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第二部 自由国ダグラス
第九十六話 クーデター前章 ユリウス
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ミルム、ゴッサムと続いて、ギャバンは運搬業の町マドゥにやって来た。
町の西側を流れる国内最大河川カペーを中心に発展しており、いくつもの巨大船舶と共に人の往来も盛んである。
それに比べカペーから遠くなるほど町は徐々に賑わいをなくして、汚れた茶色い土壁とひび割れたガラス、鼻孔を刺激する汚水があちこちに見られる。
ギャバンは地区ごとに数件家を訪ねてギールたちの目撃情報を聞きまわった。
地味な作業だが、忙殺な日々を送っている仲間たちの手を煩わせるわけにはいかない。
鬱蒼としながらも一つ一つ家を訪ねるギャバンに転機が訪れた。数軒目の家を訪ねた時に家の中にいた子供が見られない混血の男女を町で見たのだという。
「そいつらはどこに向かった!?」
興奮のあまり家の中に押し入るように入り込んでその子供に男女の特徴とどこで見たのかを聞いた。
子供はギールたちとピタリの特徴を言い当て、南のカンザス地区で友達と遊んでいると、普段町にいる混血の兵士とは見慣れない彼らが気になって話しかけた。
すると、二人は誰かから追われているように辺りを見渡して、すぐにその場を後にしたようだ。
有力な情報を掴んだギャバンは直ぐにカンザス地区に向かった。
カンザス地区は普通の住宅街ではあるが、家の数は数百軒にのぼるほどの大所帯だ。
ギャバンはいたいけな子供から貰った情報をもとに目撃した周辺で情報を集め始めた。
目撃された場所から近いこともあって、次々と二人に関する証言が集まり、最後に二人と一緒にいたというユリウスのもとを訪ねた。
何回かドアをノックすると「はーい、今出ます」という声がして足音が近づいてくるのが聞こえた。
ドアを開けて上半身だけ外に出すユリウスは、長身で黒と白の髪が混じったイケおじと言ってもいいほどの男性である。
「兵士様が何の用でしょう?」
「お前はつい最近、混血の男女と一緒にいただろう? そいつらは今どこに行った?」
「混血の男女ですか…… 確かに昨日一緒にご飯を食べましたが、すぐに別れましたよ」
「どこに行ったか知っているか?」
「はて、、人目がつかないところまで行くと言っていましたよ」
「そうか、では、これを渡しておく。もし、その男女が再びお前の所に戻ってきたらここに書かれている場所に知らせてくれ」
ギャバンは文字が書かれた紙をユリウスに手渡すと、すぐに家を後にした。
ユリウスはギャバンが見えない範囲まで歩いて行く間に紙に書かれている内容を読み終え、彼の姿が見えなくなるとすぐに家の中へと入っていき、誰にも入られないように鍵をしっかりと閉めた。
「ふー」と息をついてから、誰もいない部屋に向かって「もう大丈夫だ、追っては過ぎ去ったぞ」と言うと、クローゼットの中に身を潜めていたギールとメローネが姿を現した。
「本当に追っ手が来るなんてな……」
「だから言っただろ、俺がお前たちを町で見つけなかったら今頃、酷い目に遭っていたぞ」
「ええ、ありがとうございます。ところで、何故追っ手が来ることが分かったのですか? あの時、私たちは初対面だったのに……」
そう尋ねるメローネたちにユリウスは着席を促して、魔法で創ったティーカップに紅茶を淹れて二人に差し出した。
二人と向かい合うように座ったユリウスは、彼らの疑問に答えるようにして話し始めた。
「そうだなぁ。お前たちを最初に見た時に、この町に初めて来たのだろうと思ったことが一つ、手をつないで仲睦まじく歩いていたから、付き合ってるもしくは軍から逃亡したのだと思ったことが二つ、そして最後に、理由はどうあれ、混血同士の結婚を軍が認めるはずがないということだ」
「でも、スヲウさんは総帥に話をつけてくれると言ってたんだ。どうして、こんなことになっているんだ?」
二人は自分たちがどうして追われる身になっているのかを理解していない様子で、今の状況に紛糾していた。
