく、聞いたはいいが、あんな奴らが裏にいんのかよ。下手に手を出せば俺たちの命も危ないぞ、どうするリード?」
「カオスの遺子を相手にするより厄介だ。ったく何考えてんだあのアホは……」
「それでどうするよ?」
「今は一旦戻ろう。明日、ロード達も交えて今後の進路を決めよう」
「ああそうだな」
そうして、二人は相手の巨大さに目標が曖昧になったが、作戦を練り直すため岐路に向かった。
一方、会場を先に後にしたメリナとアレスは帰り道にあった公園のベンチに一緒に座っていた。
メリナは会場での怒りが冷めないようで、不満を吐露していた。
「もう何よ! あの人たち酷いこと言って馬鹿じゃないの!」
「あんまり怒るなよ、俺たちは情報収集のために来たんだからな。だけど、怒らない奴の方が珍しいが……」
アレスはメリナをなだめようとしたが、未だ彼女の怒りは収まらない。
「そうでしょ!? 怒って当然の事よ!!」
一通りぶちまけると、メリナは落ち着きを取り戻していつもの冷静な状態に戻った。
「ごめんなさい、少し取り乱したわ。いつも悩みを聞いてくれるから助かるわ、本当にありがとう。そうそう、よかったわよアナタの去り際の一言、みんな顔を真っ赤にしてたじゃない」
メリナはアレスが言った言葉にノラを含めて聴衆が顔を真っ赤にして怒ってたのを思い出し、笑みを浮かべた。
「そうか、じゃあ俺の言うことも聞いてくれるか?」
すると、アレスはメリナを押し倒して上に覆いかぶさるように彼女の顔を見つめ、「俺と一緒になってくれないか」と告白した。
メリナは唐突な告白に戸惑いながらもこう言った。
「フフフ、ずいぶん強引ね。断ったら怒るのかしら?」
「いいや、決めるのはお前だ」
「そう…… なら受け止めましょうその想い」
「いいのか俺で?」
「何ひよってるのよ、私が決めたことよ。アナタならロゼと同じぐらい信用できるわ。直してもらいたいこともあるけどね」
メリナは顔を少し赤くして了承した。
「何だそれは?」
「まずはお酒をほどほどにすること、喧嘩っ早い性格を直すこと、人を不用意にからかわないこと」
「おいおい、それじゃあ俺のアイデンティティが無くなっちまうよ」
「知ってた」
「「ハハハハハ!!」」
二人はお互い見つめ合って大笑いした。
夜の空は雲一つなく、大きな満月が二人を祝福するかのように照らしていた。
そして、アレスは左手でメリナの手を絡ませて右手で首をしたから頭にかけてなぞるように撫でてから顔を近づけてキスをしようとした。
メリナも手を絡ませたり、残った腕をアレスの頭に回して自身の顔に近づけさせ、互いの吐息が唇を震わせる距離までになった時、二人は勘づいた。誰か見ていると。
二人が同時に横に振り向くと、そこには真顔で見つめているリードとニヤニヤしながら早くしろと言わんばかりの顔をしているギャバンがいた。
リード達に気づくと、アレスとメリナは黙って元の姿勢でベンチに座りなおした。
「おいどうした? 続きはまだか?」
ギャバンがそう言うと、メリナは小さな声で答えた。
「萎えたわ……」
そんな中、アレスはリード達に向かって吠え出した。
「お前たちなんでこんなところにいるんだよ!! この場所は関係ないだろ?」
「いやいや関係ないだろって、、 ここは帰り道に必ず通る公園だぞ。用事が終わったんで二人で帰っていたら、お前たちが盛っていたからよ見学しに来たんだ」
続いてギャバンが、「今日はおもしれえ演劇を二つも見れるなんてな。もっと見せてくれよ!!」と言ったが、二人は押し黙ったまま何も言わなかった。
すると、二人がリード達の顔を見合わせてこう言った。
「誰にも言わないでね」
リード達は何も言わずに二人の前から去っていき、二人も体を寄せ合いながら後を追って帰路についた。