「そんなもの口先だけの約束なんて守る奴の方が珍しいぞ。それに、今追ってきた兵士もお前たちがいたような普通の兵士ではない。奴らの組織の名はデスサイズ、お前たち国軍が表の軍隊だとしたら奴らは裏の軍隊と言ったところだ」
「どうして、ユリウスさんはそんなことまで知っているのですか?」
メローネの質問にユリウスは一瞬顔をしかめた。
二人はまずいことを聞いてしまったと思い、互いに顔を見合わせてまずいことをしたと冷や汗をかいた。
しかし、ユリウスが顔をしかめた理由は別にあり、それは数十年前からの因縁あった。
「俺も昔国軍に属していた」
「アナタも兵士だったのですかッ!?」と二人は驚愕の事実に声を荒げた。
「ああ、もう二十年も前になる。当時、俺にもお前たちと同じように愛する妻がいた。彼女は俺と同じ混血であったが、周囲にそのことがバレないよう細心の注意を払いながら過ごしていた。
だが、ある日彼女は妊娠した。妊娠してから一か月ほどは普段通りに任務をこなしていたが、次第に大きくなる腹に周囲の兵士たちも彼女の妊娠に勘づくようになった。
そして、俺たちは軍から脱走することを決意して町を離れた。追手が来るだろうと思い、人気がない町を転々としながら生活を送り、ついにその時がやって来た。俺たち二人はとうとう見つかり、魔法が使えないよう拘束されて馬車に乗せられた。
どこへ向かっているのか分からずに二人で体を寄せ合って恐怖を紛らわせていると、目的地に着いた。そこは大きな壁に覆われた町で辺りを見渡しても混血しか見当たらず、町の中央に向かっている間もそうだった。中央にある建物に連れてこられた俺たちは別々の部屋に入れられ、俺は尋問を受けることになった」
「軍律違反は大罪だぞ、分かっているのか? お前がしたことは立派な違反だ」
デスサイズの一人は、椅子に縛り付けられているユリウスを嬲るように尋問をする。
「そんなの俺たちの勝手だろ! 早く妻を返せ!」
「おうおう暴れんなよ。安心しろ、お前の妻は健康に過ごしてもらわないと困るから丁重に扱う。まあ、これからの人生は毎年子供を産んでもらうことになるが」
それを聞いた時、ユリウスは目を見開いて尋問官を見つめ「嘘だろ……」と嘆いた。
「本当だぞ。最近兵士の数が少なくなってきているからな」
ユリウスが昔の恐ろしい体験談を話していると、ギールが「ちょっと待てよ! それってつまり、俺たち混血は人為的に増やしているってことか!!?」と話を遮った。
体を乗り出して今にもユリウスに掴みかかろうとするまでの勢いで彼に問い詰めると、「そうだ。俺たち混血は親が捨てた孤児と言うのは国がつくった嘘だ。実際は、人々の安全を保障するために家畜のような生活を強いられている仲間がいるってことだ」と端的のべた。
すると、メローネはその惨状を聞かされて、今までの辻褄が足りないピースのように繋がっていくのを感じ、顔を手で覆って泣き始めた。
いくら人々のためとはいえ、自分と同じ混血がそのような目に遭っていることが女性であるメローネには耐えれなかった。
ギールは泣いているメローネの肩を抱きよせて優しい言葉をかけて慰める。
「何で同じ混血どうしがそんなおぞましいことをやっているんだ?」
すると、ユリウスは席を立ってギールの端に立って顔を耳に近づけて、こう囁いた。
「混血は純血の人間どもに飼われているんだよ」
そう言うユリウスの目は真剣で、混血の現状を嘆いているようだった。
純血の人間より強大な力を持った混血が、非力な純血たちにいいように利用されていることが、彼には許せないことだった。
それゆえ、ユリウスは彼らを助けたのだ。混血が自分たちで立ち上がれるように団結するために。
「それは許せない、絶対に許せない! なあ、ユリウス! メローネたち救うためにも俺に力を貸してくれ! 俺たち混血が自由を手に入れるために!」
ギールはメローネたち出産を強要されている女性たちを救い出し、平和を保つために犠牲を強いられている混血を開放するために戦うことを決心した。
「そうか、お前も立ち上がってくれるか。それじゃあ、まずは仲間を探さないとな。俺たち三人だけでは、巨大で悪意に満ちた純血たちに太刀打ちできないからな」
「だったら、俺はスヲウさんに手紙を書きます! あの人が味方についたら千人力だ!」
「そうしてくれ。我々混血は国に立ち向かって自由を手に入れよう! 今、俺たちの自由は開花した!」
三人は共通の目的ができたこの場所で戦っていくことを誓った。
そして、ギールはスヲウに応援を頼むために手紙をしたためたのちに郵送した。
町の西側を流れる国内最大河川カペーを中心に発展しており、いくつもの巨大船舶と共に人の往来も盛んである。
それに比べカペーから遠くなるほど町は徐々に賑わいをなくして、汚れた茶色い土壁とひび割れたガラス、鼻孔を刺激する汚水があちこちに見られる。
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子供はギールたちとピタリの特徴を言い当て、南のカンザス地区で友達と遊んでいると、普段町にいる混血の兵士とは見慣れない彼らが気になって話しかけた。
すると、二人は誰かから追われているように辺りを見渡して、すぐにその場を後にしたようだ。
有力な情報を掴んだギャバンは直ぐにカンザス地区に向かった。
カンザス地区は普通の住宅街ではあるが、家の数は数百軒にのぼるほどの大所帯だ。
ギャバンはいたいけな子供から貰った情報をもとに目撃した周辺で情報を集め始めた。
目撃された場所から近いこともあって、次々と二人に関する証言が集まり、最後に二人と一緒にいたというユリウスのもとを訪ねた。
何回かドアをノックすると「はーい、今出ます」という声がして足音が近づいてくるのが聞こえた。
ドアを開けて上半身だけ外に出すユリウスは、長身で黒と白の髪が混じったイケおじと言ってもいいほどの男性である。
「兵士様が何の用でしょう?」
「お前はつい最近、混血の男女と一緒にいただろう? そいつらは今どこに行った?」
「混血の男女ですか…… 確かに昨日一緒にご飯を食べましたが、すぐに別れましたよ」
「どこに行ったか知っているか?」
「はて、、人目がつかないところまで行くと言っていましたよ」
「そうか、では、これを渡しておく。もし、その男女が再びお前の所に戻ってきたらここに書かれている場所に知らせてくれ」
ギャバンは文字が書かれた紙をユリウスに手渡すと、すぐに家を後にした。
ユリウスはギャバンが見えない範囲まで歩いて行く間に紙に書かれている内容を読み終え、彼の姿が見えなくなるとすぐに家の中へと入っていき、誰にも入られないように鍵をしっかりと閉めた。
「ふー」と息をついてから、誰もいない部屋に向かって「もう大丈夫だ、追っては過ぎ去ったぞ」と言うと、クローゼットの中に身を潜めていたギールとメローネが姿を現した。
「本当に追っ手が来るなんてな……」
「だから言っただろ、俺がお前たちを町で見つけなかったら今頃、酷い目に遭っていたぞ」
「ええ、ありがとうございます。ところで、何故追っ手が来ることが分かったのですか? あの時、私たちは初対面だったのに……」
そう尋ねるメローネたちにユリウスは着席を促して、魔法で創ったティーカップに紅茶を淹れて二人に差し出した。
二人と向かい合うように座ったユリウスは、彼らの疑問に答えるようにして話し始めた。
「そうだなぁ。お前たちを最初に見た時に、この町に初めて来たのだろうと思ったことが一つ、手をつないで仲睦まじく歩いていたから、付き合ってるもしくは軍から逃亡したのだと思ったことが二つ、そして最後に、理由はどうあれ、混血同士の結婚を軍が認めるはずがないということだ」
「でも、スヲウさんは総帥に話をつけてくれると言ってたんだ。どうして、こんなことになっているんだ?」
二人は自分たちがどうして追われる身になっているのかを理解していない様子で、今の状況に紛糾していた。
「そんなもの口先だけの約束なんて守る奴の方が珍しいぞ。それに、今追ってきた兵士もお前たちがいたような普通の兵士ではない。奴らの組織の名はデスサイズ、お前たち国軍が表の軍隊だとしたら奴らは裏の軍隊と言ったところだ」
「どうして、ユリウスさんはそんなことまで知っているのですか?」
メローネの質問にユリウスは一瞬顔をしかめた。