そして、四人は何の会話もすることなく帰宅して床に就いた。
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「変わらんな人間も……」
リードは人間の悪意というものをまざまざと見せつけられ、ロードを連れてこなくてよかったと強く思った。
人間の狂気、それは自身の脅威となる者に対しては動物とは変わらない、他者を憎み、正当な殺しと称して殺人を肯定する残酷な生物に成り下がる。
この状態では人間愛、道徳心などと言った美的な徳でさえも否定されかれない。
人が狂気に堕ちる前に誰かが止めなければならない、さらなる犠牲を生まないためにも。
「ああ、本当に愚かで面白い。人間はタルタロスに向かって歩いているようなものだ、まあ、それが面白いんだが……」
「そうだな、この齢でまた国の崩壊が見られるとはな…… お、終わったようだぞ、さてあのノラ犬に何をしているか聞きに行こうか」
集会が終わると聴衆たちは帰るか、談笑するかで先ほどまでとは打って変わり会場は閑散としていた。
リードとギャバンはノラから情報を得ようと近づいて行くと、彼も二人に気づいたようで、「何の用かね?」と尋ねた。
「先ほどのお言葉感服した!俺たちもお前たちの何だっけ?」
「真実を知る者だ」
「そうそう、その真実を知る者の活動に俺たちも参加させてくれ」
リードがそう言うと、ノラは笑顔で答えた。
「歓迎しよう! 新たな同士よ!さあ、今日は一晩中、俺たちの活動について語り合おうじゃないか!」
ノラは二人を引き連れてクルメールの真実を知る者の本部が置かれある大きな屋敷にやって来た。
野蛮な思想を持っている割には多くの協賛者がいるのだろうと、大きな屋敷を見て二人は取った。
「ほげー案外大きいんだな。もっと小さなものだと思っていたけど……」
「当り前だ、真実を知る者は国内のあらゆる町に本部がある巨大組織だ」
ギャバンの問いにノラは誇らしげに答えた。
廊下を歩いて行き客間に案内されると、対面するように座った。
「さあ、何でも質問するがいい。どんな疑問にも答えてやろう」
リードとギャバンは話し合って交互に質問することにした。
最初はリードが質問した。
「この組織は何を主体として運営されてるんだ?」
「第一に兵士に対する純血の割合を増やすことだ、第二に国民があらゆる魔法を習得できるように法律を変えること、この二つが大きな主体だ。他にもままあるが、今はいいだろう」
「分かった十分だ」
「次は俺が。この組織の資金はどこから得ているんだ?」
「運営資金は主に寄付だ、多くの協賛社が我々の運動に同意しているからその金額も膨大だ」
「ふーん」
「だったら、その中でも大口のパトロンは誰だ?」
「そうだなあ…… あんまり人前で言うのは何だが、お前たちは同士だから教えといてやろう。この組織には三人の大物パトロンが存在する、運営資金の約半分はこの三人から提供されている」
「一人目はダグラス中央銀行総裁メリウス、二人目は国際的に不動産業を展開しているサン・ライズグループの会長ネロ、三人目は最大都市カルケッタの市長ウォレスの三名だ」
「全員クソ金持ちじゃん」
ギャバンは三人の顔ぶれを聞いて吐き捨てるように呟いた。
「ありがとう、もう大丈夫だ。今夜はありがとう」
「何だもう行くのか? もっと今後について話しあわないのか?」
席を立って呼び止めるノラに子供が家で待っていると嘘をついて納得させると、二人は真実を知る者の本部を後にした。
帰りの道中、二人は混血を排斥する団体を支援している者の名前を聞きだしたが、その者たちがあまりにも大物であることに嘆息した。
「ったく、聞いたはいいが、あんな奴らが裏にいんのかよ。下手に手を出せば俺たちの命も危ないぞ、どうするリード?」
「カオスの遺子を相手にするより厄介だ。ったく何考えてんだあのアホは……」
「それでどうするよ?」
「今は一旦戻ろう。明日、ロード達も交えて今後の進路を決めよう」
「ああそうだな」
そうして、二人は相手の巨大さに目標が曖昧になったが、作戦を練り直すため岐路に向かった。
一方、会場を先に後にしたメリナとアレスは帰り道にあった公園のベンチに一緒に座っていた。
メリナは会場での怒りが冷めないようで、不満を吐露していた。
「もう何よ! あの人たち酷いこと言って馬鹿じゃないの!」
「あんまり怒るなよ、俺たちは情報収集のために来たんだからな。だけど、怒らない奴の方が珍しいが……」
アレスはメリナをなだめようとしたが、未だ彼女の怒りは収まらない。
「そうでしょ!? 怒って当然の事よ!!」
一通りぶちまけると、メリナは落ち着きを取り戻していつもの冷静な状態に戻った。
「ごめんなさい、少し取り乱したわ。いつも悩みを聞いてくれるから助かるわ、本当にありがとう。そうそう、よかったわよアナタの去り際の一言、みんな顔を真っ赤にしてたじゃない」
メリナはアレスが言った言葉にノラを含めて聴衆が顔を真っ赤にして怒ってたのを思い出し、笑みを浮かべた。
「そうか、じゃあ俺の言うことも聞いてくれるか?」
すると、アレスはメリナを押し倒して上に覆いかぶさるように彼女の顔を見つめ、「俺と一緒になってくれないか」と告白した。
メリナは唐突な告白に戸惑いながらもこう言った。
「フフフ、ずいぶん強引ね。断ったら怒るのかしら?」
「いいや、決めるのはお前だ」
「そう…… なら受け止めましょうその想い」
「いいのか俺で?」
「何ひよってるのよ、私が決めたことよ。アナタならロゼと同じぐらい信用できるわ。直してもらいたいこともあるけどね」
メリナは顔を少し赤くして了承した。
「何だそれは?」
「まずはお酒をほどほどにすること、喧嘩っ早い性格を直すこと、人を不用意にからかわないこと」
「おいおい、それじゃあ俺のアイデンティティが無くなっちまうよ」
「知ってた」
「「ハハハハハ!!」」
二人はお互い見つめ合って大笑いした。
夜の空は雲一つなく、大きな満月が二人を祝福するかのように照らしていた。
そして、アレスは左手でメリナの手を絡ませて右手で首をしたから頭にかけてなぞるように撫でてから顔を近づけてキスをしようとした。
メリナも手を絡ませたり、残った腕をアレスの頭に回して自身の顔に近づけさせ、互いの吐息が唇を震わせる距離までになった時、二人は勘づいた。誰か見ていると。
二人が同時に横に振り向くと、そこには真顔で見つめているリードとニヤニヤしながら早くしろと言わんばかりの顔をしているギャバンがいた。
リード達に気づくと、アレスとメリナは黙って元の姿勢でベンチに座りなおした。
「おいどうした? 続きはまだか?」
ギャバンがそう言うと、メリナは小さな声で答えた。
「萎えたわ……」
そんな中、アレスはリード達に向かって吠え出した。
「お前たちなんでこんなところにいるんだよ!! この場所は関係ないだろ?」
「いやいや関係ないだろって、、 ここは帰り道に必ず通る公園だぞ。用事が終わったんで二人で帰っていたら、お前たちが盛っていたからよ見学しに来たんだ」
続いてギャバンが、「今日はおもしれえ演劇を二つも見れるなんてな。もっと見せてくれよ!!」と言ったが、二人は押し黙ったまま何も言わなかった。
すると、二人がリード達の顔を見合わせてこう言った。
「誰にも言わないでね」
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