二人はまずいことを聞いてしまったと思い、互いに顔を見合わせてまずいことをしたと冷や汗をかいた。
しかし、ユリウスが顔をしかめた理由は別にあり、それは数十年前からの因縁あった。
「俺も昔国軍に属していた」
「アナタも兵士だったのですかッ!?」と二人は驚愕の事実に声を荒げた。
「ああ、もう二十年も前になる。当時、俺にもお前たちと同じように愛する妻がいた。彼女は俺と同じ混血であったが、周囲にそのことがバレないよう細心の注意を払いながら過ごしていた。
だが、ある日彼女は妊娠した。妊娠してから一か月ほどは普段通りに任務をこなしていたが、次第に大きくなる腹に周囲の兵士たちも彼女の妊娠に勘づくようになった。
そして、俺たちは軍から脱走することを決意して町を離れた。追手が来るだろうと思い、人気がない町を転々としながら生活を送り、ついにその時がやって来た。俺たち二人はとうとう見つかり、魔法が使えないよう拘束されて馬車に乗せられた。
どこへ向かっているのか分からずに二人で体を寄せ合って恐怖を紛らわせていると、目的地に着いた。そこは大きな壁に覆われた町で辺りを見渡しても混血しか見当たらず、町の中央に向かっている間もそうだった。中央にある建物に連れてこられた俺たちは別々の部屋に入れられ、俺は尋問を受けることになった」
「軍律違反は大罪だぞ、分かっているのか? お前がしたことは立派な違反だ」
デスサイズの一人は、椅子に縛り付けられているユリウスを嬲るように尋問をする。
「そんなの俺たちの勝手だろ! 早く妻を返せ!」
「おうおう暴れんなよ。安心しろ、お前の妻は健康に過ごしてもらわないと困るから丁重に扱う。まあ、これからの人生は毎年子供を産んでもらうことになるが」
それを聞いた時、ユリウスは目を見開いて尋問官を見つめ「嘘だろ……」と嘆いた。
「本当だぞ。最近兵士の数が少なくなってきているからな」
ユリウスが昔の恐ろしい体験談を話していると、ギールが「ちょっと待てよ! それってつまり、俺たち混血は人為的に増やしているってことか!!?」と話を遮った。
体を乗り出して今にもユリウスに掴みかかろうとするまでの勢いで彼に問い詰めると、「そうだ。俺たち混血は親が捨てた孤児と言うのは国がつくった嘘だ。実際は、人々の安全を保障するために家畜のような生活を強いられている仲間がいるってことだ」と端的のべた。
すると、メローネはその惨状を聞かされて、今までの辻褄が足りないピースのように繋がっていくのを感じ、顔を手で覆って泣き始めた。
いくら人々のためとはいえ、自分と同じ混血がそのような目に遭っていることが女性であるメローネには耐えれなかった。
ギールは泣いているメローネの肩を抱きよせて優しい言葉をかけて慰める。
「何で同じ混血どうしがそんなおぞましいことをやっているんだ?」
すると、ユリウスは席を立ってギールの端に立って顔を耳に近づけて、こう囁いた。
「混血は純血の人間どもに飼われているんだよ」
そう言うユリウスの目は真剣で、混血の現状を嘆いているようだった。
純血の人間より強大な力を持った混血が、非力な純血たちにいいように利用されていることが、彼には許せないことだった。
それゆえ、ユリウスは彼らを助けたのだ。混血が自分たちで立ち上がれるように団結するために。
「それは許せない、絶対に許せない! なあ、ユリウス! メローネたち救うためにも俺に力を貸してくれ! 俺たち混血が自由を手に入れるために!」
ギールはメローネたち出産を強要されている女性たちを救い出し、平和を保つために犠牲を強いられている混血を開放するために戦うことを決心した。
「そうか、お前も立ち上がってくれるか。それじゃあ、まずは仲間を探さないとな。俺たち三人だけでは、巨大で悪意に満ちた純血たちに太刀打ちできないからな」
「だったら、俺はスヲウさんに手紙を書きます! あの人が味方についたら千人力だ!」
「そうしてくれ。我々混血は国に立ち向かって自由を手に入れよう! 今、俺たちの自由は開花した!」
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